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温泉と故郷と泣き叫ぶ豆
幽霊の残しもの2
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秘密の部屋にこれから潜入しますが、背後の扉が気になります。内鍵もちゃんとしたほうがよかったでしょうか。なにかあったら困るかとしなかったんですけど。
後ろ髪惹かれる思いというのはちょっと違いますが、微妙に振り返りつつ廊下を進みます。
念押し二回で足りるかちょっと不安です。
「これで、ついてこないといいですけど」
「異変があったら知らせるよ」
「!?」
不安から口走った言葉に返答があるとは思っていませんでした。
恐る恐る声のほうを向けば幽霊(仮)がそこにいました。
幽霊(仮)がエリックのところにいたと思って安心していたら、分裂してました! フリーダムな精神体ですね……。明らかに距離を離したいあたしを彼は面白がって近づいてくる不毛な追いかけっこを一分ほど。ぜはぜはしているあたしは廊下の奥にたどり着きました。結構遠かったですね。
「そんなにビビることもないじゃない」
そのぜはぜはなあたしに傷ついたように言うのですけど。きっと睨んでおきます。
「苦手なんですって! わかっててやってますよね!?」
あはははと楽し気に笑うところに既視感がありました。
なんか、リリーさんに似てます。やりすぎちゃった、ごめんねぇって謝罪されるときとか。あれは、ご令嬢教育の時のこと。思わず遠い目をしてしまいますね。
ビビっている我々に色々するのが楽しすぎてとドS仕様な謝罪でしたよ……。おかげで今のところ恥をかくようなことはありませんが、それにしたって。
……。
気を取り直しましょう。目の前には扉です。ごく普通の木製の両開きのものでした。
「鍵は開いてるよ」
言われた通りに鍵は開いてました。なんなら自動ドアくらいの勢いで開きました。言われなかったら悲鳴を上げていましたね。
室内は整然としていました。
魔道具らしきものはごちゃっと置かれていて、そこだけは乱雑な印象です。
「これを壊すんですか?」
「そうそう。物理でやっちゃって。
私の本体はあっちの大きいのだから後回しでいいよ」
先に潰してやろうかとちらっと考えたりもしましたが、一応、ちゃんと壊れたのか確認してもらうことも必要です。
半分透けた白い幽霊はなに? と言わんばかりですね。
あたしはため息をついて、破壊行為にいそしみます。色々、勉強した成果をこんな時に発揮することになるとは。
貴重な素材とか使ってそうですけど、容赦なく破砕。
なんというか、この魔法使い、エリックと同系統な気がしています。出来るからやってみる。もちろん倫理観は一時棚上げ。作った後に興味なくしてほったらかし、みたいな。
エリックの場合、趣味で作ったものは保管箱に厳重管理しているそうですけど。
「ごめんね。眠り姫があんなに残るなんて思ってなくてさ」
黙ってその作業を見ているのかと思えば、幽霊(仮)は話しかけてきました。破壊した物を箱にまとめてる作業をしているので注意がそれてなにかやらかすことはないですが。
雑談したい気分でもないのでそうですかと一言、返しておしまいにしました。
「あれ、解除するの大変なんだよ。それくらい本気で愛してくれる人じゃないと姫を託せないとおもったから」
終わりになりませんでした。聞きたくないとか言えばよかったんでしょうか。
その件の眠り姫は鬼畜仕様でしたよ。執念が滲んでいたと思うのは気のせいではないでしょう。
そのあと、姫様はどうなったのか、なんて聞きたくありません。
「あっさりと解除したから感動というより、恐怖を感じたね」
「……ほんと黙りません? 余計なもの残すから、余計なトラブルに全力で巻き込まれてますよ!?」
眠り姫については本当に役に立ったとは言い難いです。結果的に良かったからいいじゃないかとまとめられない気持ちがありますよ。
「因縁めいているのは認めるけど、最初は偶然。色々教えて、開放してもらおうとしたら別件で全部忘れるとかひどい」
「そんなの記憶のどこにもありませんので無効です」
「教えたのはあっちの魔導師のほう」
「それならなおさら関係ありません」
「まあね。そうだけど」
沈黙している間に、魔道具の破壊作業をすすめます。粗方終わったあたりで、幽霊(仮)の様子を見れば少しばかり気落ちしているようでした。
なにかとても悪いことをしたような気がしてきます。
「そろそろ本体を破壊します。心残りはありませんか?」
少しばかり、話に付き合ってもいいように思えました。一応、リリーさんの遠い血縁ですし。
「一つ聞きたいことがあるんだ」
「なんでしょう?」
妙に身構えたような魔法使いに嫌な予感がします。やめればよかったでしょうか。
「これは知人の話なんだが、魔法使いなんかに好かれても嫌じゃない? とずっと気がかりだった、らしい。これってどう?」
「好きな人ならなんでもよいということでいいじゃないですか」
知人の振りした自分の話を振られました。地味に気にしてたんですかね? まあ、気にしない魔法使いならおとぎ話のように、さっさと連れ去ってます。
相手の気持ちを思いやった分だけ、理性的と言えそうです。ただし、そのあとの対応で全部台無し感があります。
「建前やきれいごとの話じゃなくて」
「と言われましても、前提として、あたしも魔法使いの部類で異界から来て忌避感なし。むしろ同士という状況でした」
どちらかと言えば、あたしのほうが事故物件。
ああ、どうしましょう。保証とかいりますよね。大変ご迷惑とわがままを申し上げました。きっちり謝罪スタートのつもりが幽霊スタートとかなんですかね。妙な雰囲気にならなくて良かったと思えばいいのでしょうか。
「では、囲い込まれたりとか行動制限されたりは?」
「個人差があります。好きな人になら何されてもいい人もいますし、そこは線引きする人もいますよ。男女差はそこにないと思いますよ」
「そう。相談相手を間違えた」
でしょうね。
あたしはどちらかというと行動制限が嫌なタイプです。望んで引きこもりは良くても、監禁はお断りです。自主性、大事。
「あたしは思うんですけど。
好きでもない相手と結婚するくらいなら永劫眠ってやるくらいの気概のある女性が好き好んで監禁はされません」
穏やかに拒否するより、全拒否しそうです。そのあたりの気概はリリーさんからも感じられますね。
嫌なものは嫌なのだと断る気質は受け継がれたのかもしれません。
「そっか。うん、そうだね」
妙にうれしそうなのが、イラっと来るのはなぜでしょうか。
「破壊しますよ」
「目の前で消えるのも嫌だろうから、今さよならするよ。
世話になった」
「では、良き眠りを」
笑って幽霊(仮)は姿を消しました。
さて、容赦なく、魔道具を破壊しましょう。
数分後に現れたのは破壊と残虐の限りをつくした、と言われても仕方ない部屋の惨状です。硬かった。ものすっごい硬かったんです。最後は圧をかけました。めきょっと歪んでようやくですよ。
……まあ、これなら何も残ってないのはおかしくもないでしょう。
ただ、この現状で一か所だけ無傷な場所がありました。不審です。さっさと中身を改めました。中身は箱でした。さらに中身は想定外なもの。
「……うーん」
唸ってしまいますね。普通の櫛でした。木製で、花の彫刻が一部ある程度。地味です。魔道具でもありません。
素材が特別なのかもしれませんが、そのあたりの知識はありません。
箱に戻して、これは持ち帰ることにしました。遺品として親族に渡したほうがいいかもしれません。
いるかどうかはわかりませんが。
櫛だけ持って、戻ればエリックが難しい顔をしていました。なんでしょうかね?
まあともかく、これで旅館の幽霊事件は解決です。あとは事後処理です!
正直逃げ出したい、総スルーして何事もなかったようにしたいですが、そうもいきません。後回しにして、嫌な時に処理することになるなら先に解決。
そうでもしないと知らないフラグが立っているのではないかと不安になってくるのです。
でも、今は、ちょっとだけ甘えておきたいのです。
後ろ髪惹かれる思いというのはちょっと違いますが、微妙に振り返りつつ廊下を進みます。
念押し二回で足りるかちょっと不安です。
「これで、ついてこないといいですけど」
「異変があったら知らせるよ」
「!?」
不安から口走った言葉に返答があるとは思っていませんでした。
恐る恐る声のほうを向けば幽霊(仮)がそこにいました。
幽霊(仮)がエリックのところにいたと思って安心していたら、分裂してました! フリーダムな精神体ですね……。明らかに距離を離したいあたしを彼は面白がって近づいてくる不毛な追いかけっこを一分ほど。ぜはぜはしているあたしは廊下の奥にたどり着きました。結構遠かったですね。
「そんなにビビることもないじゃない」
そのぜはぜはなあたしに傷ついたように言うのですけど。きっと睨んでおきます。
「苦手なんですって! わかっててやってますよね!?」
あはははと楽し気に笑うところに既視感がありました。
なんか、リリーさんに似てます。やりすぎちゃった、ごめんねぇって謝罪されるときとか。あれは、ご令嬢教育の時のこと。思わず遠い目をしてしまいますね。
ビビっている我々に色々するのが楽しすぎてとドS仕様な謝罪でしたよ……。おかげで今のところ恥をかくようなことはありませんが、それにしたって。
……。
気を取り直しましょう。目の前には扉です。ごく普通の木製の両開きのものでした。
「鍵は開いてるよ」
言われた通りに鍵は開いてました。なんなら自動ドアくらいの勢いで開きました。言われなかったら悲鳴を上げていましたね。
室内は整然としていました。
魔道具らしきものはごちゃっと置かれていて、そこだけは乱雑な印象です。
「これを壊すんですか?」
「そうそう。物理でやっちゃって。
私の本体はあっちの大きいのだから後回しでいいよ」
先に潰してやろうかとちらっと考えたりもしましたが、一応、ちゃんと壊れたのか確認してもらうことも必要です。
半分透けた白い幽霊はなに? と言わんばかりですね。
あたしはため息をついて、破壊行為にいそしみます。色々、勉強した成果をこんな時に発揮することになるとは。
貴重な素材とか使ってそうですけど、容赦なく破砕。
なんというか、この魔法使い、エリックと同系統な気がしています。出来るからやってみる。もちろん倫理観は一時棚上げ。作った後に興味なくしてほったらかし、みたいな。
エリックの場合、趣味で作ったものは保管箱に厳重管理しているそうですけど。
「ごめんね。眠り姫があんなに残るなんて思ってなくてさ」
黙ってその作業を見ているのかと思えば、幽霊(仮)は話しかけてきました。破壊した物を箱にまとめてる作業をしているので注意がそれてなにかやらかすことはないですが。
雑談したい気分でもないのでそうですかと一言、返しておしまいにしました。
「あれ、解除するの大変なんだよ。それくらい本気で愛してくれる人じゃないと姫を託せないとおもったから」
終わりになりませんでした。聞きたくないとか言えばよかったんでしょうか。
その件の眠り姫は鬼畜仕様でしたよ。執念が滲んでいたと思うのは気のせいではないでしょう。
そのあと、姫様はどうなったのか、なんて聞きたくありません。
「あっさりと解除したから感動というより、恐怖を感じたね」
「……ほんと黙りません? 余計なもの残すから、余計なトラブルに全力で巻き込まれてますよ!?」
眠り姫については本当に役に立ったとは言い難いです。結果的に良かったからいいじゃないかとまとめられない気持ちがありますよ。
「因縁めいているのは認めるけど、最初は偶然。色々教えて、開放してもらおうとしたら別件で全部忘れるとかひどい」
「そんなの記憶のどこにもありませんので無効です」
「教えたのはあっちの魔導師のほう」
「それならなおさら関係ありません」
「まあね。そうだけど」
沈黙している間に、魔道具の破壊作業をすすめます。粗方終わったあたりで、幽霊(仮)の様子を見れば少しばかり気落ちしているようでした。
なにかとても悪いことをしたような気がしてきます。
「そろそろ本体を破壊します。心残りはありませんか?」
少しばかり、話に付き合ってもいいように思えました。一応、リリーさんの遠い血縁ですし。
「一つ聞きたいことがあるんだ」
「なんでしょう?」
妙に身構えたような魔法使いに嫌な予感がします。やめればよかったでしょうか。
「これは知人の話なんだが、魔法使いなんかに好かれても嫌じゃない? とずっと気がかりだった、らしい。これってどう?」
「好きな人ならなんでもよいということでいいじゃないですか」
知人の振りした自分の話を振られました。地味に気にしてたんですかね? まあ、気にしない魔法使いならおとぎ話のように、さっさと連れ去ってます。
相手の気持ちを思いやった分だけ、理性的と言えそうです。ただし、そのあとの対応で全部台無し感があります。
「建前やきれいごとの話じゃなくて」
「と言われましても、前提として、あたしも魔法使いの部類で異界から来て忌避感なし。むしろ同士という状況でした」
どちらかと言えば、あたしのほうが事故物件。
ああ、どうしましょう。保証とかいりますよね。大変ご迷惑とわがままを申し上げました。きっちり謝罪スタートのつもりが幽霊スタートとかなんですかね。妙な雰囲気にならなくて良かったと思えばいいのでしょうか。
「では、囲い込まれたりとか行動制限されたりは?」
「個人差があります。好きな人になら何されてもいい人もいますし、そこは線引きする人もいますよ。男女差はそこにないと思いますよ」
「そう。相談相手を間違えた」
でしょうね。
あたしはどちらかというと行動制限が嫌なタイプです。望んで引きこもりは良くても、監禁はお断りです。自主性、大事。
「あたしは思うんですけど。
好きでもない相手と結婚するくらいなら永劫眠ってやるくらいの気概のある女性が好き好んで監禁はされません」
穏やかに拒否するより、全拒否しそうです。そのあたりの気概はリリーさんからも感じられますね。
嫌なものは嫌なのだと断る気質は受け継がれたのかもしれません。
「そっか。うん、そうだね」
妙にうれしそうなのが、イラっと来るのはなぜでしょうか。
「破壊しますよ」
「目の前で消えるのも嫌だろうから、今さよならするよ。
世話になった」
「では、良き眠りを」
笑って幽霊(仮)は姿を消しました。
さて、容赦なく、魔道具を破壊しましょう。
数分後に現れたのは破壊と残虐の限りをつくした、と言われても仕方ない部屋の惨状です。硬かった。ものすっごい硬かったんです。最後は圧をかけました。めきょっと歪んでようやくですよ。
……まあ、これなら何も残ってないのはおかしくもないでしょう。
ただ、この現状で一か所だけ無傷な場所がありました。不審です。さっさと中身を改めました。中身は箱でした。さらに中身は想定外なもの。
「……うーん」
唸ってしまいますね。普通の櫛でした。木製で、花の彫刻が一部ある程度。地味です。魔道具でもありません。
素材が特別なのかもしれませんが、そのあたりの知識はありません。
箱に戻して、これは持ち帰ることにしました。遺品として親族に渡したほうがいいかもしれません。
いるかどうかはわかりませんが。
櫛だけ持って、戻ればエリックが難しい顔をしていました。なんでしょうかね?
まあともかく、これで旅館の幽霊事件は解決です。あとは事後処理です!
正直逃げ出したい、総スルーして何事もなかったようにしたいですが、そうもいきません。後回しにして、嫌な時に処理することになるなら先に解決。
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でも、今は、ちょっとだけ甘えておきたいのです。
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