215 / 357
潜みし脅威
活発化する異常
しおりを挟む
破壊しつくされた王都には、無数の毛玉人の亡骸が転がっていた。
戦って死んだ兵士や魔導士、抵抗もできずに殺された民間の老若男女。
まさに虐殺の後に残される光景であろう。
しかし、そんな無惨な場所で機械的に黙々と動き回る者達がいた。
その兵士達が纏う鎧には、七支刀のような剣に巻き付く大蛇を思わせる紋章がある。それはゲーダー帝国軍の兵士であることを意味していた。
しかし、そんな兵士の装備は手入れがされていないように錆び付き、痛んでいた。
それだけではなく、兵士一人一人が普通の人間とはかけ離れた様子である。
肌は青黒く、歯は黄ばみ、左右の目は違う方向をむき、全身がヌメヌメと脂ぎっていた。
「ぬぐうぅぅ!」
「ふへ……ふへ……ふぅえへへへ」
彼等のあげる声はいろんな高さの音が混じりあったようであった。
そして個々に苦しそうな苦悶の表情をしたり、愉快そうに微笑んでいるなど、表情もバラバラとしている。
そんな不気味な兵士達が何をしているのかと言うと、死体と化した毛玉人から衣服などの身に付けている物を剥ぎ取り、その屍を一ヶ所に集めていたのだ。
犬、猫、狼、などあらゆる容姿の毛玉人達の亡骸が無造作に積み上げられ一つの大きな山が形成されていく。
そして王都で死んだ全ての人々は裸にされ、死体の山の一部となった。
「……いたしんぶ……くうかんちょうやく……しいか……」
すると死体の山の傍らにいた一人の兵士が、掠れたような声を発した。
その兵士からは、まるで感情など感じられない。ただ、不気味にニヤニヤとしているだけ。
そして、それは起きた。山の近くの空間が歪みだしたのだ、明らかに自然に発生する現象ではない。
「ギィイイ! ググググ」
歪んだ空間から、唸るような鳴き声をあげる何かが姿を現した。
それは赤黒い肉の小山であった。全身の至るところから脚や触手のような器官が生えている。
高さは六メートル程で、差し渡しは二十メートルを越えているだろう。
肉の小山は無数に生えている脚のような器官を動かし、毛玉人の屍にズリズリと引きずるように近づく。
そして肉の小山の天辺部が裂けた、その内部には鋭い歯がいくつも並んでいる。どうやら食物を取り入れる部分のようだ。
肉の小山は触手を伸ばして毛玉人達を絡めとると、死体を裂け目の中に放り込み始めた。
すると、ピチャッ、グチャッと濡れた物を叩くような音と、ガリッ、バリッとなにかが砕けるような音ととが合わさりバイナルの王都に響きわたるのであった。
「……んげるねえ……かくほ……みこりと……おわりしだい……かきえ……きかんする」
死体が食われている脇で、兵士が意味不明な言葉を発するのであった。
そこはペトロワ領と王国の領地との境界から十キロ程南下した位置であった。
泥沼に下半身を沈めて、息絶えたゴブリンがいた。その頭や上半身には、いくつもの傷がある。
沼にはまって、身動きを取れなくなった状況を魔術の集中砲火を受けたのだろう。
しかし、おかしなことだ。ゴブリンのような弱小魔物が攻撃魔術などを食らえば、もっと激しい損傷を負うはずだ。
……では、なぜ。
理由は、この事切れたゴブリンが巨大だったからだ。
そのサイズたるや巨躯と言う言葉でも物足りない、掌だけで成人男性に匹敵するほどの巨体だったのだ。
このゴブリンの正体は、大暴鬼またはタイラント・ゴブリンと呼ばれる変異性魔物であった。
その巨体に見あった耐久力と膂力をもつため、数発の魔術では倒せない存在である。
そして、この怪物を倒したであろう者達が息を荒げていた。
「……め、メリッサ隊長……どうにか倒せましたね」
そう言ったのは、座り込んで荒い呼吸を繰り返す親衛騎士の新米であった。
そして新米であるジーノ・メップの視線の先には、たくましげな女性隊長が佇んでいる。
「ああ、だが私達はまだ習練がたりない。この程度で苦戦するようでは……」
その騎士隊長にはあまり疲れた様子がなく、小刻みに肩を上下させるだけであった。
王国最高の騎士であるメリッサ・フェノスは、不甲斐なそうに自分の後ろで寝転んでいる数十人の騎士に顔を向ける。
全員が疲労困憊で立てないでいるのだ。
とは言え、彼等が弱い訳ではない。ただ単にメリッサとメップの実力が高いだけなのだ。
これもニオンの下で鍛えあげた賜物だろう。それに、メリッサに至っては変異性魔物と戦った経験もある。
最近のものでは、ペトロワ領内にある工業の街ホーガスの近隣で目撃されていた、猿烏と言う変異性魔物を討伐した。
その魔物は、猿のような姿をしており体の各所が黒い羽毛に覆われている、そして口から煙幕を吐いてこちらの視界を遮り、奇襲を仕掛けることを得意とする怪物だ。
しかし、突如としてその類いの魔物が地域の境界を越えて王国の領地に入り込んできたのだ。
……ことの始まりは、地域の境界を警備していた兵から極めて巨大なゴブリンが南下していると言う連絡があってからだった。
メリッサは南下しているゴブリンが通常の魔物ではないと悟り、自分達の出動を女王に嘆願したのだ。
そして、今にいたる。
「変異性魔物と戦うのは初めてでしたが、正直ここまで強いとは思いもしませんでした」
そう言いながら、メップは大暴鬼の亡骸に視線を移す。巨体でありながら、異常なまでに俊敏だったのだ。
十数メートルもの大きさでありながら攻撃魔術を避けるなど、その巨体に見合わない程に素早かったのだ。
「でも、さすがメリッサ隊長です。魔術で泥沼を生成して、そこに誘導して動きを封じると言う戦術を考えるなんて」
そして今度はメリッサに目を向けて、メップは彼女に称賛をおくった。
しかし、メリッサはそんな称賛を気にかけなかった。彼女は異様さを感じていたのだ。
そして、メリッサは考えこむ。
変異性魔物はペトロワ領でしか発生しない魔物。この強力な魔物達が別の地域に渡ってくると言うことは、あの怪物を恐れて逃亡してきたことを意味するはずだ。
「……また、星の外からあの化け物がやって来たのか?」
メリッサがそう呟くと、地鳴りのような音が響き渡った。
「メリッサ隊長! あれを!」
メップは叫びながら北に向かって指さした。
地平線から幾つもの大きな頭が現れたのだ。その数は二十一。
「……タイラント・ゴブリン!」
メリッサは、こちらに向かってくる巨体のゴブリン達を見て息をつまらせた。
境界の警備兵から、別の大暴鬼がこっちに向かってきているなどの連絡はないはずだが。
……いや、こんな魔物達が疾走してきたのだ。連絡をしてくる警備兵達が無事であるはずがない。
だが魔物は、それだけではなかった。大暴鬼達が近づいて来るにつれ、それが分かったのだ。
巨体のゴブリン達の足下に、別の類いのゴブリンがいたのだ。
それは石のような外殻に包まれたゴブリン、石鬼であった。その数たるや推定五十。
「……む、無理です」
「た、隊長! 一度撤退しましょう。いくらなんでも今の戦力では……」
メリッサの後ろで疲れきっていた騎士達が震えながら声をあげた。
ただのゴブリンの群れなら、今の戦力で十分だろう。しかし、今向かって来ているのは変異性魔物の群れ。
いかに王国精鋭でも、この数を相手にするのは無謀である。
現実的に考えるなら、一度退いて戦力を整えてから挑むのが賢明だろう。
しかし、明らかに何か異常なことが起きている。これ程危険な魔物達がつるんで、別の地域に流れ込んで来るなど。
「いたしかたなし、全員撤退するぞ!」
メリッサが撤退を宣言した時だった、また大きく地面が揺れたのだ。
騎士達とゴブリンの群れの中間地点。
その位置の大地が盛り上がる、そしてはぜるように地面が吹き飛んだ。
大地から巨大な何かが姿を現したのだ。
土煙を纏った巨体は四十五メートルにもなり、その体は金属で作られていた。
「さて試運転だ。建造魔人三号機、海洋戦人・シキシマ。ゴブリンどもを殲滅しろ!」
戦って死んだ兵士や魔導士、抵抗もできずに殺された民間の老若男女。
まさに虐殺の後に残される光景であろう。
しかし、そんな無惨な場所で機械的に黙々と動き回る者達がいた。
その兵士達が纏う鎧には、七支刀のような剣に巻き付く大蛇を思わせる紋章がある。それはゲーダー帝国軍の兵士であることを意味していた。
しかし、そんな兵士の装備は手入れがされていないように錆び付き、痛んでいた。
それだけではなく、兵士一人一人が普通の人間とはかけ離れた様子である。
肌は青黒く、歯は黄ばみ、左右の目は違う方向をむき、全身がヌメヌメと脂ぎっていた。
「ぬぐうぅぅ!」
「ふへ……ふへ……ふぅえへへへ」
彼等のあげる声はいろんな高さの音が混じりあったようであった。
そして個々に苦しそうな苦悶の表情をしたり、愉快そうに微笑んでいるなど、表情もバラバラとしている。
そんな不気味な兵士達が何をしているのかと言うと、死体と化した毛玉人から衣服などの身に付けている物を剥ぎ取り、その屍を一ヶ所に集めていたのだ。
犬、猫、狼、などあらゆる容姿の毛玉人達の亡骸が無造作に積み上げられ一つの大きな山が形成されていく。
そして王都で死んだ全ての人々は裸にされ、死体の山の一部となった。
「……いたしんぶ……くうかんちょうやく……しいか……」
すると死体の山の傍らにいた一人の兵士が、掠れたような声を発した。
その兵士からは、まるで感情など感じられない。ただ、不気味にニヤニヤとしているだけ。
そして、それは起きた。山の近くの空間が歪みだしたのだ、明らかに自然に発生する現象ではない。
「ギィイイ! ググググ」
歪んだ空間から、唸るような鳴き声をあげる何かが姿を現した。
それは赤黒い肉の小山であった。全身の至るところから脚や触手のような器官が生えている。
高さは六メートル程で、差し渡しは二十メートルを越えているだろう。
肉の小山は無数に生えている脚のような器官を動かし、毛玉人の屍にズリズリと引きずるように近づく。
そして肉の小山の天辺部が裂けた、その内部には鋭い歯がいくつも並んでいる。どうやら食物を取り入れる部分のようだ。
肉の小山は触手を伸ばして毛玉人達を絡めとると、死体を裂け目の中に放り込み始めた。
すると、ピチャッ、グチャッと濡れた物を叩くような音と、ガリッ、バリッとなにかが砕けるような音ととが合わさりバイナルの王都に響きわたるのであった。
「……んげるねえ……かくほ……みこりと……おわりしだい……かきえ……きかんする」
死体が食われている脇で、兵士が意味不明な言葉を発するのであった。
そこはペトロワ領と王国の領地との境界から十キロ程南下した位置であった。
泥沼に下半身を沈めて、息絶えたゴブリンがいた。その頭や上半身には、いくつもの傷がある。
沼にはまって、身動きを取れなくなった状況を魔術の集中砲火を受けたのだろう。
しかし、おかしなことだ。ゴブリンのような弱小魔物が攻撃魔術などを食らえば、もっと激しい損傷を負うはずだ。
……では、なぜ。
理由は、この事切れたゴブリンが巨大だったからだ。
そのサイズたるや巨躯と言う言葉でも物足りない、掌だけで成人男性に匹敵するほどの巨体だったのだ。
このゴブリンの正体は、大暴鬼またはタイラント・ゴブリンと呼ばれる変異性魔物であった。
その巨体に見あった耐久力と膂力をもつため、数発の魔術では倒せない存在である。
そして、この怪物を倒したであろう者達が息を荒げていた。
「……め、メリッサ隊長……どうにか倒せましたね」
そう言ったのは、座り込んで荒い呼吸を繰り返す親衛騎士の新米であった。
そして新米であるジーノ・メップの視線の先には、たくましげな女性隊長が佇んでいる。
「ああ、だが私達はまだ習練がたりない。この程度で苦戦するようでは……」
その騎士隊長にはあまり疲れた様子がなく、小刻みに肩を上下させるだけであった。
王国最高の騎士であるメリッサ・フェノスは、不甲斐なそうに自分の後ろで寝転んでいる数十人の騎士に顔を向ける。
全員が疲労困憊で立てないでいるのだ。
とは言え、彼等が弱い訳ではない。ただ単にメリッサとメップの実力が高いだけなのだ。
これもニオンの下で鍛えあげた賜物だろう。それに、メリッサに至っては変異性魔物と戦った経験もある。
最近のものでは、ペトロワ領内にある工業の街ホーガスの近隣で目撃されていた、猿烏と言う変異性魔物を討伐した。
その魔物は、猿のような姿をしており体の各所が黒い羽毛に覆われている、そして口から煙幕を吐いてこちらの視界を遮り、奇襲を仕掛けることを得意とする怪物だ。
しかし、突如としてその類いの魔物が地域の境界を越えて王国の領地に入り込んできたのだ。
……ことの始まりは、地域の境界を警備していた兵から極めて巨大なゴブリンが南下していると言う連絡があってからだった。
メリッサは南下しているゴブリンが通常の魔物ではないと悟り、自分達の出動を女王に嘆願したのだ。
そして、今にいたる。
「変異性魔物と戦うのは初めてでしたが、正直ここまで強いとは思いもしませんでした」
そう言いながら、メップは大暴鬼の亡骸に視線を移す。巨体でありながら、異常なまでに俊敏だったのだ。
十数メートルもの大きさでありながら攻撃魔術を避けるなど、その巨体に見合わない程に素早かったのだ。
「でも、さすがメリッサ隊長です。魔術で泥沼を生成して、そこに誘導して動きを封じると言う戦術を考えるなんて」
そして今度はメリッサに目を向けて、メップは彼女に称賛をおくった。
しかし、メリッサはそんな称賛を気にかけなかった。彼女は異様さを感じていたのだ。
そして、メリッサは考えこむ。
変異性魔物はペトロワ領でしか発生しない魔物。この強力な魔物達が別の地域に渡ってくると言うことは、あの怪物を恐れて逃亡してきたことを意味するはずだ。
「……また、星の外からあの化け物がやって来たのか?」
メリッサがそう呟くと、地鳴りのような音が響き渡った。
「メリッサ隊長! あれを!」
メップは叫びながら北に向かって指さした。
地平線から幾つもの大きな頭が現れたのだ。その数は二十一。
「……タイラント・ゴブリン!」
メリッサは、こちらに向かってくる巨体のゴブリン達を見て息をつまらせた。
境界の警備兵から、別の大暴鬼がこっちに向かってきているなどの連絡はないはずだが。
……いや、こんな魔物達が疾走してきたのだ。連絡をしてくる警備兵達が無事であるはずがない。
だが魔物は、それだけではなかった。大暴鬼達が近づいて来るにつれ、それが分かったのだ。
巨体のゴブリン達の足下に、別の類いのゴブリンがいたのだ。
それは石のような外殻に包まれたゴブリン、石鬼であった。その数たるや推定五十。
「……む、無理です」
「た、隊長! 一度撤退しましょう。いくらなんでも今の戦力では……」
メリッサの後ろで疲れきっていた騎士達が震えながら声をあげた。
ただのゴブリンの群れなら、今の戦力で十分だろう。しかし、今向かって来ているのは変異性魔物の群れ。
いかに王国精鋭でも、この数を相手にするのは無謀である。
現実的に考えるなら、一度退いて戦力を整えてから挑むのが賢明だろう。
しかし、明らかに何か異常なことが起きている。これ程危険な魔物達がつるんで、別の地域に流れ込んで来るなど。
「いたしかたなし、全員撤退するぞ!」
メリッサが撤退を宣言した時だった、また大きく地面が揺れたのだ。
騎士達とゴブリンの群れの中間地点。
その位置の大地が盛り上がる、そしてはぜるように地面が吹き飛んだ。
大地から巨大な何かが姿を現したのだ。
土煙を纏った巨体は四十五メートルにもなり、その体は金属で作られていた。
「さて試運転だ。建造魔人三号機、海洋戦人・シキシマ。ゴブリンどもを殲滅しろ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
転生女神さまは異世界に現代を持ち込みたいようです。 〜ポンコツ女神の現代布教活動〜
れおぽん
ファンタジー
いつも現代人を異世界に連れていく女神さまはついに現代の道具を直接異世界に投じて文明の発展を試みるが…
勘違いから生まれる異世界物語を毎日更新ですので隙間時間にどうぞ
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れ果てた俺がたどり着いたのは、圧倒的な自由度を誇るVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は、幼い頃から密かに憧れていた“料理人”。しかし戦闘とは無縁のその職業は、目立つこともなく、ゲーム内でも完全に負け組。素材を集めては料理を作るだけの、地味で退屈な日々が続いていた。
だが、ある日突然――運命は動き出す。
フレンドに誘われて参加したレベル上げの最中、突如として現れたネームドモンスター「猛き猪」。本来なら三パーティ十八人で挑むべき強敵に対し、俺たちはたった六人。しかも、頼みの綱であるアタッカーたちはログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク・クマサン、ヒーラーのミコトさん、そして非戦闘職の俺だけ。
「逃げろ」と言われても、仲間を見捨てるわけにはいかない。
死を覚悟し、包丁を構えたその瞬間――料理スキルがまさかの効果を発揮し、常識外のダメージがモンスターに突き刺さる。
この予想外の一撃が、俺の運命を一変させた。
孤独だった俺がギルドを立ち上げ、仲間と出会い、ひょんなことからクマサンの意外すぎる正体を知り、ついにはVチューバーとしての活動まで始めることに。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業。
そんな俺が、仲間と共にゲームと現実の垣根を越えて奇跡を起こしていく物語が、いま始まる。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる