17 / 25
Ep.17 気まずさと反省のダブルコンボ
しおりを挟む
───いや、もう気まずい。
非常に気まずいなんてもんじゃない。
ジェイクにどんな顔をしてお詫びをすればいいんだろうか、なんて。
目を覚ましたとき、からだは少しダルかったけれど、あたまは妙にスッキリしていて『さわやかな朝の目覚めだ』なんて思ったのもつかの間。
応接室のソファーの上で眠るオレと、その横で床に座ってソファーに寄りかかりながら眠るジェイクという状況に気づいたとき、突如として昨夜の己の大失態がよみがえってきた。
うわあぁ、やっちまったあぁぁ!!!!
とっさに叫び出しそうになったのを、なんとかこらえられた自分を褒めてやりたい。
もうなんていうか、顔が熱いというか、はずかしいやらいたたまれないやらで、視界はにじんでくるし、できることならこの場から逃げ出してしまいたかった。
それこそ『穴があったら入りたい』って、こういうことを言うんだと思い知ったというか。
だってそうだろ?!
だれが好きこのんで理性を失ったかのように何度も何度もイキまくり、あげくに自慰のしすぎで意識を失うなんてこと、おぼえてたいと思うよ??
というより自分のそういう姿なんて、おぼえていたっていいことないし、酔っぱらったときの記憶みたいに飛ばしてしまえばよかったのに……。
残念ながら、今回ばかりはそういうわけにもいかなかった。
───なぜなら、昨夜はオレひとりじゃなかったから。
よりによって、自分でできなくなったからと言って、ジェイクに手伝わせるなんて!
この不祥事を、どうお詫びをしたらいいんだ??
それこそ、『勇者は目の前にいる困った人を放っておけない』っていう『お人好し属性』に付け込んだ、立派なハラスメント案件だろ!
訴えられたら、オレの人生即終了のお知らせになるヤツでしかないと思う。
しかも今オレがきちんと服を着ていることとか、変なベトつきもないところから推察するに、その後始末までもジェイクにさせちゃったんじゃないだろうか?
つまりナニからナニまで面倒見てもらっちゃったことになるわけで、いくら昨晩のオレにそんな余裕が一切なかったとしても、なんかもう人として最低すぎるとしか言いようがないわけだ。
……いや、だってふつうに考えたら男同士で、しかも好きでもない相手のシモの世話なんて、したくないに決まってるだろ?
でもたぶんジェイクはその不快感をガマンしてまで、昨夜はオレの性欲発散につきあってくれたのだと思うと、申し訳なさしかわいてこない。
それこそ昨夜のギルドマスターよろしく、床に額をこすりつけて土下座をしてあやまらねばならないレベルの大失態でしかないだろ!!
……いや、いっそ責任を取って切腹でもしなきゃダメなやつかもしれないヤツか……?
多分、今のオレの姿をはたから見ていたら、それはもう顔色が青と赤で交互に染まり、相当おかしなことになっていたんじゃないかと思う。
当の本人は、いたたまれなさが極限値を超えて、わりと本気で吐きそうな気持ちになっていただけなんだけども。
うーん……いっそのこと、ジェイクが目を覚ます前に逃げ出すべきか?
それで先にひとりで攻略を進めていって、彼の手をわずらわせることなく魔王を倒してしまえばいいんじゃないだろうか。
今なら初期のレベル差に加えて、ゲーム知識がある分、オレのほうが有利に攻略を進められる気もするし。
そもそもオレがジェイクの旅に同行しようとしていた理由は、ジェイクが『魔王を倒した褒美として国王の座をよこせ』と言わないようにするためであって、究極のところ、その方法までの縛りはないわけだ。
なら、先んじてオレ自身で攻略を進めてしまうのも、ひとつの手と言えばひとつの手ではあった。
「う……ん?」
そんなことをつらつらと考えていたとき、そばで眠るジェイクが身じろぎをした。
そのとたん、今度は思い出したかのようにほっぺたが熱くなり、緊張で心臓は早鐘を打ち鳴らしはじめる。
いったい、どんな顔して声をかければいいんだろうか?
こっちもたいそう気まずい思いをしているけれど、それはきっと向こうだって同じなんじゃないか??
そんな考えが次々とめぐってきて、きちんと向き合おうとするほどに、目がまわりそうなほどに思考が空回りしてしまいそうだった。
「えぇと、おはようジェイク……その、昨晩は大変申し訳ないことをして……なんと言ったらいいか……」
とはいえ、無視するわけにもいかないし、かろうじてあいさつの言葉をひねり出す。
「ルーイ、王子……?って、えぇっ!?」
その声に反応してこちらを向いたジェイクは、最初ぼんやりとした顔をしていたけれど、焦点が合ったとたん、今度はボンッと音がしそうなほどに一気に顔を赤くしてあわてだす。
「その、からだのほうはもう大丈夫なんですか!?すいません、僕の手際が悪かったとか、そういうのなかったですか?!」
「えっと、あわてなくていいから、っていうか、むしろこっちがあやまらなきゃいけないヤツだろ?」
耳まで赤くなっているジェイクの目線はおもしろいくらいに泳いでいて、そのおかげで、かえってオレは落ちつくことができた。
「あらためて謝罪させてくれ……昨晩は本当にすまなかった!オレがいたせいで、ジェイクには不快な思いをさせてしまって……もう金輪際そばに近づくなというなら、それでもかまわない。どんな結果になっても、国からは変わらずにジェイクの旅の支援はするよう、ちゃんと連絡をしておくから」
だから自分はこれから別行動をとると言おうとしたところで、真剣な顔のジェイクに手首をつかまれた。
「あなたは、どうするんですか!?」
「え?オレは……ひとりでも魔王を倒しに行く。だってオレはこの国の王子だから、それが本来の背負うべき責任だと思っているし」
ふだんは国民から納められる税金で暮らしている以上、もしこの国が存続の危機に陥ったときには自ら率先してそれを打開しに行くことこそが、王家の使命なんだと思うから。
「僕だって『勇者』として選ばれたんです、だったら僕にもその責任はあるはずでしょう?!」
あぁ、やっぱりここでもジェイクは『神託の勇者』としての使命感に駆られている。
本来なら、ジェイクひとりがそこまで責任を負う必要なんてないのにな……。
だって、いくら『神託を受けたから』とはいえ、言うなれば神殿とうちの王家が一方的に権力でもってジェイクを勇者に指名したようなものなんだぞ?
そんなの、ふつうに考えたら従わなきゃいけない道理なんてないはずだろ!
そう思ってしまったら、なんだか急に申し訳なさがこみあげてきて、ジェイクの顔がまともに見られなくなる。
視線をはずして床を見つめたまま、そっと口を開いた。
「───ジェイクはさ、ある日いきなり勇者として国から指名されたわけだろ?それでモンスターと戦うのって、怖くなかったか?剣をふるって敵を傷つけて、今はまだスライムとかトレントとかのいかにもな見た目のモンスターとしか戦ってないかもしれないけど、この先、人に近い姿や言語をあやつるモンスターだって出てくることもあるだろうよ。特に魔王なんて、ほとんど人と変わらない姿をしているんだ。そいつらと対峙したとき、おまえは躊躇なく斬ることができるのか?」
これは、かつてゲームのプレイヤーだったころのオレが疑問に思ったことだった。
「それは……」
案の定、ジェイクはそこで口ごもる。
魔王を倒して世界を平和にするという最終的な目的は決まっていたとしても、その敵の姿までは具体的に想像できていなかったんだろう。
でも、いきおいだけで『できます』なんて言われなくてよかったって、実はホッとしていた。
だってそれって、『おまえは世界平和のために躊躇なく人を殺せるのか?』とたずねられるのと、ほぼ同義だからだ。
それこそゲームのシステムの仕様では、ただプレイヤーは主人公たちの取る行動をカーソルで選んでボタンを押すだけで、自動で戦闘が行われていたけれど。
プレイヤーにとってはわずかなグラフィックと文字情報でしかわからないものも、それが現実世界となれば、もっと生々しいものに変わるはずだ。
もちろんモンスターだって、スライムみたいに切ると一撃で即消滅するものならば問題はない。
でも、たとえば獣型のモンスターならどうだろうか?
肉や骨を断つ感触がするだろうし、血だって出るはずだ。
つまるところ、こちらが感じるであろう『殺生をしている』という感覚に、どこまで耐えられるのかってことが疑問だった。
まぁ、農村出身だからこそ日常的に狩りをして『動植物からの命をいただく』という感覚はあるのかもしれないけれど、でもきっとそれは人間相手ではないからこそ、できることなんじゃないかって、そう思ったんだ。
だったらもし、相手が限りなく人に近い姿をしていたら……?
しかも人と同じ言葉を話せて、意思疎通もできる相手だとしたらどうだろうか?
オレが問いかけたいのは、そのときにジェイクが感じる罪悪感についてだった。
非常に気まずいなんてもんじゃない。
ジェイクにどんな顔をしてお詫びをすればいいんだろうか、なんて。
目を覚ましたとき、からだは少しダルかったけれど、あたまは妙にスッキリしていて『さわやかな朝の目覚めだ』なんて思ったのもつかの間。
応接室のソファーの上で眠るオレと、その横で床に座ってソファーに寄りかかりながら眠るジェイクという状況に気づいたとき、突如として昨夜の己の大失態がよみがえってきた。
うわあぁ、やっちまったあぁぁ!!!!
とっさに叫び出しそうになったのを、なんとかこらえられた自分を褒めてやりたい。
もうなんていうか、顔が熱いというか、はずかしいやらいたたまれないやらで、視界はにじんでくるし、できることならこの場から逃げ出してしまいたかった。
それこそ『穴があったら入りたい』って、こういうことを言うんだと思い知ったというか。
だってそうだろ?!
だれが好きこのんで理性を失ったかのように何度も何度もイキまくり、あげくに自慰のしすぎで意識を失うなんてこと、おぼえてたいと思うよ??
というより自分のそういう姿なんて、おぼえていたっていいことないし、酔っぱらったときの記憶みたいに飛ばしてしまえばよかったのに……。
残念ながら、今回ばかりはそういうわけにもいかなかった。
───なぜなら、昨夜はオレひとりじゃなかったから。
よりによって、自分でできなくなったからと言って、ジェイクに手伝わせるなんて!
この不祥事を、どうお詫びをしたらいいんだ??
それこそ、『勇者は目の前にいる困った人を放っておけない』っていう『お人好し属性』に付け込んだ、立派なハラスメント案件だろ!
訴えられたら、オレの人生即終了のお知らせになるヤツでしかないと思う。
しかも今オレがきちんと服を着ていることとか、変なベトつきもないところから推察するに、その後始末までもジェイクにさせちゃったんじゃないだろうか?
つまりナニからナニまで面倒見てもらっちゃったことになるわけで、いくら昨晩のオレにそんな余裕が一切なかったとしても、なんかもう人として最低すぎるとしか言いようがないわけだ。
……いや、だってふつうに考えたら男同士で、しかも好きでもない相手のシモの世話なんて、したくないに決まってるだろ?
でもたぶんジェイクはその不快感をガマンしてまで、昨夜はオレの性欲発散につきあってくれたのだと思うと、申し訳なさしかわいてこない。
それこそ昨夜のギルドマスターよろしく、床に額をこすりつけて土下座をしてあやまらねばならないレベルの大失態でしかないだろ!!
……いや、いっそ責任を取って切腹でもしなきゃダメなやつかもしれないヤツか……?
多分、今のオレの姿をはたから見ていたら、それはもう顔色が青と赤で交互に染まり、相当おかしなことになっていたんじゃないかと思う。
当の本人は、いたたまれなさが極限値を超えて、わりと本気で吐きそうな気持ちになっていただけなんだけども。
うーん……いっそのこと、ジェイクが目を覚ます前に逃げ出すべきか?
それで先にひとりで攻略を進めていって、彼の手をわずらわせることなく魔王を倒してしまえばいいんじゃないだろうか。
今なら初期のレベル差に加えて、ゲーム知識がある分、オレのほうが有利に攻略を進められる気もするし。
そもそもオレがジェイクの旅に同行しようとしていた理由は、ジェイクが『魔王を倒した褒美として国王の座をよこせ』と言わないようにするためであって、究極のところ、その方法までの縛りはないわけだ。
なら、先んじてオレ自身で攻略を進めてしまうのも、ひとつの手と言えばひとつの手ではあった。
「う……ん?」
そんなことをつらつらと考えていたとき、そばで眠るジェイクが身じろぎをした。
そのとたん、今度は思い出したかのようにほっぺたが熱くなり、緊張で心臓は早鐘を打ち鳴らしはじめる。
いったい、どんな顔して声をかければいいんだろうか?
こっちもたいそう気まずい思いをしているけれど、それはきっと向こうだって同じなんじゃないか??
そんな考えが次々とめぐってきて、きちんと向き合おうとするほどに、目がまわりそうなほどに思考が空回りしてしまいそうだった。
「えぇと、おはようジェイク……その、昨晩は大変申し訳ないことをして……なんと言ったらいいか……」
とはいえ、無視するわけにもいかないし、かろうじてあいさつの言葉をひねり出す。
「ルーイ、王子……?って、えぇっ!?」
その声に反応してこちらを向いたジェイクは、最初ぼんやりとした顔をしていたけれど、焦点が合ったとたん、今度はボンッと音がしそうなほどに一気に顔を赤くしてあわてだす。
「その、からだのほうはもう大丈夫なんですか!?すいません、僕の手際が悪かったとか、そういうのなかったですか?!」
「えっと、あわてなくていいから、っていうか、むしろこっちがあやまらなきゃいけないヤツだろ?」
耳まで赤くなっているジェイクの目線はおもしろいくらいに泳いでいて、そのおかげで、かえってオレは落ちつくことができた。
「あらためて謝罪させてくれ……昨晩は本当にすまなかった!オレがいたせいで、ジェイクには不快な思いをさせてしまって……もう金輪際そばに近づくなというなら、それでもかまわない。どんな結果になっても、国からは変わらずにジェイクの旅の支援はするよう、ちゃんと連絡をしておくから」
だから自分はこれから別行動をとると言おうとしたところで、真剣な顔のジェイクに手首をつかまれた。
「あなたは、どうするんですか!?」
「え?オレは……ひとりでも魔王を倒しに行く。だってオレはこの国の王子だから、それが本来の背負うべき責任だと思っているし」
ふだんは国民から納められる税金で暮らしている以上、もしこの国が存続の危機に陥ったときには自ら率先してそれを打開しに行くことこそが、王家の使命なんだと思うから。
「僕だって『勇者』として選ばれたんです、だったら僕にもその責任はあるはずでしょう?!」
あぁ、やっぱりここでもジェイクは『神託の勇者』としての使命感に駆られている。
本来なら、ジェイクひとりがそこまで責任を負う必要なんてないのにな……。
だって、いくら『神託を受けたから』とはいえ、言うなれば神殿とうちの王家が一方的に権力でもってジェイクを勇者に指名したようなものなんだぞ?
そんなの、ふつうに考えたら従わなきゃいけない道理なんてないはずだろ!
そう思ってしまったら、なんだか急に申し訳なさがこみあげてきて、ジェイクの顔がまともに見られなくなる。
視線をはずして床を見つめたまま、そっと口を開いた。
「───ジェイクはさ、ある日いきなり勇者として国から指名されたわけだろ?それでモンスターと戦うのって、怖くなかったか?剣をふるって敵を傷つけて、今はまだスライムとかトレントとかのいかにもな見た目のモンスターとしか戦ってないかもしれないけど、この先、人に近い姿や言語をあやつるモンスターだって出てくることもあるだろうよ。特に魔王なんて、ほとんど人と変わらない姿をしているんだ。そいつらと対峙したとき、おまえは躊躇なく斬ることができるのか?」
これは、かつてゲームのプレイヤーだったころのオレが疑問に思ったことだった。
「それは……」
案の定、ジェイクはそこで口ごもる。
魔王を倒して世界を平和にするという最終的な目的は決まっていたとしても、その敵の姿までは具体的に想像できていなかったんだろう。
でも、いきおいだけで『できます』なんて言われなくてよかったって、実はホッとしていた。
だってそれって、『おまえは世界平和のために躊躇なく人を殺せるのか?』とたずねられるのと、ほぼ同義だからだ。
それこそゲームのシステムの仕様では、ただプレイヤーは主人公たちの取る行動をカーソルで選んでボタンを押すだけで、自動で戦闘が行われていたけれど。
プレイヤーにとってはわずかなグラフィックと文字情報でしかわからないものも、それが現実世界となれば、もっと生々しいものに変わるはずだ。
もちろんモンスターだって、スライムみたいに切ると一撃で即消滅するものならば問題はない。
でも、たとえば獣型のモンスターならどうだろうか?
肉や骨を断つ感触がするだろうし、血だって出るはずだ。
つまるところ、こちらが感じるであろう『殺生をしている』という感覚に、どこまで耐えられるのかってことが疑問だった。
まぁ、農村出身だからこそ日常的に狩りをして『動植物からの命をいただく』という感覚はあるのかもしれないけれど、でもきっとそれは人間相手ではないからこそ、できることなんじゃないかって、そう思ったんだ。
だったらもし、相手が限りなく人に近い姿をしていたら……?
しかも人と同じ言葉を話せて、意思疎通もできる相手だとしたらどうだろうか?
オレが問いかけたいのは、そのときにジェイクが感じる罪悪感についてだった。
39
あなたにおすすめの小説
拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件
碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。
状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。
「これ…俺、なのか?」
何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。
《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》
────────────
~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
────────────
※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!!
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
生まれ変わりは嫌われ者
青ムギ
BL
無数の矢が俺の体に突き刺さる。
「ケイラ…っ!!」
王子(グレン)の悲痛な声に胸が痛む。口から大量の血が噴きその場に倒れ込む。意識が朦朧とする中、王子に最後の別れを告げる。
「グレン……。愛してる。」
「あぁ。俺も愛してるケイラ。」
壊れ物を大切に包み込むような動作のキス。
━━━━━━━━━━━━━━━
あの時のグレン王子はとても優しく、名前を持たなかった俺にかっこいい名前をつけてくれた。いっぱい話しをしてくれた。一緒に寝たりもした。
なのにー、
運命というのは時に残酷なものだ。
俺は王子を……グレンを愛しているのに、貴方は俺を嫌い他の人を見ている。
一途に慕い続けてきたこの気持ちは諦めきれない。
★表紙のイラストは、Picrew様の[見上げる男子]ぐんま様からお借りしました。ありがとうございます!
【完結済】王子を嵌めて国中に醜聞晒してやったので殺されると思ってたら溺愛された。
うらひと
BL
学園内で依頼をこなしていた魔術師のクリスは大物の公爵の娘からの依頼が入る……依頼内容は婚約者である王子からの婚約破棄!!
高い報酬に目が眩んで依頼を受けてしまうが……18Rには※がついています。
ムーン様にも投稿してます。
僕に双子の義兄が出来まして
サク
BL
この度、この僕に双子の義兄が出来ました。もう、嬉し過ぎて自慢しちゃうよ。でも、自慢しちゃうと、僕の日常が壊れてしまう気がするほど、その二人は人気者なんだよ。だから黙って置くのが、吉と見た。
そんなある日、僕は二人の秘密を知ってしまった。ん?知っているのを知られてしまった?が正しいかも。
ごめんよ。あの時、僕は焦っていたんだ。でもね。僕の秘密もね、共有して、だんだん仲良くなったんだよ。
…仲良くなったと、そう信じている。それから、僕の日常は楽しく、幸せな日々へと変わったんだ。そんな僕の話だよ。
え?内容紹介が内容紹介になってないって?気にしない、気にしない。
後宮に咲く美しき寵后
不来方しい
BL
フィリの故郷であるルロ国では、真っ白な肌に金色の髪を持つ人間は魔女の生まれ変わりだと伝えられていた。生まれた者は民衆の前で焚刑に処し、こうして人々の安心を得る一方、犠牲を当たり前のように受け入れている国だった。
フィリもまた雪のような肌と金髪を持って生まれ、来るべきときに備え、地下の部屋で閉じ込められて生活をしていた。第四王子として生まれても、処刑への道は免れられなかった。
そんなフィリの元に、縁談の話が舞い込んでくる。
縁談の相手はファルーハ王国の第三王子であるヴァシリス。顔も名前も知らない王子との結婚の話は、同性婚に偏見があるルロ国にとって、フィリはさらに肩身の狭い思いをする。
ファルーハ王国は砂漠地帯にある王国であり、雪国であるルロ国とは真逆だ。縁談などフィリ信じず、ついにそのときが来たと諦めの境地に至った。
情報がほとんどないファルーハ王国へ向かうと、国を上げて祝福する民衆に触れ、処刑場へ向かうものだとばかり思っていたフィリは困惑する。
狼狽するフィリの元へ現れたのは、浅黒い肌と黒髪、サファイア色の瞳を持つヴァシリスだった。彼はまだ成人にはあと二年早い子供であり、未成年と婚姻の儀を行うのかと不意を突かれた。
縁談の持ち込みから婚儀までが早く、しかも相手は未成年。そこには第二王子であるジャミルの思惑が隠されていて──。
狂わせたのは君なのに
一寸光陰
BL
ガベラは10歳の時に前世の記憶を思い出した。ここはゲームの世界で自分は悪役令息だということを。ゲームではガベラは主人公ランを悪漢を雇って襲わせ、そして断罪される。しかし、ガベラはそんなこと望んでいないし、罰せられるのも嫌である。なんとかしてこの運命を変えたい。その行動が彼を狂わすことになるとは知らずに。
完結保証
番外編あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる