奴隷少年♡助左衛門

鼻血の親分

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助左よ、首に縄くくられとるやんけ⁈

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 時は戦国時代。

 戦場となった村で粗末な武具を着た雑兵(百姓)たちが、逃げ惑う女、子供を捕らえようとする。飢餓のせいか雑兵の顔が狂気じみている。

 奴隷狩り──。
 飢饉と凶作の戦国時代。
 英雄たちによる領土拡張戦争の影で
 雑兵は人や物を掠奪することで
 生き延びていった……。

 雑兵に囲まれた村人たち。なす術もなく、ただ座り込む。脅えている。そして捕られる。
 捕虜となった者は、そのほとんどが得体の知れない商人へ売り飛ばされ、その後の消息は定かでない。

 やがて戦が終了した。田畑が荒らされ、民家が焼き尽くされている。そして捕虜が15人ほど一列に並び、首に縄をくくられ繋がって歩いている。後ろの者は荷や牛馬を引かされながら……。その表情は誰もが無気力だった。
 勝ち誇ったように、彼らを監視する雑兵たち。同じ百姓でも対象的である。
 
 おそらく、彼らは一生奴隷であろう。

 捕虜の中に4人、商人の奉公人がいる。その1人にひときわチビで貧しそうな少年、助左衛門がいた。歳は12歳。ムシロをまとい縄でくくっただけの粗末な格好で、暗くうつむき加減で歩いている。

 この男をのぞいては──。

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