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最悪な母と娘
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王立学園で入学式が行われている頃、公爵家ではマルゲリーターが手当たり次第に物を投げつけては、地団太を踏みわめき散らしていた。
「今日は入学式なのよ!私の人生で一生に一度の、晴れ舞台じゃないの。どうしてお休みしなくてはいけないのよ!新入生代表の挨拶だって、私がする筈だったのに、どうしてよ!」
マルゲリーターは、新入生代表の挨拶は主席合格者ではなく、爵位の高い者がすると勘違いをしていた。
目立つ事が大好きな彼女は制服ではなく豪華なドレスまで仕立てており、厳かに行われる入学式にパーティ気分で参加するつもりでいたのだ。
この勘違いを正す者は誰もいない為、当日を迎えた侍女たちは言いなりになって身支度をしており、何も知らないマルゲリーターがドレスを纏って公爵の前に現れたのだった。
慌てた公爵は入学式には参加しない旨を伝えたのだが、その理由を聞いて癇癪を起した為、部屋に軟禁されたのである。
どんなに溺愛している娘だとしても、流石に補欠入学をした事実を恥ずかしく思ったアマンダですら、入学式に参加するつもりはなかったので口を挟む事をしなかった。
「どうして?何故私だけが、下賤な下位貴族や平民共と同じ空間に閉じ込められなくてはいけないのよっ。おかしいでしょう、私は公爵令嬢なのよ。一番、位の高いクラスに入る筈なのに、最低クラスだなんてあり得ないわ。アル様やお兄様と同じ学舎の中に入る事さえ許されないなんて、どうかしているでしょう。こんなの、ただの嫌がらせじゃないのっ」
足元には割れた花瓶の破片が散らばっており、無残に踏み付けられた美しかったであろう、バラの花の残骸が落ちていた。
姿見は花瓶をぶつけた時に、粉々に割れてしまい、枠だけが無様に残っている。
ローボードの上に綺麗に並べられていた小物たちも、原型を留める事もなく絨毯の上に無残な姿を晒している。
今はベッドに座って枕を引き裂き、撒き散らされた水鳥の羽根は、瓦礫と成り果てた残骸の上にヒラヒラと優雅に舞い降りていた。
綺麗に整えられていた部屋は、まるで嵐でも通り過ぎたかの様な惨状になっており、これを片付ける者たちに同情するしかない。
使用人の苦労など考えもせずに、感情のまま暴れている姿を醜いと思いつつも、誰も口を挟む事など出来ずにただただ主の機嫌が戻る事だけを祈るしか出来ないでいた。
ひとしきり暴れた事で満足したのか、喚き散らした事で喉が渇いたのだろう、マルゲリーターはお気に入りのサロンでお茶を飲むらしい。
「私が戻って来るまでに、綺麗に片付けておくのよ!少しでも散らかっていたら、貴方たち全員クビにするからね。能無しなんて、由緒正しき公爵家には、要らないんだから」
いつもの様に無理難題を突き付けて来る主に、暇を告げる日取りを考えている者は少なくない。
もう何度目になるかも分からない癇癪を起こし、物に八つ当たりをするマルゲリーターの部屋にはすぐに新しい調度品を取り揃えられるのだが、手付かずのまま瓦礫になるのは珍しくもなかった。
無言で片付けをするメイドたちは、もったいないと溜息をこぼす事もしなくなっている。
「旦那様。お伝えしたい事がございます」
公爵家に長く仕えている執事が、公爵の執務室を訪ねて来た。
「入れ」
重厚な扉を開けて入って来た執事は、そのまま淡々と報告だけをする。
「マルゲリーターお嬢様は、癇癪を起こし部屋の中で暴れた後、サロンにて奥様とお茶を飲んでいらっしゃいます」
「よく呑気に茶等、飲んでいられるものだな。第一王子の婚約者が補欠入学とは、前代未聞の醜聞以外の何物でも無いと言うのに。何を考えているのだ」
「部屋の調度品も随分と壊れておりまして、新しい物を急ぎ取り揃える必要が…」
「そんな物必要無い」
執事の言葉を遮って来たのは、ルーカスであった。
「お前も知っているだろう。マルゲリーターとアマンダが、毎月どれ程の無駄金をばらまいているのか。今の公爵家には、無駄な支出をするだけの余裕など一切無い。これ以上領民に負担をかけたらどうなるかくらい、子供でも分かる事だ」
ルーカスは、マルゲリーターが癇癪を起こし、部屋で暴れている事を使用人から聞いたのだ。
壊れた調度品を買い揃える為の許可を取るのに、マルゲリーターの侍女に頼まれた執事が公爵の執務室を訪れる事を予測して来たのである。
「どうせ買い揃えたところで、また破壊するに決まっている。自分自身で壊しているのだから、不必要な物ばかりなのだろう。新しく揃える必要は無い」
「承知致しました」
老齢の執事は驚きもせずに、ルーカスに一礼をするとその場を立ち去って行った。
ルーカスは、公爵を一瞥してから、自身の執務室へと戻って行く。
態々こんな事を言う為だけに足を運ばせてしまう程、息子に無能だと思われている事を公爵は痛感しているので、何も言い返す事は出来なかった。
公爵が再婚し、マルゲリーターとアマンダが来てからは、彼女たちに仕える使用人の入れ替わりも激しくなっていた。
流石親子と言うべきか、娘だけではなく、後妻となったアマンダも同じ性格をしていたのだ。
それだけではなく、母娘揃って見栄っ張りで贅沢を好む浪費家でもあり、潤沢であった公爵家の財政を圧迫し始めている。
当然だろう、癇癪を起す度に部屋を一新し、頻繁に参加する茶会やパーティで身に着ける物を買い揃えているのだ。
それも全て高級品ばかりなのだから、お金なんて幾らあっても足りないくらいだ。
逆に、ここまで持ちこたえている事の方が、驚きである。
いくら公爵が慎むようにと説得をしても、婚約しておきながら留学中に浮気をした事を持ち出されては、何も言い返せなくなってしまうのだった。
アマンダは、公爵家に嫁いで来てから本性を隠す事をしなくなっていた。
使用人を罵倒し、理不尽な理由で暇を告げているのも、社交界では醜聞として噂になっている。
幼い頃ルーカスが懸念していた事が、現実の物になってしまったのだ。
あの時シェフに暇を告げた事で、二人を増長させてしまったのは、公爵の失態であった。
アマンダも気に入らない事があると癇癪を起こし物に八つ当たりをする癖があり、贅沢三昧に浪費し続ける姿を見ていると、流石に公爵も騙されていた事に気付いて文句を言った事がある。
しかし、騙される方が悪いと開き直る姿を見て、呆れて言葉を失ってしまったのだ。
夫婦仲はとうに冷めている。
キャサリンを追い出して、再婚した事を公爵は心の底から後悔していた。
友人に誘われ何気なく一人で参加したパーティで、偶然アマンダに再会した事も、今では仕組まれていたのだと思っている。
婚約を破棄された貴族令嬢が辿る末路が厳しいものである事を、公爵も充分に理解していたのだ。
アマンダに泣き付かれた事で罪悪感に押し潰され、言われるがままに愛人として囲ったのが運の尽きだったのだろう。
そもそもアマンダとは、婚約を白紙にしただけで、破棄はしていないのだ。
何故そこに気付く事が出来なかったのか、公爵自身理解に苦しむところである。
アマンダの、しおらしく慎ましく健気に振舞う姿に絆されていき、気が付いた時にはキャサリンを憎んでいたのだ。
彼女に何かされた訳でも、彼女が失態を犯した訳でも無かったのに、悪女と思い込みアマンダと縒りを戻す事ばかり考える様になっていた。
初めのうちは不貞をしている事に罪悪感も持っていたが、次第にそんな感情も薄れていき、アマンダに子が出来たと知った時は喜んでもいたのだ。
しかし二人の愛の結晶を庶子にしたくはないと、アマンダに泣き付かれて計画を聞かされた時は流石に躊躇いもあったのだが、公爵の血を分けた同じ子供なのだから入れ替わった所で何の問題も無いだろうと口車に乗せられてしまったのだ。
そうして産まれて来た娘は、目に入れても痛くないと思う程に愛おしかった。
まさか王家がキャサリンの血統を望んで婚約の打診をしてくる等とは、予想もしていなかったのである。
「事実が明るみになったら、公爵家は間違いなく取り潰しになる。私たちは極刑でも自業自得だが、ルーカスは?あの子の未来まで奪うつもりは無かった」
公爵はマルゲリーターを溺愛しているとはいえ、娘の成長と共に焦りを感じていたのだ。
建国当時から王家に仕えてきたというのに、自分の代で潰してしまう事への恐ろしさを、今更公爵は痛感しているのである。
横暴な振る舞いをするアマンダとマルゲリーターの所為で、いつも公爵邸の空気は最悪だった。
「キャサリン…君が嫁いで来てくれた時は、公爵邸の者たちは皆歓迎していた。屋敷内も活気に満ちあふれていて、安心して家政を任せる事が出来たから、私は領地運営に集中出来たのだ。それが今はどうだろう。家政は滅茶苦茶で、領民からの不満も増え続けている。私は愚かだった。すまない、キャサリン。君の為にも、何とか赤字を減らす様にして、ルーカスに潤沢な領地を引き渡せるように努力をしよう。それが、君に対する私の贖罪だ」
しかし孤児院の前に置き去りにした娘の事は、公爵の頭からすっぽりと抜け落ちていた。
入学式に参加した貴族家たちの間で、既に騒ぎになっている事を、彼はまだ知らないのである。
「今日は入学式なのよ!私の人生で一生に一度の、晴れ舞台じゃないの。どうしてお休みしなくてはいけないのよ!新入生代表の挨拶だって、私がする筈だったのに、どうしてよ!」
マルゲリーターは、新入生代表の挨拶は主席合格者ではなく、爵位の高い者がすると勘違いをしていた。
目立つ事が大好きな彼女は制服ではなく豪華なドレスまで仕立てており、厳かに行われる入学式にパーティ気分で参加するつもりでいたのだ。
この勘違いを正す者は誰もいない為、当日を迎えた侍女たちは言いなりになって身支度をしており、何も知らないマルゲリーターがドレスを纏って公爵の前に現れたのだった。
慌てた公爵は入学式には参加しない旨を伝えたのだが、その理由を聞いて癇癪を起した為、部屋に軟禁されたのである。
どんなに溺愛している娘だとしても、流石に補欠入学をした事実を恥ずかしく思ったアマンダですら、入学式に参加するつもりはなかったので口を挟む事をしなかった。
「どうして?何故私だけが、下賤な下位貴族や平民共と同じ空間に閉じ込められなくてはいけないのよっ。おかしいでしょう、私は公爵令嬢なのよ。一番、位の高いクラスに入る筈なのに、最低クラスだなんてあり得ないわ。アル様やお兄様と同じ学舎の中に入る事さえ許されないなんて、どうかしているでしょう。こんなの、ただの嫌がらせじゃないのっ」
足元には割れた花瓶の破片が散らばっており、無残に踏み付けられた美しかったであろう、バラの花の残骸が落ちていた。
姿見は花瓶をぶつけた時に、粉々に割れてしまい、枠だけが無様に残っている。
ローボードの上に綺麗に並べられていた小物たちも、原型を留める事もなく絨毯の上に無残な姿を晒している。
今はベッドに座って枕を引き裂き、撒き散らされた水鳥の羽根は、瓦礫と成り果てた残骸の上にヒラヒラと優雅に舞い降りていた。
綺麗に整えられていた部屋は、まるで嵐でも通り過ぎたかの様な惨状になっており、これを片付ける者たちに同情するしかない。
使用人の苦労など考えもせずに、感情のまま暴れている姿を醜いと思いつつも、誰も口を挟む事など出来ずにただただ主の機嫌が戻る事だけを祈るしか出来ないでいた。
ひとしきり暴れた事で満足したのか、喚き散らした事で喉が渇いたのだろう、マルゲリーターはお気に入りのサロンでお茶を飲むらしい。
「私が戻って来るまでに、綺麗に片付けておくのよ!少しでも散らかっていたら、貴方たち全員クビにするからね。能無しなんて、由緒正しき公爵家には、要らないんだから」
いつもの様に無理難題を突き付けて来る主に、暇を告げる日取りを考えている者は少なくない。
もう何度目になるかも分からない癇癪を起こし、物に八つ当たりをするマルゲリーターの部屋にはすぐに新しい調度品を取り揃えられるのだが、手付かずのまま瓦礫になるのは珍しくもなかった。
無言で片付けをするメイドたちは、もったいないと溜息をこぼす事もしなくなっている。
「旦那様。お伝えしたい事がございます」
公爵家に長く仕えている執事が、公爵の執務室を訪ねて来た。
「入れ」
重厚な扉を開けて入って来た執事は、そのまま淡々と報告だけをする。
「マルゲリーターお嬢様は、癇癪を起こし部屋の中で暴れた後、サロンにて奥様とお茶を飲んでいらっしゃいます」
「よく呑気に茶等、飲んでいられるものだな。第一王子の婚約者が補欠入学とは、前代未聞の醜聞以外の何物でも無いと言うのに。何を考えているのだ」
「部屋の調度品も随分と壊れておりまして、新しい物を急ぎ取り揃える必要が…」
「そんな物必要無い」
執事の言葉を遮って来たのは、ルーカスであった。
「お前も知っているだろう。マルゲリーターとアマンダが、毎月どれ程の無駄金をばらまいているのか。今の公爵家には、無駄な支出をするだけの余裕など一切無い。これ以上領民に負担をかけたらどうなるかくらい、子供でも分かる事だ」
ルーカスは、マルゲリーターが癇癪を起こし、部屋で暴れている事を使用人から聞いたのだ。
壊れた調度品を買い揃える為の許可を取るのに、マルゲリーターの侍女に頼まれた執事が公爵の執務室を訪れる事を予測して来たのである。
「どうせ買い揃えたところで、また破壊するに決まっている。自分自身で壊しているのだから、不必要な物ばかりなのだろう。新しく揃える必要は無い」
「承知致しました」
老齢の執事は驚きもせずに、ルーカスに一礼をするとその場を立ち去って行った。
ルーカスは、公爵を一瞥してから、自身の執務室へと戻って行く。
態々こんな事を言う為だけに足を運ばせてしまう程、息子に無能だと思われている事を公爵は痛感しているので、何も言い返す事は出来なかった。
公爵が再婚し、マルゲリーターとアマンダが来てからは、彼女たちに仕える使用人の入れ替わりも激しくなっていた。
流石親子と言うべきか、娘だけではなく、後妻となったアマンダも同じ性格をしていたのだ。
それだけではなく、母娘揃って見栄っ張りで贅沢を好む浪費家でもあり、潤沢であった公爵家の財政を圧迫し始めている。
当然だろう、癇癪を起す度に部屋を一新し、頻繁に参加する茶会やパーティで身に着ける物を買い揃えているのだ。
それも全て高級品ばかりなのだから、お金なんて幾らあっても足りないくらいだ。
逆に、ここまで持ちこたえている事の方が、驚きである。
いくら公爵が慎むようにと説得をしても、婚約しておきながら留学中に浮気をした事を持ち出されては、何も言い返せなくなってしまうのだった。
アマンダは、公爵家に嫁いで来てから本性を隠す事をしなくなっていた。
使用人を罵倒し、理不尽な理由で暇を告げているのも、社交界では醜聞として噂になっている。
幼い頃ルーカスが懸念していた事が、現実の物になってしまったのだ。
あの時シェフに暇を告げた事で、二人を増長させてしまったのは、公爵の失態であった。
アマンダも気に入らない事があると癇癪を起こし物に八つ当たりをする癖があり、贅沢三昧に浪費し続ける姿を見ていると、流石に公爵も騙されていた事に気付いて文句を言った事がある。
しかし、騙される方が悪いと開き直る姿を見て、呆れて言葉を失ってしまったのだ。
夫婦仲はとうに冷めている。
キャサリンを追い出して、再婚した事を公爵は心の底から後悔していた。
友人に誘われ何気なく一人で参加したパーティで、偶然アマンダに再会した事も、今では仕組まれていたのだと思っている。
婚約を破棄された貴族令嬢が辿る末路が厳しいものである事を、公爵も充分に理解していたのだ。
アマンダに泣き付かれた事で罪悪感に押し潰され、言われるがままに愛人として囲ったのが運の尽きだったのだろう。
そもそもアマンダとは、婚約を白紙にしただけで、破棄はしていないのだ。
何故そこに気付く事が出来なかったのか、公爵自身理解に苦しむところである。
アマンダの、しおらしく慎ましく健気に振舞う姿に絆されていき、気が付いた時にはキャサリンを憎んでいたのだ。
彼女に何かされた訳でも、彼女が失態を犯した訳でも無かったのに、悪女と思い込みアマンダと縒りを戻す事ばかり考える様になっていた。
初めのうちは不貞をしている事に罪悪感も持っていたが、次第にそんな感情も薄れていき、アマンダに子が出来たと知った時は喜んでもいたのだ。
しかし二人の愛の結晶を庶子にしたくはないと、アマンダに泣き付かれて計画を聞かされた時は流石に躊躇いもあったのだが、公爵の血を分けた同じ子供なのだから入れ替わった所で何の問題も無いだろうと口車に乗せられてしまったのだ。
そうして産まれて来た娘は、目に入れても痛くないと思う程に愛おしかった。
まさか王家がキャサリンの血統を望んで婚約の打診をしてくる等とは、予想もしていなかったのである。
「事実が明るみになったら、公爵家は間違いなく取り潰しになる。私たちは極刑でも自業自得だが、ルーカスは?あの子の未来まで奪うつもりは無かった」
公爵はマルゲリーターを溺愛しているとはいえ、娘の成長と共に焦りを感じていたのだ。
建国当時から王家に仕えてきたというのに、自分の代で潰してしまう事への恐ろしさを、今更公爵は痛感しているのである。
横暴な振る舞いをするアマンダとマルゲリーターの所為で、いつも公爵邸の空気は最悪だった。
「キャサリン…君が嫁いで来てくれた時は、公爵邸の者たちは皆歓迎していた。屋敷内も活気に満ちあふれていて、安心して家政を任せる事が出来たから、私は領地運営に集中出来たのだ。それが今はどうだろう。家政は滅茶苦茶で、領民からの不満も増え続けている。私は愚かだった。すまない、キャサリン。君の為にも、何とか赤字を減らす様にして、ルーカスに潤沢な領地を引き渡せるように努力をしよう。それが、君に対する私の贖罪だ」
しかし孤児院の前に置き去りにした娘の事は、公爵の頭からすっぽりと抜け落ちていた。
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