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四度目の人生
むしろウェルカムですが
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「真の聖女様が現れたって・・・」
「え?じゃあ、レティーナさんより強い力を持ってるってこと?」
「みたいに殿下が言われてるって」
ここ最近、周囲は殿下が迎えに行ったという新しい聖女のことで落ち着かない。
ザワザワひそひそと繰り返される同じ会話。
決して友好的ではない私との関係は、最近は余計に微妙なものとなっていた。
「全く気にしていないのね」
いつも通りに窓の掃除をしている私に、後ろから声がかけられる。
フィリアさんだった。
彼女も決して友好的ではない。だけど、真の聖女とやらが現れる前と今では、むしろ今の方が距離感が近い気がする。
「どうかしましたか?フィリアさん」
「だから、気にしていないの?真の聖女様が現れたってこと」
窓を拭く手を止めると、私はフィリアさんに振り返った。
「素晴らしいことじゃないですか」
「殿下は、その人を婚約者にと言われているそうよ。レティーナさんはそれで良いの?」
「もちろんです。その方がどのような身分なのか存じませんが、平民の私よりは上なのでしょう?なら、その方と婚約なされば良いと思います。私よりも聖女の力が上ということなら、喜んでこの場所を代わりましょう」
むしろ、ウェルカムだわ。
あんなのと婚約していること自体、はっきり言って最悪だもの。
聖女の力が強いからというだけで、王命で結ばれた婚約者。
私的には、もっと力の強い聖女が現れたなら、さっさと解放してもらいたいくらいだ。
「・・・本当、あなたは聖女なのね」
「?」
「平民であるあなたが、王族しかも王太子の婚約者。それだけでも、その地位にしがみ付いてもおかしくないのに、自分よりも上に立つ者が現れようと、全く気にしていない。あなたはただ前を向いているだけ」
「私と殿下の婚約は、私の力ゆえの王命です。ですから、もっと相応しい存在が現れたのなら、その方にその場所をお譲りするのは当たり前。それに、私に地位にこだわる気持ちはありません。もちろん・・・殿下にこだわる気持ちも」
もっと尊敬できる人なら、婚約者であることを嬉しく思ったかもしれない。
せめて、キャス様を心から愛していたアズリル殿下みたいだったなら。
でも、あの王太子はないわぁ。アズリル殿下も、最初は似たようなものだったから、もしかしてもしかしたら、少しはマシになるのかもしれないけど。
「そう・・・そうね。レティーナさんは最初からそうだったわね。ふふっ。殿下にはあなたはもったいないかもしれないわ」
フィリアさんはそう言うと、とても綺麗に微笑んだ。
「え?じゃあ、レティーナさんより強い力を持ってるってこと?」
「みたいに殿下が言われてるって」
ここ最近、周囲は殿下が迎えに行ったという新しい聖女のことで落ち着かない。
ザワザワひそひそと繰り返される同じ会話。
決して友好的ではない私との関係は、最近は余計に微妙なものとなっていた。
「全く気にしていないのね」
いつも通りに窓の掃除をしている私に、後ろから声がかけられる。
フィリアさんだった。
彼女も決して友好的ではない。だけど、真の聖女とやらが現れる前と今では、むしろ今の方が距離感が近い気がする。
「どうかしましたか?フィリアさん」
「だから、気にしていないの?真の聖女様が現れたってこと」
窓を拭く手を止めると、私はフィリアさんに振り返った。
「素晴らしいことじゃないですか」
「殿下は、その人を婚約者にと言われているそうよ。レティーナさんはそれで良いの?」
「もちろんです。その方がどのような身分なのか存じませんが、平民の私よりは上なのでしょう?なら、その方と婚約なされば良いと思います。私よりも聖女の力が上ということなら、喜んでこの場所を代わりましょう」
むしろ、ウェルカムだわ。
あんなのと婚約していること自体、はっきり言って最悪だもの。
聖女の力が強いからというだけで、王命で結ばれた婚約者。
私的には、もっと力の強い聖女が現れたなら、さっさと解放してもらいたいくらいだ。
「・・・本当、あなたは聖女なのね」
「?」
「平民であるあなたが、王族しかも王太子の婚約者。それだけでも、その地位にしがみ付いてもおかしくないのに、自分よりも上に立つ者が現れようと、全く気にしていない。あなたはただ前を向いているだけ」
「私と殿下の婚約は、私の力ゆえの王命です。ですから、もっと相応しい存在が現れたのなら、その方にその場所をお譲りするのは当たり前。それに、私に地位にこだわる気持ちはありません。もちろん・・・殿下にこだわる気持ちも」
もっと尊敬できる人なら、婚約者であることを嬉しく思ったかもしれない。
せめて、キャス様を心から愛していたアズリル殿下みたいだったなら。
でも、あの王太子はないわぁ。アズリル殿下も、最初は似たようなものだったから、もしかしてもしかしたら、少しはマシになるのかもしれないけど。
「そう・・・そうね。レティーナさんは最初からそうだったわね。ふふっ。殿下にはあなたはもったいないかもしれないわ」
フィリアさんはそう言うと、とても綺麗に微笑んだ。
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