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第四章
【閑話】お世話する ※
しおりを挟むイチャラブ長くてすみません(^^;;
私の性格がねちっこいもので……爆
閑話後、ストーリーが進むようにします!
本当にすみませんm(_ _)m
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
渉は宣言通り、私をお風呂に連れ込むとてっぺんからつま先まで余す所なく洗う……振りをしてしっかりと弄ばれてしまった。
もちろんその後にはしっかりと洗われたが……
タダでさえ怠かったところに風呂場でのセックス。
ベッドでも散々啼かされたのに、更にお風呂場でなんて聞いてない。
初心者の私には些かハードで鬼畜な仕様に遠い目になる。
腰もアソコもヒリヒリ痛いし身体は重いし。もうヘトヘトを通り越してヘロヘロなので、私はバスタブの中、渉が抜いてくれないので未だに繋がったままの状態で、ぐったりと渉に凭れかかっている。
「この、好き。大好き。愛してる。」
嬉しそうに愛の言葉を紡ぎながら、渉は私の身体を撫で回す。その度にゾクゾクと甘い痺れが背筋を走り、ピクピクと身体が震え、もう少しも力が入らなかったはずなのに、渉を埋め込んだままの蜜壷がキュンキュンと渉を締め付ける。
渉を上目遣いで見上げると、渉は心底嬉しそうに私を抱き抱えて蕩けるように甘く笑み崩れた。
「このの身体が俺を求めてくれてる。嬉しい……」
「ち、違っ……あっ……」
渉は満面の笑みで顔を近付けてくると、ちゅっちゅっと顔中にキスの雨を降らせていく。
力の入らない身体で必死に抵抗しようとするが、押し退けようとする手はバランスを崩さないように渉の首に回され、結果的に私から渉のキスを求めているような格好になってしまう。
「ふふ、このも欲しがってくれるの?」
「わたっ……違…う、も……んっ…んぅ…」
噛み付くように唇を塞がれ舌を絡め取られる。
徐々にキスが深まって行くと、バスルームにお湯の跳ねる音とは違う淫靡な水音が響いて頭がぼぅとしてくる。
部屋とは違い、水音も息遣いも反響する分、余計に興奮が高まり、あれだけ抵抗していたはずなのに、嘘のように再び思考が蕩けてくる。
気が付くと、私の中の渉ははち切れんばかりにパンパンに膨張していて、私はそれを無意識にぎゅうぎゅうと締め付けては、ピリピリとやってくる快感に身を震わせていた。
最早抵抗する気すらなくなった私は、しまいには自らツンと尖った胸の頂きを渉の厚い胸板に擦り付けながら高い声で喘いでいる。
そんな私を渉は目を細めて眺めると、私の腰をするりと撫でた。
「ふふ、大胆。自分だけ気持ちよくなって……ズルいなぁ。」
渉は苦笑いを浮かべながら、緩く腰を揺する。
向かい合って座った状態で繋がっているから、かなり深くまで刺さった熱杭が子宮口を刺激して背筋が仰け反った。
緩く動いているだけなのに、凄まじい快感が襲ってきて、目の前にチカチカと星が散る。
「あ、あんっ……え、っと……もう、む、りぃ……っ」
「んっ…このは、、何もしなくていいから…っ、も、ちょっとこのまま……は、きもち……っ」
気を失いそうな快感の中、渉にしがみついて息も絶え絶えになりながら伝えるが、渉は緩く腰を揺すりながら私の唇を塞いだ。
「んんっ…んぅ……」
「この、愛してるよ…愛してるから……もっと……このをっ、ちょうだい……」
「んあぁぁぁ……っ…」
激しい動きはない。ただただゆっくりと優しく揺さぶられ、グッグッと腰を押し付けて来るだけなのに、頭が馬鹿になりそうな程の快感が襲い、私はもう何度目かわからない絶頂を迎える。
もう嫌なのに…怠いし疲れてるのに……
でも気持ちいい……
思考が蕩けてしまって、与えられる快感以外何も考えられなくなった私は、再び渉の欲を受け止めるように蜜壷を締め付けた。
◇◇◇
お風呂で何度か渉の欲を受け止めた後、気を失いかけて更にぐったりとしていると、渉は「少し待ってて」と私をバスタブに残したまま徐にバスルームを出て行った。
バスタブのお湯はふたりで入っていたから湯量も少なく更に既にぬるくなっていて少々肌寒く感じる。
肩までお湯に浸かろうとバスタブに横になるように身を沈めると、バスローブを着た渉に必死の形相でグイッと引っ張り起こされた。
「香乃果?!溺れてない?!大丈夫?!」
「うん、溺れてない。ちょっと寒くて……」
私がそう言うと、渉は安堵の溜息を吐いてへたり込んだ。
「はぁ…なんだ……溺れてるのかと思ったよ。」
「ははは、ごめん。」
「それより…寒いならお湯足しすれば良かったのに。」
呆れたように言う渉に、あ、確かに、と納得する。
「とりあえず、出るよ。」
そう言うと、そのまま渉はぐったりとバスタブに凭れ掛かっていた私をタオルにくるんで抱き抱えて、ベッドに向かった。
先程までセックスしていて、ぐしょぐしょのびしょびしょになっているだろうと思っていたベッドが綺麗にベットメイキングされていて吃驚した。
「すご……え?ベットメイキングされてる。いつの間に?」
「あ、これ俺がやったの。バイト先、ホテルだからさ。」
そう言うと、渉は枕とクッションをこれでもかという程集めてきてふわふわの背もたれを作った。
そして、そこに私を寄りかからせるように座らせると、私の手をとりベッドの下に跪いて私を見上げた。
「本当にごめん……調子乗りすぎた……」
「ん……いいよ。ちゃんと断らなかった私も悪いし。」
そういうと、私はワンコのようにしゅんと項垂れる渉の頭をよしよしと撫でた。
「それでも…がっついたのは事実。だから、この後は俺が全部このの世話をするから。」
渉は撫でる私の手をとると、その手に頬を擦り寄せながらそう告た。
「へ?全部って……」
「全部っつったら全部だよ。」
目を丸くして固まる私にそう言うと、渉はにっこりと笑顔を浮かべていそいそと世話焼きを始める。
身体を拭いて、バスローブを着せて、ドライヤーを掛けて……
正直指を動かすことすら怠いくらいだったので、嬉しそうに甲斐甲斐しく世話を焼く渉の好きにさせていた。
ドライヤーの温風と渉の手が気持ちいい。
気持ちよさに身を委ねてうつらうつらとしていると、いつの間にかドライヤーをかけ終わった渉に後ろからぎゅっと抱きしめられる。
「んっ……終わった、の?」
「うん。気持ちよかった?」
背中にグリグリと額を押し付けていう渉に寄りかかり、腕を渉の首に回して渉の頭に頬を擦り寄せて言う。
「んー。すっごく気持ちよかった。」
「そっか。良かった。俺も、こののサラサラの髪、触ってて気持ちよかった。」
渉は私の頬をするりと撫でると、サイドテーブルからお水のペットボトルをとり、キャップを緩めて私に手渡した。
「ほら、お水飲んで。」
「ん。」
私はそれを受け取りゴクリと一口飲むと、渉に手渡す。
渉は緩く首を横に降ると、ペットボトルを私に押し返した。
「だぁめ。脱水気味だからもっと飲んで。」
言われてみれば…と思い当たったので、私は素直にゴクリゴクリと飲み下した。
そして、ペットボトルから口を離すと、渉が私の口の前にタラのフィッシュサンドを差し出してきた。
「はい、口開けて。あーん。」
ギョッとして後ろを振り返ると機嫌さげににっこり笑顔を浮かべる渉。
「じ、自分で食べられるから……」
「いいから、ほら。あーん。」
上目遣いにそう言うも笑顔であっさりと却下され、仕方なしにおずおずと口を開けて齧ると、渉はそのまま私の齧ったサンドイッチを、大口を開けてふたくち程でぺろりと平らげてしまう。
「ん、うまいね。はい、次はこれ。あーん。」
渉は次にサーモンのグリルをひとくちサイズに切るとピックに刺して口の前に持ってきた。
蕩けてしまいそうな笑顔で次々と食べ物を口に運んでくる渉から、幸せだという感情が伝わってくると、なんだかこちらも幸せな気持ちになった。
「じゃあ、わたしからもお返しね。」
私は目の前のランチボックスからポテトを摘み、渉の口の前に差し出した。
ぽかんとしていた渉の顔が一瞬で真っ赤になる。
「渉も、あーん、して?」
そう言うと、おずおずと口を開ける渉。
そこにポテトを放り込むと、渉は嬉しそう顔を綻ばせてにもぐもぐと咀嚼した。
「……うまい。めちゃくちゃうまい。」
ほんのり目元を赤く染めて渉は破顔すると、もっと、と口を開けて次を要求した。
応援ありがとうございます!
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