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番外編
【ウィッチの練成技術】
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異種族ちゃんねる 番外編
【ウィッチの練成技術】
<………あらあら、こんな森の深くまでご苦労様ね>
「魔術を極め人から転化せし者[ウィッチ]。貴方に尋ねたい事があってここまで来た。土産もある」
<あら、シコンとそれに………ん、薬草の詰め合わせね。うん、質は良さそう>
<いいわ。ここまで来たご褒美に何でも答えてあげましょう>
「ああ………我が心に秘めし生涯の謎。それが解ける日が遂に………」
<ふふ、感無量ね>
「では……」
「何でウィッチさんって皆おっぱい大きいんですか?」
<何でも答えるとは言ったけども>
<それ?生涯の謎ってそれなの?>
「はい。幼い頃から抱き続けた疑問です。3歳位からかな」
<あまりにもマセすぎているわ>
「故郷に店を構えてた薬売りのウィッチさん。学校で臨時の薬学教師してくれてたウィッチさん。物語の中の挿絵に書かれてたウィッチさん。皆デカかったんですよ」
「元は人間だったはずなのに何でそこだけ共通してデカいのかなってずっと気になってたんです」
<着眼点だけなら学術的と言えなくもないけど、見てるものがおっぱいなのよねぇ>
「子供の頃、初恋だった薬売りのウィッチさんに聞いてもはぐらかされるばかりでした」
<初恋の人に何尋ねてるのよ>
「こんな事小っちゃい子供の時にしか聞けないと思って」
<子供の思考じゃないでしょ魂におっさん宿してた?>
「大人になってからはもう聞くに聞けなくなりました」
「けど、もうこの疑問が解ける機会が無いのかと思うと………やり切れない思いが自分の中に膨らんでいって」
<まぁ、同情?はするけどさ……>
<尋ねるなら尋ねるでもう少しぼかすというか、「何でウィッチはみんな肉付きがいいんですか?」みたいにするとか>
「遠回しに言うと伝わらないかもなので」
「わざわざ言い直さないといけない位なら最初から最後までおっぱいを貫き通します」
「婉曲的ないやらしさより堂々としたいやらしさを選びたいのです」
<聞かれてる私に選ばせて欲しいんだけど>
<………まぁいいわ。ウィッチはね。魔術により種族を転化する時自分で自分の身体を作り変えるのよ>
「作り変える?」
<身体の組成を色々ね。いじるの。凄い年齢のウィッチが若々しくいられるのはこのおかげ>
<それでね、その時に身長だの身体つきなんかもいじれるのよ>
「………もしや」
<うん。その時に大きくする人結構な数いるわ>
<元が小さかった人は基準を超えて大きくする傾向にあるわ。私調べ。引け目があったのかしらね>
<そういうのに興味ない人もいるけどね。普通に>
「………少し悲しい現実ですね」
<あら、作り物でがっかりした?>
「それはウィッチさん達の自由です」
「しかし、おっぱいに大小はあっても貴賤無し。自分の胸に誇りを抱ける世の中であって欲しかった」
<紳士なのかなんなのかよく分からない意見>
<けどその位普通よ?なんだったら性別作り変える人いるからね>
「えっ」
<[ウォーロック]じゃなくてあの日見た[ウィッチ]のお姉さんがいいって人が偶にね>
<ほら、この写真の人とかそうよ。凄いのよ?性転化の術式を確立させたんだから>
「へぇー………どれ…………………」
「………………………………………………………」
<えっ?どうしたの?>
「…………故郷の、薬売りのウィッチさんだ………」
<………>
<……………世の中って狭いのね>
【ウィッチの練成技術】
<………あらあら、こんな森の深くまでご苦労様ね>
「魔術を極め人から転化せし者[ウィッチ]。貴方に尋ねたい事があってここまで来た。土産もある」
<あら、シコンとそれに………ん、薬草の詰め合わせね。うん、質は良さそう>
<いいわ。ここまで来たご褒美に何でも答えてあげましょう>
「ああ………我が心に秘めし生涯の謎。それが解ける日が遂に………」
<ふふ、感無量ね>
「では……」
「何でウィッチさんって皆おっぱい大きいんですか?」
<何でも答えるとは言ったけども>
<それ?生涯の謎ってそれなの?>
「はい。幼い頃から抱き続けた疑問です。3歳位からかな」
<あまりにもマセすぎているわ>
「故郷に店を構えてた薬売りのウィッチさん。学校で臨時の薬学教師してくれてたウィッチさん。物語の中の挿絵に書かれてたウィッチさん。皆デカかったんですよ」
「元は人間だったはずなのに何でそこだけ共通してデカいのかなってずっと気になってたんです」
<着眼点だけなら学術的と言えなくもないけど、見てるものがおっぱいなのよねぇ>
「子供の頃、初恋だった薬売りのウィッチさんに聞いてもはぐらかされるばかりでした」
<初恋の人に何尋ねてるのよ>
「こんな事小っちゃい子供の時にしか聞けないと思って」
<子供の思考じゃないでしょ魂におっさん宿してた?>
「大人になってからはもう聞くに聞けなくなりました」
「けど、もうこの疑問が解ける機会が無いのかと思うと………やり切れない思いが自分の中に膨らんでいって」
<まぁ、同情?はするけどさ……>
<尋ねるなら尋ねるでもう少しぼかすというか、「何でウィッチはみんな肉付きがいいんですか?」みたいにするとか>
「遠回しに言うと伝わらないかもなので」
「わざわざ言い直さないといけない位なら最初から最後までおっぱいを貫き通します」
「婉曲的ないやらしさより堂々としたいやらしさを選びたいのです」
<聞かれてる私に選ばせて欲しいんだけど>
<………まぁいいわ。ウィッチはね。魔術により種族を転化する時自分で自分の身体を作り変えるのよ>
「作り変える?」
<身体の組成を色々ね。いじるの。凄い年齢のウィッチが若々しくいられるのはこのおかげ>
<それでね、その時に身長だの身体つきなんかもいじれるのよ>
「………もしや」
<うん。その時に大きくする人結構な数いるわ>
<元が小さかった人は基準を超えて大きくする傾向にあるわ。私調べ。引け目があったのかしらね>
<そういうのに興味ない人もいるけどね。普通に>
「………少し悲しい現実ですね」
<あら、作り物でがっかりした?>
「それはウィッチさん達の自由です」
「しかし、おっぱいに大小はあっても貴賤無し。自分の胸に誇りを抱ける世の中であって欲しかった」
<紳士なのかなんなのかよく分からない意見>
<けどその位普通よ?なんだったら性別作り変える人いるからね>
「えっ」
<[ウォーロック]じゃなくてあの日見た[ウィッチ]のお姉さんがいいって人が偶にね>
<ほら、この写真の人とかそうよ。凄いのよ?性転化の術式を確立させたんだから>
「へぇー………どれ…………………」
「………………………………………………………」
<えっ?どうしたの?>
「…………故郷の、薬売りのウィッチさんだ………」
<………>
<……………世の中って狭いのね>
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