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第7話
「私の憧れですから!」
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1年は女子と男子で丁度5人ずつで半々に分かられるので女子は女子、男子は男子の組を作って聞き込みをすることに。
リチア「す、すみませーん!」
リチアは馬車を見つけると引き止める。
「どうしたんだいキミたち...は、騎士学校の制服・・・?」
リチア「あ、はい。騎士学校の1年です。入学したてで初の任務に来てまして。それで聞きたいのですが・・・」
そのリチアの会話の様子を見ている人物がいた事を、この時のリチアらは知らない。
「おお、話でも聞くわ。子供が行方不明になっていて誰も犯人の顔は知られてないらしい。だからこんな人混みのなかには姿を現さないだろう。夕方か夜に動くはず・・・」
リチア「その人身売買してる人たちも馬車を利用してるって聞いたので、こうやって聞き込みをしているんです。
根城がどこにあるかは・・・?」
「いや、知らないな」
リチア「そう、ですか。ご協力感謝しました。」
そして馬車は走っていく。
ケイリィ「リチア!」
男子たちはリチアたちを見かけると駆け寄ってくる。
リチア「ケイ。そちらはどうですか?」
ケイリィ「馬車を捕まえたけど根城なんて知らないって」
リチア「こっちも同じでした。でも、諦めません。たとえ一人になってでも根城を突き止めてラン先輩に褒めて貰うんですっ」
「リチアちゃんあの先輩のこと好きだったの??」
リチア「はい!私の憧れですから!ラン先輩は」
そう、あの出会いから・・・。
そしてリチアは脇道から出てきた一台の馬車を見つけ、その馬車へ駆け出す。それを見守るケイたち。
リチア・・・。
誰が信じるだろうか。本来死んだはずのリチアが、実際にこうして今ここに立って居るだなんて・・・。
リチア「すみません!少しお聞きしたいのですが」
?「はい」
リチア「最近子供が人身売買されてるっていう事件がありまして、ご存知ですか?」
?「えぇ。アジトがどこにあるかを探ってるんですよね?」
リチア「え、そう、ですけど。どうしてそれを・・?」
?「ずっと見てましたから。アジトお教えしましょうか?」
リチア「知ってるんですか!?」
?「ええ。案内しますのでどうぞ後ろに乗ってください」
リチア「はい!」
あ、そうだ。ラン先輩たちに報告を・・・
そのときだった。
馬車の二台のところからぬるっとリチアに手が伸びてきて、リチアがえ、と思ってそちらに顔を向けた瞬間顔面にスプレーをかけられたことにより
リチアはすぐに意識を手放した。それを支える謎の男。
男は口角を上げる。
ケイリィ「そう、ですか。ありがとうございました」
ケイリィは馬車の人から話を聞くもなにも得られず、馬車は走っていく。
そこでケイリィは気づく。
あれ??
リチア・・・?
リチアの姿だけが、いつの間にか居なくなっていた・・・。
リチア「す、すみませーん!」
リチアは馬車を見つけると引き止める。
「どうしたんだいキミたち...は、騎士学校の制服・・・?」
リチア「あ、はい。騎士学校の1年です。入学したてで初の任務に来てまして。それで聞きたいのですが・・・」
そのリチアの会話の様子を見ている人物がいた事を、この時のリチアらは知らない。
「おお、話でも聞くわ。子供が行方不明になっていて誰も犯人の顔は知られてないらしい。だからこんな人混みのなかには姿を現さないだろう。夕方か夜に動くはず・・・」
リチア「その人身売買してる人たちも馬車を利用してるって聞いたので、こうやって聞き込みをしているんです。
根城がどこにあるかは・・・?」
「いや、知らないな」
リチア「そう、ですか。ご協力感謝しました。」
そして馬車は走っていく。
ケイリィ「リチア!」
男子たちはリチアたちを見かけると駆け寄ってくる。
リチア「ケイ。そちらはどうですか?」
ケイリィ「馬車を捕まえたけど根城なんて知らないって」
リチア「こっちも同じでした。でも、諦めません。たとえ一人になってでも根城を突き止めてラン先輩に褒めて貰うんですっ」
「リチアちゃんあの先輩のこと好きだったの??」
リチア「はい!私の憧れですから!ラン先輩は」
そう、あの出会いから・・・。
そしてリチアは脇道から出てきた一台の馬車を見つけ、その馬車へ駆け出す。それを見守るケイたち。
リチア・・・。
誰が信じるだろうか。本来死んだはずのリチアが、実際にこうして今ここに立って居るだなんて・・・。
リチア「すみません!少しお聞きしたいのですが」
?「はい」
リチア「最近子供が人身売買されてるっていう事件がありまして、ご存知ですか?」
?「えぇ。アジトがどこにあるかを探ってるんですよね?」
リチア「え、そう、ですけど。どうしてそれを・・?」
?「ずっと見てましたから。アジトお教えしましょうか?」
リチア「知ってるんですか!?」
?「ええ。案内しますのでどうぞ後ろに乗ってください」
リチア「はい!」
あ、そうだ。ラン先輩たちに報告を・・・
そのときだった。
馬車の二台のところからぬるっとリチアに手が伸びてきて、リチアがえ、と思ってそちらに顔を向けた瞬間顔面にスプレーをかけられたことにより
リチアはすぐに意識を手放した。それを支える謎の男。
男は口角を上げる。
ケイリィ「そう、ですか。ありがとうございました」
ケイリィは馬車の人から話を聞くもなにも得られず、馬車は走っていく。
そこでケイリィは気づく。
あれ??
リチア・・・?
リチアの姿だけが、いつの間にか居なくなっていた・・・。
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