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Ep.18 勇者は意外と心配性!?
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人の姿に似たモンスターを切ることにためらいをおぼえるらしいジェイクにたいして、オレが習ってきた王宮剣術は決闘だとか戦争だとかの対人戦を念頭に置いたものだからこそ、必要に駆られれば人の命を奪うことも辞さないという覚悟を決めていた。
たぶんそういうのをきちんと学んだこともないジェイクにとっては、その覚悟は未知の感覚なんだと思う。
「あ、あなたはできるんですか?!」
「……そうしないといけないと、そう思ってるよ」
ジェイクの問いかけに返す言葉は、思った以上に平坦な冷たい声になってしまった。
オレだって、本音を言えば怖い。
でもそれをここでそれとわかるように出すのは、まちがえているとも思うから。
だってそんなの、ジェイクの運命を無理やり変えてしまった王家の一員として、あまりにも無責任すぎるだろ?
それこそゲームのなかでは『そういうもの』として設定されていたから、さまざまな救済措置があった。
たとえばパーティーが全滅しても前にセーブをした場所からやりなおせるとか、パーティーメンバーのだれかがHPが0になっても生き返らせることができるとか、そういう命に関わる部分とか。
あとは、戦闘についてもそうだ。
プレイヤーはボタンを押すだけで、勝手にキャラクターが動いてくれるとかも、コツもなにもいらないし、すごく楽なシステムだった。
でもこの世界は、ひょっとしたらあのゲームの世界と似ているだけで、まったく別のものってこともあるだろうし、そうしたら死んだらそれまでって可能性も十分あり得るわけだ。
そこまで考えてしまったら、本当は怖くて、最速攻略なんて言わずにできるだけレベルアップしてから臨みたいくらいなんだけど。
「……たしかにルーイ王子の言うとおり、僕たちと意思疎通もできて、人に近い姿のモンスターを倒せるのかって言われたら、すごく迷うと思います。でも勇者に選ばれたこと自体は、まったく後悔なんてしていないんです。だって、この手で大事なものを守れるチャンスをもらえたんですよ?」
ニッと強気な笑みを浮かべるジェイクに、心が少し軽くなる。
そっか……そういうふうに思っててくれたのか……。
ジェイクにしてみれば、ある日突然勇者に指名されるとか思ってもみなかったことだろうし、重荷でしかないと思っていたのだけど。
「ジェイク……ありがとう……」
「えっ?なんでルーイ王子がお礼を言うんですか??」
「別になんでもいいだろっ!」
気がつけば顔をあげて、ジェイクの目を見ることができるようになっていた。
「そんなことより、その『ルーイ王子』っての、どうにかなんないのか?今のオレたちは、おたがいにただの冒険者なんだからさ、敬語とかナシにならないか?」
「えぇっ、そんなの無理ですよ?!」
ほんの少し軽くなった気持ちのままに、ずっと気になっていたことを口にする。
「……じゃあせめて余計なトラブル防止のためにも、『王子』ってつけるのだけはやめような!」
恐縮するジェイクを押し切れば、たしかにそれは一理あると気づいたのだろう、考え込むように黙り込む。
「う~ん……わかりました、それならできるだけがんばって慣れるようにしますけど、でもこのしゃべり方はゆずりませんからね!」
「はいはい」
たぶん、これ以上オレとは距離を縮めたくないっていう、ジェイクなりの意思表示のあらわれのひとつなんだろうなぁ……。
あんなことまでさせてしまったとはいえ、だからといってオレたちの距離が近くなったわけゃない。
だからオレも、そこはきちんと弁えておかないとな。
それにしても……と改めて思う。
さっきの『この手で大事なものを守れるチャンスをもらえた』だったっけか……そのひとことでオレは救われた気持ちになったんだ。
そんなことを自覚もなく言えちゃうからこそ、ジェイクは周囲の人にとっての『希望』になるんだな?
たぶん人としての心の在り方が強くて、カッコいいからなんだろう。
そんなの、あのゲームをプレイしたことある人なら、だれでも知っていることかもしれないけれど。
「ところで、あの……次の宿から僕もいっしょの部屋に泊まることにしますから!」
「え?」
ジェイクからの発言は、思ってもみない内容だった。
いや、だってこれまではオレに襲われたくないからって、わざわざ別室に泊まっていたわけだろ?
いったい、どんな心境の変化があったっていうんだよ?
「今回のことでしみじみと実感したと言いますか、あなたをひとりにするほうが、よっぽど危ないってことがわかったんで!いくらあなたが望もうと、下手な男とのあいだになにかあったら、僕だって王様に顔向けできなくなるので!だったらまだ僕がいっしょの部屋にいれば、今回みたいなことが起きても守ってあげられるでしょう?」
こぶしをにぎりしめたジェイクが、まっすぐにこちらを見ながらそう口にする。
「いや、だからそれが誤解なんだってば!別にオレは、男が好きでもなんでもないんだっつーの!!」
どうしよう、またこの問答かよ。
いわゆる『ふりだしに戻る』ってヤツじゃん!!
「というか、あなたがそうだとしても、もしも人前であんな顔されたら超絶危険なんですってば!」
「ん?『あんな顔』って?」
「あっ……」
その瞬間、かぁっとジェイクのほっぺたに朱が差していく。
そして、気まずそうに目線がさまよいはじめる。
もう全身から『その話題には触れないでくれ』と言わんばかりの空気をかもし出していて、空気を読むならこれ以上触れないでおくほうがいいのかもしれない。
そう結論づけると、わざとらしくせきばらいをする。
「じゃあこの話は、これで終わりにしような!?」
「そっ、そうですね!」
そうして、おたがいに微妙な気まずさのなか、どうしたものかと無言になった。
「───あ!そうだ、オレからジェイクにあやまらなきゃいけないことが、ほかにもまだあるんだけど」
「今度はなんですか?」
若干警戒したような雰囲気を瞬時にまとうジェイクに、苦笑いを浮かぶ。
オレって信頼ないな、とか。
「そんなに身がまえなくても大丈夫だよ、ちょっと見込みちがいが生じたってだけだから」
それは傭兵のゴドウィンに引きつづき、盗賊のシトラスまでも、仲間に加えることができなくなってしまったということだった。
本来のあのゲームにおいて、最も効率的な攻略ルートをたどるなら、このふたりはぜひこちらのパーティーに加えたいメンバーだったのに。
もちろんゲームのなかでは別のメンバーでパーティーを組んで攻略したことは数えきれないくらいあるけれど、それでも現状、代わりになるメンバーはオレだけっていう制約ができてしまった。
最速攻略を狙おうとするなら、若干不安がなくもないわけで。
「なんだ、そんなことなら気にしなくていいんですよ。だってもし仲間を加えたとして、あなたがまたその人たちに襲われでもしたらどうするんですか?」
「ごめん、ジェイク……でも次の大きな街では、ちゃんと仲間を増やせるようにするからな?!」
だから気にしなくていいと笑うジェイクに、オレも必死にこの先の情報を思い浮かべながら宣言する。
一応、仲間になるキャラクターには、心あたりがあった。
勇者パーティーでの攻撃魔法の要になる、魔法使いの『ノア』という名前の女子キャラクターが、イベントを経て仲間に加えられるようになるはずなんだ。
加入当初のHPは少なくて、すぐに戦闘不能になるせいで育成には手間がかかるかもしれないけれど、それでもうまく育てさえすれば様々な属性の魔法をおぼえられることから、物理攻撃無効のモンスター対策としていちばん有効な存在でもある。
比較的序盤で仲間に入れられるようになるノアには、たしか魔王軍に滅ぼされた村の唯一の生き残りという重たい設定があって、だからこそ魔王討伐の旅の途中である主人公に協力を申し出る流れだったはず。
しかも自分を助けてくれた強くてカッコいい主人公に、一目惚れするんだよなぁ。
さすがに女子メンバーを加えるだけなら、オレにとっても危険なことなんて起こりようもないだろ!
だからこのパーティーの仲間に加えるなら、ノアしかいないって、そう思っていた。
それがまさかの事態に陥ることになるとは、今のオレには全く想像もついていなかったんだ。
まったくもって『ヒロイン属性の呪い(推定)』のヤツは、油断ができない。
そう思い知ることになるのは、もうまもなくのことだった。
たぶんそういうのをきちんと学んだこともないジェイクにとっては、その覚悟は未知の感覚なんだと思う。
「あ、あなたはできるんですか?!」
「……そうしないといけないと、そう思ってるよ」
ジェイクの問いかけに返す言葉は、思った以上に平坦な冷たい声になってしまった。
オレだって、本音を言えば怖い。
でもそれをここでそれとわかるように出すのは、まちがえているとも思うから。
だってそんなの、ジェイクの運命を無理やり変えてしまった王家の一員として、あまりにも無責任すぎるだろ?
それこそゲームのなかでは『そういうもの』として設定されていたから、さまざまな救済措置があった。
たとえばパーティーが全滅しても前にセーブをした場所からやりなおせるとか、パーティーメンバーのだれかがHPが0になっても生き返らせることができるとか、そういう命に関わる部分とか。
あとは、戦闘についてもそうだ。
プレイヤーはボタンを押すだけで、勝手にキャラクターが動いてくれるとかも、コツもなにもいらないし、すごく楽なシステムだった。
でもこの世界は、ひょっとしたらあのゲームの世界と似ているだけで、まったく別のものってこともあるだろうし、そうしたら死んだらそれまでって可能性も十分あり得るわけだ。
そこまで考えてしまったら、本当は怖くて、最速攻略なんて言わずにできるだけレベルアップしてから臨みたいくらいなんだけど。
「……たしかにルーイ王子の言うとおり、僕たちと意思疎通もできて、人に近い姿のモンスターを倒せるのかって言われたら、すごく迷うと思います。でも勇者に選ばれたこと自体は、まったく後悔なんてしていないんです。だって、この手で大事なものを守れるチャンスをもらえたんですよ?」
ニッと強気な笑みを浮かべるジェイクに、心が少し軽くなる。
そっか……そういうふうに思っててくれたのか……。
ジェイクにしてみれば、ある日突然勇者に指名されるとか思ってもみなかったことだろうし、重荷でしかないと思っていたのだけど。
「ジェイク……ありがとう……」
「えっ?なんでルーイ王子がお礼を言うんですか??」
「別になんでもいいだろっ!」
気がつけば顔をあげて、ジェイクの目を見ることができるようになっていた。
「そんなことより、その『ルーイ王子』っての、どうにかなんないのか?今のオレたちは、おたがいにただの冒険者なんだからさ、敬語とかナシにならないか?」
「えぇっ、そんなの無理ですよ?!」
ほんの少し軽くなった気持ちのままに、ずっと気になっていたことを口にする。
「……じゃあせめて余計なトラブル防止のためにも、『王子』ってつけるのだけはやめような!」
恐縮するジェイクを押し切れば、たしかにそれは一理あると気づいたのだろう、考え込むように黙り込む。
「う~ん……わかりました、それならできるだけがんばって慣れるようにしますけど、でもこのしゃべり方はゆずりませんからね!」
「はいはい」
たぶん、これ以上オレとは距離を縮めたくないっていう、ジェイクなりの意思表示のあらわれのひとつなんだろうなぁ……。
あんなことまでさせてしまったとはいえ、だからといってオレたちの距離が近くなったわけゃない。
だからオレも、そこはきちんと弁えておかないとな。
それにしても……と改めて思う。
さっきの『この手で大事なものを守れるチャンスをもらえた』だったっけか……そのひとことでオレは救われた気持ちになったんだ。
そんなことを自覚もなく言えちゃうからこそ、ジェイクは周囲の人にとっての『希望』になるんだな?
たぶん人としての心の在り方が強くて、カッコいいからなんだろう。
そんなの、あのゲームをプレイしたことある人なら、だれでも知っていることかもしれないけれど。
「ところで、あの……次の宿から僕もいっしょの部屋に泊まることにしますから!」
「え?」
ジェイクからの発言は、思ってもみない内容だった。
いや、だってこれまではオレに襲われたくないからって、わざわざ別室に泊まっていたわけだろ?
いったい、どんな心境の変化があったっていうんだよ?
「今回のことでしみじみと実感したと言いますか、あなたをひとりにするほうが、よっぽど危ないってことがわかったんで!いくらあなたが望もうと、下手な男とのあいだになにかあったら、僕だって王様に顔向けできなくなるので!だったらまだ僕がいっしょの部屋にいれば、今回みたいなことが起きても守ってあげられるでしょう?」
こぶしをにぎりしめたジェイクが、まっすぐにこちらを見ながらそう口にする。
「いや、だからそれが誤解なんだってば!別にオレは、男が好きでもなんでもないんだっつーの!!」
どうしよう、またこの問答かよ。
いわゆる『ふりだしに戻る』ってヤツじゃん!!
「というか、あなたがそうだとしても、もしも人前であんな顔されたら超絶危険なんですってば!」
「ん?『あんな顔』って?」
「あっ……」
その瞬間、かぁっとジェイクのほっぺたに朱が差していく。
そして、気まずそうに目線がさまよいはじめる。
もう全身から『その話題には触れないでくれ』と言わんばかりの空気をかもし出していて、空気を読むならこれ以上触れないでおくほうがいいのかもしれない。
そう結論づけると、わざとらしくせきばらいをする。
「じゃあこの話は、これで終わりにしような!?」
「そっ、そうですね!」
そうして、おたがいに微妙な気まずさのなか、どうしたものかと無言になった。
「───あ!そうだ、オレからジェイクにあやまらなきゃいけないことが、ほかにもまだあるんだけど」
「今度はなんですか?」
若干警戒したような雰囲気を瞬時にまとうジェイクに、苦笑いを浮かぶ。
オレって信頼ないな、とか。
「そんなに身がまえなくても大丈夫だよ、ちょっと見込みちがいが生じたってだけだから」
それは傭兵のゴドウィンに引きつづき、盗賊のシトラスまでも、仲間に加えることができなくなってしまったということだった。
本来のあのゲームにおいて、最も効率的な攻略ルートをたどるなら、このふたりはぜひこちらのパーティーに加えたいメンバーだったのに。
もちろんゲームのなかでは別のメンバーでパーティーを組んで攻略したことは数えきれないくらいあるけれど、それでも現状、代わりになるメンバーはオレだけっていう制約ができてしまった。
最速攻略を狙おうとするなら、若干不安がなくもないわけで。
「なんだ、そんなことなら気にしなくていいんですよ。だってもし仲間を加えたとして、あなたがまたその人たちに襲われでもしたらどうするんですか?」
「ごめん、ジェイク……でも次の大きな街では、ちゃんと仲間を増やせるようにするからな?!」
だから気にしなくていいと笑うジェイクに、オレも必死にこの先の情報を思い浮かべながら宣言する。
一応、仲間になるキャラクターには、心あたりがあった。
勇者パーティーでの攻撃魔法の要になる、魔法使いの『ノア』という名前の女子キャラクターが、イベントを経て仲間に加えられるようになるはずなんだ。
加入当初のHPは少なくて、すぐに戦闘不能になるせいで育成には手間がかかるかもしれないけれど、それでもうまく育てさえすれば様々な属性の魔法をおぼえられることから、物理攻撃無効のモンスター対策としていちばん有効な存在でもある。
比較的序盤で仲間に入れられるようになるノアには、たしか魔王軍に滅ぼされた村の唯一の生き残りという重たい設定があって、だからこそ魔王討伐の旅の途中である主人公に協力を申し出る流れだったはず。
しかも自分を助けてくれた強くてカッコいい主人公に、一目惚れするんだよなぁ。
さすがに女子メンバーを加えるだけなら、オレにとっても危険なことなんて起こりようもないだろ!
だからこのパーティーの仲間に加えるなら、ノアしかいないって、そう思っていた。
それがまさかの事態に陥ることになるとは、今のオレには全く想像もついていなかったんだ。
まったくもって『ヒロイン属性の呪い(推定)』のヤツは、油断ができない。
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