山賊王女と楽園の涯(はて)

紺乃 安

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転生と記憶

2 繋がらない記憶

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 一年ほど前、ラルフ・フェルディンはカッセル王国の山中で、記憶を失った状態で目覚めた。なぜそんな場所で眠っていたのかも、自分の名前さえも彼は覚えていなかった。後頭部をはじめとして体の諸所しょしょが痛み、口の端には乾いた血が付着しているが、もちろんその原因も分からない。
 そんな失見当識しつけんとうしき状態にあったフェルディンには、今の自分との連続性を感じられない全く異質な記憶だけが、鮮明に残っていた。
 その中では自分――鏡に写った自分とは姿が全く異なるが、なぜか自分であると認識される人物――が、同年輩の女とともに、寝台で眠る赤んぼうをいとおしげに見つめていた。強く確かに覚えているのは、子供がさして好きではなかった筈の自分の奥底から湧き上がる、その子供に対する強い親愛の情だった。
「僕はあの場所へ、帰らなければいけない……」
 その想いだけに身体を支えられながら、フェルディンは蹌踉そうろうとした足取りで山道を歩き続けた。
 だが辿り着いた都市の町並みを見て、「あの場所」がこの世のどこにもない場所であることを知る。記憶の中にあった白く明るい家も、女が着ていた薄青色の柔らかな服も、カッセル王国の首都パルムグレンには存在しなかったのだ。
 目抜き通りの路傍ろぼうで途方に暮れ、雑踏をゆく人々を呆然と眺めていたフェルディンの目に、奇妙な感覚が宿った。
 雑踏の中、白樺しらかばの編みかごを手に持った上品な老婦人のポシェットから、みすぼらしい身なりの背の低い中年男が熟練の手付きで、装飾された小物入れらしきものを抜き取った。その様子がフェルディンには、まるで手本でも示しているかのように、ひどくゆっくりと見えたのだ。何食わぬ顔で歩き去ろうとするスリの中年男を追い、その腕を掴んで引き止める。
「……返してやれ」
「見られてたか!」
 スリの男はフェルディンの短い台詞だけで状況を察し、言葉ではなく顔面めがけて拳を返してきた。男は拳闘の心得でもあるのか、そのパンチはかすめただけで肌の切れそうな鋭さだ。だがそれさえフェルディンには、止まったトンボを捕らえるため恐る恐る腕を伸ばしてでもいるように感じられた。
 人混みがざわめいて悲鳴が上がり、暴力の当事者ふたりを囲むように人垣がつくられる。フェルディンは次々に繰り出される生身の凶器を難なく避けつつ、奇妙な冷静さを保っていた。
「なんだ兄ちゃん、避けてるだけかよ」
「男二人で踊ってんじゃねえんだろう? 一発やり返せ!」
 野次馬たちが無責任に焚き付けるが、フェルディンは自分がなぜこんなことができるのか、と戸惑っていた。
 男の身のこなしは明らかに素人のものではなく、だからこそ逃げずに殴りかかってきたのだ、ということは理解できている。では生まれてから殴り合いなどしたこともない筈の自分が、こうして易々と暴力をなせているのは何故か――場違いな心持ちで狐疑逡巡こぎしゅんじゅんしていると、人垣をかき分けて争いを止めに入ってくる者たちがあった。
「静まれ! 何ごとであるか!」
「クソッ、衛兵か」
 鎖帷子かたびらを身にまとい剣を携えたカッセル王国の治安維持兵が三名、騒ぎを聞いて仲裁に駆けつけたのだ。状況を不利と見て逃げようとする男の足をフェルディンが素早く払い、男は石畳に右肩から倒れた。
「静まれと言っている!」
「この男が逃げようと……老人から何かを盗んで逃げようとしたので、持ち主に返すよう注意したんです」
「ほう、物取りか……本当だろうな?」
 フェルディンが両手を上げて説明する。二人の衛兵がスリの男を取り押さえ、所持品をあらため始めた。
「かごを持った老婦人が近くにいるはずです。この男が金を盗んだのなら、いまごろ買い物の代金を払えずに困っているのでは」
「主任、こいつ、こんなものを持ってました」
「離せよ、そいつは俺のもんだ」
 衛兵の一人がそう言って差し出したのは、革袋に紐止め用の装飾ボタンと家紋らしき革製の紋章タグが縫い付けられた、立派な硬貨入れだった。
「ああ、僕が見たのは確かにそれだ」
「これは……エルフフォーシュ伯爵家の紋章ではないか! 貴様、こんなものをどこで手に入れた?」
「お、俺はそこの下働きで……」
「黙れ。伯爵は慈悲深いお方として名を知られるが、一介の下男にまで家紋入りの財布を与えるなどとは聞いたこともないわ。もっと信任の厚い者ならばともかくな」
 衛兵の登場によって喧嘩騒ぎが終息したため、興味を失った野次馬たちは次々と立ち去り、人垣はまばらになりつつあった。その間を縫うように、一人の老婦人が息せき切って駆け寄ってくる。フェルディンが先ほど見かけた、白樺のかごを下げた老婦人だ。
「すみませぬ。もしや……」
「ああ、この人です。このご婦人のバッグから、この男が財布を抜き取ったのです」
「おお、もしや、わたくしの失せ物がこちらに」
 衛兵が老婦人を一瞥いちべつした。被った白いスカーフや色柄は地味だが清潔なドレスなど、身なりからもそれなりの地位は類推できる。年老いたとはいえ立ち姿は屹然きつぜんとして、品性の良さがふるまいからにじみ出ている老婦人だった。
「……ご老人、では取り決めに従い、あなたの名と、失せ物の特徴をお教えいただきたい」
「わたくしはエルフフォーシュ伯爵家で侍従長を務めておる、イェルダ・ヤコブソンといいます。失せ物というのは伯爵様から頂いた鹿革のポーチで、ツマトリソウの形をしたボタンと、エルフフォーシュ家の紋章を描いた革のタグが縫い付けてあるのですが……」
「……なるほど、どうやら間違いないようです。あなたは幸運だ。盗人をこの男が足止めしてくれなければ、我々も捕り逃していたでしょう」
 衛兵たちは顔を合わせて頷き、老婦人イェルダに硬貨入れを返却する。拳闘士崩れのスリは、二人の衛兵に両腕を抱えられたまま人垣の外へ連行されていった。
「なんと、この若者が……ずいぶん奮闘してくれたのですね」
 フェルディンの様子を見て、イェルダが労をねぎらいつつため息を漏らす。彼は仕立ての悪くなさそうなチュニックを着ていたが、あちこちに土汚れや破れ目があり、肌の露出した箇所には擦り傷や青あざ、髪も砂埃で汚れ、ため息をつかれるのも無理ないありさまだった。
 森の中で目覚めて以来、茫然ぼうぜん自失じしつで歩き続けたフェルディンだったが、ここに来てようやく我が身を省みる機会に恵まれた。
「あの盗人にずいぶんひどくやられたようだが……いや、それはもっと前の傷か?」
 主任と呼ばれていた衛兵が、フェルディンの擦り傷が既にかさぶたになっている事に気づいた。
「お若い方、なんとお礼を申してよいか……お名前は?」
「僕は……僕の名前は……」
「なんだ? 殴られすぎて健忘にでもなったか?」
 衛兵は冗談めかして言ったのだが、フェルディンは素直に真実を話すことにした。名乗るほどの者ではありません――などと言って立ち去ろうかとも考えたが、それで得るものはなにもない。
「殴られて、ではないんだが、一昨日より前の記憶がないんだ」
「なんと」
「本当に健忘とは……聞いたこともないではないが、自分の名前も分からんのか?」
「はい。この街の近くの森の中で目覚めたのですが、名前はおろか、なぜそこにいたのかさえ……」
「なんとまあ。それでは帰る家や……そもそもカッセルに住んでいるかどうかも……?」
「少なくとも……僕の住んでいた世界ではないようです」
「やれやれ困ったな、調書になんと書けばよいやら」
 イェルダはすぼめた指先を口に当て、なにか考えているようだ。
「……わかりました。彼の身は一時、こちらで預かりましょう。恩ある若者をただ帰したとあっては、エルフフォーシュ伯爵家の名折れ。伯爵様も冷遇はしますまい」
「よろしいのですか? 侍従長どのと伺いましたが、独断で決められては」
「わたくしから事の次第を話します。伯爵様は無碍むげに断るようなお方ではありません。記憶もないのに不正を許さぬ心根を持った若者です、必ずや恩に報いることでしょう」
「……今の僕は、何のよすがもない身の上。そのお言葉に甘えたく存じます」
 イェルダはフェルディンを気に入ったらしく、その言葉は確信に満ちた力強いものだった。エルフフォーシュ伯爵個人の人格に対する信頼あってこその断言なのだろう。
「よかったな若いの。エルフフォーシュ伯爵に医者でも見つけてもらえれば、記憶も戻るかも知れんぞ」
「今日は伯爵様が大事なお客様を迎えられるに当たり、わたくしが食材を買い付けにまいったのです。市場の入り口には馬車を待たせてありますゆえ、用が済んだらそれで館まで送りましょう」
「見ず知らずの僕に、そこまでしていただけるとは……感謝の言葉もありません」
「かしこまる必要はないのですよ。恩があるのはこちらなのですから」
 イェルダはやわらかな笑みをフェルディンに向けた。その柔和にゅうわろうたけた表情は、年相応に魅力的と言ってよいものだった。
「あなた……いえ、一時のこととは言え、名前が呼べないというのも不便ですね」
「申し訳ない。本当に思い出せないのです」
「では、そうですね……あくまで仮にですけど、ラルフ・フェルディンとでも名乗ってはどうかしら? 本当の名を思い出すまでの、仮の名として」
「ラルフ・フェルディン……良い名です。なにか所以ゆえんでも?」
「ええ……いいえ、ただ何となく、よ」

 こうして名を与えられたフェルディンは、エルフフォーシュ家に食客しょっかくとして滞在することになる。だがそれもわずか数日で、彼は耐え難い焦燥しょうそう感に苛まれるようになった。
 衣食足りて生活が落ち着くと、毎夜のように、寝台で眠る赤んぼうとそれを見守る女の夢を見るようになったのだ。あの女性は確かに僕の妻で、赤んぼうは僕の息子だ――幾度も思い起こして記憶が明瞭になってきたのか、それとも思い込みが強まったのかは分からない。
「僕はあの場所へ、帰らなければいけない……」
 その望郷ぼうきょうの念と喪失感に駆られるように、フェルディンは自分の記憶を探すための旅に出ることを決意した。
 白い花弁の端が薄桃色に染まったツマトリソウの花やハアザミの紫の葉と白い花弁が咲き乱れる庭園で、イェルダに旅立ちの意志を打ち明けた。
「残念です、ラルフ……あなたは道理をわきまえていて手先も器用。伯爵様もなにか仕事を与えて、正式に迎え入れてもよいと仰っているのに……」
「これ以上ないほど、ありがたいお言葉ですが……今の僕は、どうやら帰らなければいけない場所があるのです」
「おお、それでは、記憶が戻ったのですか」
「それが、あまりに断片的で、具体的にどんな場所、どの街とは言えないのですが……」
「……それを探したいと?」
「ご明察めいさつ、痛み入ります」
「そうですか……仕方ありませんね。あなたの人生なのですから」
「いつか必ず、このご恩には報いると、ここで誓いましょう。それまで、このラルフ・フェルディンという名前をお借りします」
 フェルディンは木陰のベンチに座るイェルダに深く頭を下げ、顔を上げても目を合わせずに立ち去った。いま彼女の顔を見れば、いっそう里心がついてしまう。

 その翌日、エルフフォーシュ邸の裏門から退出するフェルディンを、イェルダと数名の侍従が見送った。わずかな時間ではあったが、仕事を手伝い親交のあった者たちだ。
「戦争は二十年前のこととは言え、まだまだカッセルには野盗や詐欺師は絶えません。くれぐれも気をつけるのですよ」
「はい。……そうした見聞も広めねばなりませんね」
「婦長さま、演奏会に出すワインの数が足らぬとかしき屋から……」
 些細なトラブルがあったらしく、侍従たちの背後から下男が割って入った。
「ああもう、こんな時に! ……いいですか、何かあったら、いつでも戻ってくるのですよ。わたくしの名を出せば、誰かが取り次いでくれるでしょう」
「どうかイェルダ様も、体にはお気をつけて」
「息災でね……ラルフ」
 イェルダはフェルディンの手を固く握り、僅かな間だけ名残を惜しむと、侍従たちとともに早足で邸内に戻った。だが一人の給仕の女が足を止める。静かに振り返ると、ためらいがちにフェルディンに声をかけた。
「……やっぱり言っとくべきかな」
「どうしたんだ?」
「なああんた、知ってる? なんで婦長さまがその名前をあんたにつけたか」
「僕にくれた、ラルフという名が?」
「ええ。婦長さまには、三人の息子がいたのよ。二人は成人して巣立ったけど、三男は幼い頃に世を去ったんだ」
「まさか……」
「そう、その子の名前がラルフだった。元気に育ってれば、ちょうどあんたぐらいの年ごろだったろうね。それから、婦長さまの旧姓がフェルディンよ」
「それほどの想いを込められた名だとは……」
「まあ、そこまで重く考えなくてもいいと思うわ。歳とか、ひょっとしたら髪の色とか、なにか感じるところがあったんでしょうね」
 もう見えなくなったイェルダのまっすぐな背中に、すこしだけ憂いが見えたような気がした。
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