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15歳
88ページ:精霊の国へ行く
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『マスター。お願いします』
私は現在、無の精霊王アポステリオリと、風の精霊王ジン、土の精霊王ベビモスに土下座されていた。
いや。おかしい。
何故に精霊王が土下座?
「ちょっと待って。何で土下座?」
『土下座でも何でもします。マスターが来てくださるなら!』
頭を床に擦り付けるようにするアポステリオリたちに、困惑する。
何故、こんなことになっているのか。
ことの発端は、私が魔王を潰したことだった。
本来なら、マズルを核として復活していたはずの魔王。
当然のことながら、魔族たちは魔王の復活を喜んだ。
ところが、具現化したはずの魔王は、一瞬ののちに消滅する。
いや。魔族たちはその場にいなかったから、具現化したはずの魔王の気配が消え、困惑したことだろう。
彼ら、と言っていいのかわからないけど、魔王の行方を探した。
魔王が消滅するわけがない。
だから、きっと配下の自分たちの技量を測るために、気配を絶ったのだと思って。
結論として、魔王は見つからなかった。
いや、見つかったらびっくりするよね。あの消滅したように見えたのが、フェイクだったとかなら、私の太刀打ちできる相手じゃないよね。
ノワールに聞いたところによると、魔王は人間の中に封印されている、らしい。
あの魔王が消滅したことで、しばらくは現れないだろう、とのことだ。
というか永遠に現れないのではない、らしい。
らしいばっかりだけど、長く生きているノワールたちでも、魔王の復活と消滅を見たのははじめてだそうだ。
先祖?と言っていいのかな。ノワールの前任の闇の精霊王から伝承として聞いたそうだ。
魔王は、消滅後に小さな種となって、再び復活するために長い期間、人の中に眠るって。
まぁ、それはともかく、魔王は消滅していて、魔族たちは主人を見つけることが出来なかった。
そして、彼らは結論つける。
魔王の具現化した場にいた精霊王たち。彼らが何かをしたのだと。
まぁ、そうなるよね。
まさか人間の小娘が魔王をあっさりと倒したなんて、思いつきもしないよね。
主人を見つけられなかった魔族たちは、精霊王たちを襲撃することにした。
そして、精霊たちの住む精霊の国に襲撃を企てたのだそうだ。
アポステリオリたちが土下座してまでお願いしているのは、私に精霊の国に来て欲しいということで。
私としては別に精霊の国に行くのは構わない。
お世話になっているノワールたちの力になることに問題はない。
ただ精霊の国に行くには、生身のままでは行けないと言うのだ。
行くのはいいのだけど、生身で行けないって・・・
私は現在、無の精霊王アポステリオリと、風の精霊王ジン、土の精霊王ベビモスに土下座されていた。
いや。おかしい。
何故に精霊王が土下座?
「ちょっと待って。何で土下座?」
『土下座でも何でもします。マスターが来てくださるなら!』
頭を床に擦り付けるようにするアポステリオリたちに、困惑する。
何故、こんなことになっているのか。
ことの発端は、私が魔王を潰したことだった。
本来なら、マズルを核として復活していたはずの魔王。
当然のことながら、魔族たちは魔王の復活を喜んだ。
ところが、具現化したはずの魔王は、一瞬ののちに消滅する。
いや。魔族たちはその場にいなかったから、具現化したはずの魔王の気配が消え、困惑したことだろう。
彼ら、と言っていいのかわからないけど、魔王の行方を探した。
魔王が消滅するわけがない。
だから、きっと配下の自分たちの技量を測るために、気配を絶ったのだと思って。
結論として、魔王は見つからなかった。
いや、見つかったらびっくりするよね。あの消滅したように見えたのが、フェイクだったとかなら、私の太刀打ちできる相手じゃないよね。
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あの魔王が消滅したことで、しばらくは現れないだろう、とのことだ。
というか永遠に現れないのではない、らしい。
らしいばっかりだけど、長く生きているノワールたちでも、魔王の復活と消滅を見たのははじめてだそうだ。
先祖?と言っていいのかな。ノワールの前任の闇の精霊王から伝承として聞いたそうだ。
魔王は、消滅後に小さな種となって、再び復活するために長い期間、人の中に眠るって。
まぁ、それはともかく、魔王は消滅していて、魔族たちは主人を見つけることが出来なかった。
そして、彼らは結論つける。
魔王の具現化した場にいた精霊王たち。彼らが何かをしたのだと。
まぁ、そうなるよね。
まさか人間の小娘が魔王をあっさりと倒したなんて、思いつきもしないよね。
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そして、精霊たちの住む精霊の国に襲撃を企てたのだそうだ。
アポステリオリたちが土下座してまでお願いしているのは、私に精霊の国に来て欲しいということで。
私としては別に精霊の国に行くのは構わない。
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ただ精霊の国に行くには、生身のままでは行けないと言うのだ。
行くのはいいのだけど、生身で行けないって・・・
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