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3.悪役令嬢の過去、未来視の本との出会い
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ルリアには特別な本があった。これから起こる未来が書かれている本である。それを見つけたルリアは自分の未来を知り、歓喜した。
「この窮屈な生活から逃れられるのね‼︎」
ーーと。
そして出来るだけ本の内容通りに事を進めた。例えばユーリとマリアを意図的に引き合わせてみたり、王子達に引き合わせてみたり……
その一方で天才ルリアは自分が連れて行かれる予定であるルドガー大陸の開発も秘密裏に進めておいた。未来の本には様々な情報が載っていたのだ。
「えーっと、水は川でなくても地下を掘れば出てくる可能性がある……水脈があるかもって事ね! それから、食料だけど……あそこの大陸が使えるようになったら隣国との取引も夢じゃないわ! そうね、拠点をつくって道路? とやらを作りましょう! 後は会社ね。お金がなかったら意味がないもの‼︎ 株式? と言う仕組みは面白そうね!それでやってみましょう」
とまぁこんな感じで、ルリアは様々な事業に手を出した。その過程で、何度か失敗し大損害を被ったこともあったが、最終的に大成功したのだった。
そして、それがバレないように巧妙に情報を隠した。王子達も枯れた土地だと思っているルドガー大陸をわざわざ調べようともしなかったのが功を成し、今回の追放に至ったのであった。
余談ではあるがルリアの父親と母親は全く自分達の子供に興味がなかった。ルリアは勿論、後継ぎのためにと養子に取ったユーリでさえも全く様子を見ようとしていなかったのである。
そのくせ他人からの評価をいつも気にしていたため、社交界では仲のいい家族を演じることもしばしば。お金にも目がなく、ルリアの婚約も膨大な量の報酬が支払われることから決めたものだった。要するにクズだったのである。よってルリアが罪に問われた時もなにもせず、自分達は娘に騙された可哀想な両親……と言うふうに被害者ぶり、最終的には縁まで切ってしまったのであった。
「この窮屈な生活から逃れられるのね‼︎」
ーーと。
そして出来るだけ本の内容通りに事を進めた。例えばユーリとマリアを意図的に引き合わせてみたり、王子達に引き合わせてみたり……
その一方で天才ルリアは自分が連れて行かれる予定であるルドガー大陸の開発も秘密裏に進めておいた。未来の本には様々な情報が載っていたのだ。
「えーっと、水は川でなくても地下を掘れば出てくる可能性がある……水脈があるかもって事ね! それから、食料だけど……あそこの大陸が使えるようになったら隣国との取引も夢じゃないわ! そうね、拠点をつくって道路? とやらを作りましょう! 後は会社ね。お金がなかったら意味がないもの‼︎ 株式? と言う仕組みは面白そうね!それでやってみましょう」
とまぁこんな感じで、ルリアは様々な事業に手を出した。その過程で、何度か失敗し大損害を被ったこともあったが、最終的に大成功したのだった。
そして、それがバレないように巧妙に情報を隠した。王子達も枯れた土地だと思っているルドガー大陸をわざわざ調べようともしなかったのが功を成し、今回の追放に至ったのであった。
余談ではあるがルリアの父親と母親は全く自分達の子供に興味がなかった。ルリアは勿論、後継ぎのためにと養子に取ったユーリでさえも全く様子を見ようとしていなかったのである。
そのくせ他人からの評価をいつも気にしていたため、社交界では仲のいい家族を演じることもしばしば。お金にも目がなく、ルリアの婚約も膨大な量の報酬が支払われることから決めたものだった。要するにクズだったのである。よってルリアが罪に問われた時もなにもせず、自分達は娘に騙された可哀想な両親……と言うふうに被害者ぶり、最終的には縁まで切ってしまったのであった。
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