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おばあちゃんとリンちゃん(3)
しおりを挟む小さなおうちのところに気持ちよさそうに寝ている猫のどんぐりとちょっと怖い感じのカラスがいた。クロジンっていうのか。
「いるね」
「あそこにはね、やさしい豆鬼様がいるんだよ。豆鬼様がパパとママに会わせてくれるかもしれないよ」
「ほんとのほんとに」
「リンちゃんがいい子にしていればね」
いい子に。リンはなみだをふいて「リンちゃん、いい子にする。だからまめおに様、パパとママに会わせてくるよね」とニコリとした。
「そうだね」
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