そこは獣人たちの世界

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第二章

*受け主導

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押し倒した後、ディバンの上にとまたがって座りこむ。その背後には出したばかりだというのにいまだいきり立つ大きなディバンの性器。セリスの腰元から背中の真ん中まであるほどのものだ。
セリスが後ろ手にそれをそっと撫でれば、ディバンもセリスの性器に手を伸ばし這わせる。とげとげとしているそれを顔をゆがめることもなく、むしろ愛おしそうになでる。
少しにんまりとしたセリスがおもむろに体を前に倒すと、ディバンは這わしていた手を引いた。さらにセリスは少し体を前にとずらし、ディバンとちょうど口合わせできる位置まで来ると、また後ろ手にディバンの性器を自身の後ろの穴にと誘導する。
誘導されたディバンの性器は器用にもディバンの意思で動いて穴の中にと入っていく。根元に比べれば細いが、それでも人の指二本分ほどの太さの先端をほぐしてもいないのに軽くくわえ込んだのだ。
それだけじゃなく、ディバンの口元に軽く口合わせのキスをすると、セリスは体を後ろにと戻していく。そう、どんどん深くディバンの性器をくわえ込んでいく。
先ほど背中の真ん中ほどまであったはずのそれはすでに半分以上がセリスの中にと入り込んでいる。だがセリスに苦しげな表情はなく、むしろ恍惚とした表情でさらに深く入れ込んでいく。
セリスの穴は慣れたように広がっていき、つっかかることなくさらに広がっていき、ついにセリスがディバンの上に座り込む状態にとなる。あの大きすぎるディバンのが、セリスの中に完全に入り込んだのだ。

「あぁ、ディバンのがすべて私の中に入るこの瞬間は、たまりませんね。」

「いつも思うが、よく魔法もなしに俺様のをくわえ込み切れるまでになったよな。」

「当り前じゃないですか、魔法など使えばディバンのを感じられなくなってしまいます。直接感じたいんですよ。ディバンのすべてをね。」

「あぁ、いつも聞いてる。体は大丈夫か?」

「当然です。慣らしていますから。」

本当になれているようで、むしろ恍惚の表情のまま腰をよじりディバンのを刺激する。思わずディバンは軽く顔をしかめる。逃げられない快楽によって。

「おい、こういう焦らしは、よくないぞ!」

「ん゛っ!あぁ、ディバンから来てくれますか?」

お返しとばかりに腰を突き上げるとかなりくぐもった声をあげたが、それでもなおセリスの表情は変わらず、むしろもっと攻められたいかのようだ。

「いや、セリスが持たないだろ。明日だって業務がないわけじゃない。セリスのペースでやれ。」

「しょうがないですね。では次の休み前にはぜひ。今日は私が主導しますね。」

その言葉を皮切りに始める。ディバンは動かないが、セリスは大きく腰を浮かす。入っていたディバンの根元があらわれ、ねっとりと粘液が穴から伸びていく。不意に、ズンっとディバンにセリスが座り込んだ。
浮かした分を一気にくわえ込みなおしたことになる。ディバンはその衝撃に軽く顔をゆがめ、セリスは目をぎらつかせながら舌なめずりをする。そこからはセリスの独断場ともいえた。
何度も腰を浮かせ、落とし、浮かせ、落とす。その動きはとても早い。そして尻と腰が打ち付けあうたびにパンっパンっという肉のぶつかる音が、ぐちゅりぐちゅりと穴が肉槍に貫かれる音が部屋に響く。
同時にグゥゥゥと響くようなうなり声をディバンが発し、グルグルと喉を鳴らす声をセリスが上げている。そのセリスの股間にはいきり立つとげとげの性器が腰の動きに合わせて飛び跳ねていた。
二人にとっては激しくあっという間にヒートアップしていき、お互いに上り詰めた。

「グゥッ!出そうだ!セリス!」

「はい、どうぞ!私も一緒に!」

「あぁ!グ、グガァ!」

「ん゛っ!あぁぁ!」

ディバンの声をあげるのとともにセリスはできうる限り深く座り込む。完全に入りきっていた根元がグググと膨らみ、さらにセリスを広げると、セリスも自分のものから白濁の精液をディバンの胸元にと吐き出していく。
ディバンの根元が何度も膨らみ、ドクン、ドクンと脈打つ音を鳴らしながらセリスの中にディバンの精液も注がれていき、明らかに脈打つごとにセリスの腹が膨れていく。
かなりやばい膨らみ方をしてきている。恍惚の表情のままだがさすがにセリスも顔をゆがませ始め、少し腰を浮かせると、根元の部分からあふれ始めるが、まだ根元はドクンドクンと脈打つ。
ベットの白いシーツがディバンの白濁によって汚れていく。セリスの出した分はすべてディバンの胸元にあったが、セリスがぐったりと前に倒れてきて、セリスの胸元や鬣を汚す。

「おいおい、無理するなって。どうせ後でここはきれいにすればいい。」

「すいません、やはり出す分は全て受け止めきれなくて・・・」

「そこは謝るところじゃねぇよ。」

「いえ、もう少し特訓しておきます。」

膨れ上がった腹、汚れた胸元と鬣、そして言ってること的にもキリっとした表情が全く似合わない状態だ。それに少し笑ったところで、ようやくディバンのいきり立ったのも落ち着く。セリスもそれを感じ取り這うようにして中から抜き出した。

「ふぅ、とりあえず風呂だな。」

「そうですね。」

汚れた部屋をそのままに当然のようにセリスを抱えてディバンは向かい側の部屋にと向かう。どうやら向かいがすぐ風呂になっているようだ。ディバンたちが去った後には悲惨なほどに広がった白濁液がベットと床を汚す寝室が完成していた。
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