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誘拐
取り合い
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*松下視点
「んんっ…………、っぷはっ!」
「おーおー。駿里大丈夫かよ。おい志方。酸欠寸前にるまで無理させんなよ。」
志方が俺の言うことを聞き入れるとは思わなかったが意外にも志方は俺の言うことを聞きいれて駿里を解放してやった。だが…。
「んー?酸欠?どこがだよ。まだまだ余裕だろ。なぁ駿里。」
まぁ確かに志方の言う通り酸欠にはなっていない。だが俺はそういうことを言ってんじゃねぇ。ちょっとでも駿里が苦しいと思ったらやめろと言ってんだ。
「おい志方。そういう問題じゃねぇ。」
「お前は黙ってろよな康二。」
「あ?なんだと?大体お前はいつもいつも駿里に無理させすぎなんだよ。」
「はぁ?お前が言うかよそれ。」
「ああ、言わせてもらうさ。俺はちゃんと駿里の事を考えて程よく無理させてんだから。」
「意味わかんねぇよ。俺と変わんねぇじゃねぇか。」
「変わるっての!俺は志方とは違って駿里を泣かせねぇ。」
「よく言うぜ。まぁ確かにお前の言う通りかもしれねぇな。実際俺よりも駿里は康二の方に懐いてるしよ。」
「だろ。」
「まぁそこはそれでいい。だが俺の方がお前より駿里に色々与えてやってる。」
「笑わせんじゃねぇよ。何を与えてるって?答えてみろよ志方。」
「おいてめぇらは何を喧嘩してるんだ。駿里が呆れてんじゃねぇか。」
「「く、組長…。」」
志方との喧嘩に集中しすぎて組長が来たことに気づかなかった。くそ…教えてくれたらいいじゃねぇかよ圷もよ。呆れた顔しやがって。
「すんません…。」
「志方、てめぇは何黙ってんだよ。早く組長に謝れよ。」
瞬時に謝った事はどうやら正解だったらしい。その証拠に志方のやつ、圷に怒られてんだからよ。
「…すんません。」
「別にいいが何を揉めてたんだ。まぁその前に駿里、お前は俺のとこに来い。」
「うん。」
あーあ。駿里のやつ、組長の言うことに関しては従順なんだよな。せっかく俺達のとこにいたのにスタスタと組長のとこに行っちまった。
「いい子だな駿里。それで志方と康二は何を揉めてたんだ。」
「いや…その、あまりにもしょうもない内容なんで伏せさせてください。」
俺がそう言った時志方は何も言わなかった。俺と同じことを思ってたんだろうな。それでいい。正しい判断だぞ志方。
「駄目だ。何があったか言え。」
「組長。勘弁してくださいよ。」
なんで今日に限って組長はこんなに聞きたがるんだよ。俺が変に正直に言ったら駿里までお仕置きされちまう。キスしちまったからな。
「康二、口答えをするな。」
「で、ですが…。」
くそ…。逃げらんねぇよこれ。組長の睨み怖いんだよまじで。しかもそれに加えて圷まで睨んでくんだよ。まぁ多分圷は察しがいいから俺達が駿里になんかしたことを察してんだろうな。
「…言えねぇです。」
「はぁ…。たく。つか志方。てめぇもなんか言え。さっきから黙ってんじゃねぇよ。」
「そ、それはすみません…。けどほんとに康二とのしょうもない喧嘩なんです。いつもの事ですよ。」
「ほぅ?それにしては駿里がやけに息切れしたように見えたがな。」
まずいまずい。組長勘づいてんじゃねぇかよ。つか駿里。お前も何図星ですと言わんばかりの顔してんだ。バレてもいいのかよ馬鹿!
「そ、それはですね…。」
あーたく志方…。こっちにも演技が下手な奴がいたわそういえば。もう駄目だな。嘘つけねぇわこれ。
「駿里にちょっかいかけました。すみません組長。」
「おい馬鹿…何言ってんだ康二!」
「志方、もう隠せねぇよ。すみません組長。」
「ほぅ…。」
組長が怒ってら。けど俺はあんまり焦ってねぇ。なんでかって?この場合に組長に怒られんのは駿里だからだ。
「駿里、お前こいつらに一体何されたんだ?」
「んんっ…………、っぷはっ!」
「おーおー。駿里大丈夫かよ。おい志方。酸欠寸前にるまで無理させんなよ。」
志方が俺の言うことを聞き入れるとは思わなかったが意外にも志方は俺の言うことを聞きいれて駿里を解放してやった。だが…。
「んー?酸欠?どこがだよ。まだまだ余裕だろ。なぁ駿里。」
まぁ確かに志方の言う通り酸欠にはなっていない。だが俺はそういうことを言ってんじゃねぇ。ちょっとでも駿里が苦しいと思ったらやめろと言ってんだ。
「おい志方。そういう問題じゃねぇ。」
「お前は黙ってろよな康二。」
「あ?なんだと?大体お前はいつもいつも駿里に無理させすぎなんだよ。」
「はぁ?お前が言うかよそれ。」
「ああ、言わせてもらうさ。俺はちゃんと駿里の事を考えて程よく無理させてんだから。」
「意味わかんねぇよ。俺と変わんねぇじゃねぇか。」
「変わるっての!俺は志方とは違って駿里を泣かせねぇ。」
「よく言うぜ。まぁ確かにお前の言う通りかもしれねぇな。実際俺よりも駿里は康二の方に懐いてるしよ。」
「だろ。」
「まぁそこはそれでいい。だが俺の方がお前より駿里に色々与えてやってる。」
「笑わせんじゃねぇよ。何を与えてるって?答えてみろよ志方。」
「おいてめぇらは何を喧嘩してるんだ。駿里が呆れてんじゃねぇか。」
「「く、組長…。」」
志方との喧嘩に集中しすぎて組長が来たことに気づかなかった。くそ…教えてくれたらいいじゃねぇかよ圷もよ。呆れた顔しやがって。
「すんません…。」
「志方、てめぇは何黙ってんだよ。早く組長に謝れよ。」
瞬時に謝った事はどうやら正解だったらしい。その証拠に志方のやつ、圷に怒られてんだからよ。
「…すんません。」
「別にいいが何を揉めてたんだ。まぁその前に駿里、お前は俺のとこに来い。」
「うん。」
あーあ。駿里のやつ、組長の言うことに関しては従順なんだよな。せっかく俺達のとこにいたのにスタスタと組長のとこに行っちまった。
「いい子だな駿里。それで志方と康二は何を揉めてたんだ。」
「いや…その、あまりにもしょうもない内容なんで伏せさせてください。」
俺がそう言った時志方は何も言わなかった。俺と同じことを思ってたんだろうな。それでいい。正しい判断だぞ志方。
「駄目だ。何があったか言え。」
「組長。勘弁してくださいよ。」
なんで今日に限って組長はこんなに聞きたがるんだよ。俺が変に正直に言ったら駿里までお仕置きされちまう。キスしちまったからな。
「康二、口答えをするな。」
「で、ですが…。」
くそ…。逃げらんねぇよこれ。組長の睨み怖いんだよまじで。しかもそれに加えて圷まで睨んでくんだよ。まぁ多分圷は察しがいいから俺達が駿里になんかしたことを察してんだろうな。
「…言えねぇです。」
「はぁ…。たく。つか志方。てめぇもなんか言え。さっきから黙ってんじゃねぇよ。」
「そ、それはすみません…。けどほんとに康二とのしょうもない喧嘩なんです。いつもの事ですよ。」
「ほぅ?それにしては駿里がやけに息切れしたように見えたがな。」
まずいまずい。組長勘づいてんじゃねぇかよ。つか駿里。お前も何図星ですと言わんばかりの顔してんだ。バレてもいいのかよ馬鹿!
「そ、それはですね…。」
あーたく志方…。こっちにも演技が下手な奴がいたわそういえば。もう駄目だな。嘘つけねぇわこれ。
「駿里にちょっかいかけました。すみません組長。」
「おい馬鹿…何言ってんだ康二!」
「志方、もう隠せねぇよ。すみません組長。」
「ほぅ…。」
組長が怒ってら。けど俺はあんまり焦ってねぇ。なんでかって?この場合に組長に怒られんのは駿里だからだ。
「駿里、お前こいつらに一体何されたんだ?」
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