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7 ジル
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前半は日記の様な物です。後半は日記ではありません。さらに付け加えると、こんなませた子にする気は無かった。
ーーーーーー
俺は《ジルドレット・オリウス》この国の第1王子だ。
俺はここに記そう。忘れぬように。
昔、俺は未来、この国の国王にならないといけないというプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。勉強など過剰な評価を求められた。俺はそれが嫌で、いつも授業を抜け出していた。今思えば子供ぽかったと思う。
でもある日、その日、抜け出した先でリナと出会った。
リナと出会ってからは世界が変わった。全てが輝いて見えた。誰も知らないことを知っている。嫌な勉強が楽しくなった。だから毎日授業を抜け出して、リナに会った。
身分を隠して。リナはなかなか自分に自分自身のことを話してくれなかった。でも一度、一言だけ教えてくれたことがあるんだ。転生者だということを。それが嬉しかった。リナが教えてくれたことが。でも、その時のリナの顔はひどく悲しそうだった。
そのあと、リナと分かれてから、俺がリナに何も教えていないことに気づいた。いつも教えてもらっている。助けてもらっている。何も返していないことを。
その時、会っている最中は不思議にもなんとも思わないが、別れてからリナの顔を思い出そうとするといつも靄がかかって思い出せなくなることに気がついた。
それから、俺はリナを見つめるようになった。怖かったんだ。夢だったんじゃないか。そう思えてきてしまって。だから毎日、リナの姿を見ると安心する。離れたくなくなる。目に焼き付けたいのに、思い出せない。そんな日々が続いていた。
でもある日、父上に呼び出された。内容は勉強に逃げ出してばかりではなく、勉強をしろということだった。次からお前に部屋に直接教師を送ると言ってきた。俺はもうリナに会えなくなるかと思って必死に父上を説得した。
そうしたら、父上が王国神官になるためのテスト、試験をクリアしたら良いと言って来た。だから俺はテストを受けた。王国最難関のテストということで、身構えていたが、リナに教えてもらっていた内容よりものすごく簡単だった。三十分以内で解けた。リナに教えてもらっている内容の方が100倍難しかった。テストは勿論満点。父上と宰相が目を見開いて驚いてたな。後神官長も。
これでリナと会えなくなくなることも無いと安心した。でも次の父上の言葉で、それは崩れた。自分の仕事を近くで見て、覚えろと言い始めた。俺は嫌だと言ったが、それは却下された。一瞬殺気がわいたほどだ。
俺はもうリナと会えない。最後の日は悲しかった。中々言い出せなかった。でも言わなければならない。ちゃんと告げないといけないから。
意を決して俺は伝えた。返事は思ったより軽かった。けど、俺のことを考えてくれたことを知った。胸があつくなった。知らない感情が湧き出た気がしたんだ。
そしてまた会うという約束として指輪を渡した。左手の中指にはめた。一瞬薬指、と頭によぎったが、それは置いておこう。指輪にはめてあるのは魔力石。俺の魔力でも作った物だ。喜んでくれた。因に魔力を固めて物を作る方法はリナから教えてもらった。後に、それがものすごい難しいこと知った。
そして指輪を受け取ってもらってから、いつも身につけていた髪飾りをくれた。簪と言うらしい。綺麗だった。
そのあと、リナは俺に本当の姿を見せてくれた。靄がかかっていたのは魔法のせいだった。リナの本当の姿は美しかった。一瞬女神が舞い降りたかと思ったぐらいだ。
銀の髪と金と銀の目。この世界では差別されるオッドアイ、それと見たことも無い美しい銀色の髪。俺にはすべてが調和し幻想的な美しさを醸し出しているように見えた。リナは自分のことを怖がっていた。嫌われるんじゃないかと。それがなぜか可愛く見えた。嫌うことなど無いというのに。今でも思い出すと笑ってしまう。
だから安心させるために抱きしめた。思ったより恥ずかしかった。こんなに近くに寄るのは初めてだったし。しかも顔を赤く染めるリナを見ると、こっちも赤くなりそうだった。
そのあと、俺はリナの歌をねだった。リナはいやがる顔一つ見せず、リナの好きな歌を歌ってくれた。本当の姿で歌っている姿はどこか幻想的で美しかった。ずっと見ていられると思った。歌っていなければ、動いていなければ美しい人形にも思える美しさ。声も、透き通る凛とした声。その時間はリナ以外の姿、音は聞こえなくなっていた。
歌っているリナを目に焼き付けながら、このときが一瞬でも長くなるようにと願った。けど、歌は終わる。
その後俺はリナの色彩を忘れたくなくて、髪を一束またねだった。なんだか、ずっとねだってばかりだったな。
リナと別れる時はまた会うと約束をした。その時の笑顔に俺はまた見ほれた。今でも目を閉じたら思い出す。けど七歳の頃の記憶だ。昔よりは鮮明じゃない。あの日から1年たった今は。
× × ×
俺は2年前に書いた日記を閉じる。約束の日から3年たった。もう10歳になった。俺は日記を引き出しにしまい、ポケットに手を入れて、簪をなでる。今では癖になっている。心が乱れたら、簪を撫でると落ち着くんだ。あれからずっと持っている。髪はロケットに入れてある。音楽が入った奴はいつも聞いているから、簪が入っている、反対側のポケットに入っている。
「そろそろ父上の元へ行かないとな」
そうつぶやいてから自分の部屋を出て、父上の執務室をノックした。
「ジルドレッドです」
「入れ」
俺は部屋に足を踏み入れる。そこには父上と宰相がいた。手には令嬢の絵らしきものがあった。
「息子よ。そろそろ婚約者を決めるが良い。ここに婚約者候補の絵が……」
「嫌です」
父上の言葉を遮るように言う。婚約者の話。普通王子たるものそろそろ婚約者を決めないといけない。昔リナに読ませてもらっていた恋愛物もラノベの王子が婚約していないということは現実ではありえないだろう?別に10歳での婚約は早いわけではない。むしろ少し遅いほどだ。
「なぜだ?」
父上は少し眉間に皺を寄せる。俺が断るとは思っても見なかったのだろう。今までではそうゆうことに興味を見せなかったから、誰でも良いと思ったのだろう。
「それは惚れた女性がいるので。私は婚約いたしません。いつか、会う約束もしました。いつかはわかりませんが、もしもの時は弟にでも継がせればいいと思うので」
俺は考えた。婚約者を決めろと言われたのは日記を書いたときの年に言われてからずっと。いつか決めなければならないリナの顔を思い浮かべると胸が苦しくなり、会いたくなる。この気持ちがなんなのかは分からなかった。そして考えて、考えて、この気持ちが恋だと気づいた。
「惚れた…?」
「はい。なので私はその女性以外で結婚も、愛すつもりもありせん。それができないのなら王位継承を破棄させていただきます」
「な!」
宰相から声が上がる。俺がそんなことを言うとは思いもよらなかったのだろう。宰相はある意味ナルシスト気味だからな。思ったことと違くて意外なだけだろう。
「そこまで本気…ということか……いいだろう。かくいう私も恋愛結婚に近いからな。さすが私の息子だな。応援するぞ」
え?許された?こんなあっさり?ていうか応援?
「顔に出ているぞ。私はただ、その決意に昔の自分を重ねたまでよ。ジルドレット。戻っていい」
「は、はい。では失礼します」
以外とあっさりだった。結構覚悟したんだけどな。
リナ。また次会った時はこの思い、君に告げるよ。もう、鮮明じゃないけど、朧げだけど、俺が唯一愛する人。姿形が変わろうと、俺自身が君の姿を忘れたとしても、この気持ちは本物だから。
---------
もう一度言う。こんなませた、というか、大人びた子にする気は無かった。決意固い!大人より大人!
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俺は《ジルドレット・オリウス》この国の第1王子だ。
俺はここに記そう。忘れぬように。
昔、俺は未来、この国の国王にならないといけないというプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。勉強など過剰な評価を求められた。俺はそれが嫌で、いつも授業を抜け出していた。今思えば子供ぽかったと思う。
でもある日、その日、抜け出した先でリナと出会った。
リナと出会ってからは世界が変わった。全てが輝いて見えた。誰も知らないことを知っている。嫌な勉強が楽しくなった。だから毎日授業を抜け出して、リナに会った。
身分を隠して。リナはなかなか自分に自分自身のことを話してくれなかった。でも一度、一言だけ教えてくれたことがあるんだ。転生者だということを。それが嬉しかった。リナが教えてくれたことが。でも、その時のリナの顔はひどく悲しそうだった。
そのあと、リナと分かれてから、俺がリナに何も教えていないことに気づいた。いつも教えてもらっている。助けてもらっている。何も返していないことを。
その時、会っている最中は不思議にもなんとも思わないが、別れてからリナの顔を思い出そうとするといつも靄がかかって思い出せなくなることに気がついた。
それから、俺はリナを見つめるようになった。怖かったんだ。夢だったんじゃないか。そう思えてきてしまって。だから毎日、リナの姿を見ると安心する。離れたくなくなる。目に焼き付けたいのに、思い出せない。そんな日々が続いていた。
でもある日、父上に呼び出された。内容は勉強に逃げ出してばかりではなく、勉強をしろということだった。次からお前に部屋に直接教師を送ると言ってきた。俺はもうリナに会えなくなるかと思って必死に父上を説得した。
そうしたら、父上が王国神官になるためのテスト、試験をクリアしたら良いと言って来た。だから俺はテストを受けた。王国最難関のテストということで、身構えていたが、リナに教えてもらっていた内容よりものすごく簡単だった。三十分以内で解けた。リナに教えてもらっている内容の方が100倍難しかった。テストは勿論満点。父上と宰相が目を見開いて驚いてたな。後神官長も。
これでリナと会えなくなくなることも無いと安心した。でも次の父上の言葉で、それは崩れた。自分の仕事を近くで見て、覚えろと言い始めた。俺は嫌だと言ったが、それは却下された。一瞬殺気がわいたほどだ。
俺はもうリナと会えない。最後の日は悲しかった。中々言い出せなかった。でも言わなければならない。ちゃんと告げないといけないから。
意を決して俺は伝えた。返事は思ったより軽かった。けど、俺のことを考えてくれたことを知った。胸があつくなった。知らない感情が湧き出た気がしたんだ。
そしてまた会うという約束として指輪を渡した。左手の中指にはめた。一瞬薬指、と頭によぎったが、それは置いておこう。指輪にはめてあるのは魔力石。俺の魔力でも作った物だ。喜んでくれた。因に魔力を固めて物を作る方法はリナから教えてもらった。後に、それがものすごい難しいこと知った。
そして指輪を受け取ってもらってから、いつも身につけていた髪飾りをくれた。簪と言うらしい。綺麗だった。
そのあと、リナは俺に本当の姿を見せてくれた。靄がかかっていたのは魔法のせいだった。リナの本当の姿は美しかった。一瞬女神が舞い降りたかと思ったぐらいだ。
銀の髪と金と銀の目。この世界では差別されるオッドアイ、それと見たことも無い美しい銀色の髪。俺にはすべてが調和し幻想的な美しさを醸し出しているように見えた。リナは自分のことを怖がっていた。嫌われるんじゃないかと。それがなぜか可愛く見えた。嫌うことなど無いというのに。今でも思い出すと笑ってしまう。
だから安心させるために抱きしめた。思ったより恥ずかしかった。こんなに近くに寄るのは初めてだったし。しかも顔を赤く染めるリナを見ると、こっちも赤くなりそうだった。
そのあと、俺はリナの歌をねだった。リナはいやがる顔一つ見せず、リナの好きな歌を歌ってくれた。本当の姿で歌っている姿はどこか幻想的で美しかった。ずっと見ていられると思った。歌っていなければ、動いていなければ美しい人形にも思える美しさ。声も、透き通る凛とした声。その時間はリナ以外の姿、音は聞こえなくなっていた。
歌っているリナを目に焼き付けながら、このときが一瞬でも長くなるようにと願った。けど、歌は終わる。
その後俺はリナの色彩を忘れたくなくて、髪を一束またねだった。なんだか、ずっとねだってばかりだったな。
リナと別れる時はまた会うと約束をした。その時の笑顔に俺はまた見ほれた。今でも目を閉じたら思い出す。けど七歳の頃の記憶だ。昔よりは鮮明じゃない。あの日から1年たった今は。
× × ×
俺は2年前に書いた日記を閉じる。約束の日から3年たった。もう10歳になった。俺は日記を引き出しにしまい、ポケットに手を入れて、簪をなでる。今では癖になっている。心が乱れたら、簪を撫でると落ち着くんだ。あれからずっと持っている。髪はロケットに入れてある。音楽が入った奴はいつも聞いているから、簪が入っている、反対側のポケットに入っている。
「そろそろ父上の元へ行かないとな」
そうつぶやいてから自分の部屋を出て、父上の執務室をノックした。
「ジルドレッドです」
「入れ」
俺は部屋に足を踏み入れる。そこには父上と宰相がいた。手には令嬢の絵らしきものがあった。
「息子よ。そろそろ婚約者を決めるが良い。ここに婚約者候補の絵が……」
「嫌です」
父上の言葉を遮るように言う。婚約者の話。普通王子たるものそろそろ婚約者を決めないといけない。昔リナに読ませてもらっていた恋愛物もラノベの王子が婚約していないということは現実ではありえないだろう?別に10歳での婚約は早いわけではない。むしろ少し遅いほどだ。
「なぜだ?」
父上は少し眉間に皺を寄せる。俺が断るとは思っても見なかったのだろう。今までではそうゆうことに興味を見せなかったから、誰でも良いと思ったのだろう。
「それは惚れた女性がいるので。私は婚約いたしません。いつか、会う約束もしました。いつかはわかりませんが、もしもの時は弟にでも継がせればいいと思うので」
俺は考えた。婚約者を決めろと言われたのは日記を書いたときの年に言われてからずっと。いつか決めなければならないリナの顔を思い浮かべると胸が苦しくなり、会いたくなる。この気持ちがなんなのかは分からなかった。そして考えて、考えて、この気持ちが恋だと気づいた。
「惚れた…?」
「はい。なので私はその女性以外で結婚も、愛すつもりもありせん。それができないのなら王位継承を破棄させていただきます」
「な!」
宰相から声が上がる。俺がそんなことを言うとは思いもよらなかったのだろう。宰相はある意味ナルシスト気味だからな。思ったことと違くて意外なだけだろう。
「そこまで本気…ということか……いいだろう。かくいう私も恋愛結婚に近いからな。さすが私の息子だな。応援するぞ」
え?許された?こんなあっさり?ていうか応援?
「顔に出ているぞ。私はただ、その決意に昔の自分を重ねたまでよ。ジルドレット。戻っていい」
「は、はい。では失礼します」
以外とあっさりだった。結構覚悟したんだけどな。
リナ。また次会った時はこの思い、君に告げるよ。もう、鮮明じゃないけど、朧げだけど、俺が唯一愛する人。姿形が変わろうと、俺自身が君の姿を忘れたとしても、この気持ちは本物だから。
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