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54 近衛騎士団暗部
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「何だってんだよ!くそ!」
朝も早くから、騎士団詰所は荒れている。
団長から暗部に推薦人員を一名増やす旨が伝えられる。が、団員にとっては寝耳に水だ。
暗部に入るにはそれはそれは大変なのだ。貴族であろうが何であろうが、ほぼ実力が伴わなければ候補の時点で落とされる。
名のある貴族の推薦であろうと、騎士団入団の上、暗部候補生として下積みを積むのを徹底している。
なので、今回伝えられた団長の通達は今迄の慣習を蹴飛ばす内容であって、散々血の出るような努力をした者たちにとっておいそれと従えるはずもなかった。
荒れているのはバートも同じである。
貴族でも無い自分がここまで来たのは、流石に運もあったろうがそれを凌駕する努力を惜しみ無くして来たからだ。
「はあ?」
が、第一声である。
タンチラードに帰城後、割り当てられた所用を終えて帰ってくれば、残っている暗部団員は荒れている。
「どう言う事だよ、それ?」
「上からの命だ。絶対に使えるから、次に出るまでに動けるようにしておけだと。」
一足先に次の遠征準備から詰所に戻ってきたガイも団長から話を聞いていたようだ。
「会ったか?」
「いや、準備が整い次第こっちに向かわせるとさ。」
余り、熱くなることが無いガイらしい。興味なさそうに言っているが、動けるようにしておけと言うのは自分達に指導しろと言うことだろう。
「おいおい、本気かよ。」
ゴアラ潜入にまで一緒に行け?北西部に拠点もあるから、内情や潜入手順が今すぐ分からなくてもまぁおいおい知っていけばいいし、その位の時間はあるだろう。
だが、暗部メンバーはそれぞれお互いをカバーし合う位信頼しあっている。それ位長い間一緒に研磨してきたんだ。
ポッと出の新人にその時間分のカバーなんて出来るわけがない。少しの躊躇が命取りになる事もある。
「ちっ何処のどいつだよ。使えねぇボンボンだったら叩き切って追い出してやる。」
暗部は暗部としての矜恃がある。少々荒くなってしまっても致し方ないのであった。
ガインッ ダン!
「はっ嘘だろ。」
本日3人目の暗部団員が崩される。
鍛錬場にいるのは詰所にいた暗部団員5人にダッフル、推薦人員と言う若者だ。まだ成人していないと言うから余計に納得がいかない。
ダッフルが詰所に連れてきた時点で、「表に出ろ!こらぁ。」と掴みかからん勢いで引きずられ、否応もなしに鍛錬場に連れてこられたのである。
得物を渡されルール無しの腕試しが始まった。ダッフルも団長として見てはいるが、手出し無用と固く仰せつかっている為傍観あるのみだ。
その結果今正に暗部団員3人が立て続けに沈められて行く。腕力があるパワーで押し切るタイプではなく、相手を油断させ隙を突く頭脳派的な戦い方をする。剣は防いでいたようだが何発かは拳も入っていたし、蹴りも受け止めていた。なのに見る限り動きに影響は出ていない。
流石に息は上がっているようだがダメージが入っている様には見えないのである。
「へぇ、剣は使えそうかな。」
ガイはかなりの剣豪の部類。肩に木剣を担いで進み出る。
「細かい所はいい。お前の剣が見たい。細工はするなよ。」
既に3人相手にしているのだから大目に見れば良いものを暗部には思いやりという言葉は無いらしい。
ガイの奴、本気だなありゃ。
ガン、ガン、ガン
何撃目の打ち合いかもう数えていないが、初めの数撃でガイの目つきが変わる。完全に得物を狩る時の目付きだ。殺気すら感じられる様になる。
ガイの剣撃のスピードは物凄く速いのだ。そして重い。受け一方の試合はごめん被りたい相手だ。
けど、若者は何撃かを入れ返している。その太刀筋に覚えがあった。
けど、まさか、おいまさか、嫌な事に気が付いてしまうバートである。
気が付かなかった方が絶対に良かったのに。ちらりとダッフルを見やる。目があったのに晒しやがった、素知らぬ振りだ。どうなってると問い詰めたいが、まあ、ガイが暴走する前に止めてこよう。意外と荒ごとには冷静に対処するバートである。
「おい、ガイ。替われ。」
「は?邪魔するなよ?」
まだまだやる気である。
はぁ~~~~っと盛大にため息を吐いてガイの首根っこをがっしりと掴む。
「いいから、替われ!」
普段、主にどんな喧嘩が勃発しようとも殆ど声を荒げないバートが怒鳴る。
殺気まで纏っていたガイも驚いたのか、剣を収めた。
「どうなってるのか分からんが、思い切り行く。しっかり受け身は取れよ。」
諦めた様にため息を吐いて、バートが構える。
バチィ、バチィ、バチバチ
相手の返答も聞かず、得意の電撃を剣に乗せる。
「うわっ。」
「バカか!」
既に崩れ倒されていた仲間達から盛大に悪態をつかれるが、我関せずだ。
思い切り電撃をくらわせた後、容赦なく腹に蹴りを叩き込む。若者は剣撃を受け流すのに後ろに重心が移っていた為容赦なく後方へ吹き飛ばされて行く。
「やりやがった!」
「殺したのか?」
触れただけでも大火傷の雷撃を真面に受けた後に腹に一撃の内臓損傷コースだ、怒りに任せてバートが暴挙に出た様にしか見えない。
優に数メートルは吹き飛ばされて転がり伏した若者に皆が注目する。
が、パンパン、と既に立ち上がり服に付いた砂を手で払っている。
隊員の開いた口は塞がらず、ただ呆然と見ているしか出来ないでいた。
あーあ、こりゃ上へは報告できんな、とダッフルに向かって不敵な笑みを見せているバートに対し、苦虫を潰した様な顔を返すダッフルであった。
朝も早くから、騎士団詰所は荒れている。
団長から暗部に推薦人員を一名増やす旨が伝えられる。が、団員にとっては寝耳に水だ。
暗部に入るにはそれはそれは大変なのだ。貴族であろうが何であろうが、ほぼ実力が伴わなければ候補の時点で落とされる。
名のある貴族の推薦であろうと、騎士団入団の上、暗部候補生として下積みを積むのを徹底している。
なので、今回伝えられた団長の通達は今迄の慣習を蹴飛ばす内容であって、散々血の出るような努力をした者たちにとっておいそれと従えるはずもなかった。
荒れているのはバートも同じである。
貴族でも無い自分がここまで来たのは、流石に運もあったろうがそれを凌駕する努力を惜しみ無くして来たからだ。
「はあ?」
が、第一声である。
タンチラードに帰城後、割り当てられた所用を終えて帰ってくれば、残っている暗部団員は荒れている。
「どう言う事だよ、それ?」
「上からの命だ。絶対に使えるから、次に出るまでに動けるようにしておけだと。」
一足先に次の遠征準備から詰所に戻ってきたガイも団長から話を聞いていたようだ。
「会ったか?」
「いや、準備が整い次第こっちに向かわせるとさ。」
余り、熱くなることが無いガイらしい。興味なさそうに言っているが、動けるようにしておけと言うのは自分達に指導しろと言うことだろう。
「おいおい、本気かよ。」
ゴアラ潜入にまで一緒に行け?北西部に拠点もあるから、内情や潜入手順が今すぐ分からなくてもまぁおいおい知っていけばいいし、その位の時間はあるだろう。
だが、暗部メンバーはそれぞれお互いをカバーし合う位信頼しあっている。それ位長い間一緒に研磨してきたんだ。
ポッと出の新人にその時間分のカバーなんて出来るわけがない。少しの躊躇が命取りになる事もある。
「ちっ何処のどいつだよ。使えねぇボンボンだったら叩き切って追い出してやる。」
暗部は暗部としての矜恃がある。少々荒くなってしまっても致し方ないのであった。
ガインッ ダン!
「はっ嘘だろ。」
本日3人目の暗部団員が崩される。
鍛錬場にいるのは詰所にいた暗部団員5人にダッフル、推薦人員と言う若者だ。まだ成人していないと言うから余計に納得がいかない。
ダッフルが詰所に連れてきた時点で、「表に出ろ!こらぁ。」と掴みかからん勢いで引きずられ、否応もなしに鍛錬場に連れてこられたのである。
得物を渡されルール無しの腕試しが始まった。ダッフルも団長として見てはいるが、手出し無用と固く仰せつかっている為傍観あるのみだ。
その結果今正に暗部団員3人が立て続けに沈められて行く。腕力があるパワーで押し切るタイプではなく、相手を油断させ隙を突く頭脳派的な戦い方をする。剣は防いでいたようだが何発かは拳も入っていたし、蹴りも受け止めていた。なのに見る限り動きに影響は出ていない。
流石に息は上がっているようだがダメージが入っている様には見えないのである。
「へぇ、剣は使えそうかな。」
ガイはかなりの剣豪の部類。肩に木剣を担いで進み出る。
「細かい所はいい。お前の剣が見たい。細工はするなよ。」
既に3人相手にしているのだから大目に見れば良いものを暗部には思いやりという言葉は無いらしい。
ガイの奴、本気だなありゃ。
ガン、ガン、ガン
何撃目の打ち合いかもう数えていないが、初めの数撃でガイの目つきが変わる。完全に得物を狩る時の目付きだ。殺気すら感じられる様になる。
ガイの剣撃のスピードは物凄く速いのだ。そして重い。受け一方の試合はごめん被りたい相手だ。
けど、若者は何撃かを入れ返している。その太刀筋に覚えがあった。
けど、まさか、おいまさか、嫌な事に気が付いてしまうバートである。
気が付かなかった方が絶対に良かったのに。ちらりとダッフルを見やる。目があったのに晒しやがった、素知らぬ振りだ。どうなってると問い詰めたいが、まあ、ガイが暴走する前に止めてこよう。意外と荒ごとには冷静に対処するバートである。
「おい、ガイ。替われ。」
「は?邪魔するなよ?」
まだまだやる気である。
はぁ~~~~っと盛大にため息を吐いてガイの首根っこをがっしりと掴む。
「いいから、替われ!」
普段、主にどんな喧嘩が勃発しようとも殆ど声を荒げないバートが怒鳴る。
殺気まで纏っていたガイも驚いたのか、剣を収めた。
「どうなってるのか分からんが、思い切り行く。しっかり受け身は取れよ。」
諦めた様にため息を吐いて、バートが構える。
バチィ、バチィ、バチバチ
相手の返答も聞かず、得意の電撃を剣に乗せる。
「うわっ。」
「バカか!」
既に崩れ倒されていた仲間達から盛大に悪態をつかれるが、我関せずだ。
思い切り電撃をくらわせた後、容赦なく腹に蹴りを叩き込む。若者は剣撃を受け流すのに後ろに重心が移っていた為容赦なく後方へ吹き飛ばされて行く。
「やりやがった!」
「殺したのか?」
触れただけでも大火傷の雷撃を真面に受けた後に腹に一撃の内臓損傷コースだ、怒りに任せてバートが暴挙に出た様にしか見えない。
優に数メートルは吹き飛ばされて転がり伏した若者に皆が注目する。
が、パンパン、と既に立ち上がり服に付いた砂を手で払っている。
隊員の開いた口は塞がらず、ただ呆然と見ているしか出来ないでいた。
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