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第五章・西の離宮
35・アルジェは二度見した!
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(今までのお話し)
アルジェとアスバルは晩餐を共にし、楽しい時間を過ごした。
と、アルジェがロイのエロさに目を奪われている姿を見たアスバルは、心に嫉妬の炎が燃え盛る。そして──。
「アルジェ。今夜俺の部屋に来ないか?」
「へ、部屋に?俺の┉部屋に!?」
アルジェは呆然とアスバルを見た┉。
アスバルの顔は真剣で、いつもの冗談とはとても思えない。
「そうだ、俺の部屋だ。┉そういう意味だと思ってくれて構わない。」
そういう意味┉ってどういう意味かな?と、分かっている癖に動揺してしまっている自分を誤魔化すように呟いた┉。
「大体、私達は親友だよ。そ、そんな雰囲気なかった┉よね?」と困惑ぎみにそう聞く。
「俺はな┉」と、アスバルが言おうとしたところで、何やら視線を感じそちらを向くと┉アルジェは驚きで思わず二度見した!
ガン見している┉スリ様とロイ王子が┉。
あれ┉この二人、自分達の世界に入ってなかったっけ?
と、スリ様がスッと立ち上がったかと思うと「私、疲れたので先に休みますね~時間まだ早いし、アルジェはまだ食事続けててー!」と言いながら足早に去っていかれた┉。
そこに残った私達三人┉何か言って下さいよ、ロイ王子┉。
するとアスバルがロイ王子に目配せする。
ロイ王子は、スリジャが心配だから見に行こうかな~なんて言いながら続けてこの場から去って行った┉。
「┉┉返事は?」
「はい┉。」
いつもの冗談を言い合う時のアスバルとは全く違い、真剣な顔で私の手を取り、そして──熱を孕んだ瞳でじっと見つめながら手の平にキスをする┉。
チュッ!そしてそれに動揺する私を確認すると目を細めて┉フッと笑った。
──何?急に何だ?エローーーい!!
どうしよう┉アスバルのエロさが止まらない!
もうアルジェの心臓はバックン、バックン!
そのまま手を引かれ連れ出される。
そしてスリ様達とは離れた客室の一つの前で┉
「どうする?アルジェ。もうこの中に入ったら離してやる事は出来ない┉俺を┉選んでくれるか?」と真剣な目を向けられ┉
アルジェは背伸びしてアスバルの太い首に抱き付き┉そして口づけた──。
アスバルが驚きで目を見開いている┉だけど、私も前から好きだった!との思いを込めて更にぐっと押し付ける。
私だって男だ!やる時はやる!!
そしてそっと離すと目の前には泣き笑いの表情を浮かべたアスバルの顔──。
その顔にはアルジェも貰い泣きしそうになる┉。
二人はお互いの顔を見合わせ、照れくささでプハッ!と笑い、それから愛おしそうに見つめ合う。
そしてチュッ、チュ!と小鳥が啄むような可愛い口づけを交わし──部屋に入っていった。
アルジェとアスバルは晩餐を共にし、楽しい時間を過ごした。
と、アルジェがロイのエロさに目を奪われている姿を見たアスバルは、心に嫉妬の炎が燃え盛る。そして──。
「アルジェ。今夜俺の部屋に来ないか?」
「へ、部屋に?俺の┉部屋に!?」
アルジェは呆然とアスバルを見た┉。
アスバルの顔は真剣で、いつもの冗談とはとても思えない。
「そうだ、俺の部屋だ。┉そういう意味だと思ってくれて構わない。」
そういう意味┉ってどういう意味かな?と、分かっている癖に動揺してしまっている自分を誤魔化すように呟いた┉。
「大体、私達は親友だよ。そ、そんな雰囲気なかった┉よね?」と困惑ぎみにそう聞く。
「俺はな┉」と、アスバルが言おうとしたところで、何やら視線を感じそちらを向くと┉アルジェは驚きで思わず二度見した!
ガン見している┉スリ様とロイ王子が┉。
あれ┉この二人、自分達の世界に入ってなかったっけ?
と、スリ様がスッと立ち上がったかと思うと「私、疲れたので先に休みますね~時間まだ早いし、アルジェはまだ食事続けててー!」と言いながら足早に去っていかれた┉。
そこに残った私達三人┉何か言って下さいよ、ロイ王子┉。
するとアスバルがロイ王子に目配せする。
ロイ王子は、スリジャが心配だから見に行こうかな~なんて言いながら続けてこの場から去って行った┉。
「┉┉返事は?」
「はい┉。」
いつもの冗談を言い合う時のアスバルとは全く違い、真剣な顔で私の手を取り、そして──熱を孕んだ瞳でじっと見つめながら手の平にキスをする┉。
チュッ!そしてそれに動揺する私を確認すると目を細めて┉フッと笑った。
──何?急に何だ?エローーーい!!
どうしよう┉アスバルのエロさが止まらない!
もうアルジェの心臓はバックン、バックン!
そのまま手を引かれ連れ出される。
そしてスリ様達とは離れた客室の一つの前で┉
「どうする?アルジェ。もうこの中に入ったら離してやる事は出来ない┉俺を┉選んでくれるか?」と真剣な目を向けられ┉
アルジェは背伸びしてアスバルの太い首に抱き付き┉そして口づけた──。
アスバルが驚きで目を見開いている┉だけど、私も前から好きだった!との思いを込めて更にぐっと押し付ける。
私だって男だ!やる時はやる!!
そしてそっと離すと目の前には泣き笑いの表情を浮かべたアスバルの顔──。
その顔にはアルジェも貰い泣きしそうになる┉。
二人はお互いの顔を見合わせ、照れくささでプハッ!と笑い、それから愛おしそうに見つめ合う。
そしてチュッ、チュ!と小鳥が啄むような可愛い口づけを交わし──部屋に入っていった。
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