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おばあちゃんとリンちゃん(4)
しおりを挟むリンは庭の祠をぼんやりとみつめた。
あの小さなおうちが祠っていうのか。神様のおうちなのか。おばあちゃんのおうちを守ってくれている。リンのことも守ってくれるみたい。
おばあちゃんが教えてくれた。
それにしても豆で鬼だなんて。それで神様なんでしょ。なんか変なの。
豆で鬼……。
よくわからない。
鬼は怖そう。だけど、豆だとしたら小さい鬼なのかな。だったら可愛いのかも。
そうだ、パパとママに早く会わせてほしいってお願いしなきゃ。
ママは病気だってパパ言っていたけど、大丈夫かな。まさか、死んだりしないよね。パパは大丈夫だって言っていたからきっと大丈夫。それでも、ママの顔を見ないと心配で、心配で。
ああ、早く会いたい。
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