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第五部 小国フィーアネンの試練編
【次にくるライトノベル大賞2023のノミネート記念】アド視点6 改めてフランの凄さを思い知りました。
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皆様の応援のおかげでこの話の書籍が【次にくるライトノベル大賞2023のノミネート】されました。
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その後、俺達は反逆した貴族や騎士団を拘束した。
そして、弟が古代竜やピンク頭を連れてきたりして、戦力的にアップした時だ。
バイエフェルト王国の大軍が攻めてきたのだ。
フィーアネン王国は小国だ。
そして、バイエフェルト側は俺達の戦力、特にフランを過小評価していた。
本当に馬鹿だ。
その数は二万以上。
確かに、対してこちらは500人もいなかった。
数的には圧倒的に多かったが、こちらにはフランと古代竜がいるのだ。
更に、俺はフランの凄さをこの戦いで改めて思い知らされたのだ。
敵バイエフェルト側はフランの実力を知らないからかやる気満々だった。
「わっはっはっはっはっ。あなたのそのきつい顔が私の手にかかって悲鳴を上げるさまが目に浮かびますな」
フランの前で、この国王はあろうことか女王を侮辱したのだ。それもフランが一番嫌う方法で。
もし、フランが万全だったらそのまま爆裂魔術で国王は燃やされていただろう。
でも、この時、フランは魔術を封じられていた。これがバイエフェルト軍の災難だった。
国王一人の命で済んだのが、後の災害を招いたのだから。
「まあ、いいわ。私はフランソワーズ・ルブランはここに宣告する。直ちにバイエフエルト軍は降伏せよ。さもなくば殲滅する」
フランは宣言してくれたのだ。
「わっはっはっはっは。おのれ一人で何を言っているのだ。我軍は2万を超えるのだぞ。貴様一人で何をするのだ。小娘は気でも狂ったのか?」
国王はフランが魔術だけでないのを知らないのだ。
剣術は俺と並ぶ実力があるのだ。
まあ、それでも2万を相手にするのは大変だったけれど。
「エクちゃん!」
フランはエクスカリバーを呼んだのだ。
エクスカリバーは建国の功臣、ルブラン公爵家の初代が使っていた宝剣で、チャンバラごっこでルブラン領の剣を次々に折っていくフランに、呆れた公爵が渡した壊れない剣だ。さすが宝剣だけあってフランがいくら雑に扱っても折れなかった。
でも、子供に初代が持っていた公爵家の宝剣を渡すか?
俺は信じられなかった。
もっとも、ルブラン家の子供ではフランが一番剣の才能もあったけれど。
そして、この宝剣、フランが呼べばどこでも飛んでくるのだ。
凄まじい勢いで。
下手したら音速を遥か超えて。
その結果がどうなるか俺はこの時まで知らなかった。
「あはははは、エクちゃんとは何なのだ? お友達でも呼んだのか? まあ、しかし、我が大軍を見て、怖くなって、逃げ出したのかも知れんな」
愚かなバイエフェルト国王は笑っていた。
俺も流石にここまでは飛んでこないのではないかと疑ってしまったのだ。
いくら待ってもエクスカリバーは飛んでこないので、フランは他の剣で戦いだした。
その中で魔封じの腕輪を敵の魔術師の攻撃を受けて壊しやがったのだ。
俺はバイエフェルト王国軍の運命がこの時終わったのを知った。
フランは今までの鬱憤を魔術をぶっ放して晴らすつもり満々だったのだ。
その絶対的な危機があいつらは判っていない。
「者ども見たか! 今まで我々の攻撃を防いでいたあの小娘の魔道具が壊れたぞ。今がチャンスだ! 攻撃しろ!」
国王が全く見当違いの事を叫んでいる。何考えているんだか? 普通は全軍撤退を命じるタイミングなのに、そこで攻撃を命じるなんて本当に馬鹿だ。
「全軍突撃!」
「行けーーーー!」
「ウォーーーー!」
おいおい、これでは全滅しか無いぞ。
その時、フランは剣を投げ捨てやがった。
「おおおお、剣を捨てるなど、ついにやる気が失せたか。しかし、もう遅いわ」
国王は本当に馬鹿だ。
フランはまじでやる気だ。
「フラン、少しは手加減をしろよ」
俺はバイエフエルトの奴らのために言ってやったのだ。
「ええええ! 我慢しなくちゃだめ?」
フランが不満たらたら言ってくる。
「下手にフランが全力でやると、この国自体が消滅するからな」
「そこは判っているわよ」
こいつやっぱり全力でやる気だったんだ。
まあ、少しは手加減するだろう。微々たる事かもしれないけれど。
「ん?」
その時、フランが空を気にしたのだ?
どうかしたのか? 雨が降ろうが、槍が降ろうが、もうフランは止められないが……
「見ろ! 小娘が茫然としているぞ! 今こそ打ち取るのじゃ」
バイエフエルト王が叫んでいる。
その時、フランが片手を上げたんだけど。
ひょっとして、今頃エクスカリバーが飛んできたのか?
「者ども、やれ、やるの……ギャッ」
バイエフエルト王の後頭部に激突、王を地面に激突させたのだ。
そして、そのまま、エクスカリバーはくるくる回転してフランの手に手に収まったのだ。
さすが宝剣、飛んでくるところまで考えているのか。敵王を弾き飛ばしてこれで終わりか……
でも、待てよ、その距離をここまでこの時間で飛んできたということは、この後凄まじい衝撃が来るんじゃないか?
俺は不吉な予感がした。
「フラン、障壁だ!」
「えっ?」
俺が叫んだときには凄まじい衝撃が俺達を襲ったのだ。
それと同時にフランが障壁を張った。
ズカーーーーーーン
凄まじい爆発が起こる。
それはフランの完璧を誇る障壁も衝撃を受けて大きく揺れたのだ。
凄まじい粉塵が舞い上がり何も見えなくなった。
どれだけ経ったろうか。粉塵が消え去った後には、もう一つの巨大なクレーターが開いていたのだ。
バイエフェルト王国軍は殲滅されていた。
少なくとも立っている者は一人もいなかった。
「凄まじいソニックブレードだったな」
俺は呆れ顔で言った。
後で聞いた話だが、エクスカリバーはここへ来るまでに衝撃波でバイエフェルトの王都を殲滅、そして、敵軍を殲滅させてくれたのだ。
「ええええ! ちょっとエクちゃん何してくれるのよ! せっかくこれからやろうとしていたのに!」
フランの悲痛な叫び声だけが、戦場に響き渡ったのだった。
俺はフランの凄さを改めて思い知ったのだった。
何しろ自分の宝剣に「来い」と命じただけで、2万の大軍を殲滅してくれたのだから……
でも、俺は絶対に負けない。フランにふさわしい人間になって行くために、毎日、政治力や剣術や魔術を更に鍛錬していこうと心に誓ったのだ。
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ここまで読んで頂いてありがとうございました。まさか【つぎラノ】にエントリーされるとは思ってもいませんでした。本当にありがとうございます。よく見ると上から5番目に載っているんですけど、(あ行なので当然なんですが……)
リンクは下に貼っているので、ぜひとも投票お願いします!
ノミネート記念としまして
『小さいフランの大冒険『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません外伝』魔物も王子様も魔王だって怖くありません。でも、王妃様とマナーの先生は苦手かも……』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/824823048
フランの子供時代の話を書き出しました。
こっちもどんどん書いていくのでよろしくお願いします。
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その後、俺達は反逆した貴族や騎士団を拘束した。
そして、弟が古代竜やピンク頭を連れてきたりして、戦力的にアップした時だ。
バイエフェルト王国の大軍が攻めてきたのだ。
フィーアネン王国は小国だ。
そして、バイエフェルト側は俺達の戦力、特にフランを過小評価していた。
本当に馬鹿だ。
その数は二万以上。
確かに、対してこちらは500人もいなかった。
数的には圧倒的に多かったが、こちらにはフランと古代竜がいるのだ。
更に、俺はフランの凄さをこの戦いで改めて思い知らされたのだ。
敵バイエフェルト側はフランの実力を知らないからかやる気満々だった。
「わっはっはっはっはっ。あなたのそのきつい顔が私の手にかかって悲鳴を上げるさまが目に浮かびますな」
フランの前で、この国王はあろうことか女王を侮辱したのだ。それもフランが一番嫌う方法で。
もし、フランが万全だったらそのまま爆裂魔術で国王は燃やされていただろう。
でも、この時、フランは魔術を封じられていた。これがバイエフェルト軍の災難だった。
国王一人の命で済んだのが、後の災害を招いたのだから。
「まあ、いいわ。私はフランソワーズ・ルブランはここに宣告する。直ちにバイエフエルト軍は降伏せよ。さもなくば殲滅する」
フランは宣言してくれたのだ。
「わっはっはっはっは。おのれ一人で何を言っているのだ。我軍は2万を超えるのだぞ。貴様一人で何をするのだ。小娘は気でも狂ったのか?」
国王はフランが魔術だけでないのを知らないのだ。
剣術は俺と並ぶ実力があるのだ。
まあ、それでも2万を相手にするのは大変だったけれど。
「エクちゃん!」
フランはエクスカリバーを呼んだのだ。
エクスカリバーは建国の功臣、ルブラン公爵家の初代が使っていた宝剣で、チャンバラごっこでルブラン領の剣を次々に折っていくフランに、呆れた公爵が渡した壊れない剣だ。さすが宝剣だけあってフランがいくら雑に扱っても折れなかった。
でも、子供に初代が持っていた公爵家の宝剣を渡すか?
俺は信じられなかった。
もっとも、ルブラン家の子供ではフランが一番剣の才能もあったけれど。
そして、この宝剣、フランが呼べばどこでも飛んでくるのだ。
凄まじい勢いで。
下手したら音速を遥か超えて。
その結果がどうなるか俺はこの時まで知らなかった。
「あはははは、エクちゃんとは何なのだ? お友達でも呼んだのか? まあ、しかし、我が大軍を見て、怖くなって、逃げ出したのかも知れんな」
愚かなバイエフェルト国王は笑っていた。
俺も流石にここまでは飛んでこないのではないかと疑ってしまったのだ。
いくら待ってもエクスカリバーは飛んでこないので、フランは他の剣で戦いだした。
その中で魔封じの腕輪を敵の魔術師の攻撃を受けて壊しやがったのだ。
俺はバイエフェルト王国軍の運命がこの時終わったのを知った。
フランは今までの鬱憤を魔術をぶっ放して晴らすつもり満々だったのだ。
その絶対的な危機があいつらは判っていない。
「者ども見たか! 今まで我々の攻撃を防いでいたあの小娘の魔道具が壊れたぞ。今がチャンスだ! 攻撃しろ!」
国王が全く見当違いの事を叫んでいる。何考えているんだか? 普通は全軍撤退を命じるタイミングなのに、そこで攻撃を命じるなんて本当に馬鹿だ。
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「行けーーーー!」
「ウォーーーー!」
おいおい、これでは全滅しか無いぞ。
その時、フランは剣を投げ捨てやがった。
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国王は本当に馬鹿だ。
フランはまじでやる気だ。
「フラン、少しは手加減をしろよ」
俺はバイエフエルトの奴らのために言ってやったのだ。
「ええええ! 我慢しなくちゃだめ?」
フランが不満たらたら言ってくる。
「下手にフランが全力でやると、この国自体が消滅するからな」
「そこは判っているわよ」
こいつやっぱり全力でやる気だったんだ。
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そして、そのまま、エクスカリバーはくるくる回転してフランの手に手に収まったのだ。
さすが宝剣、飛んでくるところまで考えているのか。敵王を弾き飛ばしてこれで終わりか……
でも、待てよ、その距離をここまでこの時間で飛んできたということは、この後凄まじい衝撃が来るんじゃないか?
俺は不吉な予感がした。
「フラン、障壁だ!」
「えっ?」
俺が叫んだときには凄まじい衝撃が俺達を襲ったのだ。
それと同時にフランが障壁を張った。
ズカーーーーーーン
凄まじい爆発が起こる。
それはフランの完璧を誇る障壁も衝撃を受けて大きく揺れたのだ。
凄まじい粉塵が舞い上がり何も見えなくなった。
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バイエフェルト王国軍は殲滅されていた。
少なくとも立っている者は一人もいなかった。
「凄まじいソニックブレードだったな」
俺は呆れ顔で言った。
後で聞いた話だが、エクスカリバーはここへ来るまでに衝撃波でバイエフェルトの王都を殲滅、そして、敵軍を殲滅させてくれたのだ。
「ええええ! ちょっとエクちゃん何してくれるのよ! せっかくこれからやろうとしていたのに!」
フランの悲痛な叫び声だけが、戦場に響き渡ったのだった。
俺はフランの凄さを改めて思い知ったのだった。
何しろ自分の宝剣に「来い」と命じただけで、2万の大軍を殲滅してくれたのだから……
でも、俺は絶対に負けない。フランにふさわしい人間になって行くために、毎日、政治力や剣術や魔術を更に鍛錬していこうと心に誓ったのだ。
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