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第二章
水竜登場
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あぁ、昨日はひどい目にあった。あぁ言う攻められ方は初めてだった。今まではその、激しさ重視で快楽に溺れる感じで疲労感があったけど、あれはあれで別方向の疲労感が残ってる。
やめよう。思い出すと下が反応しちゃいそうだ。ズボンの中とは言えギルドで立たせてたら変態もいいところだろう。今はガロが遠征依頼を受けるのを待っているところだ。
どうやら終わったようで座ってまつ僕のところにあからさまに不機嫌な表情のガロが寄ってきた。えっと、いったいどうしたんだろう?
「が、ガロ?」
「ん?あぁ、わるい。キオが悪いわけじゃねぇよ。今度の遠征先があまり行きたいとは思えない場所だっただけだ。俺が帰還した時から決まっちまってたようだから何も言えないけどな。」
「そういうものなの?変えたりできないの?」
「前の遠征依頼を終えた後次の遠征依頼はと聞かれてどこでもいいと答えた結果だ。キオが来たことで変えてほしい場所だったわけだが、他に回すようにする手続きもきついようだ。」
あぁ、それはしょうがないのかもしれない。元の世界でも一度決定した手続きを変更す津男なるとかなり手間がかかるものだ。特にその内容次第では。きっと今回の依頼はガロくらいの強さがないときついものなんだろう。
「もしかして、僕は留守番してた方がいい?」
「いや、パートナー同士でも別行動することはあるが、できる限りともに行動するものだからな。それにいい機会だ。連れていく。」
僕を連れて行くのが少し不安みたいな言い方だったのに、結局連れていくと決めたようだ。ガロがいれば平気だろうとは思うけど、不安がないわけではない。でもガロが強い目で見てくるし、そもそも受けることは確定みたいだ。なら一緒に行くしかない。
次の遠征場所への決意を固めてると不意にこっちに向かってくる青いうろこと羽をもつ竜種の人が見えた。なんか怒ってる?すごい不機嫌そうなんだけど。
「おいガロ!王都に来たならオレに声をかけるべきじゃあねぇのか!?いつの間にかSランクにもなってるしよ!」
「相変わらずうるさいやつだな。」
耳元でわざとらしく怒鳴りこんでこられて、ガロの立ち上がった耳がぺたんと閉じている。というか離れていた僕もうるさくて耳を閉じてしまった。
「えっと、どなたですか?」
「お?お前が噂のガロのパートナーか。ひょろいやつだな。Gランクとパートナーになると聞いて意味不明だと思ったが、一応もうFランクだったか?そこそこの速さで揚がってるから無能ではないようだが。」
「おい、カレント。キオのことに対して何も言うな。」
ちょっとこっちに詰め寄られてひょろいやつといわれた理由がよくわかる。上の服は着てるけど腕は隠れないタイプで、その腕の筋肉がすごい。というか体格的にもかなり筋肉質なんじゃないだろうか。あんまりもぐいぐい来るからガロが止めてくれたけど。
それにしても、せっかくの青いうろこに上下とも青い服じゃなんというか、全身青で映えないように見えてるけど、いいんだろうか?まぁファッションセンスについては何も言うまい。
「そうは言うけどな、オレは何度も誘ったのに振られ続けてこいつなんだぜ?思うとこがあるのはしょうがねぇだろ?」
「お前とパートナー契約?ないな。」
なんかナンパみたいな言い方なんだけど、パートナーの話だよね?いや、もしかしてそっちの意味もある?ちょっと不愉快な気分でカレントと呼ばれた青い竜種の人を見る。
「あんなに何度もコンビネーションある戦闘してきたじゃねぇか!ん、どうした?変な顔で見て?」
「あ、いえ、なんでもないです。」
どうやらそっちの意味はなかったようだ。ちょっと僕も変な意識を持っていたかな?
「まぁ言ってもしょうがねぇな。まだFとはいえある程度動けるんだろ?地下で動きを見てやるよ。」
「おい、カレント!」
「なんだ?オレに見せれねぇような実力なのか?」
「いえ、僕はまだまだだとはわかってますが、見せれないようなことはないですよ。」
「キオ・・・しょうがないな。」
ここで下がってはガロのパートナーとは言えないだろう。実力としてまだまだなのはわかってる。それに僕の魔法には欠点もある。それでもなんとなくこの人には負けたくないと思ってしまった。
「ほう、いい気合の入り方じゃねぇか。なかなか気に入った。んじゃ行くぞ!」
どしどしと先に行ってしまったカレントさんを見つつ、ちょっとガロに聞いてみることにした。
「ねぇガロ、あの、カレントさんとはどういう繋がり?」
「あぁ、紹介しておいた方がよかったな。あいつはSランクのカレントよく俺と同じところに遠征依頼ででてその場で何度もタッグを組んでいた。」
「そういう仲なんだ。」
あぁ、なるほど、付き合いが長いんだ。ちょっと悔しいかも。僕はガロと出会ってからの期間は全然短い。まぁその代わりずっと一緒にいるけど。
「そしてあいつにも二つ名がある。よく水竜と呼ばれている。おそらくこの後お前に見せる気だろう。力の差は感じるだろうが、気にするな。」
「・・・わかった。」
僕の実力を見たい的なことをいてったけど、自分の実力を見せる意味もあったのか。それにしても水竜ってどういうことだろう?あの青いうろこの体で竜種だからってわけではないだろうけど。
やめよう。思い出すと下が反応しちゃいそうだ。ズボンの中とは言えギルドで立たせてたら変態もいいところだろう。今はガロが遠征依頼を受けるのを待っているところだ。
どうやら終わったようで座ってまつ僕のところにあからさまに不機嫌な表情のガロが寄ってきた。えっと、いったいどうしたんだろう?
「が、ガロ?」
「ん?あぁ、わるい。キオが悪いわけじゃねぇよ。今度の遠征先があまり行きたいとは思えない場所だっただけだ。俺が帰還した時から決まっちまってたようだから何も言えないけどな。」
「そういうものなの?変えたりできないの?」
「前の遠征依頼を終えた後次の遠征依頼はと聞かれてどこでもいいと答えた結果だ。キオが来たことで変えてほしい場所だったわけだが、他に回すようにする手続きもきついようだ。」
あぁ、それはしょうがないのかもしれない。元の世界でも一度決定した手続きを変更す津男なるとかなり手間がかかるものだ。特にその内容次第では。きっと今回の依頼はガロくらいの強さがないときついものなんだろう。
「もしかして、僕は留守番してた方がいい?」
「いや、パートナー同士でも別行動することはあるが、できる限りともに行動するものだからな。それにいい機会だ。連れていく。」
僕を連れて行くのが少し不安みたいな言い方だったのに、結局連れていくと決めたようだ。ガロがいれば平気だろうとは思うけど、不安がないわけではない。でもガロが強い目で見てくるし、そもそも受けることは確定みたいだ。なら一緒に行くしかない。
次の遠征場所への決意を固めてると不意にこっちに向かってくる青いうろこと羽をもつ竜種の人が見えた。なんか怒ってる?すごい不機嫌そうなんだけど。
「おいガロ!王都に来たならオレに声をかけるべきじゃあねぇのか!?いつの間にかSランクにもなってるしよ!」
「相変わらずうるさいやつだな。」
耳元でわざとらしく怒鳴りこんでこられて、ガロの立ち上がった耳がぺたんと閉じている。というか離れていた僕もうるさくて耳を閉じてしまった。
「えっと、どなたですか?」
「お?お前が噂のガロのパートナーか。ひょろいやつだな。Gランクとパートナーになると聞いて意味不明だと思ったが、一応もうFランクだったか?そこそこの速さで揚がってるから無能ではないようだが。」
「おい、カレント。キオのことに対して何も言うな。」
ちょっとこっちに詰め寄られてひょろいやつといわれた理由がよくわかる。上の服は着てるけど腕は隠れないタイプで、その腕の筋肉がすごい。というか体格的にもかなり筋肉質なんじゃないだろうか。あんまりもぐいぐい来るからガロが止めてくれたけど。
それにしても、せっかくの青いうろこに上下とも青い服じゃなんというか、全身青で映えないように見えてるけど、いいんだろうか?まぁファッションセンスについては何も言うまい。
「そうは言うけどな、オレは何度も誘ったのに振られ続けてこいつなんだぜ?思うとこがあるのはしょうがねぇだろ?」
「お前とパートナー契約?ないな。」
なんかナンパみたいな言い方なんだけど、パートナーの話だよね?いや、もしかしてそっちの意味もある?ちょっと不愉快な気分でカレントと呼ばれた青い竜種の人を見る。
「あんなに何度もコンビネーションある戦闘してきたじゃねぇか!ん、どうした?変な顔で見て?」
「あ、いえ、なんでもないです。」
どうやらそっちの意味はなかったようだ。ちょっと僕も変な意識を持っていたかな?
「まぁ言ってもしょうがねぇな。まだFとはいえある程度動けるんだろ?地下で動きを見てやるよ。」
「おい、カレント!」
「なんだ?オレに見せれねぇような実力なのか?」
「いえ、僕はまだまだだとはわかってますが、見せれないようなことはないですよ。」
「キオ・・・しょうがないな。」
ここで下がってはガロのパートナーとは言えないだろう。実力としてまだまだなのはわかってる。それに僕の魔法には欠点もある。それでもなんとなくこの人には負けたくないと思ってしまった。
「ほう、いい気合の入り方じゃねぇか。なかなか気に入った。んじゃ行くぞ!」
どしどしと先に行ってしまったカレントさんを見つつ、ちょっとガロに聞いてみることにした。
「ねぇガロ、あの、カレントさんとはどういう繋がり?」
「あぁ、紹介しておいた方がよかったな。あいつはSランクのカレントよく俺と同じところに遠征依頼ででてその場で何度もタッグを組んでいた。」
「そういう仲なんだ。」
あぁ、なるほど、付き合いが長いんだ。ちょっと悔しいかも。僕はガロと出会ってからの期間は全然短い。まぁその代わりずっと一緒にいるけど。
「そしてあいつにも二つ名がある。よく水竜と呼ばれている。おそらくこの後お前に見せる気だろう。力の差は感じるだろうが、気にするな。」
「・・・わかった。」
僕の実力を見たい的なことをいてったけど、自分の実力を見せる意味もあったのか。それにしても水竜ってどういうことだろう?あの青いうろこの体で竜種だからってわけではないだろうけど。
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