極道の密にされる健気少年

安達

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志方と島袋に連れ去られる話

留守組 *

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 *松下康二視点



















「康二さん。」

「あ?どうした?」



って聞かなくても大体お前が何を言うかなんて想像出来る。暇だもんな。組長も帰ってこねぇし。だからどうせ外に行きたいなんて言い出すんだろ。



「外行こうよ。」



ほらやっぱりな。けどそう言っても俺は出してやんねぇよ。お前を外に出すにはリスクが高すぎる。そんでなにより俺が組長に殺される。



「馬鹿かお前。さっき出たばっかだろ。それなのに俺がお前を外に連れ出したら俺まで怒られるっつーの。」

「いいじゃんちょっとぐらい。」



何がちょっとぐらいだ。お前が1番知ってんだろ。組長を怒らしたらどれだけ怖いってことをな。いつもいつも怒られてるから耐性がついたのか?いやそんなこと関係ない。絶対出してやんねぇからな俺は。



「駄目だ。俺が殺される。」

「何言ってんのさ康二さん。殺されないよ。」

「んなの分かってら。比喩だよ比喩。」

「つまんないの…。」



あーそんな顔すんなって。俺だってお前を出してやりてぇよ出来ることなら。けど出来ねぇんだよ。そんな簡単じゃねぇ。外は悪い奴らばっかり。一般人こそ何してくるか分からない。ヤクザは大抵俺達には何もしない。けど一般人は違う。なんなら俺たちよりも常識が通用しねぇやつがわんさかいる。人も殺す。人も恨む。気まぐれで人を虐める。俺はそういう奴らが理解できねぇ。そんでこいつにそういう奴らと同じ空気を吸って欲しくねぇんだよ。



「組長帰ってくるまで大人しくしてろ、な?いい子だから。」

「…だって、暇だもん。」



暇かぁ。ん?いや暇ではないだろ。おいおい俺がいるのになんてことを言うんだよ。それなら俺が遊んでやるしかねぇじゃねぇか。



「なら俺が遊んでやるよ。」

「やだ。」

「なんでだよ。」

「康二さんはエロい事しか頭にないから。」



はは、言ってくれんじゃねぇか。けどそれは駿里に対してだけだぞ。俺はほかの奴らには勃起しねぇし興味もねぇ。抱きたいとも思わねぇ。自分で言うのもなんだが面がいいからかよく女も男もよってくる。だがそいつらがいくらよってきても俺の中で駿里に勝てるものはねぇからな。だから余計に俺はお前に対してはエロいことばっかしたくなる。



「まぁそれは事実だな。」

「認めるな…っ!」



あーもう怒っても可愛いなお前。なんだよ。なんでそんな可愛んだよ。たく、そんな顔されて俺が我慢出来るわけねぇだろ。



「ほらこっち来いよ。遊んでやるから。」

「い、いらないってばっ、やめてっ、離せっ!」



ちょっと腕を引いただけでこいつはすぐ体制を崩す。そんなだから俺はいつもこいつを捕まえるのに苦労しない。だから今も簡単に捕まえれた。そんで駿里を俺の膝の上に座らせて抱きしめてやった。そしたらこいつはもう俺から逃げられねぇからな。



「こうじ、さっ、俺そういう気分じゃないから…っ!」



あー焦ってんなぁ。お前は俺には勝てねぇもんな。そりゃ焦るよな。けど安心しろよ。今は抱くつもりはねぇから。とにかく今はお前を外に出さない。それが俺の勤めだ。でもそれは簡単なこと。これを利用すればいい。だから俺は駿里の乳首を服越しに触り始めた。



「やだっ、さわるのなしっ!!」



なしってなんだよ可愛いなおい。ちょっとこうやって触っただけでこんな反応すんだもんなぁ。俺たちの調教が効いてるな。あーこのまま抱き潰してぇ。けど駄目だ。今は我慢してこいつに外に出たいという気をなくさせねぇと。



「なぁ駿里。俺が満足するまでお前を可愛がらせてくれんなら外に出してやってもいいぞ。」



ここまで言えばさすがにこいつも諦めるだろう…と俺は思っていた。だから軽く駿里の首元に吸い付いて軽く痕をつけようとした。だが思いもしない駿里の言葉に俺は動きを止めてしまった。



「それってほんとに?」

「ああ………ん?」



こいつ今なんつった?ほんとにって言ったか?おいおいこれは予想してなかったな。どうする俺。



「俺が我慢したら外出してくれるの?」

「そうだけどよ。でもよく考えろよ駿里。俺が満足するまでだからな。」

「頑張る。」



頑張るじゃねぇよ。ほんとに抱き潰されてもいいのかよ。よく考えろって俺言ってんじゃねぇか馬鹿。



「抱き潰してもいいのかよ。」

「頑張って歩くから。」



たく、やりたいことに関しては体をも犠牲にしやがる。けど逆に言えばそんだけ組長が心配なんだろうな。たかが電話でこんなに帰ってこねぇんだから。だからこいつは外に出て組長の所に意地でも行きたいんだろうな。けどな駿里、だからこそ心配なんだよ俺はお前の事が。それに抱き潰した体で俺がお前を外に出すわけねぇだろ。周りの奴の駿里を見る目を見ただけでそいつらを殺しちまいそうになんのに。はぁ。仕方ねぇ。ちょっとだけ外に出してやるか。ちょっとだけな。



「…俺の負けだ駿里。」

「え?」

「外に出してやる。抱き潰したりせずにな。」

「ほんとに…!?」

「ああ。だがその前に…。」



さすがにタダで出してやるわけにはいかねぇ。だからちょっとばかりお前を可愛がらせてもらうぞ駿里。



「あ、ちょっ、なにすんのっ、」

「んー?」



何すんのってそりゃお前をイカせんだよ。中途半端に触ったままだと辛いのはお前だろ?だから俺は駿里の後孔に指を挿れてやったんだ。それだけでお前は狂うほどに感じるからな。



「ぅっ、あっ、だめ…っ、だっ、てば!」

「なんで。気持ちいいんだろ?それに何でもするって言ったのはこの口だぞ?」

「そ、だけどっ、ぁ!」



あーこりゃイクな。相変わらず早い。まぁそういうところも俺たちがそうさせたんだがな。



「あぁっ、ぁ、やらっ、いくっ、いっ、ちゃ、う、からっ、はなせっ、ぅ!!」

「イケよ。」

「た゛めっ、ぁうっ、あっ、い゛っ、ぁっーーー!!」



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