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学園編
155. 子どもたちとの交流
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お昼ご飯を食べたら、午後の部までオレは自由時間。本当なら入場者の監視に行くつもりだったんだけど、ウィオにもお兄さんにも、そして警備の責任者である部隊長さんにも断られてしまったのだ。今度はちゃんと大人しくしていようと思ったのに。
『午後の部の魔法は同じ?』
「ああ。教師たちがもう一度同じ魔法を見たいと頼んだ」
聞いた情報と照らし合わせながら見たいから、もう一度同じ魔法をリクエストしたらしい。
「同じ魔法なので、生徒たちは参加してもしなくてもいいと言ってあるが、やはりもう一度見たいそうだ」
『だったら、子どもたちにも質問の機会をあげたら?』
「そうだな」
子どもたちもきっといろいろ聞きたいと思っているはずだ。
愛し子たちと教師たちとの協議の結果、見学者の入場を待っているあいだの訓練場で、質問の時間を設けることになった。子どもたちに実演してみせるためにも、訓練場がいいと愛し子たちが提案してくれた。午前の部で子どもたちがよろこんでくれたのが、ことのほかうれしかったようだ。
ちらほらと客席に人が入り始める中、訓練場の中央では子どもたちが愛し子を取り囲んでいる。観客席を作ったときには、お行儀よく遠くから見ていただけだったけど、いまは愛し子に近寄って午前の部の感想を言い、質問している。
「魔法のこつってなんですか?」
「何をしたいかをしっかりと具体的に思い浮かべることだな」
「何をしたいか?」
「例えばこの土のかたまり、違いは分かるかな?」
「どちらも同じに見えます」
トゥレボルの土の神子が両方の手のひらの上に魔法で出した土のボールを見せながら、子どもたちにたずねる。込められた魔力を無視すれば、同じものにしか見えない。
「触ってみてごらん」
「はい。あ、こっちだけくずれた」
片方はさわるとくずれたが、もう片方はそのままだ。
「ただ土のボールを思い浮かべたのが、くずれたほう。こちらは、この階段と同じくらいの固さでと思い浮かべた」
「だから固さが違うんですね」
なるほど。魔法が発動する段階で、しっかりと具体的にイメージをすることが大切なんだな。オレが魔法を使うときも同じだ。オレの場合、アニメの映像を思い浮かべているから、かなり具体的に発動する状態を想像している。
子どもたちが、それぞれ得意な属性のボールを作り、愛し子たちが指導する。
トゥレボルの神子たちは、子どもたちに積極的に話しかけている。施設で年下の神子の面倒を見ているから、慣れているのだろう。
他の国の愛し子たちも、それを見本に子どもたちに指導しているが、専門的な説明をして、子どもにポカンとした顔をされている人もいる。おそらく普段は一人前の魔術師としか接しないから、初心者にどう説明していいのか分からないに違いない。付き添いの魔術師が補足をすることもあり、ほのぼのとした雰囲気だ。
いいねえ、こういう光景。国の垣根をこえて、魔法で平和に交流を図る。うんうん。
隣を見ると、ウィオも、そしてマダム先生も、穏やかに見守っている。
『毎年、やりたいね』
「そうだな。子どもたちがうれしそうだ」
「そうなると、みなよろこびますね」
今回は学園祭の代わりの予定だったけど、今後も続けられるといいな。
『ウィオも指導してあげたら?』
「私よりも、彼らからのほうがよろこぶ」
『そんなことないよ。部隊長さんとの模擬戦があれだけ好評だったんだから』
「あれは部隊長が私に花を持たせてくれただけだ。ルジェだって分かっているだろう」
『そうだけど』
ウィオも、魔術師たちの賛辞が部隊長さんに向いていることを、気づいていたんだな。だけど、ウィオのことだって、みんなすごいと思っていたよ。どっちもすごかったからこそ見応えがあったんだから。
午後の抽選は公平に、そしてとても静かに進んでいるそうだ。午前に比べて庶民の割合が増えているらしい。
『みんな午前中にお仕事終わらせたのかな?』
「いいえ。朝のうわさがすでに街に広がっているそうで、庶民でも安心して参加できると思われたようですね」
マダム先生が現場で聞こえた声を教えてくれた。
どうせ庶民は見られないだろうとあきらめていたけれど、貴族が当たりくじを取り上げようとして雷が落ちたから、理不尽な扱いは受けることはないと広まったようだ。いくら学園が平等と公平を理念に掲げても、いままでの経験からすんなり信じることはできなかったのだろう。
『オレのお手柄だね!』
「否定はしないが、二度としないでくれ」
『分かってるって』
青くなっていた部隊長さんの顔がいまでも目に浮かぶから、もうやらないよ。
少しずつお客さんも増えてきたし、ここは賢くて可愛いオレの華麗なるジャンプを見てもらおう。
『ウィオ、氷の球を投げて』
「観客式に向かってでいいか?」
『うん。いろんな方向にお願い』
午前の部では部隊長さんに水の球をなげてもらったけれど、いまはマトゥオーソの水の愛し子と一緒に子どもたちに指導しているので、ウィオにお願いする。真ん中には子どもたちがいるから、客席に向けるしかない。大丈夫だよ。取り損ねて、お客さんに当たるようなことにはならないから。
こういうとき、それでも観客に当たらないようにと気をつかう部隊長さんと違って、ウィオはオレが取れるギリギリのところをねらって投げてくる。ジャーンプ、ぱく。
「わあ、羽犬だ!」
『キャンキャン』
「あれがうわさの羽犬か」って声が聞こえる。もしかして、午前の部を見た人からオレのうわさも広がったのかな。
だけど、犬じゃなくて狐だよ。大きな尻尾が特徴だから、近くに行ったらよく観察してね。
高く飛んで、氷の球をキャッチするよー。ぱくっ。
『午後の部の魔法は同じ?』
「ああ。教師たちがもう一度同じ魔法を見たいと頼んだ」
聞いた情報と照らし合わせながら見たいから、もう一度同じ魔法をリクエストしたらしい。
「同じ魔法なので、生徒たちは参加してもしなくてもいいと言ってあるが、やはりもう一度見たいそうだ」
『だったら、子どもたちにも質問の機会をあげたら?』
「そうだな」
子どもたちもきっといろいろ聞きたいと思っているはずだ。
愛し子たちと教師たちとの協議の結果、見学者の入場を待っているあいだの訓練場で、質問の時間を設けることになった。子どもたちに実演してみせるためにも、訓練場がいいと愛し子たちが提案してくれた。午前の部で子どもたちがよろこんでくれたのが、ことのほかうれしかったようだ。
ちらほらと客席に人が入り始める中、訓練場の中央では子どもたちが愛し子を取り囲んでいる。観客席を作ったときには、お行儀よく遠くから見ていただけだったけど、いまは愛し子に近寄って午前の部の感想を言い、質問している。
「魔法のこつってなんですか?」
「何をしたいかをしっかりと具体的に思い浮かべることだな」
「何をしたいか?」
「例えばこの土のかたまり、違いは分かるかな?」
「どちらも同じに見えます」
トゥレボルの土の神子が両方の手のひらの上に魔法で出した土のボールを見せながら、子どもたちにたずねる。込められた魔力を無視すれば、同じものにしか見えない。
「触ってみてごらん」
「はい。あ、こっちだけくずれた」
片方はさわるとくずれたが、もう片方はそのままだ。
「ただ土のボールを思い浮かべたのが、くずれたほう。こちらは、この階段と同じくらいの固さでと思い浮かべた」
「だから固さが違うんですね」
なるほど。魔法が発動する段階で、しっかりと具体的にイメージをすることが大切なんだな。オレが魔法を使うときも同じだ。オレの場合、アニメの映像を思い浮かべているから、かなり具体的に発動する状態を想像している。
子どもたちが、それぞれ得意な属性のボールを作り、愛し子たちが指導する。
トゥレボルの神子たちは、子どもたちに積極的に話しかけている。施設で年下の神子の面倒を見ているから、慣れているのだろう。
他の国の愛し子たちも、それを見本に子どもたちに指導しているが、専門的な説明をして、子どもにポカンとした顔をされている人もいる。おそらく普段は一人前の魔術師としか接しないから、初心者にどう説明していいのか分からないに違いない。付き添いの魔術師が補足をすることもあり、ほのぼのとした雰囲気だ。
いいねえ、こういう光景。国の垣根をこえて、魔法で平和に交流を図る。うんうん。
隣を見ると、ウィオも、そしてマダム先生も、穏やかに見守っている。
『毎年、やりたいね』
「そうだな。子どもたちがうれしそうだ」
「そうなると、みなよろこびますね」
今回は学園祭の代わりの予定だったけど、今後も続けられるといいな。
『ウィオも指導してあげたら?』
「私よりも、彼らからのほうがよろこぶ」
『そんなことないよ。部隊長さんとの模擬戦があれだけ好評だったんだから』
「あれは部隊長が私に花を持たせてくれただけだ。ルジェだって分かっているだろう」
『そうだけど』
ウィオも、魔術師たちの賛辞が部隊長さんに向いていることを、気づいていたんだな。だけど、ウィオのことだって、みんなすごいと思っていたよ。どっちもすごかったからこそ見応えがあったんだから。
午後の抽選は公平に、そしてとても静かに進んでいるそうだ。午前に比べて庶民の割合が増えているらしい。
『みんな午前中にお仕事終わらせたのかな?』
「いいえ。朝のうわさがすでに街に広がっているそうで、庶民でも安心して参加できると思われたようですね」
マダム先生が現場で聞こえた声を教えてくれた。
どうせ庶民は見られないだろうとあきらめていたけれど、貴族が当たりくじを取り上げようとして雷が落ちたから、理不尽な扱いは受けることはないと広まったようだ。いくら学園が平等と公平を理念に掲げても、いままでの経験からすんなり信じることはできなかったのだろう。
『オレのお手柄だね!』
「否定はしないが、二度としないでくれ」
『分かってるって』
青くなっていた部隊長さんの顔がいまでも目に浮かぶから、もうやらないよ。
少しずつお客さんも増えてきたし、ここは賢くて可愛いオレの華麗なるジャンプを見てもらおう。
『ウィオ、氷の球を投げて』
「観客式に向かってでいいか?」
『うん。いろんな方向にお願い』
午前の部では部隊長さんに水の球をなげてもらったけれど、いまはマトゥオーソの水の愛し子と一緒に子どもたちに指導しているので、ウィオにお願いする。真ん中には子どもたちがいるから、客席に向けるしかない。大丈夫だよ。取り損ねて、お客さんに当たるようなことにはならないから。
こういうとき、それでも観客に当たらないようにと気をつかう部隊長さんと違って、ウィオはオレが取れるギリギリのところをねらって投げてくる。ジャーンプ、ぱく。
「わあ、羽犬だ!」
『キャンキャン』
「あれがうわさの羽犬か」って声が聞こえる。もしかして、午前の部を見た人からオレのうわさも広がったのかな。
だけど、犬じゃなくて狐だよ。大きな尻尾が特徴だから、近くに行ったらよく観察してね。
高く飛んで、氷の球をキャッチするよー。ぱくっ。
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