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4章

51話 弱点

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しかし、もし神様が悪だったら…?
それは無いか…神様だもんな。偏見だけど 
けど、ここで協力を辞めるのは駄目な気がする
神龍族と戦おう!

「それは手強そうだな…他に情報があったら教えてくれ」

俺も色々調べてみよう、赤龍族のリーダーであるハネカなら何か知っているか?

「おーい、ハネカ。神龍族に関して何か知っているか?」

すると、ハネカは何か思い出した顔をする

「知っているわよ。昔、戦闘を見た事があるわ。凄まじい戦力だったわ…」

戦闘を見た事あるのか!?その情報はかなりありがたいな
しかし、ハネカでさえ凄まじいと言う戦力か…どんな感じなんだろう?

「龍なのに超絶魔法とか究極魔法とかを連発しているし…スピードも速いしで、とりあえず無茶苦茶だったわ」

龍って魔法が使えるのか?レージとかハネカでさえ使っていなかったのに
神様が直々に作った龍だもんな…それくらいあって当然だろう

「何か、弱点とか無いのか?」

これで弱点が無かったら絶望的だな
さすがにあるよな?

「あるわ」

「おお!どんなのだ?」

「…大魔王」

大魔王?急にどうしたんだ?

「えっ?」

「大魔王と戦うのが苦手らしいわ!神龍族の魔法が全て効かないとか…けど大魔王なんて協力してくれるはず無いわよね!ハハ…忘れて頂戴!」

大魔王か…フィルとか、協力してくれるか?
ゆっくりするとか言ってたから断られるかも知れないな

「一応、大魔王で知り合いなら居るぞ?それなりに友好的だぞ」

すると、ハネカは驚いて

「えぇ!?大魔王と友達なの!?」

そんなに驚くものなのか?
フィルは最初からフレンドリーだったけどな

「あぁ…呼んでこようか?」

「えぇ…是非…」

ハネカは呆然としている。大魔王と友達ってことは極力言うのを控えた方が良いのかもな

「じゃぁ、レージに俺が呼んでくることを伝えといてくれないか?」

「…分かったわ」

こうして俺は船に乗り、サン帝国に着いた

多分、あの監禁所に居るよな?

俺は監禁所に着くと、驚くべき変化を遂げていた
監禁所はこの前まで廃墟だったのに、とても綺麗になっていた

「えっ!?何これ!」

すると、中からフィルが出てくる

「どなたさ…あっ!久しぶりショウタ!」

「久しぶりだな!フィル!」

変わらず元気で良かった…
早速交渉してみよう

俺が事情を説明すると

「うん!分かった!協力する」

フィルは満面の笑みで快く快諾してくれた

「そんな、簡単に…いいの?」

「もちろん!それに最近、戦いに飢えててさぁ~…だから全然いいよ~」

もっと長い交渉になることを覚悟していたから、びっくりした

こうして、俺達はレジェンドドラゴンの巣に帰った
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