5 / 22
Ep.5 ゲームのジャンルが違うんだが?!
しおりを挟む
てっきり『モブなのに主人公成り代わり系』の展開なのかと思いきや───それが、こんなことになるなんて、いったいだれに想像がつくよ?!
ギルドに併設されている宿屋の一室、そこに入ったとたん、オレは後ろを歩いていたゴドウィンによってベッドの上に突き飛ばされた。
木製のそれは安物で、軋んだ音を立てる。
王城で使用していた自分のものとは比べるまでもなく、敷かれた布団も薄っぺらくて硬い。
「痛っ!って、なにすんだよ!?」
「さぁて、ナニでしょうねぇ?」
抗議の声をあげたところで、相手はニヤニヤと下卑た笑いをうかべるだけだ。
起きあがろうにも、オレのからだをまたぐようにのしかかられてしまえば、どうにもならなくて。
「そこからどけ、無礼者!」
強めの口調で言ったところで、相手にはみじんも響いてはいなさそうだった。
というより、そもそもオレがこの国の第二王子だとは理解していないのかもしれない。
「ははっ、こんなところにまで、のこのこついてきちまったのが、てめぇの運の尽きよ」
ゴドウィンの肩越しに顔を出し、にぃっと黄ばんだ歯をむき出しにして笑う男は、最初にオレの肩に腕をまわして引き寄せてきた人物だった。
「せっかくこんなべっぴんさんがいるんだからよ、おいらたちと楽しもうぜ?」
「冗談じゃない、断る!!」
途中まではセリフもおなじで主人公成り代わり系展開かと思いきや、まさかの暗闇連れ込み案件にすり替わっているとか、いったいどうなってんだよこれ!?
「つれないこと言うなって、おいらたちを満足させてくれたら、あとでなんでも言うことを聞いてやるからよ」
「やめっ……!放せったら!」
必死に身をひねって抵抗すれば、逆に肩を押されてあお向けに押し倒されたところで、相手を押し返そうとする腕を手首のところでつかまれ、まとめてヘッドボードのところに押しつけられた。
「ほーら、エールがかかったところがベトベトして気持ち悪いだろ?脱がなきゃなぁ」
「遠慮、するっ!」
そうしてゴドウィンは、身動きの利かなくなったオレのシャツに手をかけると、ゆっくりとボタンをはずしにかかる。
「やめろってば!」
クソ、ビクともしない!
必死に声をあげて全力で抵抗し、両腕の自由を取りもどそうとしたけれど、そんな動きなんてなんの役にも立たなくて。
「ヘヘッ、そんなかわいらしい抵抗をしたところで、かえってそそられるだけだぜ?」
それどころか、かえってゴドウィンは舌なめずりをし、余裕綽々の笑みを浮かべるだけだ。
あークソ、こいつら慣れてやがる!
片手はオレの腕を封じるために使われているから、ボタンをはずすのは片手だというのに、ゴドウィンの太い指は器用に動き、手慣れた様子ではずしていくのに思わず歯噛みする。
「ひゃー、こりゃとんでもねぇ上玉だ!見ろよ、そこらの女よりもきめの細かくて白い肌をしてやがる」
「クソ、見るなって」
やがてシャツのボタンをはずし終えると、興奮したように上ずった声を出すゴドウィンに、周囲からは口笛が鳴る。
オレにまたがるゴドウィンだけでなく、仲間の男たちからもねっとりとした視線が浴びせられているのがわかる。
さすがにここまでくれば、こいつらがオレをどういう目で見ていたか、嫌でも理解せざるを得なかった。
本来なら男に裸を見られたところでなんでもないはずが、その視線が好色なものだと思うだけで、どうにも不快でたまらない。
それに、男たちの酒臭い息もまた、よけいに不快をあおる一因になっていた。
どうしよう、どうすればいい……?
必死にふりほどこうとしても、一度つかまれてしまった手首はどうにもならなくて、ただ焦りだけが募っていく。
正直なところ、こちらからすればゴドウィンは知らないキャラじゃない。
なんならゲームをプレイしていたときには、何度も初期のレベル上げのためにお世話になっていたし、一方的に恩義を感じているキャラクターでもあったくらいなのに。
だからといって、こんなことをされてもいいとは、とうてい思えないのだけど。
でも───ゲームの本編でジェイクを前にしたときは、本当にエールでべとつく肌を拭くために、親切に布や水を用意してくれただけだったのに、どうしてオレはこんな展開になってしまったんだろうか?
このまま抵抗できなければ、どう考えたって───いや、考えることさえおぞましい展開になってしまうのは明白だった。
「んっ!」
ふいにゴドウィンの武骨な太い指が直接こちらの肌にふれ、遠慮もなしにまさぐってくる。
その瞬間、ゾワゾワとした感覚がそこから全身へと広がっていく。
「やめっ……ひぅっ!」
特に手入れもされていないゴドウィンの指先は皮膚が硬くなり、さらには荒れてザラついている。
それがこちらの脇腹から胸もとにかけて何度も行き来してくるのだから、たまったもんじゃなかった。
なんだよこれ、鳥肌が立ちそうなほどに気持ち悪りぃ!!
「うはぁ、見た目どおりに絹みてぇな肌だ。こっちの手に吸い付くようだぜ」
「それに声だって、色っぺぇや」
「おいおい、たまんねぇな!なるべく早くしてくれよ」
興奮してうわずる声をあげる男たちはベッドを取り囲むように周囲に立ち、こちらを見下ろしてくる。
───いったいこの世界は、どこからおかしくなった?
年齢制限もない正統派ヒロイックファンタジーの世界は今、年齢制限ありのBLゲームに変わろうとしていた。
これまでルーイとしての記憶にある限り、王子として大事に育てられた自覚はあれども、好色な目で見られたことなんてなかったのに。
それにこっそり街に出てきたときだって、どこかのやんごとなき身分のご子息だろうと、街の人にはやさしくされるばかりで、こんな風に危険な目に遭うことなんて一切なかったんだぞ?!
「イヤだ!放せ!!」
「いいぜ、いくらさわいだところで、ここの宿屋はだれも室内には入ってこねぇ。そういうルールになっているからな」
ゴドウィンは自信に満ちた顔でこちらをのぞき込んでくる。
その自信は、ギルドの大原則である『基本はすべて自己責任』という考え方に基づいているのだろう。
今回の場合にしたって宿の個室内で起きることならば、火を放つなど、よほど周囲に迷惑をかける行為でもない限り、職員が手を出してこないとわかっていればこその余裕だった。
「へへ、きれいなピンク色だ。いかにも『つまんでください』ってばかりにキュッとつぼまってさ」
「んんっ!や……、あぁっ」
そうしているうちにも、ゴドウィンの指は胸もとをまさぐり、乳首をこねくりまわしてくる。
そんな実況中継、いらないから!!
つーかオレも、どうして声が抑えられないんだろうか?
気持ち悪いのはまちがいないはずなのに、それでもゴドウィンの指先がつまんで転がし、押しつぶしてくるたびに、甘い痺れのようなものが全身に波のように広がり、腰の奥へと熱がわだかまっていく。
こんなの、絶対おかしいだろ!!
こちらの意思を無視して、勝手に感じてしまう己のからだに解釈ちがいを起こしてしまいそうだった。
あまりにもままならない現実に、くやしくて、じわりと視界がにじんでいく。
せめてもの救いは、まだこちらの股間はほとんど反応を示していないことくらいだろうか。
でも残念ながらゴドウィンたちはそうではないらしく、にじんだ視界でもはっきりとわかるくらい、ズボンの布地を押し上げて主張してきていた。
───無理、絶対に無理だから!!
この世界での王族としてのたしなみで童貞ではなかったけれど、性的嗜好はいたってストレートだったからこそ、オレには男に抱かれた経験なんてない。
それがいきなりあんなデカいの、受け入れられるはずがないだろ!?
「へへっ、泣くなよぉ、これからもっと気持ち良くして、別の意味で啼かせてやるからさ」
「やめろ……っ!」
ゴドウィンの仲間の男が手にしている小瓶にはコルクで栓がされており、なかにはピンク色の液体が入っているのが見えた。
スライムを原材料に使用したとろみのあるそれは、いわゆるそういう目的のために使用するローションだ。
その色味もあいまって、こちらの世界でも『ピンクローション』なんて呼ばれたりもするけれど、それを取り出したってことは、いよいよヤる気になったってことにほかならない。
けれど逃げ出そうにも相手は複数いて、しかもさっきから何度試そうとしてもこの拘束された手をほどけなくて。
それだけじゃない、ギルドの原則があるから職員が助けてくれることは期待できないし、かと言ってほかに頼りになる人なんてこの宿の周囲にはいないことも確実だった。
「あ………」
これはもう、どうやさしく見積もったって詰んでいる。
静かに、しかし確実に胸のなかに絶望が水面の波紋のように広がっていく。
このままなすすべもなく、ゴドウィンたちに犯されるしかないっていうのか?!
魔王を倒したくて城を飛び出したっていうのに、旅に出る前にこんな目に遭うなんて……!
もはや己の不運を嘆くしかなく、空虚な気持ちに押しつぶされていく。
心はひんやりとして、今にも折れてしまいそうだった。
ギルドに併設されている宿屋の一室、そこに入ったとたん、オレは後ろを歩いていたゴドウィンによってベッドの上に突き飛ばされた。
木製のそれは安物で、軋んだ音を立てる。
王城で使用していた自分のものとは比べるまでもなく、敷かれた布団も薄っぺらくて硬い。
「痛っ!って、なにすんだよ!?」
「さぁて、ナニでしょうねぇ?」
抗議の声をあげたところで、相手はニヤニヤと下卑た笑いをうかべるだけだ。
起きあがろうにも、オレのからだをまたぐようにのしかかられてしまえば、どうにもならなくて。
「そこからどけ、無礼者!」
強めの口調で言ったところで、相手にはみじんも響いてはいなさそうだった。
というより、そもそもオレがこの国の第二王子だとは理解していないのかもしれない。
「ははっ、こんなところにまで、のこのこついてきちまったのが、てめぇの運の尽きよ」
ゴドウィンの肩越しに顔を出し、にぃっと黄ばんだ歯をむき出しにして笑う男は、最初にオレの肩に腕をまわして引き寄せてきた人物だった。
「せっかくこんなべっぴんさんがいるんだからよ、おいらたちと楽しもうぜ?」
「冗談じゃない、断る!!」
途中まではセリフもおなじで主人公成り代わり系展開かと思いきや、まさかの暗闇連れ込み案件にすり替わっているとか、いったいどうなってんだよこれ!?
「つれないこと言うなって、おいらたちを満足させてくれたら、あとでなんでも言うことを聞いてやるからよ」
「やめっ……!放せったら!」
必死に身をひねって抵抗すれば、逆に肩を押されてあお向けに押し倒されたところで、相手を押し返そうとする腕を手首のところでつかまれ、まとめてヘッドボードのところに押しつけられた。
「ほーら、エールがかかったところがベトベトして気持ち悪いだろ?脱がなきゃなぁ」
「遠慮、するっ!」
そうしてゴドウィンは、身動きの利かなくなったオレのシャツに手をかけると、ゆっくりとボタンをはずしにかかる。
「やめろってば!」
クソ、ビクともしない!
必死に声をあげて全力で抵抗し、両腕の自由を取りもどそうとしたけれど、そんな動きなんてなんの役にも立たなくて。
「ヘヘッ、そんなかわいらしい抵抗をしたところで、かえってそそられるだけだぜ?」
それどころか、かえってゴドウィンは舌なめずりをし、余裕綽々の笑みを浮かべるだけだ。
あークソ、こいつら慣れてやがる!
片手はオレの腕を封じるために使われているから、ボタンをはずすのは片手だというのに、ゴドウィンの太い指は器用に動き、手慣れた様子ではずしていくのに思わず歯噛みする。
「ひゃー、こりゃとんでもねぇ上玉だ!見ろよ、そこらの女よりもきめの細かくて白い肌をしてやがる」
「クソ、見るなって」
やがてシャツのボタンをはずし終えると、興奮したように上ずった声を出すゴドウィンに、周囲からは口笛が鳴る。
オレにまたがるゴドウィンだけでなく、仲間の男たちからもねっとりとした視線が浴びせられているのがわかる。
さすがにここまでくれば、こいつらがオレをどういう目で見ていたか、嫌でも理解せざるを得なかった。
本来なら男に裸を見られたところでなんでもないはずが、その視線が好色なものだと思うだけで、どうにも不快でたまらない。
それに、男たちの酒臭い息もまた、よけいに不快をあおる一因になっていた。
どうしよう、どうすればいい……?
必死にふりほどこうとしても、一度つかまれてしまった手首はどうにもならなくて、ただ焦りだけが募っていく。
正直なところ、こちらからすればゴドウィンは知らないキャラじゃない。
なんならゲームをプレイしていたときには、何度も初期のレベル上げのためにお世話になっていたし、一方的に恩義を感じているキャラクターでもあったくらいなのに。
だからといって、こんなことをされてもいいとは、とうてい思えないのだけど。
でも───ゲームの本編でジェイクを前にしたときは、本当にエールでべとつく肌を拭くために、親切に布や水を用意してくれただけだったのに、どうしてオレはこんな展開になってしまったんだろうか?
このまま抵抗できなければ、どう考えたって───いや、考えることさえおぞましい展開になってしまうのは明白だった。
「んっ!」
ふいにゴドウィンの武骨な太い指が直接こちらの肌にふれ、遠慮もなしにまさぐってくる。
その瞬間、ゾワゾワとした感覚がそこから全身へと広がっていく。
「やめっ……ひぅっ!」
特に手入れもされていないゴドウィンの指先は皮膚が硬くなり、さらには荒れてザラついている。
それがこちらの脇腹から胸もとにかけて何度も行き来してくるのだから、たまったもんじゃなかった。
なんだよこれ、鳥肌が立ちそうなほどに気持ち悪りぃ!!
「うはぁ、見た目どおりに絹みてぇな肌だ。こっちの手に吸い付くようだぜ」
「それに声だって、色っぺぇや」
「おいおい、たまんねぇな!なるべく早くしてくれよ」
興奮してうわずる声をあげる男たちはベッドを取り囲むように周囲に立ち、こちらを見下ろしてくる。
───いったいこの世界は、どこからおかしくなった?
年齢制限もない正統派ヒロイックファンタジーの世界は今、年齢制限ありのBLゲームに変わろうとしていた。
これまでルーイとしての記憶にある限り、王子として大事に育てられた自覚はあれども、好色な目で見られたことなんてなかったのに。
それにこっそり街に出てきたときだって、どこかのやんごとなき身分のご子息だろうと、街の人にはやさしくされるばかりで、こんな風に危険な目に遭うことなんて一切なかったんだぞ?!
「イヤだ!放せ!!」
「いいぜ、いくらさわいだところで、ここの宿屋はだれも室内には入ってこねぇ。そういうルールになっているからな」
ゴドウィンは自信に満ちた顔でこちらをのぞき込んでくる。
その自信は、ギルドの大原則である『基本はすべて自己責任』という考え方に基づいているのだろう。
今回の場合にしたって宿の個室内で起きることならば、火を放つなど、よほど周囲に迷惑をかける行為でもない限り、職員が手を出してこないとわかっていればこその余裕だった。
「へへ、きれいなピンク色だ。いかにも『つまんでください』ってばかりにキュッとつぼまってさ」
「んんっ!や……、あぁっ」
そうしているうちにも、ゴドウィンの指は胸もとをまさぐり、乳首をこねくりまわしてくる。
そんな実況中継、いらないから!!
つーかオレも、どうして声が抑えられないんだろうか?
気持ち悪いのはまちがいないはずなのに、それでもゴドウィンの指先がつまんで転がし、押しつぶしてくるたびに、甘い痺れのようなものが全身に波のように広がり、腰の奥へと熱がわだかまっていく。
こんなの、絶対おかしいだろ!!
こちらの意思を無視して、勝手に感じてしまう己のからだに解釈ちがいを起こしてしまいそうだった。
あまりにもままならない現実に、くやしくて、じわりと視界がにじんでいく。
せめてもの救いは、まだこちらの股間はほとんど反応を示していないことくらいだろうか。
でも残念ながらゴドウィンたちはそうではないらしく、にじんだ視界でもはっきりとわかるくらい、ズボンの布地を押し上げて主張してきていた。
───無理、絶対に無理だから!!
この世界での王族としてのたしなみで童貞ではなかったけれど、性的嗜好はいたってストレートだったからこそ、オレには男に抱かれた経験なんてない。
それがいきなりあんなデカいの、受け入れられるはずがないだろ!?
「へへっ、泣くなよぉ、これからもっと気持ち良くして、別の意味で啼かせてやるからさ」
「やめろ……っ!」
ゴドウィンの仲間の男が手にしている小瓶にはコルクで栓がされており、なかにはピンク色の液体が入っているのが見えた。
スライムを原材料に使用したとろみのあるそれは、いわゆるそういう目的のために使用するローションだ。
その色味もあいまって、こちらの世界でも『ピンクローション』なんて呼ばれたりもするけれど、それを取り出したってことは、いよいよヤる気になったってことにほかならない。
けれど逃げ出そうにも相手は複数いて、しかもさっきから何度試そうとしてもこの拘束された手をほどけなくて。
それだけじゃない、ギルドの原則があるから職員が助けてくれることは期待できないし、かと言ってほかに頼りになる人なんてこの宿の周囲にはいないことも確実だった。
「あ………」
これはもう、どうやさしく見積もったって詰んでいる。
静かに、しかし確実に胸のなかに絶望が水面の波紋のように広がっていく。
このままなすすべもなく、ゴドウィンたちに犯されるしかないっていうのか?!
魔王を倒したくて城を飛び出したっていうのに、旅に出る前にこんな目に遭うなんて……!
もはや己の不運を嘆くしかなく、空虚な気持ちに押しつぶされていく。
心はひんやりとして、今にも折れてしまいそうだった。
13
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ニケの宿
水無月
BL
危険地帯の山の中。数少ない安全エリアで宿を営む赤犬族の犬耳幼子は、吹雪の中で白い青年を拾う。それは滅んだはずの種族「人族」で。
しっかり者のわんことあまり役に立たない青年。それでも青年は幼子の孤独をゆるやかに埋めてくれた。
異なる種族同士の、共同生活。
※本作はちいさい子と青年のほんのりストーリが軸なので、過激な描写は控えています。バトルシーンが多めなので(矛盾)怪我をしている描写もあります。苦手な方はご注意ください。
『BL短編』の方に、この作品のキャラクターの挿絵を投稿してあります。自作です。
選択的ぼっちの俺たちは丁度いい距離を模索中!
きよひ
BL
ぼっち無愛想エリート×ぼっちファッションヤンキー
蓮は会話が苦手すぎて、不良のような格好で周りを牽制している高校生だ。
下校中におじいさんを助けたことをきっかけに、その孫でエリート高校生の大和と出会う。
蓮に負けず劣らず無表情で無愛想な大和とはもう関わることはないと思っていたが、一度認識してしまうと下校中に妙に目に入ってくるようになってしまう。
少しずつ接する内に、大和も蓮と同じく意図的に他人と距離をとっているんだと気づいていく。
ひょんなことから大和の服を着る羽目になったり、一緒にバイトすることになったり、大和の部屋で寝ることになったり。
一進一退を繰り返して、二人が少しずつ落ち着く距離を模索していく。
殺されて退場する筈なのに主人公の愛が重い
春野ゆき
BL
途中で読むのを辞めた小説で弟子である主人公に殺されるキャラクター「アルネ」に転生した「俺」は殺される未来を変える為に主人公に愛情深く接すると決意する。そんな風に接していたら主人公に懐かれ過ぎてしまった。国内はずっと不穏だし、次々と事件が起こるけどシナリオはこれで合ってるのか?
旧題︰悪役だけど暴君主人公を良い子に育てます
攻めの幼少期から始まりますが、幼少期の頃の話はそんなに長くないです。
貧乏貴族の末っ子は、取り巻きのひとりをやめようと思う
まと
BL
色々と煩わしい為、そろそろ公爵家跡取りエルの取り巻きをこっそりやめようかなと一人立ちを決心するファヌ。
新たな出逢いやモテ道に期待を胸に膨らませ、ファヌは輝く学園生活をおくれるのか??!!
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
社畜サラリーマン、異世界で竜帝陛下のペットになる
ひよこ麺
BL
30歳の誕生日を深夜のオフィスで迎えた生粋の社畜サラリーマン、立花志鶴(たちばな しづる)。家庭の都合で誰かに助けを求めることが苦手な志鶴がひとり涙を流していた時、誰かの呼び声と共にパソコンが光り輝き、奇妙な世界に召喚されてしまう。
その世界は人類よりも高度な種族である竜人とそれに従うもの達が支配する世界でその世界で一番偉い竜帝陛下のラムセス様に『可愛い子ちゃん』と呼ばれて溺愛されることになった志鶴。
いままでの人生では想像もできないほどに甘やかされて溺愛される志鶴。
しかし、『異世界からきた人間が元の世界に戻れない』という事実ならくる責任感で可愛がられてるだけと思い竜帝陛下に心を開かないと誓うが……。
「余の大切な可愛い子ちゃん、ずっと大切にしたい」
「……その感情は恋愛ではなく、ペットに対してのものですよね」
溺愛系スパダリ竜帝陛下×傷だらけ猫系社畜リーマンのふたりの愛の行方は……??
ついでに志鶴の居ない世界でもいままでにない変化が??
第11回BL小説大賞に応募させて頂きます。今回も何卒宜しくお願いいたします。
※いつも通り竜帝陛下には変態みがありますのでご注意ください。また「※」付きの回は性的な要素を含みます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる