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2章 魔族大規模襲撃編

20話 魔族大規模襲撃②

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俺とレイン、カラが近距離戦、マートとマタタビ、アレスが遠距離での攻撃

「ショウタ、レイン、俺はタンクだ。防御は任せろ」

「タンクか!ありがたい!ショウタ行くぞ!」

「身体能力強化・極+後ろ回し蹴り!」

背後にレインが回る

俺の後ろ回し蹴りとレインの剣が同時に当たる

「どうだ…?」

「ふむ…少しはやるな…だが、終わりだ!超絶魔法・イフリート!」

魔神・イフリートが現れ、炎を吐く

「まずい!あの技は!激流・嵐!」

「闇ノマタタビ!」

「華妃羅!」

「超・シールド改!」

カラのシールドと全員の魔法で何とか相殺できた

「これも防ぐとはな!面白くなってきたわい!」

全員の魔法と俺とレインとの攻撃を組み合わせても、互角…やばすぎたろ!

そんなとき…ルフィアの様子が変わった

「えっ?なになに?ピンチなの?今いいとこなのに~、分かったよ~」

ん?どうしたんだ。急に独り言なんて言い出して…しかも口調が…

「お楽しみだったんだがな…貴様ら命拾いしたな!また会おう!」

そう言って、どこかに飛んでしまった

「どうなったんだ…?」

そう言うとレインが

「多分あれはだな、大魔族は脳内で信号を送りあえるんだ。ピンチとか言ってたから、恐らく俺ら人間側が優勢なんだろう」

「なるほど…それで助けに飛んで行ったということか」

ジージー

誰かのタイムシーバーの音が鳴る

「ジージー…こちらイリス…ジージー、城に至急全員来てくれジージー」

マタタビがタイムシーバーを持っていた

「おそらく、ルフィアの合流で劣勢になったな…急いで向かうぞ!」

俺らは全速力で城まで走った

しかし、大魔族はあと何人居るんだ…?今確認できるているのは2人、そして別の国にも出現しているだろう

ルフィアを撃退には歴戦の猛者が20人くらい集まって、倒せるくらいか…?

そうして、走ること10分
城に到達した

「これは…ひどいな」

ハクダス王国の本拠地は崩壊状態、たくさんの人が倒れ、たくさんの人が戦っている

「イリス陛下!!」

「おう!来てくれたか…見ての通り、劣勢じゃ…他の国の援護も必要じゃ!お主らも参加してくれ!」

「もちろんです!」

そこには魔族が3人居た
その中にはルフィアも居た

「3人!?たった3人に押されているだと!?」

恐らく全員大魔族だな…

「俺達はまずルフィアを!うわぁ!」

後ろから強力な魔法が飛んできた

「くっ…誰だ!?」

後ろには大魔族が居た

「俺は大魔族アラシ…四天王のルフィアを狙うなんて、愚かな奴だな」

クールな表情で喋る

四天王?大魔族にも序列みたいなのがあるんだな

「ショウタ、まずはこいつを倒さないと!」

「そうだな!みんな戦闘準備!」

「ウォーターショット!」

「激流・極!」

マートの魔法が2連続で放たれる、その隙に俺は後ろに回り込み、正拳突きからの後ろ回し蹴りコンボを決める

「ぐはぁ!」

アラシが血を吐いた

「こんな人間が居るなんてな…」

!?
こんなものなのか?大魔族はルフィア級がゴロゴロ居ると思ってたが、四天王ではないやつはそこまで強くないのか…

「ショウタ!行けるぞ!」

「ふん…!何が行けるだ!少し油断しただけだ!ハリケーン!」

巨大な嵐が現れ、周りの破片が全て取り込まれた

「極獄炎!」

強烈な炎でアラシの魔法が無くなった


どこからか聞いた事のある、声と魔法名が聞こえた

「カイト!来てくれたんだな!」

カラが嬉しそうに叫ぶ

「ハッハッハ、俺に任せろ!」

「カイト!?」

俺は見たと同時にあの出来事を思い出す

「ふん、久しぶりだな、ショウタ」

「お前!ノコノコとよく俺らの前に立てたな!」

レインが声を荒らげて叫ぶ

「あの時のことは悪いとは思っている。だから、今ここでこいつをぶっ倒してチャラにさせてもらうぞ。行け!」

「カイト………ありがとう。行くぞ!」

俺達はルフィアの元に向かった

すると…1人の男がもう1人の大魔族と交戦をしていた

あれは…アカシン!?
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