【完結】ハイスぺ副社長になった初恋相手と再会したら、一途な愛を心と身体に刻み込まれました

中山紡希

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第一章

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「ここ、いいんだ?中、すごい膨らんできた」
「あっ、あぁ……!なんか変……やっ、怖い……」

膣壁を指の腹で刺激されているうちに尿意に似た感覚が込み上げてきた。
必死に堪えるも、両足に力がこもってわずかに痙攣する。
すると、彼は動きを止めて丁寧に私の中から指を引き抜いた。

「……はぁっ……そろそろ俺も限界かも」

ベッドサイドに腰かけて寝台の方へ手を伸ばす。その手には新品の避妊具の箱があった。

「それって……」
「ホテルへ来る前に寄ったコンビニで買った」

確かにホテルへ着く前、温かい飲み物を買いたいとコンビニに立ち寄った。
あの時に……。彼の手際の良さを感心する。

陽介くんはじれったそうにYシャツを脱ぎ捨てた。
高校時代と変わらない彫刻のようにしなやかな筋肉のついた上半身に目を奪われる。

今も鍛えているんだろうか。無駄な贅肉が一切なく腹筋は綺麗に割れている。
ベルトを外してスーツのズボンを脱ぎ、黒いボクサーパンツ姿になる。
男の色香を醸し出す彼から目が離せない。
これから彼に抱かれるのだと思うと、喜びとともに緊張と不安が募る。
ボクサーパンツを脱ぐと、彼自身がボロンッと姿を現した。初めて目にする猛々しい男性器に息を呑む。
男性のものってこんなに大きいの……?
月夜に照らされたそれは天井を向いて反り返り、太い血管を浮かび上がらせている。雄々しいそれがこれから自分の中に入るのかと思うと、直視することができない。

彼は手際よく避妊具を被せて、私に覆いかぶさった。
来る、と身構えて身体を固くする。けれど、彼はすぐに挿れることはせず、自身の熱い切っ先を私の割れ目にあてがい、蜜口から垂れる愛液を屹立の先端で掬った。上下に優しくぬるぬると蜜を塗り込むように動かす。花芯が刺激されて気持ち良さとじれったさが同時に押し寄せ、私を苦しめる。

「あっ…っんんっ」

互いを擦れ合わせていると、陽介くんの顔から徐々に余裕が失われていく。

「ごめん。もう、無理。結乃の中に入りたい」

興奮を抑えた様子ながら熱に浮かされた声だった。

「挿れるよ」

陽介くんはびちょびちょに蕩けきった蜜口に固く熱い肉槍の先端を押し当てた。ぐっと彼の腰に力がこもる。
指とはまるで比較にならない。滾った屹立がメリメリと私の中に押し入ってくる。

「っ……!」

大きな塊の圧迫感につい息が止まりそうになる。
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