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一緒に……
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半年後ーー
気がつけば、彼との同居生活は半年を過ぎていた。もう、季節も夏を過ぎて木々の緑は少しずつ黄色や紅へと色づき始めている。風も冷たく感じることが増えてきた。
【一緒にご飯】シリーズの販売も順調にいっており、新しい商品も加わった。
商品開発部も忙しくなってきており、絵里自身も仕事も順調で雅和との関係も良好だったが……疑問がひとつあった。彼女は彼を男性として意識し、『好き』という気持ちに気づいているが彼の気持ちがわからない。
自分からまだ「好き」と伝えていないのもあるが、どう伝えたら良いかもわからない。それもそのはず、雅和が初恋になり、初めての男なので……彼からは「一緒に居たい」という言葉が、彼女を支えてきていた。
当の彼自身というと……仕事が忙しく、彼女との食事に満足感を得てしまっており。彼女と身体を重ねる、という事をしばらくしていなかったが。半月を過ぎると、やはり男の性というよりも、彼自身の雄の本能が強すぎるというのもあり絵里に対しての欲が日に日に増すばかりだった。と、いうよりも良く半月も持っていると言える。
「えぇっと。雅和?」
「んっ?!」
「シタ? 最近?」
「……んぅ……」
「あぁ、やっぱり? 俺もさぁ、楓ちゃんとそういう時の後。すんごい事になっちゃってさぁ……」
久し振りに理人達と昔なじみの集まりでの会話。の、一部。朝は、仕事の都合で遅れてやってくると連絡があった。
先に落ち合っていた理人との会話の中で、最近シテいない事がバレたのだ。なにせ、坂口家の大神の血を色濃く出ている雄に関する反応というのはとても。抗えない反応が出てしまう。
下腹部の昂ぶりの反応が、僅かばかりだが雅和にでている。つまり、勃っているのだ。普通の男性の勃っているが、僅かの反応の坂口の雄の反応。どんなだ?! この雄の反応って……今までの絵里や楓たちの……今はよそう。
「遅くなった!! ごめんごめん。って、雅兄ぃ……ヤバくない? ソレ? マズいっしょ、公序良俗? 公然猥褻?」
「朝、デリカシーないよね?」
「んっ、んんぅーーーー!!」
「いや、悪気はないよ? 俺も。俺だって、この間までソレだったからさ」
「お前、彼女いたんだよね? 俺はお前みたいなのに彼女がいるのが不思議だけどさ。超絶な味音痴で……」
「それ、言わないでよ。坂口の“墜落者”なんて遠回しに言ってるでしょ? 理人兄さん」
「んっ? んんっ?」
「そうそう、あの子。雅兄も知ってるでしょ?」
「ん」
それからというもの、互いの三者三様の女性自慢。というより、雅和は絵里を彼女と思っているが……当の絵里は、分かっていない事実を雅和は知らない。
話も尽きないが、互いに早く自分の好きな人のところに帰りたいのが勝ち。食事は軽めにして解散した。
雅和は、絵里の好きなデザートの窯蒸しプリンを手土産にしてマンションに帰った。
「おかえりなさい、雅和さん」
「ただいま、絵里」
「お土産ですか? あっ、このプリン!! 嬉しいです!!」
「……お帰りの時は? ハグとキスしないと、ダメ……」
「っ、ず、ずるいですよ……じゃぁ」
頬を少し赤らめて、雅和にせがまれお帰りのキスをする。最近は、スキンシップも高度化しはじめて。いってらっしゃいとおかえりなさいのハグとキスをするようになった。
風呂も一緒に、をせがまれて。彼に身体をくまなく愛撫されながら入る。その後、じっくり彼に風呂から気絶するように寝るに至るまで喰い尽くされていた。そう、半月程前までは……。
仕事の忙しい時期が、やっと一段落したのが一昨日。今日は、雅和が従兄弟たちと会うことになっていたが夕食は絵里といつも通り一緒にするという事だった。
「お夕飯出来てますから、温めますね。雅和さんは、着替えてきていいですよ」
「わかった」
スーツを脱いで、部屋着に着替えた雅和が戻ってくる時には温かい食事が用意されていた。
帰ると一緒にご飯を食べる人が居てくれる。それも、自分が心から一緒に居たいと想ってやまない大切な人。
ふと、雅和の中で……「大切な人」というのが浮かんだ自分に驚いた。絵里が、彼女の存在がそこまで大きくなっていることに。そう、想い始めると半月程、身体を重ねて彼女を喰い尽くすように愛し尽くしていないことがとても大きなモノへと変わる。
食事をしながら、彼女の作った玉子焼きを食べながら。口に運んで嬉しそうな笑顔を浮かべる彼女の表情を、自分に喰らい尽くされ咽び啼く甘い喘ぎ声を思い出し始める。
ズキズキと勃っている雄の昂ぶりは、本格的に勃っている。もう、ルームウェアのズボンからいつも以上に張り詰めて勃起している状態。彼女の小さな口が食べ物を咀嚼する度に、雄は元気よくなる。
「……んぅ……っ!!」
「雅和さん? あの、苦手な味付けでした?」
「っ、んぅーーーー!!」
「あ、あの……すごく息が上がっているみたいですけど。大丈夫ですか?!」
様子がおかしいと思い彼の傍に駆け寄り、額に手をやると。ガシッっと手を掴まれ、勢い良くキスをされる。スキンシップのキスとは違い、貪り尽くす時の激しく甘い痺れるキス。
一気に絵里は彼のキスに翻弄され、半月ぶりに求められ始めたソレにズクズクと身体の芯が疼く。
「ぅん、はぁ……まさ、かず、さぁん」
「っふ、はぁ、んんぅ。もっと舌……んぅ」
「ぁっ、んぅぁ……んぅ……ぁん……」
彼女の舌に吸い付いて、堪能し初めるとその動きに呼応し初める。軽く抱き締めていた状態から身体を自分の膝の上に乗せて、激しく昂ぶる雄の上に彼女の芯に感じさせる。
ビクリと反応する彼女の身体に合わせ、腰を掴んで自分がナカでシテいるように彼女を刺激していく。ビクビクと下半身が反応し、それだけで達しているような反応の絵里にますます興奮していく。
ぐいっとズボンから昂ぶりを出し、彼女の下着越しに擦る。
「ひぁっ、あっ、あぁ!! やっぁ!! らっ、あぁぁぁ!!」
「感じる? 俺の? 我慢むり……ねぇ、絵里」
「あっ、やぁ、いっ……あっ、あぁぁん!!」
「もぅ、イッタの? まだ、たりない……今日は金曜の夜だから、ねっ?」
その雄の標的に囚われて、喰い尽くされる瞳に。絵里の全身から熱が出て彼だけを興奮させる甘い匂いを出す。
ぎゅぅと彼の首に抱きついて、「ベッドがいいです」と可愛いお強請りをされた。
ベッドに横抱きにして連れて行くと、直ぐにキスをする。我慢出来ないという彼に、少し肩を両手で押して待ってをした。
「絵里? ベッドじゃない? でも……」
「あの。わたし……雅和さんに言っていないことが……」
「言っていない、こと?」
「はい」
急に大きなオオカミの背がシュンとなり縮こまる。なにかに怯えて震える瞳。
真っ直ぐ見つめる彼女から……。
「わたし、あなたのことが好きです」
「……えっ?!……」
「雅和さんが好きです」
「お、俺? えっ、好き?」
「はい。最近、はっきりと気がついて。自分の気持ちに……男性として、雅和さんが好きです。あなたの傍に居たいです」
「好き? 傍に居たいくらい、に?」
「はい」
「…………」
「あの、雅和さんは……わたしのこと、どう思っていますか?」
「……俺は……俺も……絵里が、絵里の傍に居たい。好きだ」
互いに初めて気持ちを言い終えると、ホッとした絵里の嬉しそうな笑顔があった。彼女の初めて見る。本当に嬉しそうな笑顔。ご飯とは違う、俺だけの、俺への笑顔。
そう思うと、とまることが出来なかった。彼女への溜まりに溜まったモノと、気持ちと……その他モロモロ。モロモロ。
喰らい始めると、それはもう、理人の言っていた以上の……昂ぶりだったのか? 今までにない絵里への愛おしいという感情も溢れ初め。
キスが蕩けるように感じ、愛液で彼の昂ぶりに擦られ濡らしていく。雅和も根本から先まで、丁寧に脚に挟み擦って刺激しつつ自分も気持ちよく感じ喘ぐように息が漏れる。
柔らかく感じるように胸を優しく触り、頂きの尖りを甘噛みしたり舌で舐めたりと堪能する度に。絵里の甘い囁く声が漏れている。「好きです」「雅和さんが好きです」と、何度も繰り返し啼きながら呼ぶ声。
男の脳内を浸食し、彼女への気持ちも溢れてやまず供に名前を呼び合いながら喘ぎ息を漏らしながら、激しく気持ちを伝え求めていく。
いつもなら、打ち止め○ラウンドが……二桁!? 並の激しさと濃度。つまり、打ち止め○ラウンドの中で延長線状態の……。
絵里は、咽び啼いて喘ぎ、声が枯れかけていながら。今までの彼との重ねた回数から……ある意味、慣れとは恐ろしいモノ。彼に求められ愛され喰い尽くされる悦びを得始めている。
雅和仕様の特注コンドーム。ひと箱12個入りは、その夜。半月ぶりに、大活躍をした。山ちゃんから、先週、新しく届いた段ボールひと箱には、当分はたりる足りると思ったが。
「来月またお送りいたします」という、一筆付き。
このとき程、山ちゃんを良い執事と思えた。
週末の金曜の夜から始まり夜明けまで、たぁぁぁぁぁっぷりっと愛され。気絶するように眠り、彼女の寝顔を見てから眠る。お腹が空いて目が醒めると、彼女が微睡みながら愛らしい笑顔で「おはようござます」と。
たまらず、朝から2度程抱いてしまった。さすがに悪かったと思い謝ると、胸に顔を埋めて顔を真っ赤にした絵里が「少し嬉しかったです」と。
無意識で雅和の雄を刺激してくる彼女に、思わず心配になった。楓や優歌たちが、色んな意味で男達を蹴散らしてきて寄りつかせようとしてこなかった意味が初めてわかった。
「心配になってきた」
「えっ? なにか、ありましたか?」
「いや、こっちのこと」
「……?……」
こてんと何のことだろう? と真剣に悩む彼女も可愛いが、本当に心配になった。会社どころか、外で1人の時など。この、可愛い彼女を守り切れるか? が……。
背に腹は替えられないので、後日、楓や優歌達に相談したのは言うまでもない。
気がつけば、彼との同居生活は半年を過ぎていた。もう、季節も夏を過ぎて木々の緑は少しずつ黄色や紅へと色づき始めている。風も冷たく感じることが増えてきた。
【一緒にご飯】シリーズの販売も順調にいっており、新しい商品も加わった。
商品開発部も忙しくなってきており、絵里自身も仕事も順調で雅和との関係も良好だったが……疑問がひとつあった。彼女は彼を男性として意識し、『好き』という気持ちに気づいているが彼の気持ちがわからない。
自分からまだ「好き」と伝えていないのもあるが、どう伝えたら良いかもわからない。それもそのはず、雅和が初恋になり、初めての男なので……彼からは「一緒に居たい」という言葉が、彼女を支えてきていた。
当の彼自身というと……仕事が忙しく、彼女との食事に満足感を得てしまっており。彼女と身体を重ねる、という事をしばらくしていなかったが。半月を過ぎると、やはり男の性というよりも、彼自身の雄の本能が強すぎるというのもあり絵里に対しての欲が日に日に増すばかりだった。と、いうよりも良く半月も持っていると言える。
「えぇっと。雅和?」
「んっ?!」
「シタ? 最近?」
「……んぅ……」
「あぁ、やっぱり? 俺もさぁ、楓ちゃんとそういう時の後。すんごい事になっちゃってさぁ……」
久し振りに理人達と昔なじみの集まりでの会話。の、一部。朝は、仕事の都合で遅れてやってくると連絡があった。
先に落ち合っていた理人との会話の中で、最近シテいない事がバレたのだ。なにせ、坂口家の大神の血を色濃く出ている雄に関する反応というのはとても。抗えない反応が出てしまう。
下腹部の昂ぶりの反応が、僅かばかりだが雅和にでている。つまり、勃っているのだ。普通の男性の勃っているが、僅かの反応の坂口の雄の反応。どんなだ?! この雄の反応って……今までの絵里や楓たちの……今はよそう。
「遅くなった!! ごめんごめん。って、雅兄ぃ……ヤバくない? ソレ? マズいっしょ、公序良俗? 公然猥褻?」
「朝、デリカシーないよね?」
「んっ、んんぅーーーー!!」
「いや、悪気はないよ? 俺も。俺だって、この間までソレだったからさ」
「お前、彼女いたんだよね? 俺はお前みたいなのに彼女がいるのが不思議だけどさ。超絶な味音痴で……」
「それ、言わないでよ。坂口の“墜落者”なんて遠回しに言ってるでしょ? 理人兄さん」
「んっ? んんっ?」
「そうそう、あの子。雅兄も知ってるでしょ?」
「ん」
それからというもの、互いの三者三様の女性自慢。というより、雅和は絵里を彼女と思っているが……当の絵里は、分かっていない事実を雅和は知らない。
話も尽きないが、互いに早く自分の好きな人のところに帰りたいのが勝ち。食事は軽めにして解散した。
雅和は、絵里の好きなデザートの窯蒸しプリンを手土産にしてマンションに帰った。
「おかえりなさい、雅和さん」
「ただいま、絵里」
「お土産ですか? あっ、このプリン!! 嬉しいです!!」
「……お帰りの時は? ハグとキスしないと、ダメ……」
「っ、ず、ずるいですよ……じゃぁ」
頬を少し赤らめて、雅和にせがまれお帰りのキスをする。最近は、スキンシップも高度化しはじめて。いってらっしゃいとおかえりなさいのハグとキスをするようになった。
風呂も一緒に、をせがまれて。彼に身体をくまなく愛撫されながら入る。その後、じっくり彼に風呂から気絶するように寝るに至るまで喰い尽くされていた。そう、半月程前までは……。
仕事の忙しい時期が、やっと一段落したのが一昨日。今日は、雅和が従兄弟たちと会うことになっていたが夕食は絵里といつも通り一緒にするという事だった。
「お夕飯出来てますから、温めますね。雅和さんは、着替えてきていいですよ」
「わかった」
スーツを脱いで、部屋着に着替えた雅和が戻ってくる時には温かい食事が用意されていた。
帰ると一緒にご飯を食べる人が居てくれる。それも、自分が心から一緒に居たいと想ってやまない大切な人。
ふと、雅和の中で……「大切な人」というのが浮かんだ自分に驚いた。絵里が、彼女の存在がそこまで大きくなっていることに。そう、想い始めると半月程、身体を重ねて彼女を喰い尽くすように愛し尽くしていないことがとても大きなモノへと変わる。
食事をしながら、彼女の作った玉子焼きを食べながら。口に運んで嬉しそうな笑顔を浮かべる彼女の表情を、自分に喰らい尽くされ咽び啼く甘い喘ぎ声を思い出し始める。
ズキズキと勃っている雄の昂ぶりは、本格的に勃っている。もう、ルームウェアのズボンからいつも以上に張り詰めて勃起している状態。彼女の小さな口が食べ物を咀嚼する度に、雄は元気よくなる。
「……んぅ……っ!!」
「雅和さん? あの、苦手な味付けでした?」
「っ、んぅーーーー!!」
「あ、あの……すごく息が上がっているみたいですけど。大丈夫ですか?!」
様子がおかしいと思い彼の傍に駆け寄り、額に手をやると。ガシッっと手を掴まれ、勢い良くキスをされる。スキンシップのキスとは違い、貪り尽くす時の激しく甘い痺れるキス。
一気に絵里は彼のキスに翻弄され、半月ぶりに求められ始めたソレにズクズクと身体の芯が疼く。
「ぅん、はぁ……まさ、かず、さぁん」
「っふ、はぁ、んんぅ。もっと舌……んぅ」
「ぁっ、んぅぁ……んぅ……ぁん……」
彼女の舌に吸い付いて、堪能し初めるとその動きに呼応し初める。軽く抱き締めていた状態から身体を自分の膝の上に乗せて、激しく昂ぶる雄の上に彼女の芯に感じさせる。
ビクリと反応する彼女の身体に合わせ、腰を掴んで自分がナカでシテいるように彼女を刺激していく。ビクビクと下半身が反応し、それだけで達しているような反応の絵里にますます興奮していく。
ぐいっとズボンから昂ぶりを出し、彼女の下着越しに擦る。
「ひぁっ、あっ、あぁ!! やっぁ!! らっ、あぁぁぁ!!」
「感じる? 俺の? 我慢むり……ねぇ、絵里」
「あっ、やぁ、いっ……あっ、あぁぁん!!」
「もぅ、イッタの? まだ、たりない……今日は金曜の夜だから、ねっ?」
その雄の標的に囚われて、喰い尽くされる瞳に。絵里の全身から熱が出て彼だけを興奮させる甘い匂いを出す。
ぎゅぅと彼の首に抱きついて、「ベッドがいいです」と可愛いお強請りをされた。
ベッドに横抱きにして連れて行くと、直ぐにキスをする。我慢出来ないという彼に、少し肩を両手で押して待ってをした。
「絵里? ベッドじゃない? でも……」
「あの。わたし……雅和さんに言っていないことが……」
「言っていない、こと?」
「はい」
急に大きなオオカミの背がシュンとなり縮こまる。なにかに怯えて震える瞳。
真っ直ぐ見つめる彼女から……。
「わたし、あなたのことが好きです」
「……えっ?!……」
「雅和さんが好きです」
「お、俺? えっ、好き?」
「はい。最近、はっきりと気がついて。自分の気持ちに……男性として、雅和さんが好きです。あなたの傍に居たいです」
「好き? 傍に居たいくらい、に?」
「はい」
「…………」
「あの、雅和さんは……わたしのこと、どう思っていますか?」
「……俺は……俺も……絵里が、絵里の傍に居たい。好きだ」
互いに初めて気持ちを言い終えると、ホッとした絵里の嬉しそうな笑顔があった。彼女の初めて見る。本当に嬉しそうな笑顔。ご飯とは違う、俺だけの、俺への笑顔。
そう思うと、とまることが出来なかった。彼女への溜まりに溜まったモノと、気持ちと……その他モロモロ。モロモロ。
喰らい始めると、それはもう、理人の言っていた以上の……昂ぶりだったのか? 今までにない絵里への愛おしいという感情も溢れ初め。
キスが蕩けるように感じ、愛液で彼の昂ぶりに擦られ濡らしていく。雅和も根本から先まで、丁寧に脚に挟み擦って刺激しつつ自分も気持ちよく感じ喘ぐように息が漏れる。
柔らかく感じるように胸を優しく触り、頂きの尖りを甘噛みしたり舌で舐めたりと堪能する度に。絵里の甘い囁く声が漏れている。「好きです」「雅和さんが好きです」と、何度も繰り返し啼きながら呼ぶ声。
男の脳内を浸食し、彼女への気持ちも溢れてやまず供に名前を呼び合いながら喘ぎ息を漏らしながら、激しく気持ちを伝え求めていく。
いつもなら、打ち止め○ラウンドが……二桁!? 並の激しさと濃度。つまり、打ち止め○ラウンドの中で延長線状態の……。
絵里は、咽び啼いて喘ぎ、声が枯れかけていながら。今までの彼との重ねた回数から……ある意味、慣れとは恐ろしいモノ。彼に求められ愛され喰い尽くされる悦びを得始めている。
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「来月またお送りいたします」という、一筆付き。
このとき程、山ちゃんを良い執事と思えた。
週末の金曜の夜から始まり夜明けまで、たぁぁぁぁぁっぷりっと愛され。気絶するように眠り、彼女の寝顔を見てから眠る。お腹が空いて目が醒めると、彼女が微睡みながら愛らしい笑顔で「おはようござます」と。
たまらず、朝から2度程抱いてしまった。さすがに悪かったと思い謝ると、胸に顔を埋めて顔を真っ赤にした絵里が「少し嬉しかったです」と。
無意識で雅和の雄を刺激してくる彼女に、思わず心配になった。楓や優歌たちが、色んな意味で男達を蹴散らしてきて寄りつかせようとしてこなかった意味が初めてわかった。
「心配になってきた」
「えっ? なにか、ありましたか?」
「いや、こっちのこと」
「……?……」
こてんと何のことだろう? と真剣に悩む彼女も可愛いが、本当に心配になった。会社どころか、外で1人の時など。この、可愛い彼女を守り切れるか? が……。
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