51 / 227
第四章 旅と戦闘
第五十一話 老騎士の憂鬱
しおりを挟む
マスタングはミグルンへ戻る為に草原を爆走している。
まだ陽が昇っているのでヘッドライトの点灯も不要であり、天気良し視界良しなので可能な限りアクセルは踏みっぱなしである。
イズミもさっさと戻って武器のメンテナンスや、マスタングの魔力補給に時間を取りたいと思っていた。
燃料計を見ると、現時点で半分といったところである。
「マスター、現在の速度では日没までに到着出来ません。もう少し加速して下さい」
マスタングは基本的に戦闘時以外は、イズミに運転を任せている。
速いのも遅いのも、全てイズミの実力次第なのだ。
そして、マスタングは運転して貰う事が…走る事が喜びでもあるのだ。
「マジか。御二人さん、少しばっかし飛ばしてくから、間違って自分の舌を噛まないでくれよな」
イズミはステアリングを握り直すと、アクセルを更に踏み込んだ。
先程までよりエンジンの唸りが大きく聞こえだした。
元いた世界でも聴き惚れたV8エンジンの奏でるサウンドは、異世界に来て燃料がガソリンから魔力に変わった今も健在だ。
マスタングが轟音を響かせて、草原を移動する馬車の列や冒険者達に迷惑をかけないように距離取りつつ、しかし圧倒的な速度で駆け抜けて行った。
「おい、着いたぞ」
ちゃんと日没前にミグルンに到着したイズミが、助手席に座る男に声をかけた。
意識を失っているのか、声掛けだけでは反応が無いので身体を揺らして起きてもらった。
「てっきり俺は死ぬんだと思ってた」
開口一番これである。
想像を超えた速度や車の揺れ、V8エンジンの咆哮その全てが衝撃的だったのだろう。
「言った通り日没までに到着したんだ。ギルドへの報告は頼むぜ」
イズミはまだふらついている男に改めてゴブリン討伐の報告を頼んだ。
「ちゃんと報告するさ。それが仕事だからな…そうだ、お二人さんの名前は?流石に討伐者は匿名を希望、とは報告出来ない」
全て自分達の手柄で良いと言っているのに、あくまでも仕事なので正確な報告をすると言う男だった。
イズミは一度カレンへと目をやってから、別れの挨拶がてら答えた。
「無宿者のイズミと、冒険者仮登録のカレンだ。縁があればまた会おう」
「俺はブルームってんだ。パーティーの仲間も自己紹介出来てなかったなぁ。ま、また何処かで会えるだろ!またな!」
斥候の男、ブルームは冒険者ギルドの建物がある方角へと走って行った。
騎士隊の宿舎に戻ると、日没間近だからか分からないが妙に活気があるように感じた。
先日マスタングを駐車した場所へ進むと、見るからに偉い立場なのだろう老騎士が立っていた。
マスタングを停車して、ゆっくりと降りつつ騎士を観察する。
背は2メートルはありそうだ。
銀髪か白髪で髭まで白い。
顔の彫りは深く、目は鷹の様に鋭いように感じる。
甲冑もしっかり手入れが行き届いているが、幾多もの戦闘を物語る傷が残っていた。
剣は背中に背負うタイプの大剣だ。
イズミは一目見て、かなりの強者だと推察した。
「貴殿がイズミかね?」
マスタングのドアを閉めたイズミに声をかける老騎士。
「はい。そうですが…」
落ち着いた説得力のあるような、重みのある声だった。
イズミは老騎士の目を見て答えた。
「私は騎士隊総隊長補佐役のヴァーランデルと申します。この度は騎士隊の者が無礼を働き、大変申し訳無い」
丁寧な挨拶と謝罪に呆気にとられていると、老騎士は詳しい話を続ける。
「件の男はある公爵家の三男坊でな。御父上の影響もあってか、騎士隊でも好き放題していてな」
老騎士がイズミに近付く。
「本部の許可無くイズミ殿に近付き、負傷したとの報告を受けたので来たのだが…詳細を聞くと三男坊をゴブリンの巣に放り込んだと言うではないか!」
老騎士は大笑いしていた。
他の騎士達を目だけで追うと、動きも表情も緊張で硬いように見える。
「詳細はゴブリンの巣を調査していた冒険者パーティーからの報告が、ギルド経由にて届くのかと存じますが」
イズミはあの坊やの活躍をそんなに見ていた訳では無いので、どう上手く伝えようかと考えていた。
「あやつに騎士としての剣の才能は無かったからな…良くて5から6体といったところか…で、どう負傷したのかだけは、イズミ殿の口から直接聞きたいのだが、良いかね?」
口調は明るいが、疑いも残っていると言ったところか。
あの坊やがまだ負傷の理由を話していないのか。
「…ゴブリン討伐後、フォレストオーガが1体現れました。彼は剣を捨てて逃げ出した所でオーガに追われ叩き飛ばされました」
そう話すと、騎士達に動揺の声が上がった。
「私と相棒のカレンの2人でフォレストオーガに重症を負わせましたが、その直後に彼が私の魔道具を奪い取り、それでとどめを刺そうとしたのです」
この老騎士に隠し事はマズいと判断して、ゆっくりとマグナムを取り出した。
「これがその魔道具なのですが、使用には回数制限があります。彼はそれを知らずに奪い取り、フォレストオーガに近付いて攻撃を」
そこまで言うと老騎士が口を開いた。
「使えない状態の魔道具とも知らずにイズミ殿から奪い取り、フォレストオーガへ近付いた結果噛まれた」
老騎士が大きな溜め息をついた。
「そうなります」
イズミはマグナムをゆっくりとホルスターに仕舞うと、小さく肩を竦めた。
「それを報告するのは、いささか気が滅入りますな」
老騎士は肩を落とす。
役職に就く者の宿命に、憂鬱と言う事がイズミの頭を過った。
まだ陽が昇っているのでヘッドライトの点灯も不要であり、天気良し視界良しなので可能な限りアクセルは踏みっぱなしである。
イズミもさっさと戻って武器のメンテナンスや、マスタングの魔力補給に時間を取りたいと思っていた。
燃料計を見ると、現時点で半分といったところである。
「マスター、現在の速度では日没までに到着出来ません。もう少し加速して下さい」
マスタングは基本的に戦闘時以外は、イズミに運転を任せている。
速いのも遅いのも、全てイズミの実力次第なのだ。
そして、マスタングは運転して貰う事が…走る事が喜びでもあるのだ。
「マジか。御二人さん、少しばっかし飛ばしてくから、間違って自分の舌を噛まないでくれよな」
イズミはステアリングを握り直すと、アクセルを更に踏み込んだ。
先程までよりエンジンの唸りが大きく聞こえだした。
元いた世界でも聴き惚れたV8エンジンの奏でるサウンドは、異世界に来て燃料がガソリンから魔力に変わった今も健在だ。
マスタングが轟音を響かせて、草原を移動する馬車の列や冒険者達に迷惑をかけないように距離取りつつ、しかし圧倒的な速度で駆け抜けて行った。
「おい、着いたぞ」
ちゃんと日没前にミグルンに到着したイズミが、助手席に座る男に声をかけた。
意識を失っているのか、声掛けだけでは反応が無いので身体を揺らして起きてもらった。
「てっきり俺は死ぬんだと思ってた」
開口一番これである。
想像を超えた速度や車の揺れ、V8エンジンの咆哮その全てが衝撃的だったのだろう。
「言った通り日没までに到着したんだ。ギルドへの報告は頼むぜ」
イズミはまだふらついている男に改めてゴブリン討伐の報告を頼んだ。
「ちゃんと報告するさ。それが仕事だからな…そうだ、お二人さんの名前は?流石に討伐者は匿名を希望、とは報告出来ない」
全て自分達の手柄で良いと言っているのに、あくまでも仕事なので正確な報告をすると言う男だった。
イズミは一度カレンへと目をやってから、別れの挨拶がてら答えた。
「無宿者のイズミと、冒険者仮登録のカレンだ。縁があればまた会おう」
「俺はブルームってんだ。パーティーの仲間も自己紹介出来てなかったなぁ。ま、また何処かで会えるだろ!またな!」
斥候の男、ブルームは冒険者ギルドの建物がある方角へと走って行った。
騎士隊の宿舎に戻ると、日没間近だからか分からないが妙に活気があるように感じた。
先日マスタングを駐車した場所へ進むと、見るからに偉い立場なのだろう老騎士が立っていた。
マスタングを停車して、ゆっくりと降りつつ騎士を観察する。
背は2メートルはありそうだ。
銀髪か白髪で髭まで白い。
顔の彫りは深く、目は鷹の様に鋭いように感じる。
甲冑もしっかり手入れが行き届いているが、幾多もの戦闘を物語る傷が残っていた。
剣は背中に背負うタイプの大剣だ。
イズミは一目見て、かなりの強者だと推察した。
「貴殿がイズミかね?」
マスタングのドアを閉めたイズミに声をかける老騎士。
「はい。そうですが…」
落ち着いた説得力のあるような、重みのある声だった。
イズミは老騎士の目を見て答えた。
「私は騎士隊総隊長補佐役のヴァーランデルと申します。この度は騎士隊の者が無礼を働き、大変申し訳無い」
丁寧な挨拶と謝罪に呆気にとられていると、老騎士は詳しい話を続ける。
「件の男はある公爵家の三男坊でな。御父上の影響もあってか、騎士隊でも好き放題していてな」
老騎士がイズミに近付く。
「本部の許可無くイズミ殿に近付き、負傷したとの報告を受けたので来たのだが…詳細を聞くと三男坊をゴブリンの巣に放り込んだと言うではないか!」
老騎士は大笑いしていた。
他の騎士達を目だけで追うと、動きも表情も緊張で硬いように見える。
「詳細はゴブリンの巣を調査していた冒険者パーティーからの報告が、ギルド経由にて届くのかと存じますが」
イズミはあの坊やの活躍をそんなに見ていた訳では無いので、どう上手く伝えようかと考えていた。
「あやつに騎士としての剣の才能は無かったからな…良くて5から6体といったところか…で、どう負傷したのかだけは、イズミ殿の口から直接聞きたいのだが、良いかね?」
口調は明るいが、疑いも残っていると言ったところか。
あの坊やがまだ負傷の理由を話していないのか。
「…ゴブリン討伐後、フォレストオーガが1体現れました。彼は剣を捨てて逃げ出した所でオーガに追われ叩き飛ばされました」
そう話すと、騎士達に動揺の声が上がった。
「私と相棒のカレンの2人でフォレストオーガに重症を負わせましたが、その直後に彼が私の魔道具を奪い取り、それでとどめを刺そうとしたのです」
この老騎士に隠し事はマズいと判断して、ゆっくりとマグナムを取り出した。
「これがその魔道具なのですが、使用には回数制限があります。彼はそれを知らずに奪い取り、フォレストオーガに近付いて攻撃を」
そこまで言うと老騎士が口を開いた。
「使えない状態の魔道具とも知らずにイズミ殿から奪い取り、フォレストオーガへ近付いた結果噛まれた」
老騎士が大きな溜め息をついた。
「そうなります」
イズミはマグナムをゆっくりとホルスターに仕舞うと、小さく肩を竦めた。
「それを報告するのは、いささか気が滅入りますな」
老騎士は肩を落とす。
役職に就く者の宿命に、憂鬱と言う事がイズミの頭を過った。
25
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最強スキルで無双したからって、美女達によってこられても迷惑なだけなのだが……。冥府王は普通目指して今日も無双する
覧都
ファンタジー
男は四人の魔王を倒し力の回復と傷ついた体を治す為に魔法で眠りについた。
三十四年の後、完全回復をした男は、配下の大魔女マリーに眠りの世界から魔法により連れ戻される。
三十四年間ずっと見ていたの夢の中では、ノコと言う名前で貧相で虚弱体質のさえない日本人として生活していた。
目覚めた男はマリーに、このさえない男ノコに姿を変えてもらう。
それはノコに自分の世界で、人生を満喫してもらおうと思ったからだ。
この世界でノコは世界最強のスキルを持っていた。
同時に四人の魔王を倒せるほどのスキル<冥府の王>
このスキルはゾンビやゴーストを自由に使役するスキルであり、世界中をゾンビだらけに出来るスキルだ。
だがノコの目標はゾンビだらけにすることでは無い。
彼女いない歴イコール年齢のノコに普通の彼女を作ることであった。
だがノコに近づいて来るのは、大賢者やお姫様、ドラゴンなどの普通じゃない美女ばかりでした。
果たして普通の彼女など出来るのでしょうか。
普通で平凡な幸せな生活をしたいと思うノコに、そんな平凡な日々がやって来ないという物語です。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる