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好きって言われたいもん(1)
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エマが腰を動かし始めると、ノエルはまた我に返ったように抵抗を始めた。でも口だけで、体はもう完全にエマを欲しがっている。その証拠に一瞬たりとも萎える気配すらない。
あたしはノエルがすき。初恋の上書きもできた。ノエルのはじめてももらったし、ノエルの顔色を見る限りどんどん体調は良くなっている気がする。それだけでもう死んでもいいくらい幸せ、なはずだった。けど、やっぱりあたしはわがままだがら、ひとつ手に入るともっともっと欲しくなる。
このままされるがままのノエルを見下ろしているのもかわいくて最高だけど……。
「ふうん……本当にやめちゃうよ? ね、いいの?」
ノエルからあたしを欲しがってもらいたくて、腰を抜ける寸前まで上げた。このままノエルが少し腰を引いても抜けるし、あたしを引きはがしてもやめられる。押さえつけるように両手の指は絡めてるけど、簡単にほどける強さにしてある。
さあ、どうする? ノエル。 触れてもらう気持ちよさ、初めて知ったよね? 怖いけど、本能がもっともっとってなるあの瞬間がノエルを支配してるの分かってるよ。しかもノエルはヴァンパイアで、これは交尾であって食事でもあって……両方の初めてだもんね。
ほしいよね、ノエル?
「ノエルー? 返事してくれないなら抜いちゃうよ? あはっ……このまま腰ずくんってしたら気持ちいいだろうなぁ……頭びりびりして甘くって……我慢してる分、もっともっと気持ちよくなれるよ?」
エマは腰を器用に動かして蜜口で熱槍の先端にキスをした。とろとろに蕩けたそこは、動きに合わせてちゅっちゅっと粘着質な音が響く。エマが動くたびもぞもぞと腰を揺らすノエルは、自分から押し付けていることに気づいていない。
「ノエル……? だーめ。これだけでイっちゃいそうじゃん」
「っ、はっ……え、エマ……エマは僕のことからかってるの……? ぼ、僕が経験ないから……お試し……とか」
「あたしも好きな人との経験ないし、つまり処女だもん。一緒だもん。それに、お試ししちゃえばノエルは絶対離れないでしょ? 試食だけして買わないなんてできないタイプじゃん?」
ノエルに初めてエマのトマトを食べてもらった時も、まずはお試し!って口に無理やり押し付けたらそのまま三箱分買ってくれたのだ。ノエルはそういうタイプだと思う。
「ねえノエル……あたしそろそろ我慢できないよ……ノエルもでしょ? 今先っちょにちゅーしてるだけで気持ちいよね? 奥まで来たらもっともーっと気持ちいいよ……? ねえ、あたしのこと好きっていって?」
ノエルの腰が、ぐっと押し上げるように上がってくる。このまま少しエマのほうから体重をかければ一気に奥までつながれる。
ノエルももう限界なのだろう。絡めたエマの指にキスをして涙目で懇願した。
「エマ……っ、ごめん僕……もう我慢できない、ごめん……っ、す、すきだよ……」
「うん♡ あたしもだいすき♡」
エマはそういうと同時に腰を最奥まで沈めて、すぐにそのままノエルの腰の上でぴょんぴょんと飛び跳ねた。
エマの動きに合わせて黒いレースのうさ耳も主張するように跳ねる。
「気持ちいい? ねえねえ、もっと好きっていって? ……あっ、んっ、ぁっまって、ノエルっ」
ゆっくり味わうように腰を動かしていたエマとは裏腹にもっと刺激が欲しいと下から腰を打ち付けてくるノエルの熱槍は、エマが上に乗っている体制のせいもあって直接最奥に響いて余裕が一瞬で奪われてしまう。
あたしはノエルがすき。初恋の上書きもできた。ノエルのはじめてももらったし、ノエルの顔色を見る限りどんどん体調は良くなっている気がする。それだけでもう死んでもいいくらい幸せ、なはずだった。けど、やっぱりあたしはわがままだがら、ひとつ手に入るともっともっと欲しくなる。
このままされるがままのノエルを見下ろしているのもかわいくて最高だけど……。
「ふうん……本当にやめちゃうよ? ね、いいの?」
ノエルからあたしを欲しがってもらいたくて、腰を抜ける寸前まで上げた。このままノエルが少し腰を引いても抜けるし、あたしを引きはがしてもやめられる。押さえつけるように両手の指は絡めてるけど、簡単にほどける強さにしてある。
さあ、どうする? ノエル。 触れてもらう気持ちよさ、初めて知ったよね? 怖いけど、本能がもっともっとってなるあの瞬間がノエルを支配してるの分かってるよ。しかもノエルはヴァンパイアで、これは交尾であって食事でもあって……両方の初めてだもんね。
ほしいよね、ノエル?
「ノエルー? 返事してくれないなら抜いちゃうよ? あはっ……このまま腰ずくんってしたら気持ちいいだろうなぁ……頭びりびりして甘くって……我慢してる分、もっともっと気持ちよくなれるよ?」
エマは腰を器用に動かして蜜口で熱槍の先端にキスをした。とろとろに蕩けたそこは、動きに合わせてちゅっちゅっと粘着質な音が響く。エマが動くたびもぞもぞと腰を揺らすノエルは、自分から押し付けていることに気づいていない。
「ノエル……? だーめ。これだけでイっちゃいそうじゃん」
「っ、はっ……え、エマ……エマは僕のことからかってるの……? ぼ、僕が経験ないから……お試し……とか」
「あたしも好きな人との経験ないし、つまり処女だもん。一緒だもん。それに、お試ししちゃえばノエルは絶対離れないでしょ? 試食だけして買わないなんてできないタイプじゃん?」
ノエルに初めてエマのトマトを食べてもらった時も、まずはお試し!って口に無理やり押し付けたらそのまま三箱分買ってくれたのだ。ノエルはそういうタイプだと思う。
「ねえノエル……あたしそろそろ我慢できないよ……ノエルもでしょ? 今先っちょにちゅーしてるだけで気持ちいよね? 奥まで来たらもっともーっと気持ちいいよ……? ねえ、あたしのこと好きっていって?」
ノエルの腰が、ぐっと押し上げるように上がってくる。このまま少しエマのほうから体重をかければ一気に奥までつながれる。
ノエルももう限界なのだろう。絡めたエマの指にキスをして涙目で懇願した。
「エマ……っ、ごめん僕……もう我慢できない、ごめん……っ、す、すきだよ……」
「うん♡ あたしもだいすき♡」
エマはそういうと同時に腰を最奥まで沈めて、すぐにそのままノエルの腰の上でぴょんぴょんと飛び跳ねた。
エマの動きに合わせて黒いレースのうさ耳も主張するように跳ねる。
「気持ちいい? ねえねえ、もっと好きっていって? ……あっ、んっ、ぁっまって、ノエルっ」
ゆっくり味わうように腰を動かしていたエマとは裏腹にもっと刺激が欲しいと下から腰を打ち付けてくるノエルの熱槍は、エマが上に乗っている体制のせいもあって直接最奥に響いて余裕が一瞬で奪われてしまう。
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