11 / 24
10(ヒロイン視点)
しおりを挟む
一体、どうなってるの……!?
あたしの名はフローラ。
そう、フローラ・ラトベゼル男爵令嬢だ。この世界の選ばれしヒロイン……幸せになるべきヒロインとして存在する転生者なのである。
この世界はなんなのかって?それはもちろん、とある乙女ゲームだ。なぜ断言出来るかと言えばあたしが前世で夢中でプレイしていた乙女ゲームと同じ世界だと気付いたからなのだが、今は少し不安を感じている。
「あたしの知ってる展開と違いすぎるわ……!」
この乙女ゲームのヒロインの象徴でもあるツインテールにしたピンク色の髪を激しく揺らし、あたしは頭を抱えていたのだった。
本来のヒロインは“平民から男爵家の養女となった天真爛漫だがドジでおっちょこちょい。でも文字の読み書きを頑張っている健気な少女”という設定だ。だが、はっきり言ってそんななまっちょろい性格でこんな貴族世界を乗り切れるはすがない。あたしが前世での記憶を思い出したのは養女になってすぐだったが、自分がやるべきことをすぐに理解してゲームが開始されるまでの間に出来るだけの準備をした。
そう、それは……あたしが望む結末へ行くための最短である王子ルートを攻略するためだ。ーーーーあの子との約束を守る為にも!
というか、王子ルートは簡単だ。ゲームでも難易度はかなり低めの初心者向けだったし、1番楽なルートでもあった。最初に簡単な攻略でゲームの虜にさせて、だんだん難しいルート(課金)へ誘うのが製作サイドのやり口なのだろう。
だが!実はこのゲームには隠しモードがあるのだ。そのモードはその攻略対象者の全ストーリーを看破しないと出てこないマニア向けでもある。なにせ、格攻略対象者によってストーリーの長さが段違いなのだ。特にアーノルドルートなんか王子ルートの3倍はある……。長すぎなのよ!さらに課金してアイテムを手に入れないとハッピーエンドは難しいとなるので、あたしのような無課金勢か攻略すると大概がバッドエンドになるのだった。……あんな変態とハッピーエンドになるのは無理だわ!(お小遣い的な意味でも)
つまり、王子ルートが手っ取り早いのだ。
だからこそ早々と王子を懐柔して取り入り、悪役令嬢との接触を待っていたのに……。
なんでアーノルドのお嫁さんになってるのよーーーー?!
それでも、なんとか悪役令嬢にあたしをイジメてもらおうと奮闘してみたがあの反応だ。こっちから動いて頑張って煽ってみたのに名前すら覚えてもらえないなんて……。
ーーーー悪役令嬢、やっぱり可愛い!!
なんなの?天然なの?アーノルドたちに毒されたのは確かだろうが、毒されててもあの感じなのだと思ったら可愛すぎて身悶えしそうだった。
せっかくヒロインになれたんだから、これから悪役令嬢があたしの事だけを考えて(嫉妬して)あたしの事だけをかまってくる(イジメてくる)のを堪能しようと楽しみにしてたのに……!
とにかく、今のあたしに出来ることはたったひとつ。
アーノルドをあたしにメロメロにして、悪役令嬢を取り戻すのよ!!
それからあたしはさらに頑張った。
あのガゼボでアーノルドに宣戦布告した通り、翌日から早速行動にうつしたのだ。
まず、アーノルドが悪役令嬢と学園に登校する時間帯を狙ってお色気作戦を決行してみた。なんてったってアーノルドはヒロインの容姿に一目惚れするくらいこの姿が好きなはずだ。その大好きなヒロインのお色気ポーズを見せればイチコロのはずである。
「アーノルド!あたしを見て!」
あたしは頑張った。
お色気ポーズといえば、コレしかない!
あたしは自信満々でアーノルドの前に立った。
まず、右腕を高く上げて存在をアピール。
腰をくねらせ体をS字にして、左腕をその腰に当ててお尻を突き出す。
これこそ、前世で合コン百戦錬磨だと自慢していた従姉妹のお姉さんの必殺技だーっ!このお姉さんには少女漫画もたくさん貸してもらったし、ある意味あたしの恋の師匠的なお姉さんなのだ!
「……………………………………エトランゼ嬢、今日のお昼ですが」
なんてことだろう。アーノルドは目の前にいるあたしの存在を完全無視して悪役令嬢に話しかけている。空気を読んだ悪役令嬢が「いえ、あの、アーノルド様?アレを放置するのはさすがに」と小声で言ってくれているが、アーノルド本人はにっこりと笑うだけだった。
「え?僕の前に誰かいますか?」
まさか、存在すら無視されるとは……!このポーズって実は地味にツライのに!あ、腰がいたぁ……っ!
無理なポーズのせいでは腰に痛みが走りあたしがその場にへたり込むと、なんとアーノルドは鼻で笑いながら「ふっ、なんともみじめだな」と呟いた。あたしがへたり込んだからか悪役令嬢はそわそわと慌てているのでアーノルドの声は聞こえていないようだ。そしてアーノルドが身を屈めてあたしの耳元に唇を近づけたのだ。
「ふん。僕は、エトランゼ嬢に手料理を振る舞われたぞ。羨ましいだろう?」
「なっ……!?」
その時のドヤ顔がものすごくムカついた。そして、そのまま悪役令嬢の腰に手を回してあたしのことを気にしてくれている悪役令嬢を連れて行ってしまったのだ。
悪役令嬢の手料理ですって?!悪役令嬢が手料理を振る舞うなんてどのルートでもなかったのに!どんなバグなの?!でも、なんにしても……あぁぉぁぁあ!!悔しいぃぃぃぃ!!なんか悔しいーーーーっ!!
……あれ?そう言えばいつも一緒にいるアーノルドの妹がいないけれど……まぁ、いたらいたであたしの邪魔をするからどうでもいいけど。
とにかく、このセクシーポーズはアーノルドに効かなかったようだ。従姉妹のお姉さんは色んなポーズで3人はおとしたと自慢していたのになぁ。
それからしばらくはアーノルドが通りそうな廊下で、違うセクシーポーズをしながら待ち構えたり、ラブレターを送りまくったり、よくある青春漫画みたいな感じで目の前でハンカチを落としてみたりトーストを齧りながらぶつかりに行ってみたりしてみた。
……おかしい。トーストを咥えた美少女と角でぶつかったら恋に落ちるんじゃないの?!従姉妹のお姉さんの嘘つきぃ!
それにしてもこの数日、やたらアーノルドが悪役令嬢にべったりと張り付いている気がする。それに、あれだけいつも一緒だったアーノルドの妹が全然現れないんだけど……いたらいたで面倒くさいけど、全く見かけないとなんか恐いかも。
そんなこんなで、アーノルドとの攻防戦を繰り返していた数日後。なぜか王子から呼び出しを受けてしまった。
ヤバい。もしかしてあたしがアーノルドを攻略しようとしてるのがバレたのかしら?悪役令嬢を取り戻すためとはいえ、本命の攻略対象者である王子を放置しすぎたかも……。
ここは我慢してしばらくは王子のご機嫌を取らないといけないわね。そう考えていたのに。
王子は言った。
「他に好きな人が出来たんだ」
……はぁぁぁぁぁ?!
あたしの名はフローラ。
そう、フローラ・ラトベゼル男爵令嬢だ。この世界の選ばれしヒロイン……幸せになるべきヒロインとして存在する転生者なのである。
この世界はなんなのかって?それはもちろん、とある乙女ゲームだ。なぜ断言出来るかと言えばあたしが前世で夢中でプレイしていた乙女ゲームと同じ世界だと気付いたからなのだが、今は少し不安を感じている。
「あたしの知ってる展開と違いすぎるわ……!」
この乙女ゲームのヒロインの象徴でもあるツインテールにしたピンク色の髪を激しく揺らし、あたしは頭を抱えていたのだった。
本来のヒロインは“平民から男爵家の養女となった天真爛漫だがドジでおっちょこちょい。でも文字の読み書きを頑張っている健気な少女”という設定だ。だが、はっきり言ってそんななまっちょろい性格でこんな貴族世界を乗り切れるはすがない。あたしが前世での記憶を思い出したのは養女になってすぐだったが、自分がやるべきことをすぐに理解してゲームが開始されるまでの間に出来るだけの準備をした。
そう、それは……あたしが望む結末へ行くための最短である王子ルートを攻略するためだ。ーーーーあの子との約束を守る為にも!
というか、王子ルートは簡単だ。ゲームでも難易度はかなり低めの初心者向けだったし、1番楽なルートでもあった。最初に簡単な攻略でゲームの虜にさせて、だんだん難しいルート(課金)へ誘うのが製作サイドのやり口なのだろう。
だが!実はこのゲームには隠しモードがあるのだ。そのモードはその攻略対象者の全ストーリーを看破しないと出てこないマニア向けでもある。なにせ、格攻略対象者によってストーリーの長さが段違いなのだ。特にアーノルドルートなんか王子ルートの3倍はある……。長すぎなのよ!さらに課金してアイテムを手に入れないとハッピーエンドは難しいとなるので、あたしのような無課金勢か攻略すると大概がバッドエンドになるのだった。……あんな変態とハッピーエンドになるのは無理だわ!(お小遣い的な意味でも)
つまり、王子ルートが手っ取り早いのだ。
だからこそ早々と王子を懐柔して取り入り、悪役令嬢との接触を待っていたのに……。
なんでアーノルドのお嫁さんになってるのよーーーー?!
それでも、なんとか悪役令嬢にあたしをイジメてもらおうと奮闘してみたがあの反応だ。こっちから動いて頑張って煽ってみたのに名前すら覚えてもらえないなんて……。
ーーーー悪役令嬢、やっぱり可愛い!!
なんなの?天然なの?アーノルドたちに毒されたのは確かだろうが、毒されててもあの感じなのだと思ったら可愛すぎて身悶えしそうだった。
せっかくヒロインになれたんだから、これから悪役令嬢があたしの事だけを考えて(嫉妬して)あたしの事だけをかまってくる(イジメてくる)のを堪能しようと楽しみにしてたのに……!
とにかく、今のあたしに出来ることはたったひとつ。
アーノルドをあたしにメロメロにして、悪役令嬢を取り戻すのよ!!
それからあたしはさらに頑張った。
あのガゼボでアーノルドに宣戦布告した通り、翌日から早速行動にうつしたのだ。
まず、アーノルドが悪役令嬢と学園に登校する時間帯を狙ってお色気作戦を決行してみた。なんてったってアーノルドはヒロインの容姿に一目惚れするくらいこの姿が好きなはずだ。その大好きなヒロインのお色気ポーズを見せればイチコロのはずである。
「アーノルド!あたしを見て!」
あたしは頑張った。
お色気ポーズといえば、コレしかない!
あたしは自信満々でアーノルドの前に立った。
まず、右腕を高く上げて存在をアピール。
腰をくねらせ体をS字にして、左腕をその腰に当ててお尻を突き出す。
これこそ、前世で合コン百戦錬磨だと自慢していた従姉妹のお姉さんの必殺技だーっ!このお姉さんには少女漫画もたくさん貸してもらったし、ある意味あたしの恋の師匠的なお姉さんなのだ!
「……………………………………エトランゼ嬢、今日のお昼ですが」
なんてことだろう。アーノルドは目の前にいるあたしの存在を完全無視して悪役令嬢に話しかけている。空気を読んだ悪役令嬢が「いえ、あの、アーノルド様?アレを放置するのはさすがに」と小声で言ってくれているが、アーノルド本人はにっこりと笑うだけだった。
「え?僕の前に誰かいますか?」
まさか、存在すら無視されるとは……!このポーズって実は地味にツライのに!あ、腰がいたぁ……っ!
無理なポーズのせいでは腰に痛みが走りあたしがその場にへたり込むと、なんとアーノルドは鼻で笑いながら「ふっ、なんともみじめだな」と呟いた。あたしがへたり込んだからか悪役令嬢はそわそわと慌てているのでアーノルドの声は聞こえていないようだ。そしてアーノルドが身を屈めてあたしの耳元に唇を近づけたのだ。
「ふん。僕は、エトランゼ嬢に手料理を振る舞われたぞ。羨ましいだろう?」
「なっ……!?」
その時のドヤ顔がものすごくムカついた。そして、そのまま悪役令嬢の腰に手を回してあたしのことを気にしてくれている悪役令嬢を連れて行ってしまったのだ。
悪役令嬢の手料理ですって?!悪役令嬢が手料理を振る舞うなんてどのルートでもなかったのに!どんなバグなの?!でも、なんにしても……あぁぉぁぁあ!!悔しいぃぃぃぃ!!なんか悔しいーーーーっ!!
……あれ?そう言えばいつも一緒にいるアーノルドの妹がいないけれど……まぁ、いたらいたであたしの邪魔をするからどうでもいいけど。
とにかく、このセクシーポーズはアーノルドに効かなかったようだ。従姉妹のお姉さんは色んなポーズで3人はおとしたと自慢していたのになぁ。
それからしばらくはアーノルドが通りそうな廊下で、違うセクシーポーズをしながら待ち構えたり、ラブレターを送りまくったり、よくある青春漫画みたいな感じで目の前でハンカチを落としてみたりトーストを齧りながらぶつかりに行ってみたりしてみた。
……おかしい。トーストを咥えた美少女と角でぶつかったら恋に落ちるんじゃないの?!従姉妹のお姉さんの嘘つきぃ!
それにしてもこの数日、やたらアーノルドが悪役令嬢にべったりと張り付いている気がする。それに、あれだけいつも一緒だったアーノルドの妹が全然現れないんだけど……いたらいたで面倒くさいけど、全く見かけないとなんか恐いかも。
そんなこんなで、アーノルドとの攻防戦を繰り返していた数日後。なぜか王子から呼び出しを受けてしまった。
ヤバい。もしかしてあたしがアーノルドを攻略しようとしてるのがバレたのかしら?悪役令嬢を取り戻すためとはいえ、本命の攻略対象者である王子を放置しすぎたかも……。
ここは我慢してしばらくは王子のご機嫌を取らないといけないわね。そう考えていたのに。
王子は言った。
「他に好きな人が出来たんだ」
……はぁぁぁぁぁ?!
41
お気に入りに追加
279
あなたにおすすめの小説

ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です

私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

モブに転生したので前世の好みで選んだモブに求婚しても良いよね?
狗沙萌稚
恋愛
乙女ゲーム大好き!漫画大好き!な普通の平凡の女子大生、水野幸子はなんと大好きだった乙女ゲームの世界に転生?!
悪役令嬢だったらどうしよう〜!!
……あっ、ただのモブですか。
いや、良いんですけどね…婚約破棄とか断罪されたりとか嫌だから……。
じゃあヒロインでも悪役令嬢でもないなら
乙女ゲームのキャラとは関係無いモブ君にアタックしても良いですよね?

【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。

婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました
宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。
しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。
断罪まであと一年と少し。
だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。
と意気込んだはいいけど
あれ?
婚約者様の様子がおかしいのだけど…
※ 4/26
内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。

悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)
どくりんご
恋愛
公爵令嬢ソフィア・スイートには前世の記憶がある。
ある日この世界が乙女ゲームの世界ということに気づく。しかも自分が悪役令嬢!?
悪役令嬢みたいな結末は嫌だ……って、え!?
王子様は何故か溺愛!?なんかのバグ!?恥ずかしい台詞をペラペラと言うのはやめてください!推しにそんなことを言われると照れちゃいます!
でも、シナリオは変えられるみたいだから王子様と幸せになります!
強い悪役令嬢がさらに強い王子様や家族に溺愛されるお話。
HOT1/10 1位ありがとうございます!(*´∇`*)
恋愛24h1/10 4位ありがとうございます!(*´∇`*)

気配消し令嬢の失敗
かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。
15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。
※王子は曾祖母コンです。
※ユリアは悪役令嬢ではありません。
※タグを少し修正しました。
初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン

【完結】攻略を諦めたら騎士様に溺愛されました。悪役でも幸せになれますか?
うり北 うりこ@ざまされ書籍化決定
恋愛
メイリーンは、大好きな乙女ゲームに転生をした。しかも、ヒロインだ。これは、推しの王子様との恋愛も夢じゃない! そう意気込んで学園に入学してみれば、王子様は悪役令嬢のローズリンゼットに夢中。しかも、悪役令嬢はおかめのお面をつけている。
これは、巷で流行りの悪役令嬢が主人公、ヒロインが悪役展開なのでは?
命一番なので、攻略を諦めたら騎士様の溺愛が待っていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる