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Ep.17 気まずさと反省のダブルコンボ
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───いや、もう気まずい。
非常に気まずいなんてもんじゃない。
ジェイクにどんな顔をしてお詫びをすればいいんだろうか、なんて。
目を覚ましたとき、からだは少しダルかったけれど、あたまは妙にスッキリしていて『さわやかな朝の目覚めだ』なんて思ったのもつかの間。
応接室のソファーの上で眠るオレと、その横で床に座ってソファーに寄りかかりながら眠るジェイクという状況に気づいたとき、突如として昨夜の己の大失態がよみがえってきた。
うわあぁ、やっちまったあぁぁ!!!!
とっさに叫び出しそうになったのを、なんとかこらえられた自分を褒めてやりたい。
もうなんていうか、顔が熱いというか、はずかしいやらいたたまれないやらで、視界はにじんでくるし、できることならこの場から逃げ出してしまいたかった。
それこそ『穴があったら入りたい』って、こういうことを言うんだと思い知ったというか。
だってそうだろ?!
だれが好きこのんで理性を失ったかのように何度も何度もイキまくり、あげくに自慰のしすぎで意識を失うなんてこと、おぼえてたいと思うよ??
というより自分のそういう姿なんて、おぼえていたっていいことないし、酔っぱらったときの記憶みたいに飛ばしてしまえばよかったのに……。
残念ながら、今回ばかりはそういうわけにもいかなかった。
───なぜなら、昨夜はオレひとりじゃなかったから。
よりによって、自分でできなくなったからと言って、ジェイクに手伝わせるなんて!
この不祥事を、どうお詫びをしたらいいんだ??
それこそ、『勇者は目の前にいる困った人を放っておけない』っていう『お人好し属性』に付け込んだ、立派なハラスメント案件だろ!
訴えられたら、オレの人生即終了のお知らせになるヤツでしかないと思う。
しかも今オレがきちんと服を着ていることとか、変なベトつきもないところから推察するに、その後始末までもジェイクにさせちゃったんじゃないだろうか?
つまりナニからナニまで面倒見てもらっちゃったことになるわけで、いくら昨晩のオレにそんな余裕が一切なかったとしても、なんかもう人として最低すぎるとしか言いようがないわけだ。
……いや、だってふつうに考えたら男同士で、しかも好きでもない相手のシモの世話なんて、したくないに決まってるだろ?
でもたぶんジェイクはその不快感をガマンしてまで、昨夜はオレの性欲発散につきあってくれたのだと思うと、申し訳なさしかわいてこない。
それこそ昨夜のギルドマスターよろしく、床に額をこすりつけて土下座をしてあやまらねばならないレベルの大失態でしかないだろ!!
……いや、いっそ責任を取って切腹でもしなきゃダメなやつかもしれないヤツか……?
多分、今のオレの姿をはたから見ていたら、それはもう顔色が青と赤で交互に染まり、相当おかしなことになっていたんじゃないかと思う。
当の本人は、いたたまれなさが極限値を超えて、わりと本気で吐きそうな気持ちになっていただけなんだけども。
うーん……いっそのこと、ジェイクが目を覚ます前に逃げ出すべきか?
それで先にひとりで攻略を進めていって、彼の手をわずらわせることなく魔王を倒してしまえばいいんじゃないだろうか。
今なら初期のレベル差に加えて、ゲーム知識がある分、オレのほうが有利に攻略を進められる気もするし。
そもそもオレがジェイクの旅に同行しようとしていた理由は、ジェイクが『魔王を倒した褒美として国王の座をよこせ』と言わないようにするためであって、究極のところ、その方法までの縛りはないわけだ。
なら、先んじてオレ自身で攻略を進めてしまうのも、ひとつの手と言えばひとつの手ではあった。
「う……ん?」
そんなことをつらつらと考えていたとき、そばで眠るジェイクが身じろぎをした。
そのとたん、今度は思い出したかのようにほっぺたが熱くなり、緊張で心臓は早鐘を打ち鳴らしはじめる。
いったい、どんな顔して声をかければいいんだろうか?
こっちもたいそう気まずい思いをしているけれど、それはきっと向こうだって同じなんじゃないか??
そんな考えが次々とめぐってきて、きちんと向き合おうとするほどに、目がまわりそうなほどに思考が空回りしてしまいそうだった。
「えぇと、おはようジェイク……その、昨晩は大変申し訳ないことをして……なんと言ったらいいか……」
とはいえ、無視するわけにもいかないし、かろうじてあいさつの言葉をひねり出す。
「ルーイ、王子……?って、えぇっ!?」
その声に反応してこちらを向いたジェイクは、最初ぼんやりとした顔をしていたけれど、焦点が合ったとたん、今度はボンッと音がしそうなほどに一気に顔を赤くしてあわてだす。
「その、からだのほうはもう大丈夫なんですか!?すいません、僕の手際が悪かったとか、そういうのなかったですか?!」
「えっと、あわてなくていいから、っていうか、むしろこっちがあやまらなきゃいけないヤツだろ?」
耳まで赤くなっているジェイクの目線はおもしろいくらいに泳いでいて、そのおかげで、かえってオレは落ちつくことができた。
「あらためて謝罪させてくれ……昨晩は本当にすまなかった!オレがいたせいで、ジェイクには不快な思いをさせてしまって……もう金輪際そばに近づくなというなら、それでもかまわない。どんな結果になっても、国からは変わらずにジェイクの旅の支援はするよう、ちゃんと連絡をしておくから」
だから自分はこれから別行動をとると言おうとしたところで、真剣な顔のジェイクに手首をつかまれた。
「あなたは、どうするんですか!?」
「え?オレは……ひとりでも魔王を倒しに行く。だってオレはこの国の王子だから、それが本来の背負うべき責任だと思っているし」
ふだんは国民から納められる税金で暮らしている以上、もしこの国が存続の危機に陥ったときには自ら率先してそれを打開しに行くことこそが、王家の使命なんだと思うから。
「僕だって『勇者』として選ばれたんです、だったら僕にもその責任はあるはずでしょう?!」
あぁ、やっぱりここでもジェイクは『神託の勇者』としての使命感に駆られている。
本来なら、ジェイクひとりがそこまで責任を負う必要なんてないのにな……。
だって、いくら『神託を受けたから』とはいえ、言うなれば神殿とうちの王家が一方的に権力でもってジェイクを勇者に指名したようなものなんだぞ?
そんなの、ふつうに考えたら従わなきゃいけない道理なんてないはずだろ!
そう思ってしまったら、なんだか急に申し訳なさがこみあげてきて、ジェイクの顔がまともに見られなくなる。
視線をはずして床を見つめたまま、そっと口を開いた。
「───ジェイクはさ、ある日いきなり勇者として国から指名されたわけだろ?それでモンスターと戦うのって、怖くなかったか?剣をふるって敵を傷つけて、今はまだスライムとかトレントとかのいかにもな見た目のモンスターとしか戦ってないかもしれないけど、この先、人に近い姿や言語をあやつるモンスターだって出てくることもあるだろうよ。特に魔王なんて、ほとんど人と変わらない姿をしているんだ。そいつらと対峙したとき、おまえは躊躇なく斬ることができるのか?」
これは、かつてゲームのプレイヤーだったころのオレが疑問に思ったことだった。
「それは……」
案の定、ジェイクはそこで口ごもる。
魔王を倒して世界を平和にするという最終的な目的は決まっていたとしても、その敵の姿までは具体的に想像できていなかったんだろう。
でも、いきおいだけで『できます』なんて言われなくてよかったって、実はホッとしていた。
だってそれって、『おまえは世界平和のために躊躇なく人を殺せるのか?』とたずねられるのと、ほぼ同義だからだ。
それこそゲームのシステムの仕様では、ただプレイヤーは主人公たちの取る行動をカーソルで選んでボタンを押すだけで、自動で戦闘が行われていたけれど。
プレイヤーにとってはわずかなグラフィックと文字情報でしかわからないものも、それが現実世界となれば、もっと生々しいものに変わるはずだ。
もちろんモンスターだって、スライムみたいに切ると一撃で即消滅するものならば問題はない。
でも、たとえば獣型のモンスターならどうだろうか?
肉や骨を断つ感触がするだろうし、血だって出るはずだ。
つまるところ、こちらが感じるであろう『殺生をしている』という感覚に、どこまで耐えられるのかってことが疑問だった。
まぁ、農村出身だからこそ日常的に狩りをして『動植物からの命をいただく』という感覚はあるのかもしれないけれど、でもきっとそれは人間相手ではないからこそ、できることなんじゃないかって、そう思ったんだ。
だったらもし、相手が限りなく人に近い姿をしていたら……?
しかも人と同じ言葉を話せて、意思疎通もできる相手だとしたらどうだろうか?
オレが問いかけたいのは、そのときにジェイクが感じる罪悪感についてだった。
非常に気まずいなんてもんじゃない。
ジェイクにどんな顔をしてお詫びをすればいいんだろうか、なんて。
目を覚ましたとき、からだは少しダルかったけれど、あたまは妙にスッキリしていて『さわやかな朝の目覚めだ』なんて思ったのもつかの間。
応接室のソファーの上で眠るオレと、その横で床に座ってソファーに寄りかかりながら眠るジェイクという状況に気づいたとき、突如として昨夜の己の大失態がよみがえってきた。
うわあぁ、やっちまったあぁぁ!!!!
とっさに叫び出しそうになったのを、なんとかこらえられた自分を褒めてやりたい。
もうなんていうか、顔が熱いというか、はずかしいやらいたたまれないやらで、視界はにじんでくるし、できることならこの場から逃げ出してしまいたかった。
それこそ『穴があったら入りたい』って、こういうことを言うんだと思い知ったというか。
だってそうだろ?!
だれが好きこのんで理性を失ったかのように何度も何度もイキまくり、あげくに自慰のしすぎで意識を失うなんてこと、おぼえてたいと思うよ??
というより自分のそういう姿なんて、おぼえていたっていいことないし、酔っぱらったときの記憶みたいに飛ばしてしまえばよかったのに……。
残念ながら、今回ばかりはそういうわけにもいかなかった。
───なぜなら、昨夜はオレひとりじゃなかったから。
よりによって、自分でできなくなったからと言って、ジェイクに手伝わせるなんて!
この不祥事を、どうお詫びをしたらいいんだ??
それこそ、『勇者は目の前にいる困った人を放っておけない』っていう『お人好し属性』に付け込んだ、立派なハラスメント案件だろ!
訴えられたら、オレの人生即終了のお知らせになるヤツでしかないと思う。
しかも今オレがきちんと服を着ていることとか、変なベトつきもないところから推察するに、その後始末までもジェイクにさせちゃったんじゃないだろうか?
つまりナニからナニまで面倒見てもらっちゃったことになるわけで、いくら昨晩のオレにそんな余裕が一切なかったとしても、なんかもう人として最低すぎるとしか言いようがないわけだ。
……いや、だってふつうに考えたら男同士で、しかも好きでもない相手のシモの世話なんて、したくないに決まってるだろ?
でもたぶんジェイクはその不快感をガマンしてまで、昨夜はオレの性欲発散につきあってくれたのだと思うと、申し訳なさしかわいてこない。
それこそ昨夜のギルドマスターよろしく、床に額をこすりつけて土下座をしてあやまらねばならないレベルの大失態でしかないだろ!!
……いや、いっそ責任を取って切腹でもしなきゃダメなやつかもしれないヤツか……?
多分、今のオレの姿をはたから見ていたら、それはもう顔色が青と赤で交互に染まり、相当おかしなことになっていたんじゃないかと思う。
当の本人は、いたたまれなさが極限値を超えて、わりと本気で吐きそうな気持ちになっていただけなんだけども。
うーん……いっそのこと、ジェイクが目を覚ます前に逃げ出すべきか?
それで先にひとりで攻略を進めていって、彼の手をわずらわせることなく魔王を倒してしまえばいいんじゃないだろうか。
今なら初期のレベル差に加えて、ゲーム知識がある分、オレのほうが有利に攻略を進められる気もするし。
そもそもオレがジェイクの旅に同行しようとしていた理由は、ジェイクが『魔王を倒した褒美として国王の座をよこせ』と言わないようにするためであって、究極のところ、その方法までの縛りはないわけだ。
なら、先んじてオレ自身で攻略を進めてしまうのも、ひとつの手と言えばひとつの手ではあった。
「う……ん?」
そんなことをつらつらと考えていたとき、そばで眠るジェイクが身じろぎをした。
そのとたん、今度は思い出したかのようにほっぺたが熱くなり、緊張で心臓は早鐘を打ち鳴らしはじめる。
いったい、どんな顔して声をかければいいんだろうか?
こっちもたいそう気まずい思いをしているけれど、それはきっと向こうだって同じなんじゃないか??
そんな考えが次々とめぐってきて、きちんと向き合おうとするほどに、目がまわりそうなほどに思考が空回りしてしまいそうだった。
「えぇと、おはようジェイク……その、昨晩は大変申し訳ないことをして……なんと言ったらいいか……」
とはいえ、無視するわけにもいかないし、かろうじてあいさつの言葉をひねり出す。
「ルーイ、王子……?って、えぇっ!?」
その声に反応してこちらを向いたジェイクは、最初ぼんやりとした顔をしていたけれど、焦点が合ったとたん、今度はボンッと音がしそうなほどに一気に顔を赤くしてあわてだす。
「その、からだのほうはもう大丈夫なんですか!?すいません、僕の手際が悪かったとか、そういうのなかったですか?!」
「えっと、あわてなくていいから、っていうか、むしろこっちがあやまらなきゃいけないヤツだろ?」
耳まで赤くなっているジェイクの目線はおもしろいくらいに泳いでいて、そのおかげで、かえってオレは落ちつくことができた。
「あらためて謝罪させてくれ……昨晩は本当にすまなかった!オレがいたせいで、ジェイクには不快な思いをさせてしまって……もう金輪際そばに近づくなというなら、それでもかまわない。どんな結果になっても、国からは変わらずにジェイクの旅の支援はするよう、ちゃんと連絡をしておくから」
だから自分はこれから別行動をとると言おうとしたところで、真剣な顔のジェイクに手首をつかまれた。
「あなたは、どうするんですか!?」
「え?オレは……ひとりでも魔王を倒しに行く。だってオレはこの国の王子だから、それが本来の背負うべき責任だと思っているし」
ふだんは国民から納められる税金で暮らしている以上、もしこの国が存続の危機に陥ったときには自ら率先してそれを打開しに行くことこそが、王家の使命なんだと思うから。
「僕だって『勇者』として選ばれたんです、だったら僕にもその責任はあるはずでしょう?!」
あぁ、やっぱりここでもジェイクは『神託の勇者』としての使命感に駆られている。
本来なら、ジェイクひとりがそこまで責任を負う必要なんてないのにな……。
だって、いくら『神託を受けたから』とはいえ、言うなれば神殿とうちの王家が一方的に権力でもってジェイクを勇者に指名したようなものなんだぞ?
そんなの、ふつうに考えたら従わなきゃいけない道理なんてないはずだろ!
そう思ってしまったら、なんだか急に申し訳なさがこみあげてきて、ジェイクの顔がまともに見られなくなる。
視線をはずして床を見つめたまま、そっと口を開いた。
「───ジェイクはさ、ある日いきなり勇者として国から指名されたわけだろ?それでモンスターと戦うのって、怖くなかったか?剣をふるって敵を傷つけて、今はまだスライムとかトレントとかのいかにもな見た目のモンスターとしか戦ってないかもしれないけど、この先、人に近い姿や言語をあやつるモンスターだって出てくることもあるだろうよ。特に魔王なんて、ほとんど人と変わらない姿をしているんだ。そいつらと対峙したとき、おまえは躊躇なく斬ることができるのか?」
これは、かつてゲームのプレイヤーだったころのオレが疑問に思ったことだった。
「それは……」
案の定、ジェイクはそこで口ごもる。
魔王を倒して世界を平和にするという最終的な目的は決まっていたとしても、その敵の姿までは具体的に想像できていなかったんだろう。
でも、いきおいだけで『できます』なんて言われなくてよかったって、実はホッとしていた。
だってそれって、『おまえは世界平和のために躊躇なく人を殺せるのか?』とたずねられるのと、ほぼ同義だからだ。
それこそゲームのシステムの仕様では、ただプレイヤーは主人公たちの取る行動をカーソルで選んでボタンを押すだけで、自動で戦闘が行われていたけれど。
プレイヤーにとってはわずかなグラフィックと文字情報でしかわからないものも、それが現実世界となれば、もっと生々しいものに変わるはずだ。
もちろんモンスターだって、スライムみたいに切ると一撃で即消滅するものならば問題はない。
でも、たとえば獣型のモンスターならどうだろうか?
肉や骨を断つ感触がするだろうし、血だって出るはずだ。
つまるところ、こちらが感じるであろう『殺生をしている』という感覚に、どこまで耐えられるのかってことが疑問だった。
まぁ、農村出身だからこそ日常的に狩りをして『動植物からの命をいただく』という感覚はあるのかもしれないけれど、でもきっとそれは人間相手ではないからこそ、できることなんじゃないかって、そう思ったんだ。
だったらもし、相手が限りなく人に近い姿をしていたら……?
しかも人と同じ言葉を話せて、意思疎通もできる相手だとしたらどうだろうか?
オレが問いかけたいのは、そのときにジェイクが感じる罪悪感についてだった。
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