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呑気
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家族で天丼屋さんって行った事なかったし(行くとしたら焼肉かラーメン屋かファミレス)学生時代も友達と天丼食べに行くってなかった。
彼氏と行くってのもなかったから、よくよく考えてみたら。
「あれ、ちょっと待って私、これ人生初のお店天丼……」
「そうなんですかそれは俺達凄い貴重な時間に立ち会えましたね」
ドンって目の前に置かれて初めて嗅ぐ出来立ての天丼の匂いに胸高鳴ってる!
「本当に? お姉さんうちの天丼が生まれて初めて?」
「はい、外食で天丼を口にするのは二十七年目の今日が初めてです!」
「あら嬉しいゆっくり食べてってね」
「頂きます!」
そしたら、なんか周りもおお……ってなっちゃって、ドキドキしながら蓋開けたら、丼ぶりの中キラキラ、うん、あの……美味しそう(語彙力底辺)。
あまりの豪華さに目眩がして後ろにくらってしたら袴田君が支えてくれた。
そもそも蓋から海老の頭と尻尾がはみ出してる時点で何これ何これどういう事? って袴田君叩きまくったくらいだ。
グルメ番組や食べログで見た(東京 天丼 最強 とかたまにググる)あの器から溢れる天丼が目の前にあるってだけで気絶ものだった。
「上にするとさらに穴子の天ぷらがはみ出します」
「しゅごい!」
スーパーの惣菜コーナーの半額天ぷらにめん汁掛けて食べてた(あれも好き)私よさようなら!!
エビ一口食べたら、もう何も言えなくて…………只々エビの美味しさを噛み締めて箸置いて目瞑ってもじもじするだけだった。
衣サクサク濃い海老の味最高、温かい柔らかい、体に味染み渡る飲み込みたくない。
本当に美味しもの食べると言葉を失うんですよ、苦しいくらいよ、何か世界が愛しくなってきた……え? ちょっと待って胸が痛いよ?
そっかコレは恋?!! 開眼!!! ってしたら、
「違いますよ。それは美味しさの限界を越えた感動という感情です。そのペースだと絶対お昼過ぎるのでご飯半分貰いますね」
「どうぞどうぞお願いします」
袴田君は天ぷら避けて下にあるご飯をこんもり自分の丼に移すと私にししとう、あーんってしてきた。
「どう尾台さん、美味しいですかししとう、俺辛いのに当たる確率高くて口にするの恐怖なんです」
「袴田君……こんなに……美味しい……のにもったいないなあ……苦いけど好き好き」
「やっぱ苦いんですね、絶対食べません」
「何何、尾台ちゃん何その反応! 俺箸で切れるステーキのお店知ってるんだけど今度二人で行こ?」
「うどんも旨いよ、この前みたいに一口あげる」
何か色々言われたけれど、それより天丼が美味しすぎて上の空だった。
毎日持参してるお弁当だって残り物や常備菜詰めてるだけだけど美味しかったよ、でもこれは違う!
そうなんだ……世の中には、お昼にこんな美味しい物食べて午後仕事する人もいるんだぁって思った。
そりゃこれ楽しみにして仕事したらモチベ―ションも違うよなあ。
仕事とか天丼の話しながら食べてたらいい感じにお腹もいっぱいになって。
袴田君は机に置かれていたおかわり自由の漬物で私のご飯も完食していた。
お茶飲んで一息ついて、もうちょっと飲みたいって袴田君の肘クイクイしたらお茶頼んでくれるの優しいしゅき、うふふ袴田君袴田君こっち見て袴田君、うわ目合っちゃったこっち見んな!
お昼に天ぷらお腹一杯食べられるって幸せーって思う反面、横になりたいって次の欲求が来てるので、私には昼食は静かにお弁当食べてる方が性に合ってるんだなと思った。
だって横になったら今度は寝たいし、寝るなら隣に袴田君にいてほしいし、袴田君が隣にいるならもちろんやらしい事……!
おい何考えてんだこんな時に!
じゃあ帰ろうかって席を立ってお金払おうと思ったのに、あれこれ言われて流されて店の外に追いやられてしまい、お金払えなかった。
え、待ってよ仕事中に行った昼食なんだけど……。
マジそういうのしこりができるから止めてほしいな! 次から誘いにくくなるじゃん!
これのせいで変な展開に繋がったら困るんですけど! なんかホラ。
この間昼飯おごってやっただろ? その分体で払ってくれよ、食べた分今度は下のお口で食べてもらおうかな? ほらもうこっちもお腹も空いたってパクパクねだってるぞ(体育倉庫)、みたいなマンガよくあるじゃんね、そういう状況になったら恐ろしいよ!
とりあえず、土下座レベルに頭下げとくーって思ったら直ぐ戻りますって桐生さんと袴田君は店の横の喫煙所に煙草吸いに行ってしまった。
時間は十二時四十八分。
吸い終わって会社戻って余裕で間に合いそうだ。
二人に手を振って営業としては長めのミディアムヘアーがこっちに振り向く。
「んじゃ、ゆっくり歩いてよ? 尾台ちゃん」
「はい、わかりました」
「もうーニコ厨はやんなっちゃうね?」
「健康は気になりますけど、うち父も姉も煙草吸うので煙草にはあまり抵抗がなくて」
「そっかー。俺は喘息持ちだから煙草はNGなんだな」
「辛いですね、私も小児喘息だったので苦しい夜が何度もありました」
「この年になると、発作なんてたまーにだけどね。それよりも世の中にはさぁータバコミュニケーションだなんてもんがあって、こっちが頑張って交渉してんのに喫煙所でたまたま会って商談成立しちゃった! なんて言われるとカッチーンと来ちゃうよ」
「特に今禁煙ブームで喫煙者って肩身狭いから煙草吸ってる共通点があると仲間意識強くなるのかも?」
「袴田君に仲間意識なんてあるかなぁ」
何か言葉に棘があって有沢さん見たら携帯操作しながら時計見てる、仕事してる時の視線だったから少し黙った。
「よし…………っとごめんごめん、取引先から連絡きてて」
「いえ」
「それよりも、さっきは困らせてごめんね?」
「はい?」
携帯しまった手で頭ポンポンってされて、
「なーんか尾台ちゃんに彼氏が出来たら出来たで、ああそっかー俺も気になってたのになあ位で諦めたのかもしれないけど、それが袴田君って考えたらちょっと焦っちゃった」
「そう? ……ですか」
「尾台ちゃんって袴田君のどこが好きなの?」
「え」
「優しいとことかそういう感じ?」
ポケットに手を突っ込みながら歩く有沢さんの横で、その通りなんだけど答えに困る。
下向いちゃってたまに人から避けるように腰を引き寄せられる…………その位私は前を見えてない。
「袴田君さー尾台ちゃんに興味ないって言ってたんだよ?」
「…………ん?」
「初めて尾台ちゃんをさ、家まで送る時に「変な気起こすなよ」って俺と桐生君で言ったらご心配なく全く興味ありませんからってその後顔色変えずに戻ってきて、毎回そんな感じだったのに」
「そうなんですね……」
なんだか急に胸が苦しくなって、え、だって袴田君って元々私が気になって総務に来たって話じゃなかったっけ?
興味ないって? あれ、ちょっと意味わからないな。
「袴田君の過去とかさ尾台ちゃんはどこら辺まで知ってるの?」
「袴田君の……過去……?」
「そう、本社の時の袴田君。聞いた話じゃ全く優しさなんて感じられないけどね、袴田君のせいで会社辞めた子だっているってさ、イケメンは大変だね?」
「…………あの、ちょっと待って私……いない人を…………わ、悪く言うの嫌いです……有沢さんの事嫌いになっちゃうからそれ以上言わないで、そういうのや」
「悪口じゃないよ、俺は事実を述べたのと聞いた話をしただけだよ? 今のが袴田君を悪く言ったように聞こえるなら、それは尾台ちゃんが真実を知らないのと自分の想像していた袴田君とに相違があったからだろ」
「ぅ、あ……」
何も返せなくて、それでもやっぱり袴田君悪く言われてる気がするし、
「へぇ尾台ちゃんも人を睨んだりするんだね? 分かったよ嫌われたくないからもう言わない。でもさ袴田君と付き合うならちゃんと向き合わないと」
「わかってます」
睨んだつもりはなくて、目逸らしたらこっち向いてって顔を持たれた。
「だってしょうがないだろ? 桐生君なら百歩譲って許せたよ。いや、本当は譲りたくないけどさ。でも急に出てきた袴田君に尾台ちゃん横から掻っ攫わられて笑ってられるほど、俺も呑気じゃなかったみたい」
彼氏と行くってのもなかったから、よくよく考えてみたら。
「あれ、ちょっと待って私、これ人生初のお店天丼……」
「そうなんですかそれは俺達凄い貴重な時間に立ち会えましたね」
ドンって目の前に置かれて初めて嗅ぐ出来立ての天丼の匂いに胸高鳴ってる!
「本当に? お姉さんうちの天丼が生まれて初めて?」
「はい、外食で天丼を口にするのは二十七年目の今日が初めてです!」
「あら嬉しいゆっくり食べてってね」
「頂きます!」
そしたら、なんか周りもおお……ってなっちゃって、ドキドキしながら蓋開けたら、丼ぶりの中キラキラ、うん、あの……美味しそう(語彙力底辺)。
あまりの豪華さに目眩がして後ろにくらってしたら袴田君が支えてくれた。
そもそも蓋から海老の頭と尻尾がはみ出してる時点で何これ何これどういう事? って袴田君叩きまくったくらいだ。
グルメ番組や食べログで見た(東京 天丼 最強 とかたまにググる)あの器から溢れる天丼が目の前にあるってだけで気絶ものだった。
「上にするとさらに穴子の天ぷらがはみ出します」
「しゅごい!」
スーパーの惣菜コーナーの半額天ぷらにめん汁掛けて食べてた(あれも好き)私よさようなら!!
エビ一口食べたら、もう何も言えなくて…………只々エビの美味しさを噛み締めて箸置いて目瞑ってもじもじするだけだった。
衣サクサク濃い海老の味最高、温かい柔らかい、体に味染み渡る飲み込みたくない。
本当に美味しもの食べると言葉を失うんですよ、苦しいくらいよ、何か世界が愛しくなってきた……え? ちょっと待って胸が痛いよ?
そっかコレは恋?!! 開眼!!! ってしたら、
「違いますよ。それは美味しさの限界を越えた感動という感情です。そのペースだと絶対お昼過ぎるのでご飯半分貰いますね」
「どうぞどうぞお願いします」
袴田君は天ぷら避けて下にあるご飯をこんもり自分の丼に移すと私にししとう、あーんってしてきた。
「どう尾台さん、美味しいですかししとう、俺辛いのに当たる確率高くて口にするの恐怖なんです」
「袴田君……こんなに……美味しい……のにもったいないなあ……苦いけど好き好き」
「やっぱ苦いんですね、絶対食べません」
「何何、尾台ちゃん何その反応! 俺箸で切れるステーキのお店知ってるんだけど今度二人で行こ?」
「うどんも旨いよ、この前みたいに一口あげる」
何か色々言われたけれど、それより天丼が美味しすぎて上の空だった。
毎日持参してるお弁当だって残り物や常備菜詰めてるだけだけど美味しかったよ、でもこれは違う!
そうなんだ……世の中には、お昼にこんな美味しい物食べて午後仕事する人もいるんだぁって思った。
そりゃこれ楽しみにして仕事したらモチベ―ションも違うよなあ。
仕事とか天丼の話しながら食べてたらいい感じにお腹もいっぱいになって。
袴田君は机に置かれていたおかわり自由の漬物で私のご飯も完食していた。
お茶飲んで一息ついて、もうちょっと飲みたいって袴田君の肘クイクイしたらお茶頼んでくれるの優しいしゅき、うふふ袴田君袴田君こっち見て袴田君、うわ目合っちゃったこっち見んな!
お昼に天ぷらお腹一杯食べられるって幸せーって思う反面、横になりたいって次の欲求が来てるので、私には昼食は静かにお弁当食べてる方が性に合ってるんだなと思った。
だって横になったら今度は寝たいし、寝るなら隣に袴田君にいてほしいし、袴田君が隣にいるならもちろんやらしい事……!
おい何考えてんだこんな時に!
じゃあ帰ろうかって席を立ってお金払おうと思ったのに、あれこれ言われて流されて店の外に追いやられてしまい、お金払えなかった。
え、待ってよ仕事中に行った昼食なんだけど……。
マジそういうのしこりができるから止めてほしいな! 次から誘いにくくなるじゃん!
これのせいで変な展開に繋がったら困るんですけど! なんかホラ。
この間昼飯おごってやっただろ? その分体で払ってくれよ、食べた分今度は下のお口で食べてもらおうかな? ほらもうこっちもお腹も空いたってパクパクねだってるぞ(体育倉庫)、みたいなマンガよくあるじゃんね、そういう状況になったら恐ろしいよ!
とりあえず、土下座レベルに頭下げとくーって思ったら直ぐ戻りますって桐生さんと袴田君は店の横の喫煙所に煙草吸いに行ってしまった。
時間は十二時四十八分。
吸い終わって会社戻って余裕で間に合いそうだ。
二人に手を振って営業としては長めのミディアムヘアーがこっちに振り向く。
「んじゃ、ゆっくり歩いてよ? 尾台ちゃん」
「はい、わかりました」
「もうーニコ厨はやんなっちゃうね?」
「健康は気になりますけど、うち父も姉も煙草吸うので煙草にはあまり抵抗がなくて」
「そっかー。俺は喘息持ちだから煙草はNGなんだな」
「辛いですね、私も小児喘息だったので苦しい夜が何度もありました」
「この年になると、発作なんてたまーにだけどね。それよりも世の中にはさぁータバコミュニケーションだなんてもんがあって、こっちが頑張って交渉してんのに喫煙所でたまたま会って商談成立しちゃった! なんて言われるとカッチーンと来ちゃうよ」
「特に今禁煙ブームで喫煙者って肩身狭いから煙草吸ってる共通点があると仲間意識強くなるのかも?」
「袴田君に仲間意識なんてあるかなぁ」
何か言葉に棘があって有沢さん見たら携帯操作しながら時計見てる、仕事してる時の視線だったから少し黙った。
「よし…………っとごめんごめん、取引先から連絡きてて」
「いえ」
「それよりも、さっきは困らせてごめんね?」
「はい?」
携帯しまった手で頭ポンポンってされて、
「なーんか尾台ちゃんに彼氏が出来たら出来たで、ああそっかー俺も気になってたのになあ位で諦めたのかもしれないけど、それが袴田君って考えたらちょっと焦っちゃった」
「そう? ……ですか」
「尾台ちゃんって袴田君のどこが好きなの?」
「え」
「優しいとことかそういう感じ?」
ポケットに手を突っ込みながら歩く有沢さんの横で、その通りなんだけど答えに困る。
下向いちゃってたまに人から避けるように腰を引き寄せられる…………その位私は前を見えてない。
「袴田君さー尾台ちゃんに興味ないって言ってたんだよ?」
「…………ん?」
「初めて尾台ちゃんをさ、家まで送る時に「変な気起こすなよ」って俺と桐生君で言ったらご心配なく全く興味ありませんからってその後顔色変えずに戻ってきて、毎回そんな感じだったのに」
「そうなんですね……」
なんだか急に胸が苦しくなって、え、だって袴田君って元々私が気になって総務に来たって話じゃなかったっけ?
興味ないって? あれ、ちょっと意味わからないな。
「袴田君の過去とかさ尾台ちゃんはどこら辺まで知ってるの?」
「袴田君の……過去……?」
「そう、本社の時の袴田君。聞いた話じゃ全く優しさなんて感じられないけどね、袴田君のせいで会社辞めた子だっているってさ、イケメンは大変だね?」
「…………あの、ちょっと待って私……いない人を…………わ、悪く言うの嫌いです……有沢さんの事嫌いになっちゃうからそれ以上言わないで、そういうのや」
「悪口じゃないよ、俺は事実を述べたのと聞いた話をしただけだよ? 今のが袴田君を悪く言ったように聞こえるなら、それは尾台ちゃんが真実を知らないのと自分の想像していた袴田君とに相違があったからだろ」
「ぅ、あ……」
何も返せなくて、それでもやっぱり袴田君悪く言われてる気がするし、
「へぇ尾台ちゃんも人を睨んだりするんだね? 分かったよ嫌われたくないからもう言わない。でもさ袴田君と付き合うならちゃんと向き合わないと」
「わかってます」
睨んだつもりはなくて、目逸らしたらこっち向いてって顔を持たれた。
「だってしょうがないだろ? 桐生君なら百歩譲って許せたよ。いや、本当は譲りたくないけどさ。でも急に出てきた袴田君に尾台ちゃん横から掻っ攫わられて笑ってられるほど、俺も呑気じゃなかったみたい」
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