そこは獣人たちの世界

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第一章

2度目の弛緩ジェル

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息を整えながらちゃんとできたのか見てみると、ガロの持つリトマス紙のような白い紙に、僕の出したのがかかった。というか結構な量でたからガロの手まで汚すしまつだ。

「変わる時はすぐ変わるってじじいが言ってたからな。変わってないし大丈夫だろうが、一応少し待ってみるか。」

「え、えっと、このまままつの?」

「なんだ?抱き着かれたままは恥ずかしいってか?」

そういいつつ、少しだけ強く後ろから抱きしめてくる。ちょっとガロのが大きくなってるようで腰のあたりに当たってる。そんな状態にドキドキとするけど、それよりもなんというかどことなくというかだけど、ガロが不安に感じているように思えた。

「恥ずかしいは恥ずかしいけど、ガロが落ち着くなら、このままでもいいよ。僕も抱き着かれるの嫌ってわけじゃないっていうか、好きだし。」

「俺が落ち着くか。なんというかお前とだと感情を隠すってのがうまくできなくなるんだよな。大丈夫と言い続けてきたが、やっぱり子宝封印したらこうする気も起らなくなるかと思ってたんだ。キオとの気持ちが消えちまうんじゃないかと。」

「ガロ・・・それは僕もちょっと思ったけど、むしろ昨日しなかったせいでちょっと膨れ気味かも?」

「キオもか?実は俺もなんだ。」

そういってわざとらしくガロのを僕の腰により押し付けてくる。思わず全身の毛が逆立つかのようにびくりと体が軽く跳ね上がり、僕のも一回出したにもかかわらず張り詰める。

「やっぱそっちまでしたいってことだよね?ぼ、僕はいいよ。」

「なんだ、結構乗り気じゃねぇか。でもやっぱ、今日やるならコブまで入れていいよな?弛緩ジェルもあるしな。」

そっか、昨日やってなかっただけじゃなくその前の日にはコブまで入れるには強避妊薬が必要だけど、僕の特訓や試験に響くからって我慢してたんだっけ。

「う、ん、いいよ。」

「ほぉ?じゃあこっちにけつを突き出してくれるか?」

「うっ、うん。」

なんか言い方がすごくあれだったけど、僕は仰向けになってガロのほうにお尻を突き出すように少し腰を浮かせた。ちょっと驚いたようなガロの顔を見れたけど、やっぱ恥ずかしい。

「こっちの体勢でやるのか?その、俺のコブまで入れるとこっちの姿勢だときついとかもしれないぞ?」

「き、きつくてもいいよ?」

「そうか、じゃあ遠慮なく、まずは慣らすところからだけどな。」

そういうと白っぽい弛緩ジェルを瓶から取り出して僕のお尻にと塗りたくってくる。そしてすぐにジェルと一緒にガロの指が二本一気にぬるりと入ってくる。

「んんんっ!」

「あぁ、キオの中はやっぱりあったかいな。ほら、どんどんほぐすぞ?」

痛みは一切なく、ただ広げられる快楽を感じながら3本目、そしていつもは入れられない4本目まで僕の中にと入れられてくるのがわかる。でも前は見えてなくてもわかったけど、今は快楽で固めはつぶっちゃってるけど見てもいるんだ。
だからガロの手が親指の手前まですっぽりと僕の中に入ってきちゃってるのが見えている。僕の中も奥の方でガロの指がうごめいて広げているのを感じている。

「あっあ、あっ、すご、やっぱこれ、すご、い。」

「やっぱまだここは壁になってるな。そのうち何度かここを突き入れたら、壁じゃなくなるらしいぜ?店で聞いた話だけどな。そのころには潤滑油も必要なくなってるかもしれないな?」

「そ、なの?」

「そうだな、というか店の奴は一度弛緩ジェルでもっと広げて奥の壁を開けるのをハリガタでやるらしいぜ?そんでほんとに一日中広げておくんだとよ。キオもやってみるか?」

ぐいっと顔を僕の近くにまで突き出してきて、甘く低い声でやってみるかと聞かれて、一瞬うんと言ってしまいそうになっちゃったけど、フルフルと首を横に振る。

「は、ハリガタって、ちょっと怖い、し。」

「何言ってんだよ、ハリガタなんかをキオに入れるなんてもったいないことはしねぇ。俺のでずっと一日中奥の壁を開けっぱなしにするのさ。」

そういわれてゾクゾクっと完全に全身の毛が立ってしまった。そしてそんな状態になるのをどこかで楽しみにしてしまった。でもそういうわけにもいかないってのはわかってる。

「でも、ギルドで、パートナー、の、登録、とか、あるでしょ?」

話しながらもヒートしてきたのかさらに奥をぐりぐりといじられるから、絶え絶えにも返すと、ふと指の動きが止まる。

「そういえばそうだったな。今日やるわけにはいかねぇな。」

「うん、だから、余裕ができたら、ね?」

「なんだ、余裕ができたらやってもいいのか?」

「・・・いいよ?」

「いったな?でも次弛緩ジェル使えるのはまた三日後か、まぁ今日は今日で楽しませてもらうけどな。」

あぁ、いいって言ってしまった。でも今日はそんなところまでやるつもりはないらしい。それをホッとする自分と残念と思う自分がいた。
そしてガロの指が引き抜かれると、またジェルが透明になるまで少しばかりの休憩の時間だ。ふと見たガロのはこの間僕にコブまで入れた時よりもさらにギンギンになってびくびくと揺れているように見えた。
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