107 / 357
最終魔戦
炸裂する剛腕
しおりを挟む
オボロは準備運動でもするかのように巨大な鉞をブンブンと振り、そして両腕をグルリと回した。
そんな巨体の男をドワーフ達は呆然と見つめる。
鍛冶に秀でる種族である彼等から見れば、オボロが持つ武器は明らかに現実的な拵え方ではないからだ。重すぎて普通なら取り扱えるものではない。
しかし目の前の山のごとき男は、使いなれたように軽々と振り回している。
つまりその光景は、目の前の男は人類を越えた剛力を持っていることを証明している。
「せっかく転移魔術でやって来たんだ。さっそく仕事でもするか。全員少し離れていろ、えれぇことになるぜ」
そう言うとオボロは、ロランと狼超人のもとに足を進めた。
「んなっ! ……デケぇ」
オボロの前では加護で強化された狼超人も見上げるしかない。
狼も肉体強化されて筋肉が隆起し、身長も二メートル越えてるが、オボロの前では子供サイズである。
「……な、なんだ。てめぇは」
そう言った狼超人に応ぜず、オボロはロランに目を向けて言い放つ。
「ロラン変われ。こいつらはオレがやる」
「分かりました」
ロランは素直に従い、剣をしまうとその場から離れた。
「いくぞ狼野郎!」
「へっ! おもしれぇ! やってみろクマ公!」
お互いにそう言った瞬間、オボロは面前の狼超人を蹴り上げた。
「があぁぁぁ!!」
絶叫が上空に消える。
オボロの蹴りは、明らかに普通の当て身ではなかった。牽制どころではない、一撃で対象を葬るのに十分な威力を秘めていた。
吐血をまきながら回転する狼超人。彼は今地上から数十メートルも離れた位置にいる。
むろん宙を舞えば、今度は落下がまっている。
そのまま狼超人は受身もとれず地面に激突した。地面に倒れこんでビクビクと痙攣し、口角から鮮血の泡を吹きだす。
オボロは無造作に蹴りあげただけ、それだけで強化された狼を一撃で瀕死にしてしまったのだ。
「……な、バカな! 我々には魔王様の加護が……」
「こんな危険人物いるなんて、知らされてねーぞ!」
部下の狼超人達は、リーダーが瀕死においやられたことに狼狽えることしかできなかった。
「……ぐぅ……俺には……ごふぅ……加護が……体の回復も」
リーダー狼は血を吐きながらも、どうにか言葉を発する。そして起き上がろうと足掻く。
強靭な肉体により即死は免れた、さらに加護の力で肉体も回復できる。まだ負けたわけではない。
だが戦場で敵の回復を待ってくれる、愚かなものはいない。
「さすがに魔王の加護とやらだな。だがな、粉微塵にしても生きていられるか?」
回復をはかる狼超人のもとに、鉞を大きく振りかぶったオボロが近寄ってきた。
狼は骨も内臓もメチャメチャで、まともに身動きがとれない。次の攻撃は確実に食らうだろう。
しかも先程の蹴りなど比較にもならない強力な一撃が。
「……ちょ……待ってくれ……回復が」
「そらよっ!!」
狼の言葉に耳など貸すはずもなく、オボロは巨大な鉞を振り下ろす。
それは、あまりにも強烈だった。
轟音が響き渡り、クレーターが形成され、地震のように大地が揺れ、そして土や石に混ざって霧状の血や肉片が周囲に飛散した。
叩き切ったと言うよりも、爆散させたと言った方が様になるだろう。
リーダー狼は粉々になってしまったのだ。
「ありえねぇ……鉞が見えなかった」
「戦士達でも手に負えなかった相手を……」
さっきまで手も足も出なかった相手が一方的にやられる光景。この有り様には集落の人々も開いた口がふさがらない。
「……強くなってる……以前よりもはるかに」
オボロを知るロランでさえも息をのむ戦闘だった。いや、戦闘と呼べるものだっただろうか。
そして一番の驚くべきはオボロの怪力であった。魔王の加護をも物ともしない一撃、以前よりも強靭になっていることが理解できたのだ。
「さぁて、残りを片づける」
地面に突き立った鉞から手を放すと、オボロは一番近くにいた狼に抱きついた。そこまでに至るまでの動作が恐ろしく速かった。
その巨体に相応しくない素早い動きであったのだ。
「は、離せぇ! この熊野郎!」
狼超人はオボロの腕の中でジタバタ騒ぐが、まるでびくともしない。
胴回りに抱きついたオボロは狼を軽々と持ち上げ、そして加護を施されてるであろう肉体を力をこめて締め上げた。ベアハッグである。
背骨、肋骨を圧迫する攻撃だがオボロの剛力にかかれば意味が違ってくる。
「は、離してくれぇ! ……ぐ、ぐるじい……ぐぼぁ!!」
メリメリと何かが砕ける音とともに体を締め上げられていく狼。そしてついには、両眼球が飛び出し、口腔から内臓を逆流させて事切れた。
臓物ととも噴出した血が、びしゃっとオボロの顔を汚す。
そして絞め潰した狼の死体を軽々と投げ捨て、オボロは顔中に浴びた血を舐めとった。
オボロにとって血液を舐める行動は、けして威嚇のための演技ではない。戦闘中の水分補給のためである。
しかし他の者から見れば、おぞましい情景だ。助けに来てくれた血濡れの味方の姿に集落の者達は、ただただ息をのむことしかできなくなっていた。
「……はひいぃぃ!!」
聞き苦しい悲鳴をあげ、最後に残った狼超人は尻餅をつき失禁で股を濡らしていた。
「お前で最後か」
恐怖する狼に情け容赦なく近寄るオボロ。世界を手に入れようと企てる魔王軍の一匹、そんな奴を生かしておく道理はないからだ。
オボロは狼の顔面を鷲掴みにすると、片手で楽々と頭上まで持ち上げ、そのまま狼を肩に担ぎ上げた。
そして狼の顎と脚を掴み、首を支点にして狼の背中を曲げていく。背骨折りである。
しかし、そこはやはりオボロの怪力である。背骨が折れるにとどまらず、狼の胴体は半分にちぎれて鮮血と臓腑を周囲に撒き散らした。
これで狼超人達は全滅したのだ。
オボロがここに来て、十分もたっていないだろう。
ロランは最後に殺された狼超人が撒き散らした内臓を見据えた。
それらにはあらゆる形状があり、赤黒いもの、ピンクのもの、白っぽいものと鮮やか。そして新鮮であるかのように、ピチピチテカテカとしている。
それを意識したせいか強烈な吐き気が押し寄せ、ロランは足下に吐瀉物を落とした。
そして口を拭ったロランは、血で真っ赤に染まったオボロに顔を向ける。
「……し、師匠。あいかわらず、こんな戦いを?」
「ああ、そうだ。相手は魔王軍だろ、見た目なんざ気にしてられねぇ。確実に殺すことだけを意識するんだ」
いたって冷静に返答するオボロ。
ロランは彼に鍛えられた時期があるため、オボロの戦い方などどんなものか分かる。
それは華麗に刃で斬るでもなく、見とれるような技巧を凝らすわけでもない。
その異常な剛力で確実に対象の肉体を破壊して、死に至らしめることだ。
「まったく、この程度の連中に手こずるとはまだまだ鍛練も経験も足りねぇぞロラン」
「……すみません師匠。手間をかけさせてしまって」
「まあ、いい。それでだな……」
オボロが最後に何か言いかけると、いきなり集落の者達が一斉に二人のもとに駆け寄ってきて騒ぎだした。
「あんた、我々に力を貸してくれぇ!」
「そうよ、あなたがいてくれれば魔王軍を返り討ちにできるかもしれない!」
「頼む! この国を助けてくれぇ!」
周囲から湧き上がるように声が送られる。
さすがに、そう同時に横からワイワイ言われると鬱陶しものである。
さすがにこれには我慢ならず、オボロは怒鳴りつけた。
「だあー、もう、うるさい! 口は一つしかねぇんだ! 一編に話かけるな」
オボロの機嫌を損ねては不味いと思ったのか、一斉にその場の人々が口を閉じた。
すると静かな呻き声が聞こえてきた。
「……うぅ……頼む……魔王軍に……復讐を」
その声がする方に顔を向けるオボロ。
呻きをもらしていたのは、倒れているエルフの戦士リマだった。
瀕死の彼女の傍ではルナが膝をついている。僧侶の少女はオボロの目を見詰めると、諦めるかのように首を力なく横に振った。
リマの体には大きな穴があいている。臓器の損傷も激しく、助かる見込みはない。
オボロはゆっくりと彼女達に近寄り、方膝をつけた。そしてリマの顔を覗きこむ。
「必ず魔王軍どもは滅ぼす、約束するぜ。あとのことは任せておけ」
「……た……頼んだぞ……必ず」
オボロの言葉に安堵の表情をするリマ。
「最後に……頼む……殺してくれ」
「ああ、分かった。せめて楽に送ってやる」
もう自分は助からない、リマはそれをしっかり認識していた。
彼女の頼みごとに頷くと、オボロは道具袋をまさぐり何かを取り出す。それは大きな注射器のようだった。
その注射器をリマの体に突き刺し、薬品を注入していく。
「それは何です?」
薬品がなんなのか気になり、問いかけるルナ。
「致死量の鎮痛剤だ、眠るように終われる。心臓や喉を抉られて楽にされるよりはマシだろう。なるべく綺麗なままで里に帰してやらねぇとな」
ルナにとっては初めて聞く薬品名だった。
オボロの言うとおり、しばらくするとリマは穏やかに息を引き取った。
そんな巨体の男をドワーフ達は呆然と見つめる。
鍛冶に秀でる種族である彼等から見れば、オボロが持つ武器は明らかに現実的な拵え方ではないからだ。重すぎて普通なら取り扱えるものではない。
しかし目の前の山のごとき男は、使いなれたように軽々と振り回している。
つまりその光景は、目の前の男は人類を越えた剛力を持っていることを証明している。
「せっかく転移魔術でやって来たんだ。さっそく仕事でもするか。全員少し離れていろ、えれぇことになるぜ」
そう言うとオボロは、ロランと狼超人のもとに足を進めた。
「んなっ! ……デケぇ」
オボロの前では加護で強化された狼超人も見上げるしかない。
狼も肉体強化されて筋肉が隆起し、身長も二メートル越えてるが、オボロの前では子供サイズである。
「……な、なんだ。てめぇは」
そう言った狼超人に応ぜず、オボロはロランに目を向けて言い放つ。
「ロラン変われ。こいつらはオレがやる」
「分かりました」
ロランは素直に従い、剣をしまうとその場から離れた。
「いくぞ狼野郎!」
「へっ! おもしれぇ! やってみろクマ公!」
お互いにそう言った瞬間、オボロは面前の狼超人を蹴り上げた。
「があぁぁぁ!!」
絶叫が上空に消える。
オボロの蹴りは、明らかに普通の当て身ではなかった。牽制どころではない、一撃で対象を葬るのに十分な威力を秘めていた。
吐血をまきながら回転する狼超人。彼は今地上から数十メートルも離れた位置にいる。
むろん宙を舞えば、今度は落下がまっている。
そのまま狼超人は受身もとれず地面に激突した。地面に倒れこんでビクビクと痙攣し、口角から鮮血の泡を吹きだす。
オボロは無造作に蹴りあげただけ、それだけで強化された狼を一撃で瀕死にしてしまったのだ。
「……な、バカな! 我々には魔王様の加護が……」
「こんな危険人物いるなんて、知らされてねーぞ!」
部下の狼超人達は、リーダーが瀕死においやられたことに狼狽えることしかできなかった。
「……ぐぅ……俺には……ごふぅ……加護が……体の回復も」
リーダー狼は血を吐きながらも、どうにか言葉を発する。そして起き上がろうと足掻く。
強靭な肉体により即死は免れた、さらに加護の力で肉体も回復できる。まだ負けたわけではない。
だが戦場で敵の回復を待ってくれる、愚かなものはいない。
「さすがに魔王の加護とやらだな。だがな、粉微塵にしても生きていられるか?」
回復をはかる狼超人のもとに、鉞を大きく振りかぶったオボロが近寄ってきた。
狼は骨も内臓もメチャメチャで、まともに身動きがとれない。次の攻撃は確実に食らうだろう。
しかも先程の蹴りなど比較にもならない強力な一撃が。
「……ちょ……待ってくれ……回復が」
「そらよっ!!」
狼の言葉に耳など貸すはずもなく、オボロは巨大な鉞を振り下ろす。
それは、あまりにも強烈だった。
轟音が響き渡り、クレーターが形成され、地震のように大地が揺れ、そして土や石に混ざって霧状の血や肉片が周囲に飛散した。
叩き切ったと言うよりも、爆散させたと言った方が様になるだろう。
リーダー狼は粉々になってしまったのだ。
「ありえねぇ……鉞が見えなかった」
「戦士達でも手に負えなかった相手を……」
さっきまで手も足も出なかった相手が一方的にやられる光景。この有り様には集落の人々も開いた口がふさがらない。
「……強くなってる……以前よりもはるかに」
オボロを知るロランでさえも息をのむ戦闘だった。いや、戦闘と呼べるものだっただろうか。
そして一番の驚くべきはオボロの怪力であった。魔王の加護をも物ともしない一撃、以前よりも強靭になっていることが理解できたのだ。
「さぁて、残りを片づける」
地面に突き立った鉞から手を放すと、オボロは一番近くにいた狼に抱きついた。そこまでに至るまでの動作が恐ろしく速かった。
その巨体に相応しくない素早い動きであったのだ。
「は、離せぇ! この熊野郎!」
狼超人はオボロの腕の中でジタバタ騒ぐが、まるでびくともしない。
胴回りに抱きついたオボロは狼を軽々と持ち上げ、そして加護を施されてるであろう肉体を力をこめて締め上げた。ベアハッグである。
背骨、肋骨を圧迫する攻撃だがオボロの剛力にかかれば意味が違ってくる。
「は、離してくれぇ! ……ぐ、ぐるじい……ぐぼぁ!!」
メリメリと何かが砕ける音とともに体を締め上げられていく狼。そしてついには、両眼球が飛び出し、口腔から内臓を逆流させて事切れた。
臓物ととも噴出した血が、びしゃっとオボロの顔を汚す。
そして絞め潰した狼の死体を軽々と投げ捨て、オボロは顔中に浴びた血を舐めとった。
オボロにとって血液を舐める行動は、けして威嚇のための演技ではない。戦闘中の水分補給のためである。
しかし他の者から見れば、おぞましい情景だ。助けに来てくれた血濡れの味方の姿に集落の者達は、ただただ息をのむことしかできなくなっていた。
「……はひいぃぃ!!」
聞き苦しい悲鳴をあげ、最後に残った狼超人は尻餅をつき失禁で股を濡らしていた。
「お前で最後か」
恐怖する狼に情け容赦なく近寄るオボロ。世界を手に入れようと企てる魔王軍の一匹、そんな奴を生かしておく道理はないからだ。
オボロは狼の顔面を鷲掴みにすると、片手で楽々と頭上まで持ち上げ、そのまま狼を肩に担ぎ上げた。
そして狼の顎と脚を掴み、首を支点にして狼の背中を曲げていく。背骨折りである。
しかし、そこはやはりオボロの怪力である。背骨が折れるにとどまらず、狼の胴体は半分にちぎれて鮮血と臓腑を周囲に撒き散らした。
これで狼超人達は全滅したのだ。
オボロがここに来て、十分もたっていないだろう。
ロランは最後に殺された狼超人が撒き散らした内臓を見据えた。
それらにはあらゆる形状があり、赤黒いもの、ピンクのもの、白っぽいものと鮮やか。そして新鮮であるかのように、ピチピチテカテカとしている。
それを意識したせいか強烈な吐き気が押し寄せ、ロランは足下に吐瀉物を落とした。
そして口を拭ったロランは、血で真っ赤に染まったオボロに顔を向ける。
「……し、師匠。あいかわらず、こんな戦いを?」
「ああ、そうだ。相手は魔王軍だろ、見た目なんざ気にしてられねぇ。確実に殺すことだけを意識するんだ」
いたって冷静に返答するオボロ。
ロランは彼に鍛えられた時期があるため、オボロの戦い方などどんなものか分かる。
それは華麗に刃で斬るでもなく、見とれるような技巧を凝らすわけでもない。
その異常な剛力で確実に対象の肉体を破壊して、死に至らしめることだ。
「まったく、この程度の連中に手こずるとはまだまだ鍛練も経験も足りねぇぞロラン」
「……すみません師匠。手間をかけさせてしまって」
「まあ、いい。それでだな……」
オボロが最後に何か言いかけると、いきなり集落の者達が一斉に二人のもとに駆け寄ってきて騒ぎだした。
「あんた、我々に力を貸してくれぇ!」
「そうよ、あなたがいてくれれば魔王軍を返り討ちにできるかもしれない!」
「頼む! この国を助けてくれぇ!」
周囲から湧き上がるように声が送られる。
さすがに、そう同時に横からワイワイ言われると鬱陶しものである。
さすがにこれには我慢ならず、オボロは怒鳴りつけた。
「だあー、もう、うるさい! 口は一つしかねぇんだ! 一編に話かけるな」
オボロの機嫌を損ねては不味いと思ったのか、一斉にその場の人々が口を閉じた。
すると静かな呻き声が聞こえてきた。
「……うぅ……頼む……魔王軍に……復讐を」
その声がする方に顔を向けるオボロ。
呻きをもらしていたのは、倒れているエルフの戦士リマだった。
瀕死の彼女の傍ではルナが膝をついている。僧侶の少女はオボロの目を見詰めると、諦めるかのように首を力なく横に振った。
リマの体には大きな穴があいている。臓器の損傷も激しく、助かる見込みはない。
オボロはゆっくりと彼女達に近寄り、方膝をつけた。そしてリマの顔を覗きこむ。
「必ず魔王軍どもは滅ぼす、約束するぜ。あとのことは任せておけ」
「……た……頼んだぞ……必ず」
オボロの言葉に安堵の表情をするリマ。
「最後に……頼む……殺してくれ」
「ああ、分かった。せめて楽に送ってやる」
もう自分は助からない、リマはそれをしっかり認識していた。
彼女の頼みごとに頷くと、オボロは道具袋をまさぐり何かを取り出す。それは大きな注射器のようだった。
その注射器をリマの体に突き刺し、薬品を注入していく。
「それは何です?」
薬品がなんなのか気になり、問いかけるルナ。
「致死量の鎮痛剤だ、眠るように終われる。心臓や喉を抉られて楽にされるよりはマシだろう。なるべく綺麗なままで里に帰してやらねぇとな」
ルナにとっては初めて聞く薬品名だった。
オボロの言うとおり、しばらくするとリマは穏やかに息を引き取った。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~
仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。
祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。
試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。
拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。
さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが……
暫くするとこの世界には異変が起きていた。
謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。
謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。
そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。
その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。
その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。
様々な登場人物が織りなす群像劇です。
主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。
その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。
ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。
タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。
その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる