85 / 122
第9章:この手で掴むモノ
第4話:手練れ
しおりを挟む
「ほう……。ヨン=ジューロとやらは存外にやりおるのじゃ。これはロックもいよいよ負けてしまうかもしれぬのう……」
「どういうことなのですわっ! タマモはロックのことを信じていないのです!?」
リリー=フルールが右隣りに立つヨーコ=タマモに喰いかかる。それもそうだろう。愛しのロック=イートが負けてしまうと言われて憤慨せずにおれるわけがない。しかしながら、ヨーコ=タマモは落ち着くのじゃとリリー=フルールを諫める。ヨーコ=タマモがロック=イートが負けるかもしれないと言ったのは、あくまでもこのままの流れでは、ロック=イートが追い込まれていくとの推測からである。
「わたくしは格闘に関しては素人なので、流れとかはよくわかりませんけど?」
リリー=フルールにはヨーコ=タマモの言うところの『流れ』というものがピンとこないのであった。こういう勝負において、実力が上である者が勝ちを掴むと思っているからだ。だが、ヨーコ=タマモはそうとは限らない場合もあると断言する。
「『流れ』というものは本当に厄介なしろものなのじゃ。リリー嬢にもわかりやすくいうと、勢いをくじかれて、その者が持っている実力を十分には発揮できなくなるという感じかのう?」
「ますますわかりませんわ。それを含めての実力と言うのではありませんこと? その『流れ』というモノを掴み取ることも」
リリー=フルールは自分で答えを言ってしまっていることに気づかずじまいであった。そのため、ヨーコ=タマモはククッとつい軽く笑ってしまうのであった。そして、左手でポンポンと軽く彼女の金色に染まる頭を叩き、ほれ、ロックの応援をしてやるのじゃと促すのであった。リリー=フルールはなんだかはぐらかせれた気分になってしまったが、彼女の言葉にいちいち反応するよりも、ロック=イートを注視することのほうが大切だとばかりに試合場の方へと視線を向け直す。
現在、ロック=イートは変幻自在と言ってもよい鎖鎌の軌道に難儀を強いられているようであった。ヨン=ジューロは右手で分銅付きの鎖を連続で飛ばしてきており、ロック=イートはそれを回避しつつ掴み取ろうとしている。だが、そのロック=イートの企みはまったくもって成功せず、何度も宙を虚しく左手で掻いてしまう。
そして、ヨン=ジューロは分銅攻撃に絡ませるように左手に持つ鎌の方も弧を描くようにぶん投げてくる。直線攻撃の分銅だけでなく、首を刈り取るかのように鎌を回してくるために、ロック=イートとしては防戦一方になってしまっていたのだ。ロック=イートは身体の右側から回り込むように向かってくる鎌を身を低くして避ける。そして、身を低くしたロック=イートに対して、すかさずヨン=ジューロは真っ直ぐに分銅部分を投げつけてくるのだ。
だが、そのコンビネーションを理解しているロック=イートであったが、ヨン=ジューロは嫌らしいことに必要以上に分銅を投げ込んでこない。ロック=イートの身を穿つかどうかのギリギリのところまで分銅を直線的に投げてくるのだが、ちょうどロック=イートの身に当たる距離のところで分銅を止める。そして、分銅部分に繋がる鎖から力を抜くことで、分銅はそこから下へと落ちてしまう。そのためにロック=イートの左手が宙を虚しく掻く結果を産み出すこととなっているのだ。
「へいへいへい。ロックくん、びびってるんやでー!」
なかなか距離を詰めれないロック=イートに対して、挑発を繰り返すヨン=ジューロである。彼の巧みな鎖鎌捌きがそうさせているからこそ、ロック=イートはヨン=ジューロに近づけていないのに、さも、ロック=イートが躊躇していると言いたげであった。ロック=イートはいちいち頭にくる言い方だと思わずにはいられなかった。
(あんたがそう言うのであれば、お望み通りやってやるぜっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に身体を動かす。まず、握り込んだ右の義手で身体の右側から回り込んでくるように飛んでくる鎌を打ち払う。そして、次に来るであろう分銅を身体が当たるかどうかのギリギリのところで回避しつつ距離を詰めようとした。
しかし、ロック=イートが鎌を右手で払ったは良いが、ヨン=ジューロは分銅を真っ直ぐには投げつけてこなかったのである。先ほどまではヨン=ジューロはロック=イートの腹めがけて分銅を真っ直ぐに投げてきていたというのに、左のスネ辺りを狙って分銅を投げてきたのだ。
ロック=イートは思わず、視線を下に向けるしかなかった。迫りくるスネ狙いの攻撃をそのまま受ける他無かったのだ。だが、そこからさらに分銅は軌道を変える。左スネまであと50センチメートルのところでいきなり分銅が斜め上へと跳ね上がっていく。ロック=イートは眼を白黒させてしまう。なんと、左のスネ狙いだとばかり思っていたソレはロック=イートの顎先をかち上げるようにヒットしてしまったのだ。
ロック=イートは眼から火花が飛び出しそうになってしまう。不意を突かれただけでなく、その分銅は十分な破壊力を持っており、ロック=イートを前後不覚にさせてしまう。ロック=イートは頭を揺らされたことで、視界がブラックアウトしてしまいそうになる。顎の骨は砕けなかったが、それでもダメージは相当に頭へと伝わっている。ロック=イートはブンブンと左右に頭を振り、頭からダメージを抜こうとする。
しかし、ヨン=ジューロはそこで追撃の手を止めるほど甘くはなかった。今度は分銅を真っ直ぐにロック=イートの額めがけて投げてきたのである。ロック=イートはやや暗くなった視界でヨン=ジューロが動きを見せたことを視認する。そして、分銅が自分の顔面に向かって投げられたことも察知する。
ロック=イートはクッ! と唸りながら、身体を右側に倒しこむ。だが、ヨン=ジューロはその動きすらも読んでおり、真っ直ぐ飛んでくるかと思われた分銅部分はロック=イートの左側のこめかみをかすめていったと思った瞬間に、右斜め下側へとよじれていき、ロック=イートの首に巻き付いてしまうのであった。
「ははっ! これほど、わいの思い通りに動いてくれる御人もなかなかにいないんやで? 半狼半人の一本釣りやー!!」
ヨン=ジューロはロック=イートの首に巻き付いた鎖をグイっと引っ張って見せる。それにより、ロック=イートの身体は大きく前へと倒れ込んでしまうことになる。そして、倒れ込んでいくロック=イートに対して、ヨン=ジューロは、あっはぁん! という掛け声と共に左手に持つ鎌部分を上から下へと振り回しながら、ロック=イートへ投げるのであった……。
「どういうことなのですわっ! タマモはロックのことを信じていないのです!?」
リリー=フルールが右隣りに立つヨーコ=タマモに喰いかかる。それもそうだろう。愛しのロック=イートが負けてしまうと言われて憤慨せずにおれるわけがない。しかしながら、ヨーコ=タマモは落ち着くのじゃとリリー=フルールを諫める。ヨーコ=タマモがロック=イートが負けるかもしれないと言ったのは、あくまでもこのままの流れでは、ロック=イートが追い込まれていくとの推測からである。
「わたくしは格闘に関しては素人なので、流れとかはよくわかりませんけど?」
リリー=フルールにはヨーコ=タマモの言うところの『流れ』というものがピンとこないのであった。こういう勝負において、実力が上である者が勝ちを掴むと思っているからだ。だが、ヨーコ=タマモはそうとは限らない場合もあると断言する。
「『流れ』というものは本当に厄介なしろものなのじゃ。リリー嬢にもわかりやすくいうと、勢いをくじかれて、その者が持っている実力を十分には発揮できなくなるという感じかのう?」
「ますますわかりませんわ。それを含めての実力と言うのではありませんこと? その『流れ』というモノを掴み取ることも」
リリー=フルールは自分で答えを言ってしまっていることに気づかずじまいであった。そのため、ヨーコ=タマモはククッとつい軽く笑ってしまうのであった。そして、左手でポンポンと軽く彼女の金色に染まる頭を叩き、ほれ、ロックの応援をしてやるのじゃと促すのであった。リリー=フルールはなんだかはぐらかせれた気分になってしまったが、彼女の言葉にいちいち反応するよりも、ロック=イートを注視することのほうが大切だとばかりに試合場の方へと視線を向け直す。
現在、ロック=イートは変幻自在と言ってもよい鎖鎌の軌道に難儀を強いられているようであった。ヨン=ジューロは右手で分銅付きの鎖を連続で飛ばしてきており、ロック=イートはそれを回避しつつ掴み取ろうとしている。だが、そのロック=イートの企みはまったくもって成功せず、何度も宙を虚しく左手で掻いてしまう。
そして、ヨン=ジューロは分銅攻撃に絡ませるように左手に持つ鎌の方も弧を描くようにぶん投げてくる。直線攻撃の分銅だけでなく、首を刈り取るかのように鎌を回してくるために、ロック=イートとしては防戦一方になってしまっていたのだ。ロック=イートは身体の右側から回り込むように向かってくる鎌を身を低くして避ける。そして、身を低くしたロック=イートに対して、すかさずヨン=ジューロは真っ直ぐに分銅部分を投げつけてくるのだ。
だが、そのコンビネーションを理解しているロック=イートであったが、ヨン=ジューロは嫌らしいことに必要以上に分銅を投げ込んでこない。ロック=イートの身を穿つかどうかのギリギリのところまで分銅を直線的に投げてくるのだが、ちょうどロック=イートの身に当たる距離のところで分銅を止める。そして、分銅部分に繋がる鎖から力を抜くことで、分銅はそこから下へと落ちてしまう。そのためにロック=イートの左手が宙を虚しく掻く結果を産み出すこととなっているのだ。
「へいへいへい。ロックくん、びびってるんやでー!」
なかなか距離を詰めれないロック=イートに対して、挑発を繰り返すヨン=ジューロである。彼の巧みな鎖鎌捌きがそうさせているからこそ、ロック=イートはヨン=ジューロに近づけていないのに、さも、ロック=イートが躊躇していると言いたげであった。ロック=イートはいちいち頭にくる言い方だと思わずにはいられなかった。
(あんたがそう言うのであれば、お望み通りやってやるぜっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に身体を動かす。まず、握り込んだ右の義手で身体の右側から回り込んでくるように飛んでくる鎌を打ち払う。そして、次に来るであろう分銅を身体が当たるかどうかのギリギリのところで回避しつつ距離を詰めようとした。
しかし、ロック=イートが鎌を右手で払ったは良いが、ヨン=ジューロは分銅を真っ直ぐには投げつけてこなかったのである。先ほどまではヨン=ジューロはロック=イートの腹めがけて分銅を真っ直ぐに投げてきていたというのに、左のスネ辺りを狙って分銅を投げてきたのだ。
ロック=イートは思わず、視線を下に向けるしかなかった。迫りくるスネ狙いの攻撃をそのまま受ける他無かったのだ。だが、そこからさらに分銅は軌道を変える。左スネまであと50センチメートルのところでいきなり分銅が斜め上へと跳ね上がっていく。ロック=イートは眼を白黒させてしまう。なんと、左のスネ狙いだとばかり思っていたソレはロック=イートの顎先をかち上げるようにヒットしてしまったのだ。
ロック=イートは眼から火花が飛び出しそうになってしまう。不意を突かれただけでなく、その分銅は十分な破壊力を持っており、ロック=イートを前後不覚にさせてしまう。ロック=イートは頭を揺らされたことで、視界がブラックアウトしてしまいそうになる。顎の骨は砕けなかったが、それでもダメージは相当に頭へと伝わっている。ロック=イートはブンブンと左右に頭を振り、頭からダメージを抜こうとする。
しかし、ヨン=ジューロはそこで追撃の手を止めるほど甘くはなかった。今度は分銅を真っ直ぐにロック=イートの額めがけて投げてきたのである。ロック=イートはやや暗くなった視界でヨン=ジューロが動きを見せたことを視認する。そして、分銅が自分の顔面に向かって投げられたことも察知する。
ロック=イートはクッ! と唸りながら、身体を右側に倒しこむ。だが、ヨン=ジューロはその動きすらも読んでおり、真っ直ぐ飛んでくるかと思われた分銅部分はロック=イートの左側のこめかみをかすめていったと思った瞬間に、右斜め下側へとよじれていき、ロック=イートの首に巻き付いてしまうのであった。
「ははっ! これほど、わいの思い通りに動いてくれる御人もなかなかにいないんやで? 半狼半人の一本釣りやー!!」
ヨン=ジューロはロック=イートの首に巻き付いた鎖をグイっと引っ張って見せる。それにより、ロック=イートの身体は大きく前へと倒れ込んでしまうことになる。そして、倒れ込んでいくロック=イートに対して、ヨン=ジューロは、あっはぁん! という掛け声と共に左手に持つ鎌部分を上から下へと振り回しながら、ロック=イートへ投げるのであった……。
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
和風ファンタジー世界にて、最強の武士団の一員になる!
烏丸英
ファンタジー
高校2年生の不良男子、虎藤燈。
彼はある日、クラスメイトや教師たちと共に、通っている学校ごと異世界に呼び寄せられてしまう。
召喚先である『大和国』にて、仲間たちが妖と呼ばれる化物たちと戦う英雄として期待を寄せられる中、クラスでたった1人だけその素質が認められなかった燈は、他の落伍者たちと共に下働き組として劣悪な環境下で働き続ける日々を送ることになる。
だが、彼の悲劇はそこで終わらない。
悪意あるクラスメイトが燈を疎み、その命を奪う計画を実行したのだ。
仲間たちに裏切られ、暗い奈落の底に落ちた燈は、自分を陥れた奴らへの復讐を誓う。
そんな燈を救った刀匠『宗正』は、燈自身も気が付いていなかった彼の並外れた才能を指摘すると共に、こう告げるのであった。
「その力を使い、妖の被害に苦しむ人々を救え。それがお前の復讐だ」
※タイトル、タグ、文章や校正力、その他諸々の点に関して、もっとこうしたらいいのではないか? というご意見がありましたら遠慮なくご教授ください。
より良い作品を作るため、皆さんのご意見を頂いて成長していきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
※カクヨムさんの方でも投稿しています。
そちらの方は5章まで進んでおりますので、興味を持った方は読んでいただけると嬉しいです。
私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。
アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。
【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】
地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。
同じ状況の少女と共に。
そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!?
怯える少女と睨みつける私。
オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。
だったら『勝手にする』から放っておいて!
同時公開
☆カクヨム さん
✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉
タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。
そして番外編もはじめました。
相変わらず不定期です。
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます🙇💕
これからもよろしくお願いします。
気づいたら異世界ライフ、始まっちゃってました!?
飛鳥井 真理
ファンタジー
何だか知らない間に異世界、来ちゃってました…。 どうするのこれ? 武器なしカネなし地図なし、おまけに記憶もなんですけど? 白い部屋にいた貴方っ、神だか邪神だか何だか知りませんけどクーリングオフを要求します!……ダメですかそうですか。
気づいたらエルフとなって異世界にいた女の子が、お金がないお金がないと言いながらも仲間と共に冒険者として生きていきます。
努力すれば必ず報われる優しい世界を、ほんのりコメディ風味も加えて進めていく予定です。
※一応、R15有りとしていますが、軽度の予定です。
※ 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
※連載中も随時、加筆・修正をしていきます。(第1話~第161話まで修正済)
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
異世界転移しても所詮引きこもりじゃ無双なんて無理!しょうがないので幼馴染にパワーレベリングして貰います
榊与一
ファンタジー
異世界で召喚士!
召喚したゴブリン3匹に魔物を押さえつけさせ、包丁片手にザク・ザク・ザク。
あれ?召喚士ってこんな感じだったっけ?なんか思ってったのと違うんだが?
っていうか召喚士弱すぎねぇか?ひょっとしてはずれ引いちゃった?
異世界生活早々壁にぶつかり困っていたところに、同じく異世界転移していた幼馴染の彩音と出会う。
彩音、お前もこっち来てたのか?
って敵全部ワンパンかよ!
真面目にコツコツとなんかやってらんねぇ!頼む!寄生させてくれ!!
果たして彩音は俺の救いの女神になってくれるのか?
理想と現実の違いを痛感し、余りにも弱すぎる現状を打破すべく、俺は強すぎる幼馴染に寄生する。
これは何事にも無気力だった引き篭もりの青年が、異世界で力を手に入れ、やがて世界を救う物語。
幼馴染に折檻されたり、美少女エルフやウェディングドレス姿の頭のおかしいエルフといちゃついたりいちゃつかなかったりするお話です。主人公は強い幼馴染にガンガン寄生してバンバン強くなっていき、最終的には幼馴染すらも……。
たかしの成長(寄生)、からの幼馴染への下克上を楽しんで頂けたら幸いです。
デブだからといって婚約破棄された伯爵令嬢、前世の記憶を駆使してダイエットする~自立しようと思っているのに気がついたら溺愛されてました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
デブだからといって婚約破棄された伯爵令嬢エヴァンジェリンは、その直後に前世の記憶を思い出す。
かつてダイエットオタクだった記憶を頼りに伯爵領でダイエット。
ついでに魔法を極めて自立しちゃいます!
師匠の変人魔導師とケンカしたりイチャイチャしたりしながらのスローライフの筈がいろんなゴタゴタに巻き込まれたり。
痩せたからってよりを戻そうとする元婚約者から逃げるために偽装婚約してみたり。
波乱万丈な転生ライフです。
エブリスタにも掲載しています。
異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜
カイ
ファンタジー
主人公の沖 紫惠琉(おき しえる)は会社からの帰り道、不思議な店を訪れる。
その店でいくつかの品を持たされ、自宅への帰り道、異世界への穴に落ちる。
落ちた先で紫惠琉はいろいろな仲間と穏やかながらも時々刺激的な旅へと旅立つのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる