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第2章 忍の章

18話 ナツキVS茂 再々戦♥(シックスナイン・顔面騎乗位)

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 5……4……3……2……1……。ダッ!

 
 免疫の獲得と同時に、ナツキは光の矢の如く茂に迫る。
 それを予測していたように茂の口から伸びた舌が、ナツキの顔目掛けて弾丸のように迫る。


 ――遅いっ!


 向かう速度変えぬまま、ナツキは距離を詰めつつクナイで舌を斬り飛ばし、勢い任せに下半身にしがみ付いてのタックルで茂をすっ転ばした。


「グアッ!? ――ぐぅ、ぐぉのっ!?」


 茂の尻に手を回して無抵抗に攻めるポジションを奪ったナツキは、一瞬固まった。


(間近で見ると……、想像以上に……)


 茂のちんぽから、触らなくてもはっきり分かるくらいの弾力性を感じた。
 筋肉の塊のような身体とは思っていたが、さらにちんぽはビンッ張りつめていてシリコンゴムのような光沢を帯びている。


 バイブのようにガチガチしている癖して、心臓の脈動に合わせて女子の肌よりも柔らかく変化している。その硬さと柔さの振り幅、膨張と収縮の変化量はそれだけで容易ならぬ生命力の強さを感じさせてくる。


 予想はしていた。
 だが、予想以上に一度追い詰めたときよりパワーアップがされていた。
 マウントを奪うのも容易くはなかった。


(甘く見ていた……)


 ギュッ……、と肉棒を握ってさらに痛感させられた。
 まるで溶岩でも詰まっているような熱感に、気が早いものの射精後の心配までさせられる。こんなモノから注ぎこまれたら、窮地に陥りかねない。
 入れずに倒してしまったほうがいい。
 入れて射精に導いても、形勢逆転しかねない。
 まだまともに責めてもいないというのに、動揺している隙を突かれて腰を掴みあげられていた。


(まずい……)


 いち早く気付いて、シックスナインに持ちこまれはしたものの――。
 ガンッ! と立てた膝を、茂の肘に打ち込み挙動を制限する。


「往生際が悪いよ」


「ぐぅ、痛い、なぁ……」


「今のうちにパパッと逝かせるから」


「ちんぽ欲しそうにこどもまんこひくひくさせてるくせにぃ、いぃいっ!?」


 挑発を遮って、フェラチオを開始する。
 それも射精まで、寄り道なしに頭を振りたくる。


 んじゅ、ジュボッジュップ、ジュボッ、んじゅボッ!


 口輪をカリ首に引っ掛けて、ちんぽが一番欲しがる刺激を存分に与える。
 亀頭を丸飲みして、肌温の唾液たっぷりにジュプジュプ責める。
 皮膚感覚に加えて聴覚からも責めたてる。


 ンフンフンフッ! と鼻息を小刻みに繰り返して睾丸を鼻息で擽り、それによっていくら激しく責めてもピストン速度が落ちることなく激しく追い詰める。


(おもったよりっ、タフっ……、口の中が叩かれているようにビクビク震えてるのにっ……、んっ……、でも、もう、そろそろ……かなっ)


 一回り大きく膨らんだ肉棒に、ナツキは責め時と睨んでジュジュジュッと、頬がへっこむほどに吸いつく。おちんぽが入っていないなら凹んだ内頬がぶつかるほどの密着の中で、必死に頭を振りたくる。


「んっんっ、んぢゅ! んぢゅぢゅううんっ! ンッんっ! ンブッうんン!」


 ドビュドビュドビュ、と真空状態の口の中に硬い子種が噴き出てくる。
 それをジュルルルルッ! と窄めたストローのような口で吸い出す。


「す、すんごぉお! 変態フェラだぁああ♥ まんこからマン汁滲ませながらしゃぶりつかれてるぅうう! まだまだ出るっ! 変態ろりまんこ見ながら出るっ!」


 ――ほざいていろ。このまま枯れさせてやる。


 一度の射精でけりを付けるべくのフェラチオの最中だった。


「んんぅ゛?!」


 股間を突き上げられて喉奥を刺されて、呻かされてしまう。
 その僅かな隙に、両脚で頭を挟み込まれて深々と飲み込まされていた。
 鼻のほうに精子が流れてしまって、頭の中が茂のオス臭さに汚染されてしまう。
 それ以上に、精飲のペースを乱されて余裕が無くなる。


 んくんんう、くんっ、こきゅ、んっ、ま、ずっい……。


 精子を飲み込む度に頭の中が茂の臭いを強く感じてしまい、ゴクンッ、ゴクンッ、と喉が鳴る度に意識していなかった発情まで強められていく。
 そんな中でぺろっ、とおまんこを舐められてしまう。


「っうあ♥ あぁ……、あぁんっ♥」


 油断があったとしても、時間にして秒にも満たなかったはず。
 にもかかわらず、肘を押さえ付けていた膝が笑って押さえが弱まってしまった。


 クナイで切断した舌の再生が、思ったよりもずっと早い。
 どうにか肘を押さえ直しはした。
 しかし、トカゲのように長い舌が再生してしまったせいで、もうシックスナインでは一方的に責め続けられない。


 だからといって別な体位に持ちこむのは自殺行為だ。


 ペロッと舐められただけで、おまんこがじゅくじゅくと霜焼けたように熱を帯びて痛痒く疼かされている。今はお尻を揺らして快楽を最低限に抑えられているが、体位を変えたら一気に優劣が逆転しかねない。
 幸い今はフェラで主導権を握っている。
 このまま一気に押し切ったほうがいい。
 多少のリスクを犯してでもだ。


「ンジュ、ジュ、ジュルッ、ジュルッンジュ! ンンンッう゛!!?」


 ぺちゃぺちゃと執拗なクンニでペースを乱されつつも、ナツキは2度目の射精に導く。とどめと言わんばかりに尿道に精液を逆流させてジュルルルルッ、と一気に吸いあげて立て続けとなる3度目の絶頂に到達させる。


(凄いっ、量っ……。こんなに出した癖してっ、まだ硬いっ、…………んっはあ♥)


 ナツキが一方的に責めたてているように見えるが、茂も実力者である。
 MARSの呪縛から解き放たれて真の実力を発揮したナツキであったが、窄めてガチガチに尖った舌でクリトリスをクチュクチュクチュクチュ徹底愛撫されていき、小尻がピクピクッと震えを強めて――。


「んっ、う゛ん、んっう゛ぅ――ンクッアァアアアッ!!?」


 ちんぽを口から吐き出す勢いでシャチホコのように背を反らせての絶頂を迎えてしまう。


「ま、まず……う、ぃ……っはぁ、……はぁ……」


 まずい……。そう思って腕をちんぽへと伸ばす。
 がしかし――。


「あぁあんっ♥ んあ、あ、あっ♥」


 脇の間に腕を通されての顔面騎乗位を強要されてしまう。
 普段ならば難なく解ける拘束。
 しかし発情は想像以上で、身体が抵抗を嫌がるほどに茂の愛撫を欲していた。


 人間とは違って飲み慣れていない濃いオスの精液。
 それも今までにない強者であるオスの、それも逝かせてきたばかりのオスの精子である。そのオス汁を飲み込んだメスの本能が、戦いを嫌がっていた。
 逆らうことを嫌がっていた。


(あと……、い、いっかい、なんだっ……)


 本能に抗って、目の前にある届きそうで届かない天を指したちんぽに手を伸ばす。
 あと1回……。多く見積もったとして後2回逝かせれば倒せる。
 古賀忍軍を倒せる。エリナの仇を討てる。オネエも助けられる。
 それを頭の中で念仏のように繰り返して、快感を抑えこむ。
 だが――。


「っう……ああっ、あぁああ~ん♥」


 肉棒に向かって震えた手の平を振るうも、肉棒を強く思わせる何かが膣の中へと潜り込んでくる。目の前にあって絶対に入ってくるはずのないおちんちんが中へ中へと入ってくる。


「うっ、ぅ、あ、あっあぁあああん♥」


 だ、だめっ、だっ、これっ……、な、にっ、これ……。
 ち、ちんぽじゃないけどっ、ちんぽみたいにきもちぃいっ、だ、だめぇっ。


「し、舌っ、だ、だめぇええっんあ~♥」


 ちんぽだと思っていたモノの正体に気付いてお願いするも、その声は一生頭に残りそうなくらいに媚びた声だった。


「だ、あっ、あんっ、あっあっ、あぁあんっ♥」


 ぐいっ、ぐいっと進んでひだひだを舐め抜けていった舌がGスポットを捉えると、今度はそこばかりをぬりっぬりっ舐めてきて、ここまで来ると完全に身体が意思と離れてしまっていた。
 茂の顔の上でセックスと変わらない腰振りをしてしまっていた。


「あんっ♥ あっ♥ あんっ♥ んあ♥ いっ、いいっ、んっ♥」


 ジュプジュプジュプッ、ジュプッ、ジュレロッ!


「いいっ♥ きもちっいいっんっ、あ、あいくっ、いくっ、おちんぽじゃないのに、おまんこ舐められて逝っちゃう、うっ、うっ、あ♥ あ♥ いくっ、いくっ、気持ちよすぎていくぅうううううううううっ!!」


 鋭くはないものの深い絶頂がやってきた。
 意識が飛びはしなかったものの身体は抵抗を完全にやめてしまっている。


「あんっ♥ あ、らめっ、、、ま、またっあ、あんっ♥ しょこばかりらめぇつ、あ、あんっあんっ♥ ま、またいくいっちゃうっ……、あ、あひゃぁあああん!?」


 逝っても逝っても、永住する住処を見つけたように舌が居座り続けて、ナツキは顔面騎乗で何度も何度も意識が白濁とするまで逝かされ続けてしまうのであった。



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