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第九章・エリオット、危機一髪?
71・楽しい時間
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「セ、セデナスの神様って…何?」
坊ちゃまがポカンとした顔でそう聞いた。そりゃそうだよね…自分の婚約者が他の領地の神様になってんだから!またその呼び名も良いんだか、悪いんだか微妙で…
「おや?ご存知ありませんか…?エリオットには我が家の事業を、引き続き手伝って貰っているんです。何を隠そうこの店もなんですよ?」
まさか内緒にしてるなんて知らないシュテファン様は、不思議そうな顔で坊ちゃまの方へ視線を向ける。
「ええ。この店もだったとは知りませんでした。サプライズで今から話してくれるつもりだったのでしょうかね?」
そう言って微笑みながら問いかける坊ちゃま。その笑顔がほんの少し引き攣っているように見える…
そんなことはどこ吹く風なシュテファンは「きっとそうですね!」と言いながら微笑んで、「どのランチメニューも自信作なので是非!そしてお邪魔でしょうから私はこの辺で」と鼻息荒くそう言って、そそくさと去って行った。
シュテファン…この人のこういうところは流石騎士団で人員を統括していただけある。引きどころを間違えないんだよなぁ…状況判断が秀逸だ。坊ちゃまの無視スキルと張るくらいの、スルースキルだ!やるな?お主。
それから坊ちゃまを見て誤魔化し笑いをしながら、ついでに料理を注文する。そして二人きりになった…
「それで?何故私に言わなかったの。それほど秘密にしたかった…ってコトだよね?」
坊ちゃまはぶっきらぼうにそう言って、僕へとジト目を向ける。あのね…ジト目が流し目みたいになってるよ?坊ちゃまってお目々が大きくて尚且つ切れ長だからさ、全然睨んでいるように見えないのよ?そこがまたマーベラス!
僕は心の中でチュッチュと投げキッスを繰り出して、微笑みながら坊ちゃまを見つめた。
「そんな目をして…でも今回は誤魔化されないからね?説明して!」
そう言ってプックリと頬を膨らませる坊ちゃま。うぬぬっ…お主もやるな?僕の胸はトキメキという矢に貫かれて、それと同時に正直に話すしかないと悟った。
「あの…それはですね、僕が…坊ちゃまに結婚指輪を贈りたいって!婚約指輪のお返しに僕がデザイン出来たら素敵だって思ったんです…。そしたらシュテファン様が、今後はプロデュースに対する手当てを出すからっておっしゃって。それを頑張って沢山貯めて…って内緒に」
そうおずおずと告白して、坊ちゃまを見上げた。その瞬間、僕の心臓が動きを止める!ぼ、坊ちゃまー?
頬から一筋の綺麗な涙が流れ落ちる。ポロリ、ポロリとまるでダイヤモンドのような光り輝く涙が何度も流れて、それを驚いた表情で見つめるしか出来なかった…
「ありがとうエリオット…私は幸せ者だ。これほど嬉しいことはない…」
坊ちゃまはそれを拭うこともなく、腕をグッとこちらに差し出して僕の手を握る。その握られた力と熱さが、その言葉の中に込められた意味と溢れるばかりの愛情を物語っている。それに感動して、僕まで涙ぐんで…
「坊ちゃま…僕は突拍子もない行動をしがちですが、その根底にはいつも坊ちゃまがいますから。それだけは疑わないで下さいね?」
そう言って、今度は僕が坊ちゃまの手をぎゅっと握った。それから少し恥ずかしくなって、へへへっと笑っていると…何やら視線を感じる。ん?何だ…と周りを見ると、びっくり仰天!店内の人達全てがこちらを見ながら動きが止まっている。
──もしもし、ご令嬢…口からチーズが垂れてますけど?
他も似たりよったりで、何も刺さっていないフォークを口に運んでガチッとする人、あの人は手でサラダをムシャムシャしてるけど大丈夫?僕達のせい…なのかな。
それを唖然と見ている僕に、坊ちゃまは全く周りを気にしている様子もなく、「指輪をオーダーする時は一緒に行こうね!」と言っている。流石無視スキルマスター!!マスター級だとレベルが違うっすね?
それから僕達の料理が運ばれて来て、それにワアッと感嘆の声を上げる。
僕はカツレツ、坊ちゃまは白身魚を注文したんだけど、どれも香草を使ったソースがかけられていて食欲をそそる。それにプチトマトとモッツァレラチーズのサラダにはバジルのドレッシングがたっぷりと。あと、黄色に色付いたサフランライスもワンプレートに添えられていて見た目も実に美味しそう!
「このドレッシングは、ロウヘンボク産の上質なオリーブオイルを使っているんですよ!凄く美味しいですね」
「なるほど…オリーブオイルはこんな物にも使えるのか?これなら野菜が沢山食べられていいな」
フフフッと笑いながら僕達は食事を堪能しながら、先程のことはまるで無かったかのように楽しく話しをした。それから帰ろうかと店を後にすることに。外に出ると、楽しい時間はあっという間だ…店に来た時はまだお日様が真上だったのに、ほんの少し冷たい風が吹いて来ている。
護衛の騎士がこっちへと近付いてきて、一人が今馬車を呼びに行っていますのでもう直きこちらに…と伝えてくる。それでまだ時間があると分かってこの町並みを眺める。ここは少し街から外れているけど、こういった条件の方が隠れ家の店感が出て、より繁盛すると思っていた。だからシュテファン様から相談された時、良いのでは?と返事したけど正確だった。それに競合の店もないよね?とキョロキョロと見渡した。すると突然、ある既視感に襲われる。
──あれ?この町並み…見たことなかった?なんだか昔見たような…
そう思ってじっと見ていると、ある情景が浮かんでくる。あれっ…ここってもしかして、あの宿屋の近くじゃないかな?僕が初めてこの王都へと出て来て泊まったあの…そしてお金を取られたけれど、荷物を置いていけばそれでいいと、親切にしてもらった覚えのある宿で…
「うわ!あの宿屋の近くだよ?あの遠くに見える緑の屋根の…」
そう気付いて頭に浮かんだのは、お金を返さなきゃ!ってこと。幸いあの時とは違って、僕だってお金はそこそこ持っている。そう思って腰の辺りにある紐を握った。今日も財布に紐、付けて来ました!二度とスられないぞ?そう思って。
「坊ちゃま…突然すみません。僕、お金を返さねばなりません!ずっと忘れてたんですが、最近それを思い出して…。あの宿屋まで、ひとっ走りして来ます!」
そう言って、反対側の通りの端にある緑の屋根のある建物を指差し、経緯を簡単に説明した。
「そうなの?私も一緒に行こうか?」
坊ちゃまがそう言ってくれたけど、僕はフルフルと首を振った。
「大丈夫です!あんなに近いし。それに坊ちゃまがここに居ないと、馬車が着いた時に困りますよね?それからあちらまで来ていただければ」
そう言うが早いか、駆け出すのが早いかで走り出した僕。坊ちゃまの方へと笑顔で手を振りながら「ちょっと行って来まーす」と元気な声で伝えて。
そして僕の背中の方で「気を付けて!馬車が来たら直ぐに向かうから」と言う坊ちゃまの声が聞こえた。
それがまさか…この日聞く坊ちゃまの声の最後になるなんて!そして、公爵家に雇い入れられてからずっと、片時も離れるのとが無かった僕達が、まさかそうなるとは…
坊ちゃまがポカンとした顔でそう聞いた。そりゃそうだよね…自分の婚約者が他の領地の神様になってんだから!またその呼び名も良いんだか、悪いんだか微妙で…
「おや?ご存知ありませんか…?エリオットには我が家の事業を、引き続き手伝って貰っているんです。何を隠そうこの店もなんですよ?」
まさか内緒にしてるなんて知らないシュテファン様は、不思議そうな顔で坊ちゃまの方へ視線を向ける。
「ええ。この店もだったとは知りませんでした。サプライズで今から話してくれるつもりだったのでしょうかね?」
そう言って微笑みながら問いかける坊ちゃま。その笑顔がほんの少し引き攣っているように見える…
そんなことはどこ吹く風なシュテファンは「きっとそうですね!」と言いながら微笑んで、「どのランチメニューも自信作なので是非!そしてお邪魔でしょうから私はこの辺で」と鼻息荒くそう言って、そそくさと去って行った。
シュテファン…この人のこういうところは流石騎士団で人員を統括していただけある。引きどころを間違えないんだよなぁ…状況判断が秀逸だ。坊ちゃまの無視スキルと張るくらいの、スルースキルだ!やるな?お主。
それから坊ちゃまを見て誤魔化し笑いをしながら、ついでに料理を注文する。そして二人きりになった…
「それで?何故私に言わなかったの。それほど秘密にしたかった…ってコトだよね?」
坊ちゃまはぶっきらぼうにそう言って、僕へとジト目を向ける。あのね…ジト目が流し目みたいになってるよ?坊ちゃまってお目々が大きくて尚且つ切れ長だからさ、全然睨んでいるように見えないのよ?そこがまたマーベラス!
僕は心の中でチュッチュと投げキッスを繰り出して、微笑みながら坊ちゃまを見つめた。
「そんな目をして…でも今回は誤魔化されないからね?説明して!」
そう言ってプックリと頬を膨らませる坊ちゃま。うぬぬっ…お主もやるな?僕の胸はトキメキという矢に貫かれて、それと同時に正直に話すしかないと悟った。
「あの…それはですね、僕が…坊ちゃまに結婚指輪を贈りたいって!婚約指輪のお返しに僕がデザイン出来たら素敵だって思ったんです…。そしたらシュテファン様が、今後はプロデュースに対する手当てを出すからっておっしゃって。それを頑張って沢山貯めて…って内緒に」
そうおずおずと告白して、坊ちゃまを見上げた。その瞬間、僕の心臓が動きを止める!ぼ、坊ちゃまー?
頬から一筋の綺麗な涙が流れ落ちる。ポロリ、ポロリとまるでダイヤモンドのような光り輝く涙が何度も流れて、それを驚いた表情で見つめるしか出来なかった…
「ありがとうエリオット…私は幸せ者だ。これほど嬉しいことはない…」
坊ちゃまはそれを拭うこともなく、腕をグッとこちらに差し出して僕の手を握る。その握られた力と熱さが、その言葉の中に込められた意味と溢れるばかりの愛情を物語っている。それに感動して、僕まで涙ぐんで…
「坊ちゃま…僕は突拍子もない行動をしがちですが、その根底にはいつも坊ちゃまがいますから。それだけは疑わないで下さいね?」
そう言って、今度は僕が坊ちゃまの手をぎゅっと握った。それから少し恥ずかしくなって、へへへっと笑っていると…何やら視線を感じる。ん?何だ…と周りを見ると、びっくり仰天!店内の人達全てがこちらを見ながら動きが止まっている。
──もしもし、ご令嬢…口からチーズが垂れてますけど?
他も似たりよったりで、何も刺さっていないフォークを口に運んでガチッとする人、あの人は手でサラダをムシャムシャしてるけど大丈夫?僕達のせい…なのかな。
それを唖然と見ている僕に、坊ちゃまは全く周りを気にしている様子もなく、「指輪をオーダーする時は一緒に行こうね!」と言っている。流石無視スキルマスター!!マスター級だとレベルが違うっすね?
それから僕達の料理が運ばれて来て、それにワアッと感嘆の声を上げる。
僕はカツレツ、坊ちゃまは白身魚を注文したんだけど、どれも香草を使ったソースがかけられていて食欲をそそる。それにプチトマトとモッツァレラチーズのサラダにはバジルのドレッシングがたっぷりと。あと、黄色に色付いたサフランライスもワンプレートに添えられていて見た目も実に美味しそう!
「このドレッシングは、ロウヘンボク産の上質なオリーブオイルを使っているんですよ!凄く美味しいですね」
「なるほど…オリーブオイルはこんな物にも使えるのか?これなら野菜が沢山食べられていいな」
フフフッと笑いながら僕達は食事を堪能しながら、先程のことはまるで無かったかのように楽しく話しをした。それから帰ろうかと店を後にすることに。外に出ると、楽しい時間はあっという間だ…店に来た時はまだお日様が真上だったのに、ほんの少し冷たい風が吹いて来ている。
護衛の騎士がこっちへと近付いてきて、一人が今馬車を呼びに行っていますのでもう直きこちらに…と伝えてくる。それでまだ時間があると分かってこの町並みを眺める。ここは少し街から外れているけど、こういった条件の方が隠れ家の店感が出て、より繁盛すると思っていた。だからシュテファン様から相談された時、良いのでは?と返事したけど正確だった。それに競合の店もないよね?とキョロキョロと見渡した。すると突然、ある既視感に襲われる。
──あれ?この町並み…見たことなかった?なんだか昔見たような…
そう思ってじっと見ていると、ある情景が浮かんでくる。あれっ…ここってもしかして、あの宿屋の近くじゃないかな?僕が初めてこの王都へと出て来て泊まったあの…そしてお金を取られたけれど、荷物を置いていけばそれでいいと、親切にしてもらった覚えのある宿で…
「うわ!あの宿屋の近くだよ?あの遠くに見える緑の屋根の…」
そう気付いて頭に浮かんだのは、お金を返さなきゃ!ってこと。幸いあの時とは違って、僕だってお金はそこそこ持っている。そう思って腰の辺りにある紐を握った。今日も財布に紐、付けて来ました!二度とスられないぞ?そう思って。
「坊ちゃま…突然すみません。僕、お金を返さねばなりません!ずっと忘れてたんですが、最近それを思い出して…。あの宿屋まで、ひとっ走りして来ます!」
そう言って、反対側の通りの端にある緑の屋根のある建物を指差し、経緯を簡単に説明した。
「そうなの?私も一緒に行こうか?」
坊ちゃまがそう言ってくれたけど、僕はフルフルと首を振った。
「大丈夫です!あんなに近いし。それに坊ちゃまがここに居ないと、馬車が着いた時に困りますよね?それからあちらまで来ていただければ」
そう言うが早いか、駆け出すのが早いかで走り出した僕。坊ちゃまの方へと笑顔で手を振りながら「ちょっと行って来まーす」と元気な声で伝えて。
そして僕の背中の方で「気を付けて!馬車が来たら直ぐに向かうから」と言う坊ちゃまの声が聞こえた。
それがまさか…この日聞く坊ちゃまの声の最後になるなんて!そして、公爵家に雇い入れられてからずっと、片時も離れるのとが無かった僕達が、まさかそうなるとは…
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