25 / 92
第一章
24
しおりを挟む
「ここ、いいんだ?中、すごい膨らんできた」
「あっ、あぁ……!なんか変……やっ、怖い……」
膣壁を指の腹で刺激されているうちに尿意に似た感覚が込み上げてきた。
必死に堪えるも、両足に力がこもってわずかに痙攣する。
すると、彼は動きを止めて丁寧に私の中から指を引き抜いた。
「……はぁっ……そろそろ俺も限界かも」
ベッドサイドに腰かけて寝台の方へ手を伸ばす。その手には新品の避妊具の箱があった。
「それって……」
「ホテルへ来る前に寄ったコンビニで買った」
確かにホテルへ着く前、温かい飲み物を買いたいとコンビニに立ち寄った。
あの時に……。彼の手際の良さを感心する。
陽介くんはじれったそうにYシャツを脱ぎ捨てた。
高校時代と変わらない彫刻のようにしなやかな筋肉のついた上半身に目を奪われる。
今も鍛えているんだろうか。無駄な贅肉が一切なく腹筋は綺麗に割れている。
ベルトを外してスーツのズボンを脱ぎ、黒いボクサーパンツ姿になる。
男の色香を醸し出す彼から目が離せない。
これから彼に抱かれるのだと思うと、喜びとともに緊張と不安が募る。
ボクサーパンツを脱ぐと、彼自身がボロンッと姿を現した。初めて目にする猛々しい男性器に息を呑む。
男性のものってこんなに大きいの……?
月夜に照らされたそれは天井を向いて反り返り、太い血管を浮かび上がらせている。雄々しいそれがこれから自分の中に入るのかと思うと、直視することができない。
彼は手際よく避妊具を被せて、私に覆いかぶさった。
来る、と身構えて身体を固くする。けれど、彼はすぐに挿れることはせず、自身の熱い切っ先を私の割れ目にあてがい、蜜口から垂れる愛液を屹立の先端で掬った。上下に優しくぬるぬると蜜を塗り込むように動かす。花芯が刺激されて気持ち良さとじれったさが同時に押し寄せ、私を苦しめる。
「あっ…っんんっ」
互いを擦れ合わせていると、陽介くんの顔から徐々に余裕が失われていく。
「ごめん。もう、無理。結乃の中に入りたい」
興奮を抑えた様子ながら熱に浮かされた声だった。
「挿れるよ」
陽介くんはびちょびちょに蕩けきった蜜口に固く熱い肉槍の先端を押し当てた。ぐっと彼の腰に力がこもる。
指とはまるで比較にならない。滾った屹立がメリメリと私の中に押し入ってくる。
「っ……!」
大きな塊の圧迫感につい息が止まりそうになる。
「あっ、あぁ……!なんか変……やっ、怖い……」
膣壁を指の腹で刺激されているうちに尿意に似た感覚が込み上げてきた。
必死に堪えるも、両足に力がこもってわずかに痙攣する。
すると、彼は動きを止めて丁寧に私の中から指を引き抜いた。
「……はぁっ……そろそろ俺も限界かも」
ベッドサイドに腰かけて寝台の方へ手を伸ばす。その手には新品の避妊具の箱があった。
「それって……」
「ホテルへ来る前に寄ったコンビニで買った」
確かにホテルへ着く前、温かい飲み物を買いたいとコンビニに立ち寄った。
あの時に……。彼の手際の良さを感心する。
陽介くんはじれったそうにYシャツを脱ぎ捨てた。
高校時代と変わらない彫刻のようにしなやかな筋肉のついた上半身に目を奪われる。
今も鍛えているんだろうか。無駄な贅肉が一切なく腹筋は綺麗に割れている。
ベルトを外してスーツのズボンを脱ぎ、黒いボクサーパンツ姿になる。
男の色香を醸し出す彼から目が離せない。
これから彼に抱かれるのだと思うと、喜びとともに緊張と不安が募る。
ボクサーパンツを脱ぐと、彼自身がボロンッと姿を現した。初めて目にする猛々しい男性器に息を呑む。
男性のものってこんなに大きいの……?
月夜に照らされたそれは天井を向いて反り返り、太い血管を浮かび上がらせている。雄々しいそれがこれから自分の中に入るのかと思うと、直視することができない。
彼は手際よく避妊具を被せて、私に覆いかぶさった。
来る、と身構えて身体を固くする。けれど、彼はすぐに挿れることはせず、自身の熱い切っ先を私の割れ目にあてがい、蜜口から垂れる愛液を屹立の先端で掬った。上下に優しくぬるぬると蜜を塗り込むように動かす。花芯が刺激されて気持ち良さとじれったさが同時に押し寄せ、私を苦しめる。
「あっ…っんんっ」
互いを擦れ合わせていると、陽介くんの顔から徐々に余裕が失われていく。
「ごめん。もう、無理。結乃の中に入りたい」
興奮を抑えた様子ながら熱に浮かされた声だった。
「挿れるよ」
陽介くんはびちょびちょに蕩けきった蜜口に固く熱い肉槍の先端を押し当てた。ぐっと彼の腰に力がこもる。
指とはまるで比較にならない。滾った屹立がメリメリと私の中に押し入ってくる。
「っ……!」
大きな塊の圧迫感につい息が止まりそうになる。
20
お気に入りに追加
241
あなたにおすすめの小説
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
身代わりお見合い婚~溺愛社長と子作りミッション~
及川 桜
恋愛
親友に頼まれて身代わりでお見合いしたら……
なんと相手は自社の社長!?
末端平社員だったので社長にバレなかったけれど、
なぜか一夜を共に過ごすことに!
いけないとは分かっているのに、どんどん社長に惹かれていって……
絶倫彼は私を離さない~あぁ、私は貴方の虜で快楽に堕ちる~
一ノ瀬 彩音
恋愛
私の彼氏は絶倫で、毎日愛されていく私は、すっかり彼の虜になってしまうのですが
そんな彼が大好きなのです。
今日も可愛がられている私は、意地悪な彼氏に愛され続けていき、
次第に染め上げられてしまうのですが……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【R18】国王陛下はずっとご執心です〜我慢して何も得られないのなら、どんな手を使ってでも愛する人を手に入れよう〜
まさかの
恋愛
濃厚な甘々えっちシーンばかりですので閲覧注意してください!
題名の☆マークがえっちシーンありです。
王位を内乱勝ち取った国王ジルダールは護衛騎士のクラリスのことを愛していた。
しかし彼女はその気持ちに気付きながらも、自分にはその資格が無いとジルダールの愛を拒み続ける。
肌を重ねても去ってしまう彼女の居ない日々を過ごしていたが、実の兄のクーデターによって命の危険に晒される。
彼はやっと理解した。
我慢した先に何もないことを。
ジルダールは彼女の愛を手に入れるために我慢しないことにした。
小説家になろう、アルファポリスで投稿しています。
クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった
山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』
色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
【完結】鳥籠の妻と変態鬼畜紳士な夫
Ringo
恋愛
夫が好きで好きで好きすぎる妻。
生まれた時から傍にいた夫が妻の生きる世界の全てで、夫なしの人生など考えただけで絶望レベル。
行動の全てを報告させ把握していないと不安になり、少しでも女の気配を感じれば嫉妬に狂う。
そしてそんな妻を愛してやまない夫。
束縛されること、嫉妬されることにこれ以上にない愛情を感じる変態。
自身も嫉妬深く、妻を家に閉じ込め家族以外との接触や交流を遮断。
時に激しい妄想に駆られて俺様キャラが降臨し、妻を言葉と行為で追い込む鬼畜でもある。
そんなメンヘラ妻と変態鬼畜紳士夫が織り成す日常をご覧あれ。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
※現代もの
※R18内容濃いめ(作者調べ)
※ガッツリ行為エピソード多め
※上記が苦手な方はご遠慮ください
完結まで執筆済み
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる