26 / 41
聖女様と呼ばれてあげましょう20
しおりを挟むレドモンド様の部屋のソファに横並びになりながら座ってお願いをする
「レン、これ使いたい」
そういって空間収納から取り出したのは防音魔具
拳くらいの大きさで台の上に丸みを帯びて色々な鉱石を散らばしてある置物に見える物を机に置いてレドモンド様の手を防音魔具の上にかざすように向ける
「真似して」
魔具にほんの少しの魔力を引き出させるように動かす
レドモンド様は魔力を引き出される感覚にびくっと反応したけど、私の事を信頼してくれているのかそのまま魔力を魔具に込めるよう集中した
魔力が溜まるとぴたっと流れが止まる
見た目には分からないし魔力登録を行ったりとまぁ色々あるけどつまり今のところこれを使えるのは私とレドモンド様だけ
使い勝手を理解したレドモンド様が
「これはどう使うのです?」
「防音魔具」
「防音………」
ぼっ!と顔が赤くなって目線が泳ぐ
んふふ、可愛い
「うん、寝室の音聞かれたくないから…だめ?」
勢いよく首を横に振るレドモンド様
「それと、これから先レドモンド様にしか話さないこともある……その時にこれを使って漏れ出るのを防ぎたいの」
はっと顔を上げ私を覗き見る
どこか覚悟したような真剣な眼差しに嬉しくなる
まだ、出会って少ししか経っていないのにいきなり現れた女に掻き乱されきっと嫌な目線も言動も他者からされてきたと思うのに
それでも想いを返してくれたレドモンド様
それなのに、私のする事に反対する訳でもなく見守ってこんな私を守ってくれるって言ってくれた
「レン、すき………大好き」
そのまま2人の顔が近付いて唇が重なる………
ちゅっ、とゆっくりと離れる
レドモンド様も私も瞳を見たまま口づけていた
もっとしてほしいという変わりにレドモンド様の首に手を回して口元を見る
震えるレドモンド様の手が私の髪を触って少し引き寄せ口づける
また唇が離れては口づける
それを繰り返して少しだけ息が荒くなった時レドモンド様が少し顔を離して私の顔をじっと見つめる
頭にあった両手は頬に当て親指の腹で頬を撫でる
その間レドモンド様を見つめ続ける
息が整ってきたところでレドモンド様の両手が私の脇腹を掴んで持ち上げ膝の上に座らせた
そのまま体を引き寄せて右手を腰に回して左手は頭の後ろを撫でながらレドモンド様から口づけをする
ちゅ…ちゅ…と唇を合わせてる時に軽く噛む
その時びくっとレドモンド様の手が動いたけど構わずに噛んで舐めて唇を堪能していく
動きを止めていたレドモンド様は今までの緩やかさを忘れたかのように口内を激しく犯していく
くちゅくちゅと音を出しながら舌を絡めて愛撫をされる
逃げようとしてないのに、逃さないように頭を撫でてた手をうなじに回し逃がさないように掴む
私も、首に回した手をぎゅっと力を込めて隙間ないくらいに体を密着させる
「んっ………はぁ、んっ………」
息が漏れ出る
酸欠で頭がくらくらする
くっついている部分の体が熱くなってくる
口の中も、時折唇を合わせるように啄む口づけに戻るのも
ふと、うなじに回った手が横髪をかきあげくしゃくしゃにされるのも
徐々に全部が気持ちよくなって服が擦れるだけでも小さな快楽を拾ってくる
服のままなのが寂しくて脱がそうとする
意図に気付いたレドモンド様は少し離れて脱ごうとするからそれもまた寂しくてつい我が儘に引っ付いて唇を奪う
少し驚いたレドモンド様だけど、すぐにぎゅっと抱きしめ頭を撫でながら私からの口づけを甘受してくれる
脱がしにくいけど離れるよりはずっといい
神官服よりもラフだけど似ている夜着をお腹まで落とす
服越しでも分かった鍛えられた筋肉があらわになりドキリとする
今まではどこか優位に事を運んでいたつもりだったけれど、途端に意識して恥ずかしくなってくる
でも、ここまで積極的だったのに急に恥ずかしくなってきたのもバレたくなくて誤魔化すように抱きつこうとするもそのままレドモンド様が私を抱いたまま急に立ち上がり寝室に向かっていく
そのままなんだか擽ったくなるくらい優しくそっとベッドに横にされ、そのまま覆いかぶされる
凄く男を意識して思わず顔を腕で隠してしまう
「………どうしました?」
そんな風に優しく気遣うように問いかけてくれる
でも、急に恥じらいが出てきたなんて言えなくて言いたくなくてでも黙っていて困らせたくもなくて結局素直に伝えることになる
「………恥ずかしくて………」
「っっ!!恥ずかしいのですか?」
なんてわざわざ確認されるからもっと恥ずかしくなってレドモンド様の顔を隠すように手を伸ばす
そのまま起き上がってなんともない風に果実水を飲もうとベッドに置いてあるグラスに手を伸ばし注ぐ
なんとなく顔が見れなくて背を向けて飲もうと思った
後ろから手を伸ばして私のグラスを奪い取る
そのまま私を振り向かせてレドモンド様がわざとらしく果実水を飲む様を見せつけてそのまま口移しで飲まされる
「んっんっ…ごくっ………はぁ……」
そんな事を3回繰り返して
「まだ飲みますか?」
と問われるから「もう大丈夫」と声に出す
レドモンド様がグラスを置いてそのまま私の顔を見ながら楽しそうに笑う
「恥ずかしがっているひなのを見られるのはなんだか楽しいですね」
なんて、中々なSっ気心を出されて心臓がドクンと跳ねた
顔を隠そうと俯けばそのまま横にされ瞼を指の腹で撫でられる
ゾワゾワっとした感覚の後に顔中に口づけされまた酸欠になるくらいのキスを交わす
夢中になりすぎて腕をいつレドモンド様の首に回したか分からない
レドモンド様の唇がどんどん下にいき首や耳を舐められ甘噛みされ、その間に服も脱がされていく
右耳の横にレドモンド様の左手が置かれているのを見てちゅっちゅっちゅっ、と腕や手の甲にキスをしていく
そのまま私の右手をレドモンド様の左手に這わせ握る
露わになった胸に口づけをし、舌を這わせ私の気持ちいい場所を探される
「はっ、はっ、んんっ…レドモンド様ぁ」
甘い声で呼ぶと思わず乳首をパクッと食べられて下で蹂躙していく
「あっあっあっあっ」
声が漏れ出る度、体が気持ちよさで震える度舌でくちゅくちゅと激しく愛撫される
「レンと呼ぶのでしょう?」
そう問われて
「んっんっ…あっ、レンっレンっ」
名前を呼べば胸にあった唇は私の唇と触れ合い舐められ吐息さえも食べられるくらい貪られる
その間に下着も全部脱がされ手のひらで体中に触れられふくらはぎの裏までも愛撫され
体がぴたっとくっついているからレドモンド様の体でも愛撫される
もうイキそうなくらい気持ちがいいのに逃さないというようにぎゅっと抱きしめ体に不自由を感じるほどに絡め取られていく
そのまま下半身にレドモンド様の手が近付きびしょびしょに濡れているソコを中指ですーっと触られる
「あっ!あっ!んんんっっ」
体がびくびく動いてイッたのを隠させてくれない
「はぁ…はぁ…はぁ…んんっっ」
息を整える暇もなく口づけをされ下半身を撫でられていく
レドモンド様の手がどんどんと濡れて行き
くちゅくちゅと音を出しながら感じてる事を音でも伝えてしまう
少し目を開けると欲望と愛情が混ざりあった瞳で見られていた事に気づき
「ふあぁぁっっっ」
今度は瞳でイッてしまう
びっくりした目を一瞬向けるもすぐに欲情を全面に出した瞳で見ながらくちくちと下半身をイジられる
その時レドモンド様の親指がクリトリスを触れる
一瞬の変化も見逃さないようにと私を観察してるレドモンド様は気持ちよくなっている場所を把握しすぐにまた親指でくにくにとクリトリスを愛撫しだす
「あっんっはぁっっんっんっんっんっ」
そのまま中指で中に入ろうとする
入口はすでにぐちょぐちょで簡単に中に招き入れる
それでも指1本がぎりぎりで、でもキツくはなく丁度いいくらいの収まり具合とひくひくと動く柔らかな中にレドモンド様は吐精しそうになる
ぐっと堪らえて中の気持ちよくなる場所を探っていくけれどひなのの気持ち良さそうな顔や声、体全部で興奮を伝えてくれる事に頭がおかしくなっている
「はぁ…はぁ…ひなの、ひなの」
つい名前を呼んでしまいますます興奮してしまっていく
21
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。

ゆるふわな可愛い系男子の旦那様は怒らせてはいけません
下菊みこと
恋愛
年下のゆるふわ可愛い系男子な旦那様と、そんな旦那様に愛されて心を癒した奥様のイチャイチャのお話。
旦那様はちょっとだけ裏表が激しいけど愛情は本物です。
ご都合主義の短いSSで、ちょっとだけざまぁもあるかも?
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる