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4.悪役令嬢、土地を奪い取る
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ルリアが追放されて数年後、ある知らせが舞い込む。
「今、何と?」
「ですから、新しい国バシレイア帝国が出来ました」
「ルドガー大陸に?」
「ええ、史上最大の都市で交易路もあります」
「あそこは各国が共同で使用している罪人追放地だぞ⁉︎」
「ですが、それは暗黙の了解のようなもので実際のルドガー大陸は誰の物でもありません」
あんぐりと口を開き絶句するアリオン。ルリアを断罪し、ルドガー大陸に追放した1人である。
ルリアがいなくなってから何故か経済の周りが悪くなり、国はデフレ(※デフレーションの略。物が売れないこと)に苦しんでいた。そこにもう一つ最悪な情報が流れ込んできた。
「それからもう一つ、真実をお話しさせていただきます。僕の元義姉ですが、断罪の場で読まれた罪はほとんど犯しておりません。完全なる濡れ衣です」
「は⁉︎ だ、だがマリアはルリアに虐められたと……」
「身嗜みや作法で注意は受けておりましたがイジメなどは確認されておりません。こちらを見てもらえれば分かるかと」
差し出された資料に目を通した王子ルドルフの表情はどんどん険しくなっていく。
「ルリアを追放した後にこの建国……もしやルリアが⁉︎」
「そ、それならば最近商人が減っているの原因も私たちへの報復なのでは⁉︎」
静かに全てを話していくユーリに断罪をしたメンバー達が青ざめていく。その様子を見ながらユーリは高笑いしている姉の幻影を見た。
『うふふふふ、やってるかやってないかなんて、ちゃんと調べれば分かるはずよ? それで間違った判決をしたなら責任を取る必要があると思わなくて?』
あれは絶対調べないの分かってて言ったな‼︎ ユーリはこれから起こるであろう未来を予想し、顔を顰めるのだった。
「今、何と?」
「ですから、新しい国バシレイア帝国が出来ました」
「ルドガー大陸に?」
「ええ、史上最大の都市で交易路もあります」
「あそこは各国が共同で使用している罪人追放地だぞ⁉︎」
「ですが、それは暗黙の了解のようなもので実際のルドガー大陸は誰の物でもありません」
あんぐりと口を開き絶句するアリオン。ルリアを断罪し、ルドガー大陸に追放した1人である。
ルリアがいなくなってから何故か経済の周りが悪くなり、国はデフレ(※デフレーションの略。物が売れないこと)に苦しんでいた。そこにもう一つ最悪な情報が流れ込んできた。
「それからもう一つ、真実をお話しさせていただきます。僕の元義姉ですが、断罪の場で読まれた罪はほとんど犯しておりません。完全なる濡れ衣です」
「は⁉︎ だ、だがマリアはルリアに虐められたと……」
「身嗜みや作法で注意は受けておりましたがイジメなどは確認されておりません。こちらを見てもらえれば分かるかと」
差し出された資料に目を通した王子ルドルフの表情はどんどん険しくなっていく。
「ルリアを追放した後にこの建国……もしやルリアが⁉︎」
「そ、それならば最近商人が減っているの原因も私たちへの報復なのでは⁉︎」
静かに全てを話していくユーリに断罪をしたメンバー達が青ざめていく。その様子を見ながらユーリは高笑いしている姉の幻影を見た。
『うふふふふ、やってるかやってないかなんて、ちゃんと調べれば分かるはずよ? それで間違った判決をしたなら責任を取る必要があると思わなくて?』
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