12 / 34
衛兵の襲撃
しおりを挟む
城塞都市バーレンには、観光客向けの高級な宿がいくつも営業している。
今回、人外部隊の面々はそんな宿のひとつに泊まっていた。三人部屋をふたつ取り、片方にカーロフとブリンケンとジョニーが、もう片方にはザフィーとミレーナとイパンカが宿泊している。
夜明けと呼ぶには遅く、朝と呼ぶには少し早い時間。空は明るくなりかけているが、室内にまでその光は届いていない。
薄暗い室内では、上半身裸のジョニーが奇妙な動きをしていた。構えた姿勢から、何もない空間に蹴りを放つ。非常に遅い動きだ。まるで、彼の周囲だけ時間が遅くなっているかのようである。それでも、姿勢はぐらついていない。ゆったりとした動きで、蹴りの動作を終える。
不意に、ジョニーの動きが止まった。扉の開いた寝室から、ブリンケンがこちらを見ていたのだ。
「起こしちまったか?」
ジョニーが尋ねると、ブリンケンは首を横に振る。
「いいや。それにしても、練習熱心だな」
「まあな。こんな時こそ、基本をチェックしておかないんだよ」
そう言うと、ジョニーは床にしゃがみ込んだ。両足を開き、上体を左右に曲げていく。
ブリンケンは、そんな動きを興味深そうに見ている。ややあって、口を開いた。
「武術を極めると、手のひらから火の玉みたいなのを発射したりするって聞いたことがある。それは本当か?」
その問いに、ジョニーは思わずくすりと笑った。
「いやいや、違う違う、それは魔法だよ。ごっちゃになっているのさ。武術の奥義は、魔法とは別種のものらしい。俺の師匠は、そう言ってた」
「じゃあ奥義って、どんな技なんだ?」
「知らん。ただ師匠は、こんなことも言ってたよ。奥義に到達するには、まず実戦を繰り返すこと。そして戦いの中で、自分自身の中に気づきがあるかどうか……その気づきがない奴は、一生到達できないらしい」
言われたブリンケンは、思わず首を捻る。
「気づき? なんか宗教みたいだな」
「最後には、こう言ってたぜ。目を閉じれば、世界は闇に覆われる。だが、より鮮明に見えるものもあるってな」
「深いような、そうでないような……何だか、よくわからない言葉だな」
そう、ジョニー自身も、未だに言葉の真の意味はわかっていない。教えてもらう前に、師匠は死んでしまった。ジョニーの手で、森に埋葬したのだ。
あのマルクのように──
切ない気分をごまかすため、無理やり笑顔を作り言葉を返す。
「確かに、意味わからねえよな。ところで、あんたら天空人の国にも、武術はあるのか?」
「あるよ。武術大会みたいなのも開催されてるくらいだ」
「ほう。出てみたいな」
「ああ、是非とも出てくれ。そうすれば、あんたらに対する意識も変わるだろう」
意識? どういうことだろうか。ジョニーは、以前から感じていた疑問を聞いてみた。
「天空人たちは、俺たち地上人をどう思ってるんだ?」
すると、ブリンケンの表情は暗くなる。
「知らない方がいい」
「どういう意味だ?」
「はっきり言うとだ、天空人は地上人のことを猿と大して変わらん未開の民族だと思っている」
聞いた瞬間、ジョニーの目つきが鋭くなった。ブリンケンを睨みながら、ゆっくりと喋り出す。
「何だそりゃ。天空人は、そんな御立派な連中なのかよ?」
「大半の天空人は、自分たちを御立派だと思っている。でなきゃ、正体を明かさず様子を見ようなんて意見は出てこないよ」
「お前はどうなんだ? 俺たちを、どう思っているんだ?」
なおも尋ねるジョニーに、ブリンケンは複雑な表情で答えた。
「正直に言うと、最初は地上人を愚かな連中だと思ってた。しかし、今は違う。時間はかかるだろうが、両者はいつかわかりあえる気がするよ」
その時、カーロフの声が割って入る。
「外が騒がしいですね。用心した方がいいかもしれません」
「えっ、何でだよ? さすがに、こんな街で襲って来る奴はいないだろ」
ジョニーが尋ねると、カーロフは寝室から手招きする。
「こちらに来てください。こんな時間だというのに、衛兵が来ているのですよ。しかも、この宿の前に集合しています。これは、逃げた方がいいかもしれません」
「どういうことだ? なぜ衛兵が、俺たちを狙うんだよ?」
「我々の敵は、殺し屋ゴブリン集団のヤキ族や、最強の傭兵といわれているミッシング・リンクを雇ったのですよ。かなりの大物です。となれば、この街の権力者を抱き込む可能性もあります」
珍しく早口で語るカーロフに、ジョニーとブリンケンは唖然となっていた。何も言えず、ただただお互い顔を見合わせている。
しかし、カーロフはお構いなしに話を続けた。
「とにかく、隊長たちの部屋に行きましょう」
言うと同時に、カーロフは部屋を飛び出した
一方、ジョニーとブリンケンは顔を見合わせたままだった。敵が大物なのは認めるが、こんな巨大な都市の衛兵をまるごと抱き込めるほどの力を持っているというのか。
直後、カーロフが正しかったことを知らされる。ふたりが窓から下を見てみると、いつの間にか衛兵が集まり宿を取り囲んでいるのだ。その数は、今のところ三十前後である。蹴散らせないこともないが、奴らは増援を呼べる。まともに戦えば、次々と増援を呼ばれるだげだ。勝ち目はない。
ジョニーが舌打ちした直後、数人の衛兵が宿に入っていくのが見えた。もし奴らの標的が人外部隊であるなら、すぐに来るだろう。
その時、ブリンケンが尋ねた。
「どうするんだ?」
「とにかく、まずは隊長のところに行こう」
答えると同時に、ジョニーは荷物を手に部屋を飛び出した。ブリンケンも、後に続く。
ふたりがザフィーらの泊まる部屋に入った途端、外から足音が聞こえてきた。明らかに、泊まり客のものとは違う雰囲気だ。
全員の顔に、緊張が走る。
「一体どうなってんだい? まさか、ここの衛兵まで抱き込むとは──」
ザフィーが言い終わる前に、いきなり扉が開いた。廊下には、クロスボウを構えた衛兵が数人いる。うちひとりが、傲慢な表情で口を開いた。
「我らは、バーレン警備隊だ。お前らには、国家反逆罪の容疑がかけられている。おとなしく来い。さもなくば殺す」
有無を言わさぬ態度で言い放つ。だが、その態度はすぐに変化した。突然、巨大なベッドが飛んできたのだ。
衛兵たちも、こんな攻撃は予期していなかったのだろう。慌てて後ろに下がる。一方、部屋からの攻撃は止まらない。タンスやテーブルといった備え付けの家具が、入口に積み重なっていく。
「これで時間は稼げます。後は、窓から逃げましょう」
言ったのはカーロフだ。彼が、その怪力でベッドやテーブルをぶん投げ、バリケードを作ったのだ。
「ちょっと待て! ここは五階だぞ! どうやって降りるんだよ! しかも、下には衛兵がわんさか──」
そこまでしか言えなかった。カーロフが、右腕でジョニー、左腕でブリンケンを担ぎ上げたのだ。
直後、窓から飛び降りる──
「おおい! 何すんだ!」
ブリンケンの悲鳴とも抗議ともつかない声とともに、カーロフは着地した。五階から落ちれば、凄まじい衝撃を受けるはずなのだが、カーロフは何事もなかったかのように担いでいたふたりを降ろす。
と、そこに矢が飛んできた。地上にいた衛兵たちが、クロスボウを撃ったのだ。
数本の矢が、狙い違わずカーロフに命中した……はずだった。しかし、彼の体に刺さることなく地面に落ちる。
カーロフは、衛兵たちの方を向いた。ツギハギと傷痕だらけの醜い顔を見て、衛兵は思わず後ずさりする。
「ば、化け物め!」
衛兵のひとりが叫んだが、カーロフは無言のまま、そばにある鉄製の街灯を片手で引き抜く。
じろりと衛兵を睨んだ。
「私は戦いが嫌いです。人を殺すことも、したくありません。さっさと引き上げてください」
声の直後、街灯をぶん投げた──
街灯は投げ槍のように飛んでいき、石の敷き詰められた地面に突き刺さる。衛兵たちは、慌てて後退した。
その時、上から荷物が降ってきた。次に、ミレーナとイバンカが下りてくる。鞭を窓枠に引っかけ、軽やかな動きで下りてきた。
最後はザフィーだ。彼女は落ちて来る羽毛のような速さで、ゆっくりと下りてくる。これも、魔法の為せる業だ。
直後、ミレーナが叫ぶ。
「みんな! ひとまず、こっちに隠れよう!」
言うと同時に、ミレーナは鞭を振るった。上の壁に引っかける。
鞭を起点に宙を飛び、狭い路地へと一瞬で移動する。着地し、横にある古い小屋を手で指し示した。
「この中に、地下道への入口がある! そこに逃げよう!」
「地下道? 何で知ってるんだ?」
ブリンケンが聞いたが、彼女は怒鳴り返した。
「質問は後! 衛兵が来るよ!」
今回、人外部隊の面々はそんな宿のひとつに泊まっていた。三人部屋をふたつ取り、片方にカーロフとブリンケンとジョニーが、もう片方にはザフィーとミレーナとイパンカが宿泊している。
夜明けと呼ぶには遅く、朝と呼ぶには少し早い時間。空は明るくなりかけているが、室内にまでその光は届いていない。
薄暗い室内では、上半身裸のジョニーが奇妙な動きをしていた。構えた姿勢から、何もない空間に蹴りを放つ。非常に遅い動きだ。まるで、彼の周囲だけ時間が遅くなっているかのようである。それでも、姿勢はぐらついていない。ゆったりとした動きで、蹴りの動作を終える。
不意に、ジョニーの動きが止まった。扉の開いた寝室から、ブリンケンがこちらを見ていたのだ。
「起こしちまったか?」
ジョニーが尋ねると、ブリンケンは首を横に振る。
「いいや。それにしても、練習熱心だな」
「まあな。こんな時こそ、基本をチェックしておかないんだよ」
そう言うと、ジョニーは床にしゃがみ込んだ。両足を開き、上体を左右に曲げていく。
ブリンケンは、そんな動きを興味深そうに見ている。ややあって、口を開いた。
「武術を極めると、手のひらから火の玉みたいなのを発射したりするって聞いたことがある。それは本当か?」
その問いに、ジョニーは思わずくすりと笑った。
「いやいや、違う違う、それは魔法だよ。ごっちゃになっているのさ。武術の奥義は、魔法とは別種のものらしい。俺の師匠は、そう言ってた」
「じゃあ奥義って、どんな技なんだ?」
「知らん。ただ師匠は、こんなことも言ってたよ。奥義に到達するには、まず実戦を繰り返すこと。そして戦いの中で、自分自身の中に気づきがあるかどうか……その気づきがない奴は、一生到達できないらしい」
言われたブリンケンは、思わず首を捻る。
「気づき? なんか宗教みたいだな」
「最後には、こう言ってたぜ。目を閉じれば、世界は闇に覆われる。だが、より鮮明に見えるものもあるってな」
「深いような、そうでないような……何だか、よくわからない言葉だな」
そう、ジョニー自身も、未だに言葉の真の意味はわかっていない。教えてもらう前に、師匠は死んでしまった。ジョニーの手で、森に埋葬したのだ。
あのマルクのように──
切ない気分をごまかすため、無理やり笑顔を作り言葉を返す。
「確かに、意味わからねえよな。ところで、あんたら天空人の国にも、武術はあるのか?」
「あるよ。武術大会みたいなのも開催されてるくらいだ」
「ほう。出てみたいな」
「ああ、是非とも出てくれ。そうすれば、あんたらに対する意識も変わるだろう」
意識? どういうことだろうか。ジョニーは、以前から感じていた疑問を聞いてみた。
「天空人たちは、俺たち地上人をどう思ってるんだ?」
すると、ブリンケンの表情は暗くなる。
「知らない方がいい」
「どういう意味だ?」
「はっきり言うとだ、天空人は地上人のことを猿と大して変わらん未開の民族だと思っている」
聞いた瞬間、ジョニーの目つきが鋭くなった。ブリンケンを睨みながら、ゆっくりと喋り出す。
「何だそりゃ。天空人は、そんな御立派な連中なのかよ?」
「大半の天空人は、自分たちを御立派だと思っている。でなきゃ、正体を明かさず様子を見ようなんて意見は出てこないよ」
「お前はどうなんだ? 俺たちを、どう思っているんだ?」
なおも尋ねるジョニーに、ブリンケンは複雑な表情で答えた。
「正直に言うと、最初は地上人を愚かな連中だと思ってた。しかし、今は違う。時間はかかるだろうが、両者はいつかわかりあえる気がするよ」
その時、カーロフの声が割って入る。
「外が騒がしいですね。用心した方がいいかもしれません」
「えっ、何でだよ? さすがに、こんな街で襲って来る奴はいないだろ」
ジョニーが尋ねると、カーロフは寝室から手招きする。
「こちらに来てください。こんな時間だというのに、衛兵が来ているのですよ。しかも、この宿の前に集合しています。これは、逃げた方がいいかもしれません」
「どういうことだ? なぜ衛兵が、俺たちを狙うんだよ?」
「我々の敵は、殺し屋ゴブリン集団のヤキ族や、最強の傭兵といわれているミッシング・リンクを雇ったのですよ。かなりの大物です。となれば、この街の権力者を抱き込む可能性もあります」
珍しく早口で語るカーロフに、ジョニーとブリンケンは唖然となっていた。何も言えず、ただただお互い顔を見合わせている。
しかし、カーロフはお構いなしに話を続けた。
「とにかく、隊長たちの部屋に行きましょう」
言うと同時に、カーロフは部屋を飛び出した
一方、ジョニーとブリンケンは顔を見合わせたままだった。敵が大物なのは認めるが、こんな巨大な都市の衛兵をまるごと抱き込めるほどの力を持っているというのか。
直後、カーロフが正しかったことを知らされる。ふたりが窓から下を見てみると、いつの間にか衛兵が集まり宿を取り囲んでいるのだ。その数は、今のところ三十前後である。蹴散らせないこともないが、奴らは増援を呼べる。まともに戦えば、次々と増援を呼ばれるだげだ。勝ち目はない。
ジョニーが舌打ちした直後、数人の衛兵が宿に入っていくのが見えた。もし奴らの標的が人外部隊であるなら、すぐに来るだろう。
その時、ブリンケンが尋ねた。
「どうするんだ?」
「とにかく、まずは隊長のところに行こう」
答えると同時に、ジョニーは荷物を手に部屋を飛び出した。ブリンケンも、後に続く。
ふたりがザフィーらの泊まる部屋に入った途端、外から足音が聞こえてきた。明らかに、泊まり客のものとは違う雰囲気だ。
全員の顔に、緊張が走る。
「一体どうなってんだい? まさか、ここの衛兵まで抱き込むとは──」
ザフィーが言い終わる前に、いきなり扉が開いた。廊下には、クロスボウを構えた衛兵が数人いる。うちひとりが、傲慢な表情で口を開いた。
「我らは、バーレン警備隊だ。お前らには、国家反逆罪の容疑がかけられている。おとなしく来い。さもなくば殺す」
有無を言わさぬ態度で言い放つ。だが、その態度はすぐに変化した。突然、巨大なベッドが飛んできたのだ。
衛兵たちも、こんな攻撃は予期していなかったのだろう。慌てて後ろに下がる。一方、部屋からの攻撃は止まらない。タンスやテーブルといった備え付けの家具が、入口に積み重なっていく。
「これで時間は稼げます。後は、窓から逃げましょう」
言ったのはカーロフだ。彼が、その怪力でベッドやテーブルをぶん投げ、バリケードを作ったのだ。
「ちょっと待て! ここは五階だぞ! どうやって降りるんだよ! しかも、下には衛兵がわんさか──」
そこまでしか言えなかった。カーロフが、右腕でジョニー、左腕でブリンケンを担ぎ上げたのだ。
直後、窓から飛び降りる──
「おおい! 何すんだ!」
ブリンケンの悲鳴とも抗議ともつかない声とともに、カーロフは着地した。五階から落ちれば、凄まじい衝撃を受けるはずなのだが、カーロフは何事もなかったかのように担いでいたふたりを降ろす。
と、そこに矢が飛んできた。地上にいた衛兵たちが、クロスボウを撃ったのだ。
数本の矢が、狙い違わずカーロフに命中した……はずだった。しかし、彼の体に刺さることなく地面に落ちる。
カーロフは、衛兵たちの方を向いた。ツギハギと傷痕だらけの醜い顔を見て、衛兵は思わず後ずさりする。
「ば、化け物め!」
衛兵のひとりが叫んだが、カーロフは無言のまま、そばにある鉄製の街灯を片手で引き抜く。
じろりと衛兵を睨んだ。
「私は戦いが嫌いです。人を殺すことも、したくありません。さっさと引き上げてください」
声の直後、街灯をぶん投げた──
街灯は投げ槍のように飛んでいき、石の敷き詰められた地面に突き刺さる。衛兵たちは、慌てて後退した。
その時、上から荷物が降ってきた。次に、ミレーナとイバンカが下りてくる。鞭を窓枠に引っかけ、軽やかな動きで下りてきた。
最後はザフィーだ。彼女は落ちて来る羽毛のような速さで、ゆっくりと下りてくる。これも、魔法の為せる業だ。
直後、ミレーナが叫ぶ。
「みんな! ひとまず、こっちに隠れよう!」
言うと同時に、ミレーナは鞭を振るった。上の壁に引っかける。
鞭を起点に宙を飛び、狭い路地へと一瞬で移動する。着地し、横にある古い小屋を手で指し示した。
「この中に、地下道への入口がある! そこに逃げよう!」
「地下道? 何で知ってるんだ?」
ブリンケンが聞いたが、彼女は怒鳴り返した。
「質問は後! 衛兵が来るよ!」
0
あなたにおすすめの小説
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
お茶をしましょう、若菜さん。〜強面自衛官、スイーツと君の笑顔を守ります〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。
「だって顔に大きな傷があるんだもん!」
体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。
実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。
寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。
スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。
※フィクションです。
※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々
饕餮
ライト文芸
ここは東京郊外松平市にある商店街。
国会議員の重光幸太郎先生の地元である。
そんな商店街にある、『居酒屋とうてつ』やその周辺で繰り広げられる、一話完結型の面白おかしな商店街住人たちのひとこまです。
★このお話は、鏡野ゆう様のお話
『政治家の嫁は秘書様』https://www.alphapolis.co.jp/novel/210140744/354151981
に出てくる重光先生の地元の商店街のお話です。当然の事ながら、鏡野ゆう様には許可をいただいております。他の住人に関してもそれぞれ許可をいただいてから書いています。
★他にコラボしている作品
・『桃と料理人』http://ncode.syosetu.com/n9554cb/
・『青いヤツと特別国家公務員 - 希望が丘駅前商店街 -』http://ncode.syosetu.com/n5361cb/
・『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
・『希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―』https://www.alphapolis.co.jp/novel/172101828/491152376
・『日々是好日、希望が丘駅前商店街-神神飯店エソ、オソオセヨ(にいらっしゃいませ)』https://www.alphapolis.co.jp/novel/177101198/505152232
・『希望が丘駅前商店街~看板娘は招き猫?喫茶トムトム元気に開店中~』https://ncode.syosetu.com/n7423cb/
・『Blue Mallowへようこそ~希望が丘駅前商店街』https://ncode.syosetu.com/n2519cc/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる