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おまけ・番外編

⑤攻達のお茶会(1)

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 「何故この私が、あなたと一緒にお茶会をしなくてはならないのです?」
 
 煌めく藍色の切れ長の目を、ほんの少し細めて、不快な感情を一切隠す様子もなくミシェルがそう言い放つ。

 「まあまあミシェル様!これも我々の愛する人達が望んでいる事ですから!仲良くしましょうよ?」

 間に挟まれて苦しい立場の俺ギルバートがそう宥めようとするが、ギロリと睨まれてもうそれ以上何も言えなくなる。

 ──俺、元はあなたの護衛騎士でしたけど、今は親族なんですけど?兄の配偶者ー!

 ミシェルが言うところのとは、皇太子であるレオ殿下の事だ┉。
 ところで、誤解が溶けて仲良くなったって、聞いてたんですけど?全然仲良くない!?

 「相変わらずだね?ミシェルは。誤解だって前に言ったよね?それにこっちだって結婚してんだけど!愛しのクリスいるっちゅーねん!」

 なんだかレオ殿下の言葉遣いが可怪しくなってきた┉俺、もう帰りたい!
 それにしても、このお茶会何?そんで男同士でお茶会ってするのかな。
 俺、元平民だからよくは知らないけど、余りやらないようなぁ?

 「それで今日何で集まろうと?こうやってダラダラお喋りする目的かい?」  

 レオ殿下が痺れを切らしたようにそう聞いてくるけど┉

 「あのですね、俺、イヤ!私にね子作りのノウハウを教えてやって欲しいとか何とか┉マリンとクリスが言ってましたけど?」

 「おい!呼び捨て!!」✕2

 二人に同時に注意されて、ひぃ~!となったが、意外と気があってんじゃないの?って思う。  
 最近、俺の愛しのオリヴァーが長男を出産後、あっという間に二人目妊娠で。
 
 ──いやぁ~まいったなー!怒られちゃったよ?だってさ、久しぶりだったんだぜ?そんなの我慢は無理だよな~やめられない!止まらない!っうかハハッ

 「それで!どんなノウハウがあるんですか?┉聞いてあげてもいいですけど?」
 
 ──すっごい上から!

 「うむ!苦しゅうない。教えてたもれ~」

 ──だからさっきから言葉遣いが!ってか、そもそも世界もキャラも違くないか? 

 でもさ、実は二人共興味津々なんじゃないか?って思うが。
 きっとパートナーが妊娠したいんだろうな、気持ちは分かる!
 これはお兄さんが、ひと肌脱いでやりますかー!

 「ん、ん!では講義を始めます。お二人はまさか、妊娠は受が頑張れば出来ると思ってないですよね?答えはNO!です。そんな考えはドブに捨てて下さい!実際は攻が何倍も頑張らないといけません。その秘密┉知りたいですか?」

 いつもは涼しい顔をしているミシェルとレオ、二人の目がパッと見開かれる。

「兄貴教えて下さいっ!」✕2

 ──今度は二人共┉キャラ違うね?

                   ──つづく!
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