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四章 キスがしたい十五歳
25.母上の従弟のヴィリアム殿
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ロヴィーサ嬢は僕より年上で、分別があって控えめで、それでいて言うべきときにははっきりとものを言う女性だ。
料理が得意で、身の回りのことは自分でできて、モンスターを狩ることもできる。巨大なモンスターもロヴィーサ嬢にかかればすぐに狩られてしまう。
性格は穏やかで、恥ずかしがり屋だが、僕の話をきちんと聞いてくれて、アクセリやアンニーナ嬢が幼かったときにも分け隔てなく接し、アンニーナ嬢とアクセリに貴族の行儀作法を教え込んだ。
どこからどう見ても完璧な婚約者だ。
父上もヒルダ姉上もエリアス兄上もエルランド兄上も、ダミアーン伯父上も魔族の国のお祖父様もお祖母様もみんな、ロヴィーサ嬢を僕の婚約者として認めている。
僕とロヴィーサ嬢は祝福されたカップルだった。
婚約式も終えている僕とロヴィーサ嬢の仲に誰も入って来られないと僕は思っていたのだ。
春の日に僕とロヴィーサ嬢は春の王城の庭を仲良く散歩していた。
ひらひらと落ちて来る桜の花びらを、地面に落ちる前にキャッチしたくて、僕は必死になっていた。
「桜の花びらが地面に落ちる前に拾うことができれば、幸運になると言われているのですよ」
「それならば、わたくしもやってみましょうか」
ロヴィーサ嬢が桜の花びらを追い駆ける。ひらひらとどこに行くか分からない花びらを、ものすごい速さで横から腕を振って掴んでしまった。
白いドレスの裾が春の風に翻って、ロヴィーサ嬢の手がそれを押さえる。
「エド殿下、取れました」
「僕はまだです。もう少し待ってください」
「はい、お待ちしています」
ロヴィーサ嬢に待っていてもらって必死に花びらを追い駆ける僕の足元で、蕪マンドラゴラのエーメルも花びらを追い駆けている。
「びーぎゃ!」
花びらを地面に着くギリギリで捕まえたエーメルが僕に差し出している。
「そうじゃないんだよ。嬉しいけど。僕は自分で取りたいんだ」
「ぎょえ?」
「ありがとう、エーメル」
エーメルにお礼は言うが花びらは受け取らずに、僕は汗をかきながら桜の木の下を走り回っていた。
「初めまして、ナーラライネン国の王子殿下でしょうか? 私はヴィリアム・アールベック、あなたのお母上の従弟です」
やっと桜の花びらが取れそうになったところで声をかけて来たのは、長身の男性だった。色素が薄くて魔族だということはすぐに分かる。
「私はエドヴァルド・ナーラライネン。何か御用ですか? 王城に父も兄もいると思いますが」
「エドヴァルド殿下にお話があったのです」
母上の従弟だというのならば魔族の国の王族であろうし、無碍にはできないと僕は仕方なく話を聞くことにした。ロヴィーサ嬢が汗をかいて疲れている僕のために桜の木の下に敷物を敷いて座らせてくれる。
マジックポーチから水筒を出して、冷たいミントティーも差し出してくれる。
「ミントティーはいかがですか?」
「いえ、結構です。人間の飲むものは好まないので」
ここは人間の国で、隣国も人間の国。
隣国の特産品であるミントティーを、「人間の飲むもの」と言って好まないと断じるヴィリアム殿に僕は違和感を覚えていた。
「エドヴァルド殿下は、魔族の国に婿入りするべきだとは考えていませんか?」
「は?」
ヴィリアム殿の無礼な物言いに、僕の顔が歪んだのも仕方がないだろう。僕の隣りにはロヴィーサ嬢という僕の最愛の婚約者がいて、僕にミントティーを差し出してくれている。僕はミントティーを受け取って一気に飲み干してからヴィリアム殿に向き直った。
「私にはロヴィーサ嬢という父上も兄上も伯父上もお祖父様もお祖母様も認めている婚約者がいます」
「婚約は破棄できるものです。エドヴァルド殿下の年齢ならば、白い婚約でしょう?」
「白い婚約?」
意味が分からずに聞き返す僕にヴィリアム殿は意味ありげに笑っている。
「この意味も分からないようならば、間違いなく白い婚約ですね」
「どういう意味ですか。私とロヴィーサ嬢は愛し合っているのですよ」
「恋愛感情で結婚はするものではありません。国のためにするのです。王子としてのお立場をお分かりでしょう?」
「いいえ、私は好きになった方としか結婚しません。父上も兄上もそれを認めてくれています」
言い返す僕だが、ヴィリアム殿は薄ら笑いを浮かべている。
気味の悪い笑いだと僕はぞっとしてしまう。
「この国ではエドヴァルド殿下は何度も死にかけたはず。魔族であるエドヴァルド殿下はこの国では生きにくいでしょう?」
「今は健康です。ロヴィーサ嬢が魔力のこもった食材を輸入してくれて、モンスターを狩ってくれます」
「失礼ながら、それもいつまで続くのでしょう。女性は妊娠、出産するもの。その期間はエドヴァルド殿下はモンスターの肉を食べずに過ごすのですか?」
「そのときのことは、そのときに考えます。小型のモンスターならば、私も倒せるようになっているかもしれないし」
失礼なことを言って来るヴィリアム殿に僕は苛々していた。これ以上話をすると暴言を吐いてしまいそうだ。
何も知らないくせにヴィリアム殿はロヴィーサ嬢と僕を引き離そうとしている。
僕はロヴィーサ嬢を運命と思っているし、ロヴィーサ嬢以外の相手と結婚するつもりなど全くなかった。
「失礼いたします。国王陛下と先帝陛下と王弟殿下と約束をしている時間になりますので」
そっとロヴィーサ嬢がヴィリアム殿の話を遮った。確かに時間にはなっていたし、国王陛下と先帝陛下と王弟殿下、つまり、エリアス兄上と父上とエルランド兄上の名前を出されれば、ヴィリアム殿も引くしかない。
「私も国王陛下と先帝陛下とお話しておきます。エドヴァルド殿下の将来について、しっかりと」
嫌な顔で微笑むヴィリアム殿に、僕は踵を返してロヴィーサ嬢の手を取って王城に歩いて行った。
ヴィリアム殿との謁見があったのか、エリアス兄上と父上は少し遅れて王家のものだけが使う私室にやってきた。
僕はエリアス兄上と父上に訴える。
「母上の従弟だというヴィリアム殿に庭で話しかけられました。僕は魔族の国に婿入りするべきだと言われて、心外でした!」
「ヴィリアム殿はエドが小さい頃から引き取って自分の娘の婿にしようと考えていたのだ」
「父上は私たち兄弟を引き離すことはできないと断っていたのですよね」
「何度もしつこかった。ヴィリアム殿の娘は、エドの妻になる気でいるらしい」
「え!? いりません!」
本音がつい出てしまった。
「僕にはロヴィーサ嬢がいます。僕の体の心配をしてくれていたと言っていましたが、それならば、ダミアーン伯父上のように食べ物を持ってきてくれればよかったのに、それをせずに、僕を魔族の国に連れて行ってしまうだなんて、勝手な考えです」
憤慨する僕に、父上もエリアス兄上も同意してくれる。
「エドの婚約者はロヴィーサ嬢に決まっている。エドとヴィリアム殿が接触しないようにしないといけないな」
「エドは心配をしなくていいからね。私たちがしっかりと断るよ」
ヴィリアム殿は魔族の国の王族なので、地位がある分酷く断ることができない。これも貴族としての戦いだった。
「ヴィリアム殿は僕に『白い婚約』と言いました。どういう意味ですか?」
僕が父上とエリアス兄上に問いかけると、二人は回答に困っているようだった。答えられないようなことなのだろうか。
「エドがまだ子どもだから、ロヴィーサ嬢と名実ともに婚約者になっていないだろうということだよ」
「そ、そういうことかな」
父上の説明に僕は納得する。
「そうでした。僕はまだ、ロヴィーサ嬢とキスをしていないのです」
「エド殿下!?」
力強く言う僕に、ロヴィーサ嬢が真っ赤な顔になって悲鳴を上げている。
ロヴィーサ嬢を恥ずかしがらせてしまったのは申し訳ないが、僕はロヴィーサ嬢とキスをしたいし、名実ともに婚約者になりたいと思っていた。
「ちょっと違うが……まぁ、そんな感じだな」
「父上、エドに誤解を植え付けましたね!?」
「父としては、エドにはそれくらいでいて欲しいのだよ」
父上とエリアス兄上が揉めているのを、エルランド兄上とユリウス義兄上が苦笑して見ている。
父上とエリアス兄上が遠ざけてくれると言っているし、もうヴィリアム殿は僕の目の前に現れないだろう。僕はそう思っていた。
料理が得意で、身の回りのことは自分でできて、モンスターを狩ることもできる。巨大なモンスターもロヴィーサ嬢にかかればすぐに狩られてしまう。
性格は穏やかで、恥ずかしがり屋だが、僕の話をきちんと聞いてくれて、アクセリやアンニーナ嬢が幼かったときにも分け隔てなく接し、アンニーナ嬢とアクセリに貴族の行儀作法を教え込んだ。
どこからどう見ても完璧な婚約者だ。
父上もヒルダ姉上もエリアス兄上もエルランド兄上も、ダミアーン伯父上も魔族の国のお祖父様もお祖母様もみんな、ロヴィーサ嬢を僕の婚約者として認めている。
僕とロヴィーサ嬢は祝福されたカップルだった。
婚約式も終えている僕とロヴィーサ嬢の仲に誰も入って来られないと僕は思っていたのだ。
春の日に僕とロヴィーサ嬢は春の王城の庭を仲良く散歩していた。
ひらひらと落ちて来る桜の花びらを、地面に落ちる前にキャッチしたくて、僕は必死になっていた。
「桜の花びらが地面に落ちる前に拾うことができれば、幸運になると言われているのですよ」
「それならば、わたくしもやってみましょうか」
ロヴィーサ嬢が桜の花びらを追い駆ける。ひらひらとどこに行くか分からない花びらを、ものすごい速さで横から腕を振って掴んでしまった。
白いドレスの裾が春の風に翻って、ロヴィーサ嬢の手がそれを押さえる。
「エド殿下、取れました」
「僕はまだです。もう少し待ってください」
「はい、お待ちしています」
ロヴィーサ嬢に待っていてもらって必死に花びらを追い駆ける僕の足元で、蕪マンドラゴラのエーメルも花びらを追い駆けている。
「びーぎゃ!」
花びらを地面に着くギリギリで捕まえたエーメルが僕に差し出している。
「そうじゃないんだよ。嬉しいけど。僕は自分で取りたいんだ」
「ぎょえ?」
「ありがとう、エーメル」
エーメルにお礼は言うが花びらは受け取らずに、僕は汗をかきながら桜の木の下を走り回っていた。
「初めまして、ナーラライネン国の王子殿下でしょうか? 私はヴィリアム・アールベック、あなたのお母上の従弟です」
やっと桜の花びらが取れそうになったところで声をかけて来たのは、長身の男性だった。色素が薄くて魔族だということはすぐに分かる。
「私はエドヴァルド・ナーラライネン。何か御用ですか? 王城に父も兄もいると思いますが」
「エドヴァルド殿下にお話があったのです」
母上の従弟だというのならば魔族の国の王族であろうし、無碍にはできないと僕は仕方なく話を聞くことにした。ロヴィーサ嬢が汗をかいて疲れている僕のために桜の木の下に敷物を敷いて座らせてくれる。
マジックポーチから水筒を出して、冷たいミントティーも差し出してくれる。
「ミントティーはいかがですか?」
「いえ、結構です。人間の飲むものは好まないので」
ここは人間の国で、隣国も人間の国。
隣国の特産品であるミントティーを、「人間の飲むもの」と言って好まないと断じるヴィリアム殿に僕は違和感を覚えていた。
「エドヴァルド殿下は、魔族の国に婿入りするべきだとは考えていませんか?」
「は?」
ヴィリアム殿の無礼な物言いに、僕の顔が歪んだのも仕方がないだろう。僕の隣りにはロヴィーサ嬢という僕の最愛の婚約者がいて、僕にミントティーを差し出してくれている。僕はミントティーを受け取って一気に飲み干してからヴィリアム殿に向き直った。
「私にはロヴィーサ嬢という父上も兄上も伯父上もお祖父様もお祖母様も認めている婚約者がいます」
「婚約は破棄できるものです。エドヴァルド殿下の年齢ならば、白い婚約でしょう?」
「白い婚約?」
意味が分からずに聞き返す僕にヴィリアム殿は意味ありげに笑っている。
「この意味も分からないようならば、間違いなく白い婚約ですね」
「どういう意味ですか。私とロヴィーサ嬢は愛し合っているのですよ」
「恋愛感情で結婚はするものではありません。国のためにするのです。王子としてのお立場をお分かりでしょう?」
「いいえ、私は好きになった方としか結婚しません。父上も兄上もそれを認めてくれています」
言い返す僕だが、ヴィリアム殿は薄ら笑いを浮かべている。
気味の悪い笑いだと僕はぞっとしてしまう。
「この国ではエドヴァルド殿下は何度も死にかけたはず。魔族であるエドヴァルド殿下はこの国では生きにくいでしょう?」
「今は健康です。ロヴィーサ嬢が魔力のこもった食材を輸入してくれて、モンスターを狩ってくれます」
「失礼ながら、それもいつまで続くのでしょう。女性は妊娠、出産するもの。その期間はエドヴァルド殿下はモンスターの肉を食べずに過ごすのですか?」
「そのときのことは、そのときに考えます。小型のモンスターならば、私も倒せるようになっているかもしれないし」
失礼なことを言って来るヴィリアム殿に僕は苛々していた。これ以上話をすると暴言を吐いてしまいそうだ。
何も知らないくせにヴィリアム殿はロヴィーサ嬢と僕を引き離そうとしている。
僕はロヴィーサ嬢を運命と思っているし、ロヴィーサ嬢以外の相手と結婚するつもりなど全くなかった。
「失礼いたします。国王陛下と先帝陛下と王弟殿下と約束をしている時間になりますので」
そっとロヴィーサ嬢がヴィリアム殿の話を遮った。確かに時間にはなっていたし、国王陛下と先帝陛下と王弟殿下、つまり、エリアス兄上と父上とエルランド兄上の名前を出されれば、ヴィリアム殿も引くしかない。
「私も国王陛下と先帝陛下とお話しておきます。エドヴァルド殿下の将来について、しっかりと」
嫌な顔で微笑むヴィリアム殿に、僕は踵を返してロヴィーサ嬢の手を取って王城に歩いて行った。
ヴィリアム殿との謁見があったのか、エリアス兄上と父上は少し遅れて王家のものだけが使う私室にやってきた。
僕はエリアス兄上と父上に訴える。
「母上の従弟だというヴィリアム殿に庭で話しかけられました。僕は魔族の国に婿入りするべきだと言われて、心外でした!」
「ヴィリアム殿はエドが小さい頃から引き取って自分の娘の婿にしようと考えていたのだ」
「父上は私たち兄弟を引き離すことはできないと断っていたのですよね」
「何度もしつこかった。ヴィリアム殿の娘は、エドの妻になる気でいるらしい」
「え!? いりません!」
本音がつい出てしまった。
「僕にはロヴィーサ嬢がいます。僕の体の心配をしてくれていたと言っていましたが、それならば、ダミアーン伯父上のように食べ物を持ってきてくれればよかったのに、それをせずに、僕を魔族の国に連れて行ってしまうだなんて、勝手な考えです」
憤慨する僕に、父上もエリアス兄上も同意してくれる。
「エドの婚約者はロヴィーサ嬢に決まっている。エドとヴィリアム殿が接触しないようにしないといけないな」
「エドは心配をしなくていいからね。私たちがしっかりと断るよ」
ヴィリアム殿は魔族の国の王族なので、地位がある分酷く断ることができない。これも貴族としての戦いだった。
「ヴィリアム殿は僕に『白い婚約』と言いました。どういう意味ですか?」
僕が父上とエリアス兄上に問いかけると、二人は回答に困っているようだった。答えられないようなことなのだろうか。
「エドがまだ子どもだから、ロヴィーサ嬢と名実ともに婚約者になっていないだろうということだよ」
「そ、そういうことかな」
父上の説明に僕は納得する。
「そうでした。僕はまだ、ロヴィーサ嬢とキスをしていないのです」
「エド殿下!?」
力強く言う僕に、ロヴィーサ嬢が真っ赤な顔になって悲鳴を上げている。
ロヴィーサ嬢を恥ずかしがらせてしまったのは申し訳ないが、僕はロヴィーサ嬢とキスをしたいし、名実ともに婚約者になりたいと思っていた。
「ちょっと違うが……まぁ、そんな感じだな」
「父上、エドに誤解を植え付けましたね!?」
「父としては、エドにはそれくらいでいて欲しいのだよ」
父上とエリアス兄上が揉めているのを、エルランド兄上とユリウス義兄上が苦笑して見ている。
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