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30.思わぬ急展開に理解が追いつかない件。
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きっと混乱していたから、今さらいるはずもない人物に助けを求めてしまったのだろう。
もしかしたら山下なら、この会合が終わり次第ここに迎えに来ることになっていたし、すでに近くにいたかもしれないのに。
でも、とっさに頼る相手として呼んだのは、長年その名前を口にしつづけてきた白幡のほうだった。
「っ!」
この場にいるはずもない人物の名を呼んでしまったことに気づいて、後悔とともに白幡への懺悔の念が浮かび、口のなかに苦々しいものが広がる。
───そうだ、こんなふうに余裕がなくなるほどに己が追いつめられたときに頼る相手は、冬也にとってずっと白幡だったのに。
それくらい信頼していたというのに、どうしてそれを相手に伝えられなかったんだろう?
それが引き金となり、ずっと心の奥底に閉じ込めてきた感情がゆさぶられる。
そうだ、この世界で己が鷹矢凪冬也になってしまっていると気づいた、あのとき感じていた喪失感と深い哀しみとが、唐突によみがえってくる。
もちろんわかっている、鷹矢凪冬也という人物が、これまでしてきたことの罪深さなんて。
社会的な成功の裏で、どれだけ多くの人の心を傷つけてきたのかということも。
たとえ意図せずにしてきたことだったとしても、それがなんの免罪符にはならないことも。
少しでも冬也を慕ってついてきてくれる社員たちを救いたくて、会社を潰すまいと自分が必死にあがいてきたところで、なんの罪滅ぼしにもならないことくらい。
だから夏希にはあたえられた救済措置も、決して冬也にはあたえられはしないのだと。
そのことが、胸を締めつける。
あぁ、やっぱり顔に出さないだけで、人に嫌われることというのは、冬也にとってもこんなに苦しいことだったんだ……。
そして、失ってはじめてその大切さに気づくなんて、ずいぶんと安っぽいシナリオじゃないか!
創作物としては、なんのひねりもないそれじゃ、及第点にもならないだろ!
……まぁ、冬也にたいするザマァ展開としては、こんなものなのかもしれないけれど。
ゲームの制作スタッフとしての自分なら、まちがいなくそう言ってダメ出しをしていたであろう、この胸クソ展開。
そんなの、他人事だから言えることだった。
当事者になってみればわかるけれど、心に負った傷は、簡単には治せないのに……。
「おいおい、あの面倒な秘書はとっくに辞めちゃってんだろう?だからこうしてオレたちも、あんたとヤれるわけなんだし」
鼻で笑うようなホストまがいの男の声とともに、グチュリと音を立てて後孔を責め立てていた指が引き抜かれる。
「っ!」
代わりにホストまがいの男はカチャカチャと音を立ててベルトを外し、自らのスラックスを脱ぎ、さらに下着をおろしていく。
ぼろりとあらわれたそれは、明らかに欲情し、たぎる熱を孕み、屹立していた。
「い、いやだ……っ!」
「ハハッ、それじゃ、たっぷりよがって啼いてくれよ?」
いくら泣きわめいたところで、どうしようもない。
今度こそ救いのない絶望へと叩き落とされるのだろうということは、あらがいようもなかった。
そんなツラい現実から少しでも目をそらしたくて、とっさに意識は逃避して、己の内へとこもっていく。
思い出されるのは、白幡への謝罪の気持ちだけだった。
冬也にとって、あまりにもあたりまえに尽くしてくれる存在で、信頼しているからこそ、言葉にしないでもわかってくれるだなんて甘えていた白幡には、これまでにやさしい言葉のひとつもかけてやれなかった。
彼もまた冬也同様に幼いころからのしつけによって、己の感情を顔に出さないだけで、そのことにどれだけ失望させてしまっていたのだろうか。
昔から冬也に足りていなかった、家族からあたえられる無償の愛、それにもっとも近い情をもって接してくれていたのは、ほかでもないその白幡なのに。
今さら気がついたところで、もう遅いのかもしれないけれど。
それでも、これまでずっと己を助けてくれていた白幡に、ゆるしを求めずにはいられなかった。
「~~~~っ、すまなかった、白幡ぁっ!!」
深い後悔は涙となって、両端からこぼれていく。
これからちゃんと、その報いはこの身に受けるから────!!
そんな覚悟を決めた、そのときだった。
「そこまでです、下郎ども!冬也様から、その汚い手を離していただきましょうか!」
怒気を存分にふくんだ声が響き、スパーンといきおいよく襖が開けられる。
「あ?なんだ……グェッ?!」
「ひっ!ぼ、僕は悪くな……ぎゃあっ!!」
「なんなんだよ、貴様ぁっ……うわぁっ!!」
わめき声の合間に、ドサドサと人体が畳のうえへと投げ出される際のゆれを感じてとまどう。
それは、一瞬の早業だった。
体感にしたら、それこそそよ風が吹き抜けるくらいの、ほんの一瞬の出来事だった。
気がつけば己にのしかかっていた男たちは、畳のうえへと投げ出され、半ば意識を刈り取られた状態でうめいていた。
「………………っ?!」
正直なところ、なにが起きたのか、正確には理解できていない。
ただ、どうやら助かったらしいことだけは、ぼんやりとするあたまでも理解できた。
「遅くなってしまい、申し訳ありませんでした、冬也様!」
己の着ていたジャケットを脱ぐと、すぐさまこちらにかぶせ、そばに平伏する。
その姿は、まちがいようもなく───たった今、己がゆるしを乞うた相手である、白幡月兎その人だった。
「しら、はた……?」
そう問いかける己の声は、明らかに動揺し、ふるえていた。
それどころか、もつれる舌のせいで、かなり頼りなさげな声になってしまった気がする。
「どうして、ここに……?」
理由をたずねる声も、か細いものになっているのが情けなくて、まっすぐに相手の顔が見れなかった。
だって、どんな顔をしていいかわからない。
己が不器用すぎて───いや、そんな言葉でごまかすのはダメだ、これまでの冬也が、人の心を解さずにいたがゆえに見捨てられたと言わなければいけない。
だって、それくらいのことをしてきたのだから。
そうして傷つけてしまったはずの、かつての秘書に、今またこうして助けられている。
「やはり、あの男の言うことなど聞くのではなかった……私は選択を誤ってしまった……!!」
けれど、こちらの質問にはこたえず、白幡はうつむいてくやしそうに歯噛みする。
「───そうは言っても、一度は了承したはずだろう?『心のない主には、もうついていけない』と言っていたのは、ほかでもない君自身だ」
と、そこへ聞きおぼえのある渋い声が響き、新たな人影が襖の奥からあらわれた。
「しかし……っ!」
「くどい、男に二言はないと言ったのを忘れたのか?」
そのセリフに反論する白幡を、ピシャリと封殺する。
その姿は、ほんの数時間前にここにいたときのままだった。
「っ!?酒匂、先生……?」
わからない、なにが起きたのか。
いきなりあらわれた酒匂先生に、どうなっているのかと、こたえを求めて白幡の顔を見れば、眉間には盛大にシワを寄せている。
「さて、君たち……なにか言いたいことはあるかね?」
畳のうえに転がる男たちにたいし、口もとを手にした扇子で隠した酒匂先生が問う。
その目はゾッとするほど冷たいものだった。
「お、オレたちは悪くないっ!ソイツのほうから誘ってきたんだ……!」
これまたお決まりのセリフを吐くぶっちゃけ発言男に、眉をひそめる。
怪しい薬を盛って、無理やり襲ってきたのはそっちだろうが!
「そ、そうです!酒匂御大、その男が誘惑してきたんです!いつもの枕営業というか、その……」
ホストまがいの男もそれにならって、適当なウソをならべたててくる。
いつもの枕営業って、いったいどういうことだ?!
あまりにも酷い言いがかりに、しかしいまだに残る恐怖にからだはふるえ、言い返す気力すら湧いてくれない。
情けないことに、助け起こしてくれた白幡の腕にすがりついたままだった。
「言うに事欠いて、それか……冬也くんの姿を見れば、これが同意の上ではないことくらいわかる。かわいそうに、こんなにふるえて泣いているじゃないか」
そばに立ち、こちらのあたまをなでてくるのに、思わずビクリと肩がハネる。
「触らないでください、冬也様はまだ落ちつかれていません」
そんな俺をかばうように、こちらの背中にまわされた腕に、グッと力が入るのがわかった。
片ひざをつく白幡に、なかば抱き寄せられた状態になりながら、ふしぎと安心感のようなものが広がっていく。
かぎなれた、ほのかに甘やかな香水の匂い。
俺の好む香水の匂いを、決して邪魔しない白幡がまとうそれは、安堵の象徴のようなものだった。
もしかしたら山下なら、この会合が終わり次第ここに迎えに来ることになっていたし、すでに近くにいたかもしれないのに。
でも、とっさに頼る相手として呼んだのは、長年その名前を口にしつづけてきた白幡のほうだった。
「っ!」
この場にいるはずもない人物の名を呼んでしまったことに気づいて、後悔とともに白幡への懺悔の念が浮かび、口のなかに苦々しいものが広がる。
───そうだ、こんなふうに余裕がなくなるほどに己が追いつめられたときに頼る相手は、冬也にとってずっと白幡だったのに。
それくらい信頼していたというのに、どうしてそれを相手に伝えられなかったんだろう?
それが引き金となり、ずっと心の奥底に閉じ込めてきた感情がゆさぶられる。
そうだ、この世界で己が鷹矢凪冬也になってしまっていると気づいた、あのとき感じていた喪失感と深い哀しみとが、唐突によみがえってくる。
もちろんわかっている、鷹矢凪冬也という人物が、これまでしてきたことの罪深さなんて。
社会的な成功の裏で、どれだけ多くの人の心を傷つけてきたのかということも。
たとえ意図せずにしてきたことだったとしても、それがなんの免罪符にはならないことも。
少しでも冬也を慕ってついてきてくれる社員たちを救いたくて、会社を潰すまいと自分が必死にあがいてきたところで、なんの罪滅ぼしにもならないことくらい。
だから夏希にはあたえられた救済措置も、決して冬也にはあたえられはしないのだと。
そのことが、胸を締めつける。
あぁ、やっぱり顔に出さないだけで、人に嫌われることというのは、冬也にとってもこんなに苦しいことだったんだ……。
そして、失ってはじめてその大切さに気づくなんて、ずいぶんと安っぽいシナリオじゃないか!
創作物としては、なんのひねりもないそれじゃ、及第点にもならないだろ!
……まぁ、冬也にたいするザマァ展開としては、こんなものなのかもしれないけれど。
ゲームの制作スタッフとしての自分なら、まちがいなくそう言ってダメ出しをしていたであろう、この胸クソ展開。
そんなの、他人事だから言えることだった。
当事者になってみればわかるけれど、心に負った傷は、簡単には治せないのに……。
「おいおい、あの面倒な秘書はとっくに辞めちゃってんだろう?だからこうしてオレたちも、あんたとヤれるわけなんだし」
鼻で笑うようなホストまがいの男の声とともに、グチュリと音を立てて後孔を責め立てていた指が引き抜かれる。
「っ!」
代わりにホストまがいの男はカチャカチャと音を立ててベルトを外し、自らのスラックスを脱ぎ、さらに下着をおろしていく。
ぼろりとあらわれたそれは、明らかに欲情し、たぎる熱を孕み、屹立していた。
「い、いやだ……っ!」
「ハハッ、それじゃ、たっぷりよがって啼いてくれよ?」
いくら泣きわめいたところで、どうしようもない。
今度こそ救いのない絶望へと叩き落とされるのだろうということは、あらがいようもなかった。
そんなツラい現実から少しでも目をそらしたくて、とっさに意識は逃避して、己の内へとこもっていく。
思い出されるのは、白幡への謝罪の気持ちだけだった。
冬也にとって、あまりにもあたりまえに尽くしてくれる存在で、信頼しているからこそ、言葉にしないでもわかってくれるだなんて甘えていた白幡には、これまでにやさしい言葉のひとつもかけてやれなかった。
彼もまた冬也同様に幼いころからのしつけによって、己の感情を顔に出さないだけで、そのことにどれだけ失望させてしまっていたのだろうか。
昔から冬也に足りていなかった、家族からあたえられる無償の愛、それにもっとも近い情をもって接してくれていたのは、ほかでもないその白幡なのに。
今さら気がついたところで、もう遅いのかもしれないけれど。
それでも、これまでずっと己を助けてくれていた白幡に、ゆるしを求めずにはいられなかった。
「~~~~っ、すまなかった、白幡ぁっ!!」
深い後悔は涙となって、両端からこぼれていく。
これからちゃんと、その報いはこの身に受けるから────!!
そんな覚悟を決めた、そのときだった。
「そこまでです、下郎ども!冬也様から、その汚い手を離していただきましょうか!」
怒気を存分にふくんだ声が響き、スパーンといきおいよく襖が開けられる。
「あ?なんだ……グェッ?!」
「ひっ!ぼ、僕は悪くな……ぎゃあっ!!」
「なんなんだよ、貴様ぁっ……うわぁっ!!」
わめき声の合間に、ドサドサと人体が畳のうえへと投げ出される際のゆれを感じてとまどう。
それは、一瞬の早業だった。
体感にしたら、それこそそよ風が吹き抜けるくらいの、ほんの一瞬の出来事だった。
気がつけば己にのしかかっていた男たちは、畳のうえへと投げ出され、半ば意識を刈り取られた状態でうめいていた。
「………………っ?!」
正直なところ、なにが起きたのか、正確には理解できていない。
ただ、どうやら助かったらしいことだけは、ぼんやりとするあたまでも理解できた。
「遅くなってしまい、申し訳ありませんでした、冬也様!」
己の着ていたジャケットを脱ぐと、すぐさまこちらにかぶせ、そばに平伏する。
その姿は、まちがいようもなく───たった今、己がゆるしを乞うた相手である、白幡月兎その人だった。
「しら、はた……?」
そう問いかける己の声は、明らかに動揺し、ふるえていた。
それどころか、もつれる舌のせいで、かなり頼りなさげな声になってしまった気がする。
「どうして、ここに……?」
理由をたずねる声も、か細いものになっているのが情けなくて、まっすぐに相手の顔が見れなかった。
だって、どんな顔をしていいかわからない。
己が不器用すぎて───いや、そんな言葉でごまかすのはダメだ、これまでの冬也が、人の心を解さずにいたがゆえに見捨てられたと言わなければいけない。
だって、それくらいのことをしてきたのだから。
そうして傷つけてしまったはずの、かつての秘書に、今またこうして助けられている。
「やはり、あの男の言うことなど聞くのではなかった……私は選択を誤ってしまった……!!」
けれど、こちらの質問にはこたえず、白幡はうつむいてくやしそうに歯噛みする。
「───そうは言っても、一度は了承したはずだろう?『心のない主には、もうついていけない』と言っていたのは、ほかでもない君自身だ」
と、そこへ聞きおぼえのある渋い声が響き、新たな人影が襖の奥からあらわれた。
「しかし……っ!」
「くどい、男に二言はないと言ったのを忘れたのか?」
そのセリフに反論する白幡を、ピシャリと封殺する。
その姿は、ほんの数時間前にここにいたときのままだった。
「っ!?酒匂、先生……?」
わからない、なにが起きたのか。
いきなりあらわれた酒匂先生に、どうなっているのかと、こたえを求めて白幡の顔を見れば、眉間には盛大にシワを寄せている。
「さて、君たち……なにか言いたいことはあるかね?」
畳のうえに転がる男たちにたいし、口もとを手にした扇子で隠した酒匂先生が問う。
その目はゾッとするほど冷たいものだった。
「お、オレたちは悪くないっ!ソイツのほうから誘ってきたんだ……!」
これまたお決まりのセリフを吐くぶっちゃけ発言男に、眉をひそめる。
怪しい薬を盛って、無理やり襲ってきたのはそっちだろうが!
「そ、そうです!酒匂御大、その男が誘惑してきたんです!いつもの枕営業というか、その……」
ホストまがいの男もそれにならって、適当なウソをならべたててくる。
いつもの枕営業って、いったいどういうことだ?!
あまりにも酷い言いがかりに、しかしいまだに残る恐怖にからだはふるえ、言い返す気力すら湧いてくれない。
情けないことに、助け起こしてくれた白幡の腕にすがりついたままだった。
「言うに事欠いて、それか……冬也くんの姿を見れば、これが同意の上ではないことくらいわかる。かわいそうに、こんなにふるえて泣いているじゃないか」
そばに立ち、こちらのあたまをなでてくるのに、思わずビクリと肩がハネる。
「触らないでください、冬也様はまだ落ちつかれていません」
そんな俺をかばうように、こちらの背中にまわされた腕に、グッと力が入るのがわかった。
片ひざをつく白幡に、なかば抱き寄せられた状態になりながら、ふしぎと安心感のようなものが広がっていく。
かぎなれた、ほのかに甘やかな香水の匂い。
俺の好む香水の匂いを、決して邪魔しない白幡がまとうそれは、安堵の象徴のようなものだった。
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