141 / 309
第三部 ルートン王国交換留学編
私は怒りのあまり海賊船を瞬時に爆発させてしまいました
しおりを挟む
「フラン、あれは私の演劇を邪魔したアルメリア王国の手のものに違いないわ」
海賊の大船団を見て、いつもと違って闘志満々のメラニーがいるんだけど。
「キャーーーー」
「海賊よ」
「逃げないと」
「フラン様。早く逃げないと」
いつの間にか私の後ろにはクラスの面々がいるんだけど。こいつらいつの間に?
「イネ、女の子を引き連れて山の方へ退避しなさい」
「フラン様はどうされるんですか?」
「私のことは気にしなくていいわ。私に喧嘩売ったアルメリア王国には目にもの見せてやるんだから」
私は仁王立ちして言い切った。
ひょっとして久しぶりに大暴れできる?
私はやる気満々だった。
「さ、早く、戦闘の邪魔よ」
私が言い切った。
「そんな、フラン様1人に戦わすわけには生きません。私達もフラン様の後ろで戦います」
イネが言ってくれるんだけど。
「義姉上、どうするんですか?」
そこにヴァンらがかけてきた。
「戦うに決まっているじゃない」
私は一言で言い切った。
「ええええ! 陛下には絶対に問題を起こすなって言われているのに?」
ジェドが言ってくれるんだけど。
「何言っているのよ。戦いを挑まれて逃げるという答えは我がルブラン家にはないわ。アルメリアは3回も私を襲ったのよ。目にもの見せてくれるわ」
「じゃあ、せめて兜でも被って変装してよ」
そう言うや、ジェドが兜を投げてきた。
「ええええ! 視界が狭まるんんだけど」
「フェリシー先生に怒られてもいいの?」
「判った」
私は仕方なしに兜を被る。そう、私も聞き分けの良い姉なのだ。
「ルートン王国の軟弱な国民に告ぐ!」
その時船団から大声が響いてきた。魔道具で拡声しているのだろう。
「ドミンゴ。私も拡声器頂戴」
「えっ、壊さないでくれよ。これ高いんだから」
ドミンゴが自分の道具袋からいやいや私に渡してくれた。
「私は黒髪海賊団のブラックだ」
「なにそれ。黒髪だからブラックで何の捻りもないわね」
私の呆れた声が拡声器から響いたのだ。
「な、何だと。貴様、黒髪海賊団の泣く子も黙るブラック様をおちょくっているのか?」
「何か様にならない名前ね。本当に泣く子も黙るの?」
私は完全に馬鹿にしていた。
「な、何だと! 貴様、話を黙って聞いてやれば良い気になりおって」
「何も黙って聞いていないじゃない」
「な、何だと、今すぐ貴様から海の藻屑にしてやる」
私の声に様にならないブラックがプッツン切れたみたいだ。
「お頭、まだ、話の途中です」
子分と思しき男が慌てて言う。
「な、何を言いやがる!」
バキン!
大きな音とともに何かが海賊船から海に落ちたのが見えた。
「あちゃー、フランがひどいこと言うから切れた親分に子分が海に叩き落とされたわよ」
「本当に、わがままな上官の下の人間は大変ね」
私が同情して言ってあげると、
「本当だよね、なあ、ヴァン」
「大変だよな、ジェド」
バキ、バキ
私は頷きあう二人をしばいていた。
「痛いな姉上!」
「酷いよ、義姉上!」
文句を言う二人を無視して、
「まあ、よい」
「まあいいわ」
私達の声が重なったんだけど……
「すげええ、フランって海賊との親分と同じレベルなんだ」
「何か言った?」
「いや、何でもない」
ガスペルを一睨みで黙らせると、皆の白い視線を無視する。
「ルートンの者どもよ。よく聞け! 直ちに降伏せよ。そうすれば命だけは助けてやろう! 男たちは奴隷に。女どもはや俺たちが相手してやるぜ。特にそこの金髪の女!」
海賊の親分が私に向かって叫んできた。
「貴様は俺様が可愛がってヒイヒイ……」
次の瞬間だ。
我慢の限界を超えてプッツンキレた私の手から閃光が光ると、
ドカーーン
一瞬で黒髪の載っていた船が炎上爆発していたのだ。
*******************************************************
フランを切れさせるとこうなってしまいます!
続きは明日!
まだまだ続きます。
海賊の大船団を見て、いつもと違って闘志満々のメラニーがいるんだけど。
「キャーーーー」
「海賊よ」
「逃げないと」
「フラン様。早く逃げないと」
いつの間にか私の後ろにはクラスの面々がいるんだけど。こいつらいつの間に?
「イネ、女の子を引き連れて山の方へ退避しなさい」
「フラン様はどうされるんですか?」
「私のことは気にしなくていいわ。私に喧嘩売ったアルメリア王国には目にもの見せてやるんだから」
私は仁王立ちして言い切った。
ひょっとして久しぶりに大暴れできる?
私はやる気満々だった。
「さ、早く、戦闘の邪魔よ」
私が言い切った。
「そんな、フラン様1人に戦わすわけには生きません。私達もフラン様の後ろで戦います」
イネが言ってくれるんだけど。
「義姉上、どうするんですか?」
そこにヴァンらがかけてきた。
「戦うに決まっているじゃない」
私は一言で言い切った。
「ええええ! 陛下には絶対に問題を起こすなって言われているのに?」
ジェドが言ってくれるんだけど。
「何言っているのよ。戦いを挑まれて逃げるという答えは我がルブラン家にはないわ。アルメリアは3回も私を襲ったのよ。目にもの見せてくれるわ」
「じゃあ、せめて兜でも被って変装してよ」
そう言うや、ジェドが兜を投げてきた。
「ええええ! 視界が狭まるんんだけど」
「フェリシー先生に怒られてもいいの?」
「判った」
私は仕方なしに兜を被る。そう、私も聞き分けの良い姉なのだ。
「ルートン王国の軟弱な国民に告ぐ!」
その時船団から大声が響いてきた。魔道具で拡声しているのだろう。
「ドミンゴ。私も拡声器頂戴」
「えっ、壊さないでくれよ。これ高いんだから」
ドミンゴが自分の道具袋からいやいや私に渡してくれた。
「私は黒髪海賊団のブラックだ」
「なにそれ。黒髪だからブラックで何の捻りもないわね」
私の呆れた声が拡声器から響いたのだ。
「な、何だと。貴様、黒髪海賊団の泣く子も黙るブラック様をおちょくっているのか?」
「何か様にならない名前ね。本当に泣く子も黙るの?」
私は完全に馬鹿にしていた。
「な、何だと! 貴様、話を黙って聞いてやれば良い気になりおって」
「何も黙って聞いていないじゃない」
「な、何だと、今すぐ貴様から海の藻屑にしてやる」
私の声に様にならないブラックがプッツン切れたみたいだ。
「お頭、まだ、話の途中です」
子分と思しき男が慌てて言う。
「な、何を言いやがる!」
バキン!
大きな音とともに何かが海賊船から海に落ちたのが見えた。
「あちゃー、フランがひどいこと言うから切れた親分に子分が海に叩き落とされたわよ」
「本当に、わがままな上官の下の人間は大変ね」
私が同情して言ってあげると、
「本当だよね、なあ、ヴァン」
「大変だよな、ジェド」
バキ、バキ
私は頷きあう二人をしばいていた。
「痛いな姉上!」
「酷いよ、義姉上!」
文句を言う二人を無視して、
「まあ、よい」
「まあいいわ」
私達の声が重なったんだけど……
「すげええ、フランって海賊との親分と同じレベルなんだ」
「何か言った?」
「いや、何でもない」
ガスペルを一睨みで黙らせると、皆の白い視線を無視する。
「ルートンの者どもよ。よく聞け! 直ちに降伏せよ。そうすれば命だけは助けてやろう! 男たちは奴隷に。女どもはや俺たちが相手してやるぜ。特にそこの金髪の女!」
海賊の親分が私に向かって叫んできた。
「貴様は俺様が可愛がってヒイヒイ……」
次の瞬間だ。
我慢の限界を超えてプッツンキレた私の手から閃光が光ると、
ドカーーン
一瞬で黒髪の載っていた船が炎上爆発していたのだ。
*******************************************************
フランを切れさせるとこうなってしまいます!
続きは明日!
まだまだ続きます。
3
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。