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第三部 ルートン王国交換留学編
船に乗ったら皆船酔いでダウンしてしまった中、一人だけ元気にしていたら海賊船が現れました
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私はそれから延々2時間フェリシー先生に怒られ続けることになったのだ。元はと言えばルートンの騎士が悪いはずなのに、私が謝らされるわ、もっとも私も怪我をさせられたモーリスには騎士から謝らせたが、ピンク頭にも馬鹿にされてヒールを二人にかけてもらうわでもう散々だった。
そして、極めつけは
「国を出る前にルートン王国の騎士様に怪我をさせるなんてどういうつもりなのですか? 陛下にお願いして私が付いていくことにして本当に良かったです」
フェリシー先生の言葉に私は固まってしまった。
ええええ!
フェリシー先生がついてくる?
ここまでの見送りだよね。
でも、私の期待は次の瞬間に打ち砕かれてしまったのだ・・・・
「あなたを1学期間も、誰も監視する人のいないところに放り出したらどうなるか判ったものではありません。だから、私が留学についていくことにしたのです」
ええええ!
留学に保護者同伴ってどういうことなのよ! フェリシー先生は保護者じゃないけれど、せっかく煩いフェリシー先生のいないところで青春しようと思ったのに・・・・
私はガックリきてしまった。
「まあ、あんたの日頃の行いが悪いんじゃない?」
メラニーにまで言われてしまうし。
その驚きは船に乗っても続いていた。
船の出港に合わせて、私達はデッキに出ていた。
見送りの人達が手を振ってくれている。
「さようなら、エルグラン、さようなら、トゥーロン、さよなら」さようなら出来なかったフェリシー先生・・・・私は全然感傷的になれなかった。
どよーーーーんと暗い気持ちになりながら。
「元気出しなさいよ。留学は1学期間もあるんだから。良いこともあるわよ」
『そうだよ。姉上』
メラニーの声の後に私は聞くはずのない声を二人分も聞いたんだけど。
後ろを振り返ると満面の笑みを浮かべたヴァンとジェドがいたんだけど。
「なんであんた達がいるの?」
私は呆然とした。
「そんなの、姉上が心配だからに決まっているでしょ」
「そうだよ。姉上はほっておくと、国際問題を起こしかねないからね。陛下と学園長から懇懇と頼まれたんだよ」
ジェドが言うんだけど、私どれだけ心配されているのよ。それも第二王子までいるんだけど。
「あなた達学園はどうしたのよ」
「嫌だな。姉上。僕たちも中等学園に留学することになったんだよ」
「そう、陛下の計らいによってね」
ちょっと、陛下、どこまで心配しているんですか?
私は頭が痛くなった。
船の上でまで、フェリシー先生に監視されたら最悪だと思っていたんだけど、船が動きだした途端に、船酔いでフェリシー先生がダウンしてくれて、ラッキーと思ったのはつかの間だった。
弟たちもダウン。まあ、これは良い。でもメラニーまでも同じくダウンして一緒に騒げる人がいなくなってしまったんだけど。オーレリアンもアルマンもダメみたいだし・・・・
騎士たちに稽古をつけようにも全員ダウンしてくれるし、グレースとピンク頭も一緒に苦しんでいるんだけど、
「なんで聖女が苦しんでいるのよ。ヒールすれば良いんじゃないの?」
私は思わずピンク頭に聞いてみたが、
「船酔いはヒールも効かないのよ。それよりも話しかけないで」
そう言うとピンク頭は与えられた袋に向かって吐き出したのだ。
何か面白くない。でも、さすがの私もこんなに苦しんでいる奴をさすがにいじめられなかった。
「日頃の行いが悪いからね」
私がメラニーの横で言ったら、
「違うわよ。脳天気な奴だけが船酔いしないのよ」
苦しみながらメラニーが私に嫌味を言ってくれたんだけど、あまりにも可哀想だから、反論しないであげた。
結局私は誰も相手にしてくれないので、船員の人達と仲良くなって、マストに登らせてもらったり、帆の操作の仕方とか教えてもらって過ごしたのだ。
本来ならば帆は1人では張れないのだが、私は魔術で腕力を強化して張ることが出来たのだ。
「姉ちゃん、やるね。男でも1人でそこまでは出来ないよ」
船長が喜んでくれた。
何か船員の中でも新米がいるみたいで、乗客と一緒になって吐いている者もいて、船員の数も少し足りなくなっているそうだ。
まあ、私も暇だから、日中は操船を手伝ってあげた。
「船長! 後方に大きな船が現れました」
そんな時だ。見張り台から慌てた船員の声が聞こえた。
確か名前はベニート、この道10年のベテランだった。16の時から船乗りをしているらしい。この船の出来たときからの船員だそうだ。
「どこの国の船だ?」
「船籍不明です」
双眼鏡を片手にベニートが叫ぶ。
私は魔術を使って後ろの方の画像を拡大して投影した。
「姉ちゃん、凄いことが出来るんだな」
船長が感心してくれたけど、乗っているのはいかつい男たちで、よく見ると帯剣した者も多い。
「おい、あれは海賊船だ!」
船長が真っ青になって叫んでいた。
*************************************************
海賊船に見つかったフラン達、果たしてどうなるのか?
そして、極めつけは
「国を出る前にルートン王国の騎士様に怪我をさせるなんてどういうつもりなのですか? 陛下にお願いして私が付いていくことにして本当に良かったです」
フェリシー先生の言葉に私は固まってしまった。
ええええ!
フェリシー先生がついてくる?
ここまでの見送りだよね。
でも、私の期待は次の瞬間に打ち砕かれてしまったのだ・・・・
「あなたを1学期間も、誰も監視する人のいないところに放り出したらどうなるか判ったものではありません。だから、私が留学についていくことにしたのです」
ええええ!
留学に保護者同伴ってどういうことなのよ! フェリシー先生は保護者じゃないけれど、せっかく煩いフェリシー先生のいないところで青春しようと思ったのに・・・・
私はガックリきてしまった。
「まあ、あんたの日頃の行いが悪いんじゃない?」
メラニーにまで言われてしまうし。
その驚きは船に乗っても続いていた。
船の出港に合わせて、私達はデッキに出ていた。
見送りの人達が手を振ってくれている。
「さようなら、エルグラン、さようなら、トゥーロン、さよなら」さようなら出来なかったフェリシー先生・・・・私は全然感傷的になれなかった。
どよーーーーんと暗い気持ちになりながら。
「元気出しなさいよ。留学は1学期間もあるんだから。良いこともあるわよ」
『そうだよ。姉上』
メラニーの声の後に私は聞くはずのない声を二人分も聞いたんだけど。
後ろを振り返ると満面の笑みを浮かべたヴァンとジェドがいたんだけど。
「なんであんた達がいるの?」
私は呆然とした。
「そんなの、姉上が心配だからに決まっているでしょ」
「そうだよ。姉上はほっておくと、国際問題を起こしかねないからね。陛下と学園長から懇懇と頼まれたんだよ」
ジェドが言うんだけど、私どれだけ心配されているのよ。それも第二王子までいるんだけど。
「あなた達学園はどうしたのよ」
「嫌だな。姉上。僕たちも中等学園に留学することになったんだよ」
「そう、陛下の計らいによってね」
ちょっと、陛下、どこまで心配しているんですか?
私は頭が痛くなった。
船の上でまで、フェリシー先生に監視されたら最悪だと思っていたんだけど、船が動きだした途端に、船酔いでフェリシー先生がダウンしてくれて、ラッキーと思ったのはつかの間だった。
弟たちもダウン。まあ、これは良い。でもメラニーまでも同じくダウンして一緒に騒げる人がいなくなってしまったんだけど。オーレリアンもアルマンもダメみたいだし・・・・
騎士たちに稽古をつけようにも全員ダウンしてくれるし、グレースとピンク頭も一緒に苦しんでいるんだけど、
「なんで聖女が苦しんでいるのよ。ヒールすれば良いんじゃないの?」
私は思わずピンク頭に聞いてみたが、
「船酔いはヒールも効かないのよ。それよりも話しかけないで」
そう言うとピンク頭は与えられた袋に向かって吐き出したのだ。
何か面白くない。でも、さすがの私もこんなに苦しんでいる奴をさすがにいじめられなかった。
「日頃の行いが悪いからね」
私がメラニーの横で言ったら、
「違うわよ。脳天気な奴だけが船酔いしないのよ」
苦しみながらメラニーが私に嫌味を言ってくれたんだけど、あまりにも可哀想だから、反論しないであげた。
結局私は誰も相手にしてくれないので、船員の人達と仲良くなって、マストに登らせてもらったり、帆の操作の仕方とか教えてもらって過ごしたのだ。
本来ならば帆は1人では張れないのだが、私は魔術で腕力を強化して張ることが出来たのだ。
「姉ちゃん、やるね。男でも1人でそこまでは出来ないよ」
船長が喜んでくれた。
何か船員の中でも新米がいるみたいで、乗客と一緒になって吐いている者もいて、船員の数も少し足りなくなっているそうだ。
まあ、私も暇だから、日中は操船を手伝ってあげた。
「船長! 後方に大きな船が現れました」
そんな時だ。見張り台から慌てた船員の声が聞こえた。
確か名前はベニート、この道10年のベテランだった。16の時から船乗りをしているらしい。この船の出来たときからの船員だそうだ。
「どこの国の船だ?」
「船籍不明です」
双眼鏡を片手にベニートが叫ぶ。
私は魔術を使って後ろの方の画像を拡大して投影した。
「姉ちゃん、凄いことが出来るんだな」
船長が感心してくれたけど、乗っているのはいかつい男たちで、よく見ると帯剣した者も多い。
「おい、あれは海賊船だ!」
船長が真っ青になって叫んでいた。
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海賊船に見つかったフラン達、果たしてどうなるのか?
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