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11 壊れてしまった(R18、強姦、流血)
しおりを挟む当真はかなえの腰を掴み、自身の下半身を押し付けた。
ゴリッとした感触に、かなえは真っ青になる。
まさか、と当真の目的に気付き、恐怖で体が震え出す。
「ああ…、かなえ、綺麗だ。今までこんなに綺麗なのは見たことがない。お前の母親も美人な方だとは思うが、もうババアだし、ケバいだろ?萎えるんだよ、ココが」
「うっ、ううううっ!!ううっ、うううーっ!!」
必死に逃げようとするが、当真が下半身を押し付けながら体重をかけてくるため身動きが取れない。
拘束された両手が頭上に上げられ、適当な場所に紐で縛られた。
当真はかなえの服を掴むと思い切り力を入れて引き裂いた。
ビビーッ
痩せてあばら骨の浮いた平たい胸と、薄っぺらい腹が現れ、当真はニヤニヤと笑い出す。
かなえの白くて薄い腹を指先でなぞり、細い腰を両手で掴んだ。
「ひぅっ…っ、うっ、ううっ…っ」
「白くて綺麗な肌だなぁ、かなえ、誘ってんのかよ」
「…ひっ……、…っ…」
「へへへへっ、ピンク色で可愛い乳首だな、どうだ、ほら、チュバッ、チュバッ」
「ひぅうううううっ」
当真が突然かなえの乳首に吸い付き、音を立ててしゃぶり出した。
かなえはあまりの恐怖で口に貼られたガムテープの奥で悲鳴を上げ、ガクガクと震えている。
しかし、当真は狂ったようにかなえの乳首を吸い続け、厭らしい顔でかなえに囁く。
「かなえ~、ずっとこうしてみたかったんだよ。初めてなんだろ?優しくしてやるから、大人しくしてろよ」
「ひいいっ!!ひいっ、ううううーっ」
ズボンとパンツを一気に脱がされ、かなえはあっという間に全裸にされてしまった。
見開いた眼はギョッとしたように当真を見て、真っ青になった顔で止めてくれと、訴えるように、拒絶するように、フルフルと小さく左右に振っている。
当真の手がかなえの両足をガバッと開き、足の間に体を入れられると閉じることが出来なくなってしまう。
色素の薄いかなえのペニスを見て、当真の口から涎が垂れた。
「じゅるっ、…おっと、涎が垂れちまった。へへっ、こんな綺麗な色、初めて見るぜ。どこもかしこも綺麗だな、かなえは」
「…ひっ……、ひぅっ……、……っ」
当真の言動に声の出なくなったかなえは、ガクガクと震えながら彼の顔を見ている。
視線がロックされたように動かせず、目を逸らすことができない。
その視線に当真はどう思ったのか、ニタリと下品に笑う。
「おいおい、かなえ。嬉しいのか?そんなに見つめられたら、期待するだろぉ?」
「……っ、……っ…、…ひっ……」
極限状態となったかなえは、抵抗を忘れ、体を震わせながら大人しくなる。
声が出なくなるほどの恐怖に、パラパラと涙が零れ、頬に流れた。
当真は厭らしく下品に笑いながらかなえの下半身に顔を近づけ、舌を伸ばした。
ペロッ
「…ひぃっ…、……っ…、…ひっ……っ」
舌先でかなえのペニスの先端を舐め、ニタリと笑いこちらを見る当真に、かなえは声のない悲鳴を上げ、引き攣った表情で当真を凝視した。
足を閉じようとするが、当真の体が足の間にあるためどうすることも出来ず、体を捩って少しでも逃げようとする。
しかし、当真の体は重く、ビクともしない。
そうこうしているうちに今度は、当真の口がかなえのペニスをパクリと咥えた。
ジュルッ、ジュルルッ
「…ひぅーっ、うっ、うっ、うっ…っ」
「じゅぷっ、じゅぱっ、じゅぶっ」
「う゛ぅ~~~っ!!」
「じゅるるっ、へへへっ、こらっ、暴れるな!!」
パンッ
「んぐっ…」
当真は美味そうにかなえのペニスをジュルジュルとしゃぶり始める。
途端にバタバタと暴れ出したかなえに苛立ち、思い切り頬にに平手打ちをした。
バタッと体が横に倒れてしまう。
大人しくなったかなえの体を起こし、当真は再びかなえの足を開かせ、自身のズボンのベルトを緩めるとパンツの中から勃起したペニスを出した。
それを見たかなえの顔はサーッと血の気が引き、全身を震わせる。
「かなえぇ、いいよな?気持ちよくしてやるから、大人しくしてろよ?」
「…ううーっ」
「暴れるなって言ってるだろ!!」
「うぐぅっ」
どうにかして抜け出そうとするかなえに、当真はガシリと髪を鷲掴んだ。
顔を無理矢理上げさせられたかなえは痛みに呻くが、当真は興奮した様子でかなえの下半身を舐めまわすように見ている。
軽いかなえの体をグルリと回転させて後ろを向かせると、今度は掴んだ髪ごと上半身を床に押し付け、腰を抱えてグイッと尻を突き出すような恰好にさせた。
真っ白なかなえの尻を撫で、当真は気味悪く笑う。
「綺麗な尻だなぁ、かなえ~」
「ううっ…、うーっ」
「見てみろよ、俺のコレ。お前の中に入りたくてこんなになってるんだぜ」
「…っ…ううう…っ」
ペチペチッと先走りの滲むペニスで尻の蕾を叩かれ、かなえはガクガクと怯えながら左右に首を振る。
そんなかなえの表情に煽られるように笑みを深め、興奮して赤黒く変色したペニスの先端が、かなえの肛門に当てられた。
ミチッ…ミチッ…
「う゛うーーーっ」
慣らしもせず濡らしもしないまま、固く閉じたかなえの後ろに当真のペニスが入れられてゆく。
痛みにかなえは悲鳴を上げた。
しかし、当真は無理やりペニスを入れ続け、切れてしまったかなえの後ろから血が滴る。
「ああー、キツくてイイな。やっぱりこれくらい締まりがないとイケねぇよなぁ」
「ん゛う゛ーっ!!う゛ううううっ、んぐう゛うーっ!!」
「ひへへへへっ、動くからなっ」
「う゛ぅーーーーーっ!!」
ちの滑りを借りて当真のペニスが動き始めた。
痛みに悲鳴を上げるが、ガムテープで塞がれた口ではくぐもった声しか出せず、家の外に声は漏れないため、通りがかりの誰かが気付くこともない。
ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ
「うぐっ…う゛っ…う゛っ…う゛っ…」
硬く勃起したペニスが腸内を無理やり突き上げ、あまりの激痛にかなえは悲鳴を上げる力もなくなってしまう。
ボタボタと垂れた血がツーと太股から落ち、萎えたペニスからもチョロロ…と尿が漏れて床を汚してゆく。
次第に意識が遠のきかけてきた時、ガタッと背後から物音がした。
「な、何してるの!?当真っ、かなえ…っ」
「…ちっ、お前かよ」
帰って来たのは、かなえの母親だった。
目の前で行われている現実に、驚愕した様子だ。
当真は舌打ちをして、かなえの中からペニスを抜いた。
グボッ
ビチャツ
「…う゛っ……」
ペニスを抜かれた瞬間、夥しい量の血が地面に滴る。
激しい行為で縛られていた両手の紐が緩み、ガクリと体が揺れて、かなえは力なくぐったりと床に倒れた。
口に貼られていたテープも取れ、切れた口内から唇を伝って血が垂れてゆく。
母親は現状を理解した怒りで興奮し、当真に言い寄る。
「何してたのよ!!当真、あんた、何でよ!!」
「煩せぇ!!見りゃわかるだろうよ!!」
「何でこんなことしてるのよ!!」
「はっ、溜まってたからに決まってるだろ」
「たま…っ、だからって、なっ、何でかなえとしてるのよ!!私がいるのに、何で…っ!!」
「お前の中じゃイケねんだよ、年増の緩み切った穴じゃなぁ!!」
「な…っ、何ですって…っ!?わかったわ!!かなえっ、あんた、私が留守にしてる間に当真に色目使って誘惑したんでしょう!?あんたみたいな役立たずに当真が靡くわけないわ!!」
「ぎゃはははっ!!おいババア!!鏡で自分をよく見てみろ!!おまえよりかなえの方が100倍も200倍もそそられる体してるだろ!!自分の息子に負けたんだよ、おまえは!!」
「なっ、なっ、私が、かなえに…っ!?」
二人は途端に口論になり、かなえは意識朦朧としながらそれを聞いていた。
母親は息も絶え絶えになったかなえのことなど、全く気にする様子もなく怒り狂っている。
それどころか、かなえと比較されたことでプライドが崩され、怒りは加速してゆくばかりだ。
当真はここぞとばかりに自身の妻である女に暴言を吐き、母親の表情は怒りで真っ赤になってゆく。
遂に怒りが最高潮まで到達した母親は台所から包丁を取り出し、その切っ先を当真に向けた。
ギョッとしたように当真は顔を引き攣らせ、硬直する。
「よくも私を侮辱したわね!!こ、殺してやる!!」
「お、おいっ、落ち着けって!!」
「うるさい!!」
「うわっ」
母親が包丁を振り回し、当真は慌ててそれを避ける。
するとその物音で眠っていた孝人が起きてしまったようで、奥の部屋から鳴き声が聞こえてきた。
かなえはハッとして失いそうになっていた意識を戻し、奥の部屋に視線を向けた。
徐々に鳴き声が近付いてくることに気付き、かなえは体の痛みに耐えながら上半身を起こす。
「うあああああんっ!!うああああああんっ!!」
「…た、たかと…っ」
「あああああんっ」
「煩い!!黙れクソガキがー!!」
「う゛あ゛あああああああんっ!!」
「黙れええええええっ!!」
「たかと!!」
母親は泣きながらやってきた孝人に気付き、鬼のような形相で怒鳴りつけた。
驚いた孝人は更に大声で泣き始め、母親は気が狂ったように振り向き、持っていた包丁を孝人に向ける。
かなえは脂汗を流しながら立ち上がり、孝人に手を伸ばす。
孝人の手を引き、入れ替わるように後ろに下がらせた。
そして入れ替えとなったかなえはそのまま、孝人を庇うように母親の前に、そして…
ザシュッ、、、
「…ぁ……っ…」
母親の握っていた包丁が、かなえの腹を刺した。
しかし、興奮しきった母親は痛みに呻くかなえから包丁を抜き、そのまま当真へと向き直ると、怒りのまま血みどろになった包丁をもって突進してゆく。
当真はどうにかそれを避け、母親を思い切り蹴飛ばした。
「うわぁっ!!」
「ぁが…っ」
ガンッ
蹴られて吹き飛んだ母親は壁に頭を勢いよく打ち付け、奇妙な悲鳴を上げて白目を向いてバタリと床に倒れ、動かなくなってしまった。
シンと静まり返る室内に、孝人の鳴き声が響く。
「ひ、ひいいっ…」
ハッとしたように当真は妻を凝視し、呼吸をしていないことに気付くと小さな悲鳴を上げ、慌てて逃げるように家を飛び出してしまった。
幼い孝人は状況もわからず泣き続けている。
かなえは力を振り絞り孝人のそばに行き、ぎゅうっと抱き締めた。
「あああああんっ!!あああああんっ!!」
「た、かと…、こわいゆめ、みたの?だいじょ…ぶ、おれが、いっしょに、…ね、て、あげるっ、から…っ」
「うえええんっ」
「よしよし…っ、…っ、…たか、とは…っ、えらい…ね…っ」
「…ぐすっ、…ぐすっ…」
「ぎゅっ…て、してる…から、…っ…、もういっかい、…ね、よう…ね…っ……」
「うん…」
「おや、すみ…っ…」
「……」
「…っ……」
全身が痛みで震え、腹から流れる血は止まらない。
それでもかなえは微笑んで、孝人を抱き締めてあやしている。
泣き止んだ孝人はすぐに寝息を立て始め、かなえは苦しそうに呼吸をしながら孝人の背を撫で続けていた。
すぐそばには包丁を握ったまま倒れ、息の止まった母親の姿がある。
かなえは孝人を抱き締め、目を閉じた。
意識が落ちる。
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