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聖女様と呼ばれてあげましょう20
しおりを挟むレドモンド様の部屋のソファに横並びになりながら座ってお願いをする
「レン、これ使いたい」
そういって空間収納から取り出したのは防音魔具
拳くらいの大きさで台の上に丸みを帯びて色々な鉱石を散らばしてある置物に見える物を机に置いてレドモンド様の手を防音魔具の上にかざすように向ける
「真似して」
魔具にほんの少しの魔力を引き出させるように動かす
レドモンド様は魔力を引き出される感覚にびくっと反応したけど、私の事を信頼してくれているのかそのまま魔力を魔具に込めるよう集中した
魔力が溜まるとぴたっと流れが止まる
見た目には分からないし魔力登録を行ったりとまぁ色々あるけどつまり今のところこれを使えるのは私とレドモンド様だけ
使い勝手を理解したレドモンド様が
「これはどう使うのです?」
「防音魔具」
「防音………」
ぼっ!と顔が赤くなって目線が泳ぐ
んふふ、可愛い
「うん、寝室の音聞かれたくないから…だめ?」
勢いよく首を横に振るレドモンド様
「それと、これから先レドモンド様にしか話さないこともある……その時にこれを使って漏れ出るのを防ぎたいの」
はっと顔を上げ私を覗き見る
どこか覚悟したような真剣な眼差しに嬉しくなる
まだ、出会って少ししか経っていないのにいきなり現れた女に掻き乱されきっと嫌な目線も言動も他者からされてきたと思うのに
それでも想いを返してくれたレドモンド様
それなのに、私のする事に反対する訳でもなく見守ってこんな私を守ってくれるって言ってくれた
「レン、すき………大好き」
そのまま2人の顔が近付いて唇が重なる………
ちゅっ、とゆっくりと離れる
レドモンド様も私も瞳を見たまま口づけていた
もっとしてほしいという変わりにレドモンド様の首に手を回して口元を見る
震えるレドモンド様の手が私の髪を触って少し引き寄せ口づける
また唇が離れては口づける
それを繰り返して少しだけ息が荒くなった時レドモンド様が少し顔を離して私の顔をじっと見つめる
頭にあった両手は頬に当て親指の腹で頬を撫でる
その間レドモンド様を見つめ続ける
息が整ってきたところでレドモンド様の両手が私の脇腹を掴んで持ち上げ膝の上に座らせた
そのまま体を引き寄せて右手を腰に回して左手は頭の後ろを撫でながらレドモンド様から口づけをする
ちゅ…ちゅ…と唇を合わせてる時に軽く噛む
その時びくっとレドモンド様の手が動いたけど構わずに噛んで舐めて唇を堪能していく
動きを止めていたレドモンド様は今までの緩やかさを忘れたかのように口内を激しく犯していく
くちゅくちゅと音を出しながら舌を絡めて愛撫をされる
逃げようとしてないのに、逃さないように頭を撫でてた手をうなじに回し逃がさないように掴む
私も、首に回した手をぎゅっと力を込めて隙間ないくらいに体を密着させる
「んっ………はぁ、んっ………」
息が漏れ出る
酸欠で頭がくらくらする
くっついている部分の体が熱くなってくる
口の中も、時折唇を合わせるように啄む口づけに戻るのも
ふと、うなじに回った手が横髪をかきあげくしゃくしゃにされるのも
徐々に全部が気持ちよくなって服が擦れるだけでも小さな快楽を拾ってくる
服のままなのが寂しくて脱がそうとする
意図に気付いたレドモンド様は少し離れて脱ごうとするからそれもまた寂しくてつい我が儘に引っ付いて唇を奪う
少し驚いたレドモンド様だけど、すぐにぎゅっと抱きしめ頭を撫でながら私からの口づけを甘受してくれる
脱がしにくいけど離れるよりはずっといい
神官服よりもラフだけど似ている夜着をお腹まで落とす
服越しでも分かった鍛えられた筋肉があらわになりドキリとする
今まではどこか優位に事を運んでいたつもりだったけれど、途端に意識して恥ずかしくなってくる
でも、ここまで積極的だったのに急に恥ずかしくなってきたのもバレたくなくて誤魔化すように抱きつこうとするもそのままレドモンド様が私を抱いたまま急に立ち上がり寝室に向かっていく
そのままなんだか擽ったくなるくらい優しくそっとベッドに横にされ、そのまま覆いかぶされる
凄く男を意識して思わず顔を腕で隠してしまう
「………どうしました?」
そんな風に優しく気遣うように問いかけてくれる
でも、急に恥じらいが出てきたなんて言えなくて言いたくなくてでも黙っていて困らせたくもなくて結局素直に伝えることになる
「………恥ずかしくて………」
「っっ!!恥ずかしいのですか?」
なんてわざわざ確認されるからもっと恥ずかしくなってレドモンド様の顔を隠すように手を伸ばす
そのまま起き上がってなんともない風に果実水を飲もうとベッドに置いてあるグラスに手を伸ばし注ぐ
なんとなく顔が見れなくて背を向けて飲もうと思った
後ろから手を伸ばして私のグラスを奪い取る
そのまま私を振り向かせてレドモンド様がわざとらしく果実水を飲む様を見せつけてそのまま口移しで飲まされる
「んっんっ…ごくっ………はぁ……」
そんな事を3回繰り返して
「まだ飲みますか?」
と問われるから「もう大丈夫」と声に出す
レドモンド様がグラスを置いてそのまま私の顔を見ながら楽しそうに笑う
「恥ずかしがっているひなのを見られるのはなんだか楽しいですね」
なんて、中々なSっ気心を出されて心臓がドクンと跳ねた
顔を隠そうと俯けばそのまま横にされ瞼を指の腹で撫でられる
ゾワゾワっとした感覚の後に顔中に口づけされまた酸欠になるくらいのキスを交わす
夢中になりすぎて腕をいつレドモンド様の首に回したか分からない
レドモンド様の唇がどんどん下にいき首や耳を舐められ甘噛みされ、その間に服も脱がされていく
右耳の横にレドモンド様の左手が置かれているのを見てちゅっちゅっちゅっ、と腕や手の甲にキスをしていく
そのまま私の右手をレドモンド様の左手に這わせ握る
露わになった胸に口づけをし、舌を這わせ私の気持ちいい場所を探される
「はっ、はっ、んんっ…レドモンド様ぁ」
甘い声で呼ぶと思わず乳首をパクッと食べられて下で蹂躙していく
「あっあっあっあっ」
声が漏れ出る度、体が気持ちよさで震える度舌でくちゅくちゅと激しく愛撫される
「レンと呼ぶのでしょう?」
そう問われて
「んっんっ…あっ、レンっレンっ」
名前を呼べば胸にあった唇は私の唇と触れ合い舐められ吐息さえも食べられるくらい貪られる
その間に下着も全部脱がされ手のひらで体中に触れられふくらはぎの裏までも愛撫され
体がぴたっとくっついているからレドモンド様の体でも愛撫される
もうイキそうなくらい気持ちがいいのに逃さないというようにぎゅっと抱きしめ体に不自由を感じるほどに絡め取られていく
そのまま下半身にレドモンド様の手が近付きびしょびしょに濡れているソコを中指ですーっと触られる
「あっ!あっ!んんんっっ」
体がびくびく動いてイッたのを隠させてくれない
「はぁ…はぁ…はぁ…んんっっ」
息を整える暇もなく口づけをされ下半身を撫でられていく
レドモンド様の手がどんどんと濡れて行き
くちゅくちゅと音を出しながら感じてる事を音でも伝えてしまう
少し目を開けると欲望と愛情が混ざりあった瞳で見られていた事に気づき
「ふあぁぁっっっ」
今度は瞳でイッてしまう
びっくりした目を一瞬向けるもすぐに欲情を全面に出した瞳で見ながらくちくちと下半身をイジられる
その時レドモンド様の親指がクリトリスを触れる
一瞬の変化も見逃さないようにと私を観察してるレドモンド様は気持ちよくなっている場所を把握しすぐにまた親指でくにくにとクリトリスを愛撫しだす
「あっんっはぁっっんっんっんっんっ」
そのまま中指で中に入ろうとする
入口はすでにぐちょぐちょで簡単に中に招き入れる
それでも指1本がぎりぎりで、でもキツくはなく丁度いいくらいの収まり具合とひくひくと動く柔らかな中にレドモンド様は吐精しそうになる
ぐっと堪らえて中の気持ちよくなる場所を探っていくけれどひなのの気持ち良さそうな顔や声、体全部で興奮を伝えてくれる事に頭がおかしくなっている
「はぁ…はぁ…ひなの、ひなの」
つい名前を呼んでしまいますます興奮してしまっていく
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