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200 ゲームは終わっても【最終話】
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カーテンの隙間から差し込む日差しを浴びて、意識が浮上した。
ゆっくりと瞼を開くと、視界一杯に端正な寝顔が映る。
(気持ち良さそうに眠っちゃって)
こちらは体中がギシギシと痛むというのに……、なんだかちょっと憎らしく思えてくる。
声を出し過ぎたせいか喉もカラカラで、お水を飲もうと、痛みを堪えながら体を起こす。
そこで初めて、自分が何も着ていない事に気が付いた。
(あー……、そうか。
先ずは、何か羽織る物を……)
小さく溜息をつきながらベッドを降りるが、足に力が全く入らず、そのまま崩れ落ちてしまった。
「マジか。立てる気がしない」
「絶景だけど、今の僕にはちょっと目の毒だな」
低く色気のある声が背後から響いたと同時に、床に座り込んだ私の肩へガウンがフワリと掛けられる。
「おはよう、フィー。
無理しちゃダメだよ。今日は何もせずにベッドの上で過ごせば良い。
僕が何でもやってあげるから」
いつの間に起きたのか、妙にスッキリとした爽やかな微笑みを浮かべるアイザックは、私を軽々と抱き上げてベッドにそっと降ろした。
優しく聞こえる台詞に、一瞬だけ騙されそうになるけど、良く考えたらそれを言っているのは無理をさせた張本人である。
「どの口が言ってるんです?
誰のせいでこうなったと思って……」
「ごめん」
私の声が枯れている事に気付いたのか、アイザックは謝りながら、グラスに水を注いで差し出した。
「悪いと思ってるなら、今後は自重してくださいね?」
「うーん……。それは、ちょっと約束出来ない……かも」
そう言ったアイザックに胡乱な眼差しを向けると、シュンと落ち込んだ顔をされてしまった。
(私があの表情に弱いって知っててやってるんだから、本当にタチが悪いわ)
宣言通りに、その日は一日中アイザックが付きっきりで甲斐甲斐しく面倒を見てくれた。
だが、結局この件に関しては自重するつもりなど全く無かったらしく、私はその後も幾度となく同じ目に遭わされる事となったのだった。
そして、あの酷い結婚式から、五年の歳月が流れた。
未だに『誓いの口付け、お代わり事件』を、友人達から揶揄われて羞恥に悶える事があるけれど、最近は自分でも笑い話に出来るくらいになってきた。
どうやらアイザックのアイザックは非常に優秀だったらしく、婚姻後直ぐに私は懐妊し、十月十日を経て可愛い双子の赤ちゃんを出産した。
しかし、出産後はなかなか出血が止まらず、一時期母体が危ない状態に陥ったらしい。
私は完全に意識を失っていたので何も覚えていないけれど、後から聞いた話によれば、アイザックはボロボロ泣きながら半狂乱で医者に詰め寄ったそうだ。
その後の処置が良かったので、血が止まり、意識を取り戻してからは何も問題なかったのだが、この出来事のせいでアイザックの過保護は以前にも増して酷くなった。
生まれたのは男女の双子で、兄はオリヴァー、妹はアレクシアと名付けた。
二卵性だからか、二人の容姿はあまり似ていない。
どちらかと言えばオリヴァーは私に似ており、アレクシアはアイザックに似ていた。
今年四歳になる二人を、アイザックは目の中に入れても痛くないくらいに可愛がっており、育児にも積極的に参加してくれている。
サディアス陛下とマーガレット妃殿下は、双子の片割れが女児だと知ると『王子の婚約者に!』と強く希望してくれたのだが、私達夫婦はずっとのらりくらりと躱している。
光栄な話ではあるけど、自分の子供達には出来るだけ自由に生きて欲しい。
王家に嫁いでしまえば、それは難しいだろう。
正直言うと、あのサディアス陛下の子だから、色んな意味でちょっと怖いとも思ってしまう。
まあ、そうは言っても年齢も近いし、王家の子と筆頭公爵家の子なのだから、交流は避けられない。
今の所は、友人としてお付き合いをさせて頂いているが、もっと大きくなってから当人同士が望むのならば、婚約を考えても良いと私は思っている。
でも、アイザックは『嫁にはやらん!』と、娘を溺愛する頑固親父の定番みたいな台詞を吐いて、私を苦笑させた。
南の辺境に嫁いだベアトリスとは、年に数回しか会えなくなってしまったけど、あまり心配はしていない。
手紙の遣り取りは頻繁に続けているし、何より彼女はとっても頼りになる旦那様に溺愛されているのだから。
そんなベアトリスも、二年前に男の子を産んだ。
義娘ちゃんは、『これで辺境伯家を継がなくて済む!』と大喜びし、弟をとても可愛がっているのだとか。
フレデリカは、隣国の伯爵子息に捕まって、三年前に結婚した。
自国を出たくないが為に、ずっとプロポーズを断っていたらしいが、彼が『弟に実家の爵位の相続を譲る!』と宣言した事で根負けしたと言う。
結局、ヘーゼルダイン家が所有していた子爵位を貰い受け、こちらの国で領地の管理を手伝いながら仲睦まじく暮らしている。
ニコラスと相性が良いのでは? とも思っていたが、フレデリカに言わせれば、『アレは少し離れた立場から揶揄うくらいが丁度良いのよ』だそうだ。
そのニコラスは、凛々しい女性騎士を伴侶に選んだ。
やはり、しっかりと自分を持っている強い女性がお好みらしい。
こちらも夫婦仲は良さそうである。
メイナードは他国の公爵令嬢との政略結婚だが、戦友として互いを尊重し、とても良好な関係を築いている様に見える。
そういう結婚の形も有りだなと思った。
クリスティアンは、すっかり鍛え上げられて、最近では魔獣討伐でも最前線で活躍していると聞く。
ベアトリスのビンタで悲劇のヒロイン座りになっていた、あのクリスティアンが……。
フェネリーズ・ブートキャンプの効果は絶大だ。
意外だったのはハリエットで、私とアイザックの結婚式で出会ったマーク兄様と意気投合し、スピード結婚した。
何処にご縁が転がっているか、分からない物である。
そして、私の愛する弟ジョエルは、学園で出会った令嬢と恋に落ち、この春、目出たく結婚式を挙げたばかり。
まだまだ蜜月である。
どうやら共通の趣味である乗馬で絆を深めたらしい。
とても小柄で可愛らしいご令嬢に見えるのだが、ジョエルによれば『意外と気が強くて、そこが堪らない』のだそう。
はいはい、ご馳走様です。
大切な人が出来たお陰で、昔みたいに姉にベッタリではなくなったが、過保護なのは相変わらず。
少し無理をすると直ぐに怒られてしまうので、心配させない様に常に気を付けている。
そして今、私の中には、新たな命が宿っている。
最初の出産で私が生死の境を彷徨った事で、すっかり怯えてしまったアイザックは、子供は二人だけで良いと言い張っていたのだが、私はどうしても三人目が欲しくなってしまった。
長年掛けて説得し、なんとか避妊をやめてもらったら直ぐに孕った。
やっぱりアイザックのアイザックは──以下略。
「風が冷たくなってきたから、そろそろ屋内に入った方が良いんじゃない?」
庭のガゼボで刺繍をしていたら、アイザックから注意を受けた。
モコモコのショールを肩に掛けるついでとばかりに、背後から抱きしめられて頭頂部にキスを落とされるのはいつもの事で、周りで見ている双子や使用人達も『またやってるな』くらいの薄い反応しか示さない。
「あら、もうこんな時間?
オリヴァー、アレクシア、お家に入りますよ」
芝生の上で転げ回っている双子に声を掛けた。
「「もうちょっと遊ぶーっ!!」」
「お二人共、我儘はいけませんよ」
子供達を窘めてくれたのは、なんとあのパメラである。
あの、ヨチヨチと拙い足取りで歩いていた、仔栗鼠の様にクッキーを齧っていた可愛いパメラも、今ではすっかりお姉ちゃんの顔になり、いつも双子の遊び相手を買って出てくれるので、とても助かっている。
パメラに促された二人は、キャッキャと笑いながら、競い合う様にこちらへ駆けてくる。
その勢いのまま私に飛び付こうとした瞬間、間に入ったアイザックが両手で二人を受け止めた。
「コラ。急に抱き着いたら、お腹の赤ちゃんがビックリしちゃうだろ?」
「はーい」
「ごめんなさい」
素直に謝った彼等の頭を撫でると、二人共、擽ったそうな笑みを零しながら、今度は優しく私にハグをした。
親子四人で手を繋いで歩き出す。
侍女や護衛達が温かな眼差しを向けている。
半年後には、私達の宝物がまた増える。
そうやって幸せを一つ一つ積み重ねながら、これからも私は生きていく。
乙女ゲームは終わったが、私の人生はまだまだ続いていくのだ。
【終】
────────────────
ここで本編は完結となります。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます!
思った以上に長いお話になってしまいましたが、少しでも楽しんで頂けたなら嬉しいです。
脇役達の恋のお話など、まだまだ書ききれなかったエピソードがあるので、いつかは番外編を書きたいと思っているのですが……
いつになるかは不明です(^^;
もしも「番外編も読んでやっても良いぞ」と思って下さる方がいらっしゃったら、お気に入り登録はそのままで、気長にお待ち下さいませ。
今後とも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
ゆっくりと瞼を開くと、視界一杯に端正な寝顔が映る。
(気持ち良さそうに眠っちゃって)
こちらは体中がギシギシと痛むというのに……、なんだかちょっと憎らしく思えてくる。
声を出し過ぎたせいか喉もカラカラで、お水を飲もうと、痛みを堪えながら体を起こす。
そこで初めて、自分が何も着ていない事に気が付いた。
(あー……、そうか。
先ずは、何か羽織る物を……)
小さく溜息をつきながらベッドを降りるが、足に力が全く入らず、そのまま崩れ落ちてしまった。
「マジか。立てる気がしない」
「絶景だけど、今の僕にはちょっと目の毒だな」
低く色気のある声が背後から響いたと同時に、床に座り込んだ私の肩へガウンがフワリと掛けられる。
「おはよう、フィー。
無理しちゃダメだよ。今日は何もせずにベッドの上で過ごせば良い。
僕が何でもやってあげるから」
いつの間に起きたのか、妙にスッキリとした爽やかな微笑みを浮かべるアイザックは、私を軽々と抱き上げてベッドにそっと降ろした。
優しく聞こえる台詞に、一瞬だけ騙されそうになるけど、良く考えたらそれを言っているのは無理をさせた張本人である。
「どの口が言ってるんです?
誰のせいでこうなったと思って……」
「ごめん」
私の声が枯れている事に気付いたのか、アイザックは謝りながら、グラスに水を注いで差し出した。
「悪いと思ってるなら、今後は自重してくださいね?」
「うーん……。それは、ちょっと約束出来ない……かも」
そう言ったアイザックに胡乱な眼差しを向けると、シュンと落ち込んだ顔をされてしまった。
(私があの表情に弱いって知っててやってるんだから、本当にタチが悪いわ)
宣言通りに、その日は一日中アイザックが付きっきりで甲斐甲斐しく面倒を見てくれた。
だが、結局この件に関しては自重するつもりなど全く無かったらしく、私はその後も幾度となく同じ目に遭わされる事となったのだった。
そして、あの酷い結婚式から、五年の歳月が流れた。
未だに『誓いの口付け、お代わり事件』を、友人達から揶揄われて羞恥に悶える事があるけれど、最近は自分でも笑い話に出来るくらいになってきた。
どうやらアイザックのアイザックは非常に優秀だったらしく、婚姻後直ぐに私は懐妊し、十月十日を経て可愛い双子の赤ちゃんを出産した。
しかし、出産後はなかなか出血が止まらず、一時期母体が危ない状態に陥ったらしい。
私は完全に意識を失っていたので何も覚えていないけれど、後から聞いた話によれば、アイザックはボロボロ泣きながら半狂乱で医者に詰め寄ったそうだ。
その後の処置が良かったので、血が止まり、意識を取り戻してからは何も問題なかったのだが、この出来事のせいでアイザックの過保護は以前にも増して酷くなった。
生まれたのは男女の双子で、兄はオリヴァー、妹はアレクシアと名付けた。
二卵性だからか、二人の容姿はあまり似ていない。
どちらかと言えばオリヴァーは私に似ており、アレクシアはアイザックに似ていた。
今年四歳になる二人を、アイザックは目の中に入れても痛くないくらいに可愛がっており、育児にも積極的に参加してくれている。
サディアス陛下とマーガレット妃殿下は、双子の片割れが女児だと知ると『王子の婚約者に!』と強く希望してくれたのだが、私達夫婦はずっとのらりくらりと躱している。
光栄な話ではあるけど、自分の子供達には出来るだけ自由に生きて欲しい。
王家に嫁いでしまえば、それは難しいだろう。
正直言うと、あのサディアス陛下の子だから、色んな意味でちょっと怖いとも思ってしまう。
まあ、そうは言っても年齢も近いし、王家の子と筆頭公爵家の子なのだから、交流は避けられない。
今の所は、友人としてお付き合いをさせて頂いているが、もっと大きくなってから当人同士が望むのならば、婚約を考えても良いと私は思っている。
でも、アイザックは『嫁にはやらん!』と、娘を溺愛する頑固親父の定番みたいな台詞を吐いて、私を苦笑させた。
南の辺境に嫁いだベアトリスとは、年に数回しか会えなくなってしまったけど、あまり心配はしていない。
手紙の遣り取りは頻繁に続けているし、何より彼女はとっても頼りになる旦那様に溺愛されているのだから。
そんなベアトリスも、二年前に男の子を産んだ。
義娘ちゃんは、『これで辺境伯家を継がなくて済む!』と大喜びし、弟をとても可愛がっているのだとか。
フレデリカは、隣国の伯爵子息に捕まって、三年前に結婚した。
自国を出たくないが為に、ずっとプロポーズを断っていたらしいが、彼が『弟に実家の爵位の相続を譲る!』と宣言した事で根負けしたと言う。
結局、ヘーゼルダイン家が所有していた子爵位を貰い受け、こちらの国で領地の管理を手伝いながら仲睦まじく暮らしている。
ニコラスと相性が良いのでは? とも思っていたが、フレデリカに言わせれば、『アレは少し離れた立場から揶揄うくらいが丁度良いのよ』だそうだ。
そのニコラスは、凛々しい女性騎士を伴侶に選んだ。
やはり、しっかりと自分を持っている強い女性がお好みらしい。
こちらも夫婦仲は良さそうである。
メイナードは他国の公爵令嬢との政略結婚だが、戦友として互いを尊重し、とても良好な関係を築いている様に見える。
そういう結婚の形も有りだなと思った。
クリスティアンは、すっかり鍛え上げられて、最近では魔獣討伐でも最前線で活躍していると聞く。
ベアトリスのビンタで悲劇のヒロイン座りになっていた、あのクリスティアンが……。
フェネリーズ・ブートキャンプの効果は絶大だ。
意外だったのはハリエットで、私とアイザックの結婚式で出会ったマーク兄様と意気投合し、スピード結婚した。
何処にご縁が転がっているか、分からない物である。
そして、私の愛する弟ジョエルは、学園で出会った令嬢と恋に落ち、この春、目出たく結婚式を挙げたばかり。
まだまだ蜜月である。
どうやら共通の趣味である乗馬で絆を深めたらしい。
とても小柄で可愛らしいご令嬢に見えるのだが、ジョエルによれば『意外と気が強くて、そこが堪らない』のだそう。
はいはい、ご馳走様です。
大切な人が出来たお陰で、昔みたいに姉にベッタリではなくなったが、過保護なのは相変わらず。
少し無理をすると直ぐに怒られてしまうので、心配させない様に常に気を付けている。
そして今、私の中には、新たな命が宿っている。
最初の出産で私が生死の境を彷徨った事で、すっかり怯えてしまったアイザックは、子供は二人だけで良いと言い張っていたのだが、私はどうしても三人目が欲しくなってしまった。
長年掛けて説得し、なんとか避妊をやめてもらったら直ぐに孕った。
やっぱりアイザックのアイザックは──以下略。
「風が冷たくなってきたから、そろそろ屋内に入った方が良いんじゃない?」
庭のガゼボで刺繍をしていたら、アイザックから注意を受けた。
モコモコのショールを肩に掛けるついでとばかりに、背後から抱きしめられて頭頂部にキスを落とされるのはいつもの事で、周りで見ている双子や使用人達も『またやってるな』くらいの薄い反応しか示さない。
「あら、もうこんな時間?
オリヴァー、アレクシア、お家に入りますよ」
芝生の上で転げ回っている双子に声を掛けた。
「「もうちょっと遊ぶーっ!!」」
「お二人共、我儘はいけませんよ」
子供達を窘めてくれたのは、なんとあのパメラである。
あの、ヨチヨチと拙い足取りで歩いていた、仔栗鼠の様にクッキーを齧っていた可愛いパメラも、今ではすっかりお姉ちゃんの顔になり、いつも双子の遊び相手を買って出てくれるので、とても助かっている。
パメラに促された二人は、キャッキャと笑いながら、競い合う様にこちらへ駆けてくる。
その勢いのまま私に飛び付こうとした瞬間、間に入ったアイザックが両手で二人を受け止めた。
「コラ。急に抱き着いたら、お腹の赤ちゃんがビックリしちゃうだろ?」
「はーい」
「ごめんなさい」
素直に謝った彼等の頭を撫でると、二人共、擽ったそうな笑みを零しながら、今度は優しく私にハグをした。
親子四人で手を繋いで歩き出す。
侍女や護衛達が温かな眼差しを向けている。
半年後には、私達の宝物がまた増える。
そうやって幸せを一つ一つ積み重ねながら、これからも私は生きていく。
乙女ゲームは終わったが、私の人生はまだまだ続いていくのだ。
【終】
────────────────
ここで本編は完結となります。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます!
思った以上に長いお話になってしまいましたが、少しでも楽しんで頂けたなら嬉しいです。
脇役達の恋のお話など、まだまだ書ききれなかったエピソードがあるので、いつかは番外編を書きたいと思っているのですが……
いつになるかは不明です(^^;
もしも「番外編も読んでやっても良いぞ」と思って下さる方がいらっしゃったら、お気に入り登録はそのままで、気長にお待ち下さいませ。
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こんにちは~半年ぶりのコメントです。お元気でしょうか?
すみません💦あれから体調不良続きや私事都合で、大変遅くなってしまいました🙇
では改めて声を大にして叫ばせて頂きます。本編完結おめでとうございます~❣️
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(それにしても…レイラの後をこっそり監視していた侍従サン、どれだけ体力あるんだww 遠旅お疲れ様でした~✨️あ、マクシミリアンって本名が判明した時は、驚いたよ!)
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まさかの〝アイク〟愛称を呼ばれただけで、大勢前でがっつりKiss暴走(笑)するとは…🤭『Kissお代わり事件』フィー達の孫世代まで語り継がれていそう♡
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最後はヤンデレ旦那(笑)&可愛い3人の子供に囲まれて幸せな人生を掴み取ったフィー♡
あの乙女ゲームからの逆転劇、よく頑張ったねぇ~って拍手喝采❣️このような楽しい作品ありがとうございました( ᴗ͈ˬᴗ͈)✨️
コメントありがとうございます♪
お久し振りにおはぎ様から感想いただけて、とっても嬉しいです(ノ*>∀<)ノ♡わぁーい
誓いの口づけお代わり事件は、永遠に揶揄われそうですよねww
侍従さんはずっと名無しだったんですが、気になってる人が多いみたいだったので、急遽命名しました(^^)b
折角なので無駄に高貴な名前にしてみましたが、いかがでしょうか?
そして意外と言われたマーク兄様とハリエットのカップルは、実は初期の頃から考えていた組み合わせでした(*´艸`)ウフフ
ハリエットはメンタル強そうなので、デリカシー皆無なマーク兄様の事も上手くあしらえるんじゃないかと思いまして……。
かなり長いお話でしたが、皆様の応援のおかげで無事に本編完結しました💕
おはぎ様もお忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコリ
実は前回の〈妄想劇場〉で出てきたゲームは朝のテレビ番組《●●ット》に出演していた芸人さん(誰が考えたか忘れた💧)が考案したオリジナルゲーム。
司会をやってる麒麟の川島さんや出演者にも好評なゲームだったので、先日も第二回大会をやっていた程。
(見てたこっちも『なにこれ、面白~い』って思いながら見ていました😃)
第二回大会では紅白に出演したミュージシャン2名も混じってガチでやってたくらい。
ガチでやった結果、見事に明暗が別れました😅
一人は〈サンプラザ中野くん〉ともう一人……名前誰だっけ?
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その人はサビから最後まで1~20で歌いきったけど、サンプラザ中野くんは見事にやらかしました😅
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〈名曲は20〉恐ろしいゲームだな。
なので、妄想劇場で作者様やサディスト殿下、フィーが思わず《最後の歌詞の部分》を歌ってしまったのは仕方の無いことだと思います。
コメントありがとうございます♪
『ラ○ット』たまに見てますけど、残念ながらその回は見逃したみたいです。
よくオリジナルゲームやってますよね(*゚∀゚)*。_。)ウンウン
完結おめでとうございます㊗️
毎日更新楽しみにしていましたー
男前で、ちょいちょいお口が悪くなるオフィーリア最高です♪
アイザックの重い愛もいいですね❤️登場人物皆さん魅力的でした
本当に楽しい作品をありがとうございました😊
コメントありがとうございます♪
更新楽しみだったと言って頂けて、とても光栄です(ノ*>∀<)ノ♡
作者としても、長い連載の中で、オフィーリアと愉快な仲間達には愛着が湧いていたので、ぼぼ様にも気に入って頂けたなら嬉しいです(*´꒳`*)
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!