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すごいわ、通じないのね
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私はヒルデにそう言って、タチアナの隣を通り過ぎようとした。
嫌味に文句を言ってくるか、それとも上手く躱すか。
さっきの反応から考えれば、文句を言ってくる方ね。
そう思ってたら、予想外な反応が返ってきた。
「は?何を言っているの?ここはザハード王国よ。自国の貴族、つまりは侯爵令嬢の私の方が偉いに決まってるじゃない」
すごい論法で、反応が遅れた。
それをタチアナは、私が自分の負けだと思ったと感じたらしい。
「ふふん。わかれば良いのよ。さぁ、バッカス侯爵家の娘、このタチアナに挨拶なさい」
「ローズ様、他国に行けばその国の貴族の方が爵位関係なく偉いのですか?私、全然知りませんでした」
「大丈夫よ。私も初めて聞いたわ」
その理屈でいくと、ザハード王国では私は子爵令嬢のラーナより下ということになるわ。
呆れというよりも一周回って感心した。
発想が予想外過ぎるわ。
本当に侯爵令嬢なの?
「ちょっと!聞いてるの?返事をしなさいよ!」
「何を騒いでいる!」
タチアナが癇癪を起こしたところで、ロイドが現れた。
多分、門番が知らせたのね。
その判断は間違ってないけど、もう少しどんな論法が出るのか見てみたかったわ。
「あ!ロイド様!」
「・・・待っていた、ローズマリア嬢。サリフィル公爵令息。疲れただろう?さぁ、こちらへ」
「え?ちょっと!ロイド様?」
「父上も母上も会うのを楽しみにしている。レーチェルなどは昨日から時計と睨めっこだよ」
ロイドはタチアナを無視し続けている。
まぁ、普通の会話は成立しなさそうだし、ロイドからしたら最愛のラーナを虐めている人間と会話すらしたくないんだろう。
「あ、ああ。僕も姫君に会えるのを楽しみにしていた」
あら?サリフィルが復活したわ。
タチアナのあまりの論法に、呆然としていたのよね。
そういえばタチアナの論法だと、サリフィルもタチアナより下の身分ってことになるわね。
「さぁ、行こうか」
「ロイド様っ!どうして私を無視するんですの?それにその人、侯爵令嬢である私に挨拶もしない失礼な人です!ロイド様に相応しくないですわっ!」
タチアナの言葉に、初めてロイドが反した。
「僕の婚約者である公爵令嬢が、何故君などに挨拶しなければならない?それに前々から言っているが、僕は君に名を呼ぶ権利を与えていない。これ以上、僕の婚約者に失礼な態度を取るのなら、それなりの対処をさせてもらう」
「どうしてそんな酷いことを言うんですか?私はこんなにロイド様をお慕いしているのに!そっ、それにどうして他国の令嬢なんかを婚約者にしたんですか!」
タチアナはロイドの塩対応にも慣れているのか、全然凹んでいなかった。
うん。この通じない具合、すごい。
嫌味に文句を言ってくるか、それとも上手く躱すか。
さっきの反応から考えれば、文句を言ってくる方ね。
そう思ってたら、予想外な反応が返ってきた。
「は?何を言っているの?ここはザハード王国よ。自国の貴族、つまりは侯爵令嬢の私の方が偉いに決まってるじゃない」
すごい論法で、反応が遅れた。
それをタチアナは、私が自分の負けだと思ったと感じたらしい。
「ふふん。わかれば良いのよ。さぁ、バッカス侯爵家の娘、このタチアナに挨拶なさい」
「ローズ様、他国に行けばその国の貴族の方が爵位関係なく偉いのですか?私、全然知りませんでした」
「大丈夫よ。私も初めて聞いたわ」
その理屈でいくと、ザハード王国では私は子爵令嬢のラーナより下ということになるわ。
呆れというよりも一周回って感心した。
発想が予想外過ぎるわ。
本当に侯爵令嬢なの?
「ちょっと!聞いてるの?返事をしなさいよ!」
「何を騒いでいる!」
タチアナが癇癪を起こしたところで、ロイドが現れた。
多分、門番が知らせたのね。
その判断は間違ってないけど、もう少しどんな論法が出るのか見てみたかったわ。
「あ!ロイド様!」
「・・・待っていた、ローズマリア嬢。サリフィル公爵令息。疲れただろう?さぁ、こちらへ」
「え?ちょっと!ロイド様?」
「父上も母上も会うのを楽しみにしている。レーチェルなどは昨日から時計と睨めっこだよ」
ロイドはタチアナを無視し続けている。
まぁ、普通の会話は成立しなさそうだし、ロイドからしたら最愛のラーナを虐めている人間と会話すらしたくないんだろう。
「あ、ああ。僕も姫君に会えるのを楽しみにしていた」
あら?サリフィルが復活したわ。
タチアナのあまりの論法に、呆然としていたのよね。
そういえばタチアナの論法だと、サリフィルもタチアナより下の身分ってことになるわね。
「さぁ、行こうか」
「ロイド様っ!どうして私を無視するんですの?それにその人、侯爵令嬢である私に挨拶もしない失礼な人です!ロイド様に相応しくないですわっ!」
タチアナの言葉に、初めてロイドが反した。
「僕の婚約者である公爵令嬢が、何故君などに挨拶しなければならない?それに前々から言っているが、僕は君に名を呼ぶ権利を与えていない。これ以上、僕の婚約者に失礼な態度を取るのなら、それなりの対処をさせてもらう」
「どうしてそんな酷いことを言うんですか?私はこんなにロイド様をお慕いしているのに!そっ、それにどうして他国の令嬢なんかを婚約者にしたんですか!」
タチアナはロイドの塩対応にも慣れているのか、全然凹んでいなかった。
うん。この通じない具合、すごい。
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