私はモブのはず

シュミー

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13未来の悪役令嬢

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 私は母様とサヴァ父様の屋敷を離れて、アルノ父様の屋敷に向かっている。でも実は馬車乗るの初めてだわ。こっそり魔法使ってるからお尻は痛くならない。魔法って便利ね!

 ああ!やっとフィーネ様に会える!このために転生したからね!因に、執事になるケイは、フィーネ様が8歳の時。四年後だ。

 今黒蓮たちにケイの場所を探してもらってるけど、全然見つからない。スラムでフィーネ様が拾ったってファンブックには書いてあったんだけど……そういえばケイと攻略対象の第2王子って似てたな。関係ないか………そういえば私が死ぬ前、続編が出るって予告があったはず。そこに退場したはずのケイが出てくるのか?

 人気ランキング2位取ってたぐらいだから出てもおかしくはないけど……

「リナ。そろそろ着くぞ」
「おお~!」

 考えごとしているうちに付いたようだ。外をのぞくと、少し先に豪華な屋敷が見えた。おうぅ……サヴァ父様の屋敷より大きい…

「大きいですね」
「そうだろう?これでもこの国の宰相をしているからな。サヴァンは一応面ではいない風に扱われてるから大きな屋敷は立てられないけど、総資産なら王族に並ぶよ」
「え!本当ですか?」

 王族並みにある総資産って…………

「それと、敬語で話さないでいいぞ。昔からサヴァンの奴にずっとリナのことを聞かされてきたからな」
「サヴァ父様がそんなことを」
「はは。そうだ。良い忘れていたが、リナが使えるのは、私の娘フィーネだ。リナは5歳だったか。フィーネは4歳だ。よろしくしてやってくれ。それとサヴァムから聞いたんだが、もう、本が読め、計算もマナーも完璧出そうじゃないか。フィーネに少し教えてやってくれないか?」
「うん。わかった。でも、アルノ父様。私がメイドをやっているときは敬語でもいい?」
「ああ」

 そうアルノ父様が言うと、ちょうど馬車が止まった。

 玄関口で、執事にエスコートされて、馬車を降りる。ほ~~さすがプロの使用人動きに無駄が無い。それに私をエスコートした執事には足音があまり無い.....多分戦闘用に雇われている執事だ。結構強そう。多分メイドの中にも戦闘メイドがいるのだろう。いいね。憧れる。私もがんばって戦闘メイドになろう。かっこいいし。

『お帰りなさいませ』

 さっきの執事がドアをあけると、両サイドに執事、メイド達が玄関に並んで、私たちを迎えた。圧巻だね。いやぁ、暗殺者時代の時はリアルでこんなの見れるとは思っても無かったよ。ていうかファンタジー好きな人の夢でもあるね!!私もこの中に入るのか…楽しみだな。

「お父様~~~お帰りなさいませ!!」

 ちっちゃい金色のふわふわがアルノ父様に向かって行った。

「ただいま。フィーネ」

 ちっちゃいふわふわの正体は4歳児のフィーネ様だった!!まだ幼くて、釣り上がってない目で、可愛らしい。アルノ父様はフィーネ様を持ち上げ、片腕に座らせる。サヴァ父様も私にしてたけどこの国の常識なのかな?

「フィーネ。新しい侍女をつれてきたよ」
「初めまして、フィーネ様。これからフィーネ様の専属メイドになるリナと申します」
「メイド....よろしくね!!」

 天使だ.....天使の微笑み……

「リナもおいで」

 アルノ父様に促されて、近づくと、持ち上げられてもう片方の腕に座らせられる。フィーネ様とは向かい合わせになる。

「仲良くするんだぞ。二人とも私の娘のようなものだからね」
「...ねーさま?」
「がはぁっ!!」

 破壊力ぱない!こっちきてから表情がうまく隠せない!表情筋が柔らかい!というか今ので私を姉と解釈した…賢いな!

「天使だろう?」

 アルノ父様は真顔で言った。それに私も顔を引き締めて、

「はい」

 と言った。

 ×  ×  ×

 そして一週間経ち、私は与えられた部屋で、支給されたメイド服に袖を通す。え?間の一週間?言うなら特に何もなかった。手続きに時間がかかったから。まぁ、私の場合は特殊だからね。

 因にざっくり説明するなら、私はフィーネ様の教育係なんだそうで。あと私をエスコートしてくれた執事はここの執事長の《キクーゼ》さんだ。侍女長、いわいる私の上司になる人は《アンナ》さんだ。そして、ここ一週間、フィーネ様はやたらと私にかまってきてくれる。ちょっとイタズラじみてるけどね。可愛い。

「結構可愛いね」

 私はメイド服の裾のボタンをつけ、身だしなみを確認してから、大きな鏡の前でくるっと一回回る。私の与えられた部屋はフィーネ様の隣にある部屋。ドアがつながっているのだ。本当は護衛用の部屋だろう。何か会ったときにすぐに助けに行けるしね。それと普通のメイドより良い部屋だ。普通鏡なんて高級品は置いてない。置いてあったとしても小さい奴だ。等身大の鏡なんて、結構な金がかかる。まぁ、琥珀と藍壁らんへきに頼めば一発なんだけどね。

「フィーネ様入ります」

 私はフィーネ様の部屋に通じる部屋を控えめにノックして返事を待つ。そう言えば私が教育係に任命されたのって、サヴァ父様がアルノ父様に私は天才だとか吹き込んでたらしいからだ。まぁ、前世の記憶もあるから思考は大人だけど、前世の私はそんなに記憶力が言い訳じゃなかった。この体が優秀なのだ。それにスキルもとったからもうチート。

 チート=ズル。神様にもらった物で自分の物じゃないからね。しかも前世は壊滅的に人に教えるのが下手だと同僚に言われたことがある。だから《教育》というスキルをとったから、教えるぶんには大丈夫だろう。

 っと話がずれた。ちょっと待ったが、フィーネ様からの返事が無いので、私は勝手にフィーネ様の部屋に入る。そして、

「それでは、フィーネ様。まず淑女になるためのマナーを学びましょうか」

 と言った。



 沈黙が落ちて.....

 



 あれ?おかしいな?フィーネ様?あれ?ぞ?
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